説明

PET−MRIフュージョン映像システム

【課題】本発明はPET本体とMRI本体を一直線上に配置させることができるPET−MRIフュージョン映像システムに関するものである。
【解決手段】中央に設けられる待機室の左右両側に互いに対向してそれぞれMRI本体が収容されているMRIルームとPET本体が収容されているPETルームが区画される。PETルームから待機室までその底にはレール部が直線に延長設置され、MRIルームの底にもレール部が直線に延長設置される。上部に患者を寝かせた状態で支持する移送ユニットが待機室、MRIルーム及びPETルームのレール部に沿って移動する。待機室のレール部とMRIルームのレール部間でMRIルーム遮蔽門の開閉空間を提供し、待機室のレール部とMRIルームのレール部を選択的に連結することによって移送ユニットが待機室とMRIルーム間を往復移動することができるようにするブリッジユニットが備えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はPET−MRIフュージョン映像システムに関し、より詳細にはPET本体とMRI本体とを一直線上に配置させることができるPET−MRIフュージョン映像システムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、現代医学界では生命科学及び分子科学の発展とともに医療映像技術の発展が急速になされている。その中で最も代表的な2つの映像技術分野が同位元素を使用して人体の新陳代謝を研究する核医学映像機器である陽電子断層撮影(Positron Emission Tomography, PET)であり、もう一つは核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance, NMR)原理を用いて人体の解剖学的変化を見る現在よく知られた磁気共鳴映像(Magnetic Resonance Imaging, MRI)である。
【0003】
PETは放射性同位元素を用いて特定リガンドに結合して脳の該当領域での分子科学的変化を3次元で観察することができ、脳の作用機作を分子及び遺伝工学的な面で理解させる反面、MRIは高解像度の解剖学的な情報を提供するのはもちろん、MRIで派生した機能磁気共鳴映像(function MRI−fMRI)はPETに比べて比較的容易に神経の活性化による該当領域での酸素とこれを調節する血流の供給量を見ることができる。
【0004】
しかし、PETは脳細胞の生理学及び分子科学的な変化を見ることができるが解像度が落ち、MRIは脳の断層を撮影して解像度はよいが、遺伝子及び分子科学的な変化を見ることができない短所がある。fMRIも血流の変化を観察することはできるが、PETの機能を代替することはできない。また、PETとMRIは機能的にそして物理学的に原理が全く異なるので、これを融合することは高難度の作業であり、さらに超高解像度MRI(7.0T)は超高磁場を使用するためにPETシステムの正常な作動を妨害することがある問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような従来技術の問題を解決するためのものであり、本発明の目的はPET本体とMRI本体とを一直線上に連結し、既存装備の短所を補完して長所を組み合わせ、脳細胞の遺伝子及び分子科学的変化を超高解像度MRI3次元映像で示すことができるPET−MRIフュージョン映像システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムは、底にレール部が設けられる待機室と;MRI本体を収容して遮蔽門により待機室と区画されるように備えられ、待機室のレール部と一直線に整列されたレール部が底に設けられるMRIルームと;待機室を中心にMRIルームと対向する位置でPET本体を収容して備えられ、待機室のレール部が延びて底に設けられるPETルームと;待機室、MRIルーム及びPETルームのレール部に沿って移動し、上部に患者を横にした状態で支持するための移送ユニットと;待機室のレール部とMRIルームのレール部との間で遮蔽門の開閉空間を提供し、待機室のレール部とMRIルームのレール部とを選択的に連結して移送ユニットが待機室とMRIルームとの間を往復移動することができるようにするブリッジユニットとからなる。
【0007】
待機室のレール部とMRIルームのレール部の上面にレール部の長手方向に沿って延びる少なくとも一つのラックとガイドレールとが備えられる。移送ユニットはラックと歯合されるギアと、ギアを回転させるための駆動力を発生させる第1駆動手段と、ガイドレールに接触してガイドレールに沿って移動する複数のムービングブロックとを備える。
【0008】
移送ユニットはレール部に沿って移動する移送体と、移送体の上部に水平に回転可能に結合するシャトルテーブルと、シャトルテーブルの上面にスライディング可能に装着されるクレイドルとからなる。移送体はレール部に接触して移動する下層部と、下層部の上部を覆って昇降可能に結合する上層部とからなる。
【0009】
移送体には上層部を下層部に対して昇降させるための駆動力を発生させる第2駆動手段と、第2駆動手段の駆動力を直線運動に変換させるための第1動力変換手段と、第1動力変換手段と上層部を連結して第1動力変換手段の直線運動を昇降運動に変換させるための第2動力変換手段とが設けられる。
【0010】
第1動力変換手段は第2駆動手段により回転する駆動プーリと、下層部の底板に回転可能に設けられた従動プーリと、駆動プーリと従動プーリの外周面に巻かれるベルトと、従動プーリの中心に一端が結合して共に回転してレール部の延長方向に沿って長いリードスクリュと、リードスクリュにネジ結合してリードスクリュの回転時に直線移動するナットとを備える。
【0011】
第2動力変換手段はナットの少なくとも一側面に結合してリードスクリュと直角に水平延長される連結軸と、下端が連結軸に回転可能に結合して上端が上層部の一側に回転可能に結合する第1リンクと、第1リンクの中心部で交差結合して下端が下層部の底に回転可能に結合して上端が上層部の一側に回転可能に結合する第2リンクとを備える。
【0012】
下層部の底板と上層部の上板にはリードスクリュの長手方向に延びたガイドレールが形成され、第1リンクの下端と第2リンクの上端にはガイドレールに接触してガイドレールに沿って移動するムービングブロックが結合する。
【0013】
移送体にはシャトルテーブルを水平に回転させるための駆動力を発生させる第3駆動手段と、第3駆動手段により回転する駆動プーリと、駆動プーリとベルトにより連結されて連動する従動プーリと、従動プーリの中心に一端が結合して共に回転する回転軸と、移送体に固定されるリング状の外輪と外輪の内周面に回転可能に結合し、その中心部に回転軸が結合してその上面にシャトルテーブルが結合した内輪を備えるワイヤレースベアリングとが設けられる。
【0014】
シャトルテーブルには直線往復移動可能に結合して上面に複数の突起が形成された移送板が備えられ、クレイドルの底面には移送板の突起と対応する位置に突起が挿入される複数の挿入溝が形成されている。
【0015】
ブリッジユニットは待機室のレール部とMRIルームのレール部との間で水平に配置されてレール部の幅方向に移動可能に備えられる支持板と、支持板上に位置して移送ユニットがその上側に通過可能な連結板と、連結板を支持板に対して垂直に回動させるための手段とを備える。望ましくは、上記手段は支持板の上面一側に一端が回動可能に結合して進退運動可能なピストンを有する空圧または油圧シリンダと、一端がシリンダのピストンの先端に連結されて他端が連結板に連結されるコネクティングロッドと、シリンダのピストンを作動させるための駆動部とを備える。
【0016】
連結板の上面にはレール部のラック及びガイドレールと対応する少なくとも一つのラックとガイドレールとが形成される。ブリッジユニットは連結板に形成されたラック及びガイドレールをレール部に形成されたラック及びガイドレールと一直線に整列させるために連結板を水平移動させるための手段をさらに含む。望ましくは、上記手段は進退運動可能なピストンを有してブリッジユニットに固定された空圧または油圧シリンダと、支持板に固定された第1ストッパと、連結板に形成されたラック及びガイドレールとレール部に形成されたラック及びガイドレールとが整列される時、第1ストッパと接触するようにブリッジユニットに配置された第2ストッパと、ピストンの先端と支持板との間に配置されたスプリングとを含み、ピストンの先端は支持板に連結される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムはPET本体とMRI本体とを一直線上に連結しながらMRIの超高磁場がPETの正常な作動に悪影響を及ぼすことを防止し、患者の移動を最小化して迅速な検査がなされるようにする効果を奏する。このようにMRIとPETの長所を組み合わせて脳細胞の遺伝子及び分子科学的変化を超高解像度MRI3次元映像で示すことによって、分子科学的変化を予め感知し、脳腫瘍、アルツハイマ、脳出血などはもちろん憂鬱症、精神分裂症、自閉症など脳疾患の発病を予防することができる可能性を開き、遺伝子の機能を視覚的な映像で観察することによって遺伝子段階での異常を早期に発見することができる効果を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下では、添付された図面を参照して本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムについて詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの全体的な構成を示した概略図である。
【0020】
示した通り、本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムは中央に待機室(100)が備えられ、待機室(100)の左側にPET本体(320)が収容されているPETルーム(300)が区画されて備えられ、待機室(100)の右側にMRI本体(220)が収容されているMRIルーム(200)が区画されて備えられた構造であり、MRIルーム(200)、待機室(100)及びPETルーム(300)が一直線に配置される。
【0021】
PETルーム(300)から待機室(100)までその底にはレール部(110)が直線に延設され、MRIルーム(200)の底にも待機室(100)側レール部(110)と分離されるレール部(210)が直線に設けられている。待機室(100)側レール部(110)とMRIルーム(200)側レール部(210)は一直線に整列されて配置される。これらレール部(110,210)の上面にはそれぞれ少なくとも一つのラック(112,212)とガイドレール(114,214)が長手方向に形成されている。
【0022】
レール部(110,210)の上側にはレール部(110,210)に沿って直線往復移動する移送ユニット(400)が設けられる。移送ユニット(400)はラック(112,212)とガイドレール(114,214)に沿って移動する移送体(410)と、移送体(410)の上面に備えられるシャトルテーブル(420)とを備える。シャトルテーブル(420)はレール部(110,210)の延長方向に長い略直六面体形状を有し、上面が開口されている。シャトルテーブル(420)の上部には患者が横になることができるクレイドル(cradle)(430)が備えられる。
【0023】
待機室(100)側レール部(110)とMRIルーム(200)側レール部(210)間には所定の大きさの間隔が形成されるが、これはMRIルーム(200)の遮蔽門(202)がスライディングする空間を提供するためである。上記間隔には待機室(100)側レール部(110)とMRIルーム(200)側レール部(210)を選択的に連結させるためのブリッジユニット(500)が設けられる。
【0024】
図2に示した通り、ブリッジユニット(500)は、待機室(100)側レール部(110)とMRIルーム(200)側レール部(210)間の間隔で待機室(100)側レール部(110)に隣接して備えられる支持板(502)と、支持板(502)の上面に位置する連結板(510)と、支持板(502)の上面一側に一端が回動可能に結合する第1の空圧または油圧シリンダ(520)と、一端が第1シリンダ(520)のピストン(522)の先端に連結されて他端が連結板(510)に連結されるコネクティングロッド(524)と、第1シリンダ(520)のピストン(522)を作動させるための駆動部(図示せず)とを備える。コネクティングロッド(524)と連結板(510)は板状のブラケット(526)により連結される。第1シリンダ(520)とコネクティングロッド(524)は一対ずつ備えられて連結板(510)の左右両側にそれぞれ配置されることが望ましい。連結板(510)の上面にはレール部(110,210)のラック(112,212)とガイドレール(114,214)に対応する位置にラック(512)とガイドレール(514)が備えられる。
【0025】
図2に示したような連結板(510)の垂直状態で駆動部の作動により第1シリンダ(520)のピストン(522)が第1シリンダ(520)の内部に引き込まれれば、ピストン(522)の先端に連結されているコネクティングロッド(524)と第1シリンダ(520)が図3に示した通り垂直状態に移動し、コネクティングロッド(524)と連結された連結板(510)は水平状態に移動する。これは第1シリンダ(520)のピストン(522)の中心軸とコネクティングロッド(524)との中心軸の間に所定の偏差をおいて位置させることによって可能になる。
【0026】
図3に示した通り、第1シリンダ(520)の作動により連結板(510)が水平状態に移動しても、連結板(510)上に形成されたラック(512)及びガイドレール(514)とレール部(110,210)上に形成されたラック(112,212)及びガイドレール(114,214)は互いにずれた位置に置かれるようになる。これは連結板(510)が水平状態に置かれる時、連結板(510)上に形成されたラック(512)及びガイドレール(514)とレール部(110,210)上に形成されたラック(112,212)及びガイドレール(114,214)が短絡せずに連続的に連結できるようにするためである。連結板(510)が垂直状態に置かれる時、待機室(100)側レール部(110)のラック(112)とガイドレール(114)が連結板(510)と干渉することを避けるための開口部(516a,516b)が連結板(510)に形成されている。
【0027】
連結板(510)上に形成されたラック(512)及びガイドレール(514)とレール部(110,210)上に形成されたラック(112,212)及びガイドレール(114,214)を互いに一直線になるように整列させるために、図4に示した通り、連結板(510)と支持板(502)はレール部(110,210)の幅方向に水平移動される。支持板(502)の水平移動を円滑にするために支持板(502)の下側には幅方向に複数のガイドレール(504)が設けられ、支持板(502)の底面にガイドレール(504)と対応する形状を有する複数のムービングブロック(506)が結合する。ガイドレール(504)はガイドレール(114,214)に横に置かれた支持フレーム(542)上にそれぞれ設けられ、支持フレーム(542)は固定板(544)により互いに結合している。
【0028】
図5はブリッジユニット(500)の連結板(510)と支持板(502)を幅方向に移動させるための構造を示した平面図であり、図6は図3のA−A線による断面図である。
【0029】
示された通り、固定板(544)上には駆動部(図示せず)により進退運動するピストン(532)を有する第2の空圧または油圧シリンダ(530)が幅方向に設けられている。第2シリンダ(530)の作動により連結板(510)と支持板(502)が水平移動される。
【0030】
ピストン(532)の先端(532a)と支持板(502)は可動板(556)とアングル部材(558)を通じて連結されている。アングル部材(558)は“L”字状であり、支持板(502)の下面に固定されている。可動板(556)は上部に支持板(502)の下面と回動接触するためのローラ(556a)を有し、下部でピストン(532)の先端(532a)に固定されている。
【0031】
可動板(556)はガイドロッド(552)に沿って移動する。ガイドロッド(552)は一端から支持板(502)の下面に固定されたスプリングホルダ(554a)に固定されており、他端でアングル部材(558)と結合している。ガイドロッド(552)は可動板(556)の上部を貫通しており、可動板(556)とスプリングホルダ(554a)間にスプリング(554)がガイドロッド(552)に巻かれて介在している。スプリング(554)は若干圧縮されて設けられる。
【0032】
連結板(510)の下面に第1ストッパ(518)が設けられ、第1ストッパ(518)と接触して支持板(502)と連結板(510)の位置を限定する第2ストッパ(548)が支持フレーム(542)の一側に設けられる。支持板(502)が移動して連結板(510)のラック(512)及びガイドレール(514)とレール部(110,210)上に形成されたラック(112,212)及びガイドレール(114,214)が互いに一直線になるように整列される時、第1ストッパ(518)と第2ストッパ(548)が接触するようにこれらの位置が定められている。
【0033】
第2シリンダ(530)のピストン(532)が第2シリンダ(530)内部に引き込まれると、ピストン(532)の先端(532a)が図6の右側に移動し、同時に可動板(556)も右側に移動する。そうすると、スプリング(554)は若干圧縮されながら支持板(502)が右側に移動し、連結板(510)は非整列状態(図3参照)から整列状態(図4参照)に、即ち図5の矢印方向に移動する。第1ストッパ(518)と第2ストッパ(548)が接触すると、支持板(502)は停止する。第2シリンダ(530)は第1ストッパ(518)と第2ストッパ(548)が接触した後にもピストンを内部にさらに引込むように作動する。スプリング(554)が可動板(556)からスプリングホルダ(554a)を図6の右側に加圧するように作用するので、第2シリンダ(530)のピストンの引込行程が完了した後、支持板(502)は整列状態に維持される。スプリング(554)の作用により、第2シリンダ(530)の引込行程の終了時にピストン(532)の先端(532a)が位置する地点は第1及び第2ストッパ(518,548)が接触するようになる地点以上に設定できる。
【0034】
図4の整列状態で支持板(502)を非整列状態に移動させる場合、第2シリンダ(530)は引出行程を実行する。そうすると、ピストン(532)の先端(532a)がアングル部材(558)に接触するようになり、第2シリンダ(530)の引出行程により支持板(502)は整列状態から非整列状態(図3参照)に移動する。第2シリンダ(530)の引出行程が完了すると、支持板(502)はその位置に維持される。可動板(556)とスプリングホルダ(554a)間でスプリング(554)の膨張力が作用しているので、支持板(502)は第2シリンダ(530)の引出行程終了時のピストン(532)の先端(532a)の位置から逸脱することが抑制される。以後、上述したような第1シリンダ(520)とコネクティングロッド(524)の連動により連結板(510)は図2の垂直状態に移動する。
【0035】
図7に示した通り、移送ユニット(400)の移送体(410)はレール部(110,210)上に位置する下層部(410a)と、下層部(410a)の上部を覆って上下移動可能に結合する上層部(410b)からなる。下層部(410a)の底板背面にはレール部(110,210)のラック(112,212)及びブリッジユニット(500)のラック(512)と歯合されるスパーギア(412a)とガイドレール(114,214,514)に対応して形成される複数のムービングブロック(412b)が備えられている。移送体(410)の内部には駆動軸(411a)の先端にスパーギア(412a)が結合してスパーギア(412a)を回転させるための第1駆動手段(411)が設けられる。
【0036】
また、移送体(410)の内部には上層部(410b)を下層部(410a)に対して相対昇降させるための駆動力を発生させる第2駆動手段(413)と、第2駆動手段(413)の回転力を直線運動に変換させるための第1動力変換手段(414)と、第1動力変換手段(414)と上層部(410b)を連結し、第1動力変換手段(414)の直線運動を上層部(410b)の昇降運動に変換させるための第2動力変換手段(415)が設けられる。
【0037】
詳細に説明すれば、第1動力変換手段(414)は第2駆動手段(413)の駆動軸(図示せず)の先端に結合した駆動プーリ(414a)と、下層部(410a)の底に回転可能に設けられた従動プーリ(414b)と、駆動プーリ(414a)と従動プーリ(414b)の外周面に同時に巻かれてこれらを連動させるためのベルト(414c)と、従動プーリ(414b)の中心に一端が結合して共に回転してレール部(110,210)の延長方向に沿って長いリードスクリュ(414d)と、リードスクリュ(414d)にネジ結合してリードスクリュ(414d)の回転によって直線移動するナット(414e)を備える。
【0038】
第2動力変換手段(415)はナット(414e)の少なくとも一側面に結合してリードスクリュ(414d)と直角に水平延長される連結軸(415a)と、下端が連結軸(415a)に回転可能に結合して上端が上層部(410b)の一側に回転可能に結合する第1リンク(415b)と、第1リンク(415b)の中心部で第1リンク(415b)とX字状に交差結合されて下端が下層部(410a)の底に回転可能に結合して上端が上層部の一側に回転可能に結合する第2リンク(415c)からなる。
【0039】
上述したような動力変換メカニズムにより、第2駆動手段(413)が駆動すればリードスクリュ(414d)が回転して、ナット(414e)はリードスクリュ(414d)に沿って直線移動し、連結軸(415a)によりナット(414e)に連結された第1リンク(415b)の下端がナット(414e)と共に直線移動するようになる。例えば、第1リンク(415b)の下端が第2リンク(415c)の下端から遠くなる方向に直線移動すれば、第1リンク(415b)と第2リンク(415c)のX字状交差結合構造により第1リンク(415b)と第2リンク(415c)の上端がいずれも下降するようになる。従って、第1リンク(415b)と第2リンク(415c)の上端が回転可能に結合している上層部(410b)が下降するようになる。反対に、第1リンク(415b)の下端が第2リンク(415c)の下端に近接する方向に直線移動すれば、第1リンク(415b)と第2リンク(415c)のX字状交差結合構造により第1リンク(415b)と第2リンク(415c)の上端とこれに回転可能に結合した上層部(410b)がいずれも上昇するようになる。
【0040】
上層部(410b)の安定した昇降運動を確保するために、X字状に交差結合される第1及び第2リンク(415c)の組合わせ体を2つに備えてナット(414e)の左右両側にそれぞれ対称に配置させることが望ましい。また、下層部(410a)の底板と上層部(410b)の上板内面にリードスクリュ(414d)と平行に直線のガイドレール(416a)を設け、第1リンク(415b)の下端と第2リンク(415c)の上端にガイドレール(416a)に対応するムービングブロック(416b)が結合してムービングブロック(416b)がガイドレール(416a)に沿って直線スライディングされるように構成することが望ましい。
【0041】
シャトルテーブル(420)は移送体(410)上から水平に最小限180゜の角度で回転可能に結合する。シャトルテーブル(420)の回転のために、上層部(410b)の内部底面付近に第3駆動手段(417)が固定され、第3駆動手段(417)の駆動軸(417a)に駆動プーリ(417b)が結合する。上層部(410b)の上板上面にはワイヤレースベアリング(wire race bearing)(419)が結合する。ワイヤレースベアリング(419)は上層部(410b)の上板に固定されるリング状の外輪(419a)と、外輪(419a)の内周面との間にボールなどを介して回転可能に結合する内輪(419b)を備える。内輪(419b)の中心には円筒状の回転軸(418)が貫通結合され、回転軸(418)の下端には従動プーリ(417c)が結合する。駆動プーリ(417b)と従動プーリ(417c)はこれら外周面に巻かれて備えられるベルト(417d)により連動して共に回転する。ワイヤレースベアリング(419)の内輪(419b)は外輪(419a)より厚さが少し大きく形成されて外輪(419a)より上側に一部突出し、内輪(419b)の上面にシャトルテーブル(420)の底面が結合して共に回転するようになる。
【0042】
上記の構成により、第3駆動手段(417)が駆動すれば、第3駆動手段(417)の駆動力は駆動プーリ(417b)、ベルト(417d)及び従動プーリ(417c)を通じて回転軸(418)に伝達され、回転軸(418)に結合したワイヤレースベアリング(419)の内輪(419b)が外輪(419a)により回転が安定的に支持された状態で内輪(419b)と共にシャトルテーブル(420)が回転するようになる。
【0043】
シャトルテーブル(420)の側壁内面にはクレイドル(430)の移動をガイドするためのガイド溝(424)が長手方向に形成されており、クレイドル(430)を移送するための移送板(422)が往復移動可能に備えられる。移送板(422)の上面には複数の突起(423)が形成されており、クレイドル(430)の底面には突起(423)と対応する位置に複数の挿入溝(図示せず)が形成されている。シャトルテーブル(420)の内部には移送板(422)を直線移動させるための駆動手段(図示せず)と、駆動手段の駆動力を伝達して移送板(422)を往復移動させるための動力伝達手段(図示せず)が備えられるが、このような移送メカニズムはいくつかの実施の形態で具現可能なもので、詳細な構造の説明は省略する。
【0044】
以下では、上記のように構成されたPET−MRIフュージョン映像システムの動作プロセスについて説明する。
【0045】
図1に示された通り、本発明のPET−MRIフュージョン映像システムの作動前の待機状態はクレイドル(430)上に患者を容易に寝かせることができるように移送ユニット(400)の上層部(410b)とシャトルテーブル(420)が下降した状態であり、MRIルーム(200)とPETルーム(300)の遮蔽門(202,302)がいずれも閉鎖された状態である。このような待機状態で、患者の頭がMRIルーム(200)に向かうように移送ユニット(400)のクレイドル(430)上に患者を寝かせる。
【0046】
図8に示された通り、閉鎖されていたMRIルーム(200)の遮蔽門(202)が開放され、移送ユニット(400)の昇降のための第2駆動手段(413,図7参照)が駆動され、その駆動力はリードスクリュ(414d)に対するナット(414e)の直線運動に変換され、X字状で交差結合された第1及び第2リンク(415b,415c)の作動により上層部(410b)は下層部(410a)に対し上昇する。この時、上層部(410b)の上昇高さはクレイドル(430)がMRI本体(220)の検査台(222)上に安着することができるように設定された高さである。
【0047】
MRIルーム(200)の遮蔽門(202)の閉鎖状態時に垂直状態を維持したブリッジユニット(500)の連結板(510)が図9に示された通り、第1シリンダ(520,図3参照)とコネクティングロッド(524)の作用により回動して水平状態に移動し、第2シリンダ(530,図5参照)の作用によりレール部(110,210)と整列状態になる。移送ユニット(400)の移送のための第1駆動手段(411,図7参照)が駆動し、第1駆動手段(411)の駆動力は下層部(410a)の底板背面に備えられたスパーギア(412a)を回転させ、待機室(100)のレール部(110)の上面に設けられるラック(112)との歯合により移送体(410)は待機室(100)のレール部(110)からブリッジユニット(500)の連結板(510)を経てMRIルーム(200)のレール部(210)に移動する。この時、移送体(410)の下層部(410a)に装着された複数のムービングブロック(412b)とガイドレール(114,214,514)により移送体(410)のさらに安定した移動が行われる。
【0048】
移送体(410)がMRIルーム(200)の内部に完全に移動して位置した後、図10に示された通り、水平状態のブリッジユニット(500)の連結板(510)が第2シリンダ(530)の作用によりレール部(110,210)と非整列状態になり、第1シリンダ(520)とコネクティングロッド(524)の作用により垂直状態で動作し、開放されていたMRIルーム(200)の遮蔽門(202)が閉鎖される。これはMRIルーム(200)を外部と遮蔽してMRI本体(220)で使用される超高磁場がPET本体(320)の正常な作動に悪影響を及ぼすことを防止するためである。
【0049】
MRIルーム(200)の遮蔽門(202)が完全に閉鎖されれば、シャトルテーブル(420)に設けられた移送板(422)がMRI本体(220)側に向かって移動し、これによりシャトルテーブル(420)上に積載されたクレイドル(430)は移送板(422)によりMRI本体(220)の検査台(222)上に安着するように移送される。その後、移送体(410)の上層部(410b)が若干下降するようになるが、これは移送板(422)の突起(423)をクレイドル(430)の挿入溝から完全に分離させるためである。
【0050】
クレイドル(430)が安着した状態で検査台(222)はMRI本体(220)の内部に引き込まれて患者に対する検査がなされ、検査完了後クレイドル(430)と検査台(222)はMRI本体(220)の外部に引き出される。移送体(410)の上層部(410b)は本来の位置に上昇し、移送板(422)の突起(423)はクレイドル(430)の底面に形成された挿入溝に嵌められるようになる。移送板(422,図7参照)がMRI本体(220)から離隔される方向に移動することによってクレイドル(430)は検査台(222)の上部からシャトルテーブル(420)の上部に移送される。
【0051】
その後、図11に示された通り、閉鎖されたMRIルーム(200)の遮蔽門(202)が開放され、垂直状態であったブリッジユニット(500)の連結板(510)は水平状態で回動してMRIルーム(200)側のレール部(210)と待機室(100)側のレール部(110)を連結させる。
【0052】
移送ユニット(400)の移送のための第1駆動手段(411)が駆動し、第1駆動手段(411)の駆動力はスパーギア(412a)を回転させ、MRIルーム(200)のレール部(210)の上面に設けられるラック(212)との歯合により移送体(410)はMRIルーム(200)のレール部(210)からブリッジユニット(500)の連結板(510)を経て待機室(100)のレール部(110)に移動する。
【0053】
移送ユニット(400)が待機室(100)内に移動した後、第1駆動手段(411)の駆動が中止されて移送ユニット(400)が待機室(100)内に停止した状態になり、ブリッジユニット(500)の連結板(510)は垂直状態に回動する。その後、シャトルテーブル(420)の回転のための第3駆動手段(417)が駆動し、第3駆動手段(417)の駆動力はワイヤレースベアリング(419)を通じてシャトルテーブル(420)を180゜水平回転させて患者の頭がMRIルーム(200)からPETルーム(300)に向かうようにする。MRIルーム(200)の遮蔽門(202)が閉鎖され、PETルーム(300)の遮蔽門(302)が順に開放される。
【0054】
図12に示された通り、第1駆動手段(411)の駆動により、移送ユニット(400)はPETルーム(300)の所定位置まで進行した後、停止するようになる。PETルーム(300)の遮蔽門(302)が閉鎖され、シャトルテーブル(420)上の移送板(422)を移動させてクレイドル(430)をPET本体(320)の診断部位内に一部移送させる。PET本体(320)を用いた診断が完了すれば、移送板(422)を元来の位置に復帰させてPET本体(320)内に一部引き込まれていたクレイドル(430)をシャトルテーブル(420)上に復帰させる。
【0055】
PETルーム(300)の遮蔽門(302)が開放され、第1駆動手段(411)が駆動して移送ユニット(400)は待機室(100)に復帰する。PETルーム(300)の遮蔽門(302)は閉鎖され、第2駆動手段(413)が駆動して移送体(410)の上層部(410b)が最も低い位置に下降して図1の待機状態に復帰する。
【0056】
本発明は図面に示された実施の形態を参考に説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施の形態が可能であるという点を理解するはずである。従って、本発明の真正な技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの構成を示した概略図である。
【図2】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムのブリッジユニットを示した斜視図である。
【図3】ブリッジユニットの作動状態を示した斜視図である。
【図4】ブリッジユニットの他の作動状態を示した斜視図である。
【図5】ブリッジユニットの水平整列構造を示した平面図である。
【図6】図3のA−A線による概略的な断面図である。
【図7】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの移送ユニットを示した分解斜視図である。
【図8】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの動作プロセスを示した斜視図である。
【図9】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの他の動作プロセスを示した斜視図である。
【図10】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの他の動作プロセスを示した斜視図である。
【図11】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの他の動作プロセスを示した斜視図である。
【図12】本発明によるPET−MRIフュージョン映像システムの他の動作プロセスを示した斜視図である。
【符号の説明】
【0058】
100:待機室
110:レール部
112:ラック
114:ガイドレール
200:MRIルーム
210:レール部
212:ラック
214:ガイドレール
220:MRI本体
300:PETルーム
320:PET本体
400:移送ユニット
410:移送体
411:第1駆動手段
412a:スパーギア
412b:ムービングブロック
413:第2駆動手段
414d:リードスクリュ
414e:ナット
415b:第1リンク
415c:第2リンク
417:第3駆動手段
419:ワイヤレースベアリング
420:シャトルテーブル
430:クレイドル
500:ブリッジユニット
502:支持板
510:連結板
512:ラック
514:ガイドレール
520:第1シリンダ
522:ピストン
524:コネクティングロッド
530:第2シリンダ
532:ピストン
554:スプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底にレール部が設けられる待機室と、
MRI本体を収容して遮蔽門により前記待機室と区画されるように備えられ、前記待機室のレール部と一直線に整列されたレール部が底に設けられるMRIルームと、
前記待機室を中心に前記MRIルームと対向する位置でPET本体を収容して備えられ、前記待機室のレール部が延びて底に設けられるPETルームと、
前記待機室、MRIルーム及びPETルームのレール部に沿って移動し、上部に患者を横にした状態で支持するための移送ユニットと、
前記待機室のレール部と前記MRIルームのレール部との間で前記遮蔽門の開閉空間を提供し、前記待機室のレール部と前記MRIルームのレール部とを選択的に連結して前記移送ユニットが前記待機室と前記MRIルームとの間を往復移動することができるようにするブリッジユニットとからなることを特徴とするPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項2】
前記待機室のレール部と前記MRIルームのレール部の上面にレール部の長手方向に沿って延びる少なくとも一つのラックが備えられ、
前記移送ユニットは前記ラックと歯合されるギアと、前記ギアを回転させるための駆動力を発生させる第1駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項3】
前記待機室のレール部と前記MRIルームのレール部の上面にレール部の長手方向に沿って延びる少なくとも一つのガイドレールが備えられ、
前記移送ユニットは前記ガイドレールに接触して前記ガイドレールに沿って移動する複数のムービングブロックをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項4】
前記移送ユニットは前記レール部に沿って移動する移送体と、前記移送体の上部に水平に回転可能に結合するシャトルテーブルと、前記シャトルテーブルの上面にスライディング可能に装着されるクレイドルとを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項5】
前記移送体は前記レール部に接触して移動する下層部と、前記下層部の上部を覆って昇降可能に結合する上層部とからなることを特徴とする請求項4に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項6】
前記移送体には前記上層部を前記下層部に対して昇降させるための駆動力を発生させる第2駆動手段と、前記第2駆動手段の駆動力を直線運動に変換させるための第1動力変換手段と、前記第1動力変換手段と前記上層部を連結して前記第1動力変換手段の直線運動を昇降運動に変換させるための第2動力変換手段とが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項7】
前記第1動力変換手段は前記第2駆動手段により回転する駆動プーリと、前記下層部の底板に回転可能に設けられた従動プーリと、前記駆動プーリと従動プーリの外周面に巻かれるベルトと、前記従動プーリの中心に一端が結合し、共に回転して前記レール部の延長方向に沿って長いリードスクリュと、前記リードスクリュにネジ結合して前記リードスクリュの回転時に直線移動するナットとを備えることを特徴とする請求項6に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項8】
前記第2動力変換手段は前記ナットの少なくとも一側面に結合して前記リードスクリュと直角に水平延長される連結軸と、下端が前記連結軸に回転可能に結合して上端が前記上層部の一側に回転可能に結合する第1リンクと、前記第1リンクの中心部で交差結合して下端が前記下層部の底に回転可能に結合して上端が前記上層部の一側に回転可能に結合する第2リンクとを備えることを特徴とする請求項7に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項9】
前記下層部の底板と前記上層部の上板には前記リードスクリュの長手方向に延びたガイドレールが形成され、
前記第1リンクの下端と前記第2リンクの上端には前記ガイドレールに接触して前記ガイドレールに沿って移動するムービングブロックが結合していることを特徴とする請求項8に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項10】
前記移送体には前記シャトルテーブルを水平に回転させるための駆動力を発生させる第3駆動手段と、前記第3駆動手段により回転する駆動プーリと、前記駆動プーリとベルトにより連結されて連動する従動プーリと、前記従動プーリの中心に一端が結合して共に回転する回転軸と、前記移送体に固定されるリング状の外輪と前記外輪の内周面に回転可能に結合してその中心部に前記回転軸が結合してその上面に前記シャトルテーブルが結合した内輪を備えるワイヤレースベアリングが設けられていることを特徴とする請求項4に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項11】
前記シャトルテーブルには直線往復移動可能に結合し、上面に複数の突起が形成された移送板が備えられ、
前記クレイドルの底面には前記移送板の突起と対応する位置に前記突起が挿入される複数の挿入溝が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項12】
前記ブリッジユニットは前記待機室のレール部と前記MRIルームのレール部との間で水平に配置され、前記レール部の幅方向に移動可能に備えられる支持板と、前記支持板上に位置して前記移送ユニットがその上側に通過可能な連結板と、前記連結板を前記支持板に対して垂直に回動させるための手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項13】
前記手段は前記支持板の上面一側に一端が回動可能に結合して進退運動可能なピストンを有する空圧または油圧シリンダと、一端が前記シリンダのピストンの先端に連結されて他端が前記連結板に連結されるコネクティングロッドと、前記シリンダのピストンを作動させるための駆動部とを備えることを特徴とする請求項12に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項14】
前記連結板の上面には前記レール部のラック及びガイドレールと対応する少なくとも一つのラックとガイドレールとが形成されていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項15】
前記ブリッジユニットは前記連結板に形成されたラック及びガイドレールを前記レール部に形成されたラック及びガイドレールと一直線に整列させるために前記連結板を水平移動させるための手段をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。
【請求項16】
前記手段は、進退運動可能なピストンを有して前記ブリッジユニットに固定された空圧または油圧シリンダと、前記支持板に固定された第1ストッパと、前記連結板に形成されたラック及びガイドレールと前記レール部に形成されたラック及びガイドレールとが整列される時、前記第1ストッパと接触するように前記ブリッジユニットに配置された第2ストッパと、前記ピストンの先端と前記支持板との間に配置されたスプリングとを備え、
前記ピストンの先端は前記支持板に連結されていることを特徴とする請求項15に記載のPET−MRIフュージョン映像システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−43769(P2008−43769A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−212618(P2007−212618)
【出願日】平成19年8月17日(2007.8.17)
【出願人】(507277985)嘉泉医科大学校 産学協力団 (2)
【Fターム(参考)】