説明

POP発行システム

【課題】 売価変更をした商品のPOSでの登録売価と、店内に掲示してあるPOPシート上の売価とが相違する事を防止できるPOP発行システムを提供する。
【解決手段】 POP発行用PC2がネットワークを介して、ファイル管理装置1と、POSレジスタP1〜P3とに接続されている。ファイル管理装置1で商品の売価を変更する時に、その商品のPOPシートがPOP発行用PC2で既に発行されている場合には、ファイル管理装置1の表示部にその旨表示することにより報知する。また、ファイル管理装置1からの印刷指示により、POP発行用PC2に接続された専用プリンタ3が変更後の売価でのPOPシートの印刷を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケット等の店内広告として用いられるPOPシートを発行するPOP発行システムに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット等の店舗においてPOPシートを発行する場合は、店舗の事務所内に設置され、広告印刷用アプリケーションソフトがインストールされたパソコン(以下、POP発行用PCと記載)からの印刷指示をうけて、POP発行用PCに接続された専用のプリンタで印刷され、発行される。また事務所内には、店内に設置されたPOSレジスタからの買い上げデータの集計、分析を行うためのファイル管理装置が置かれ、POP発行用PCとはLANを介して接続されている。
【0003】
POPシートの価格や商品などの印字データの変更は、POP発行用PCのアプリケーション上で実行する事が可能である。例えば特売セールをする場合は、値引きされた商品の印字価格を変更し、その商品名と印字価格をPOPシートに印刷し、そのPOPシートをスーパーマーケット等の店内に掲示することで、値引き商品をアピールする。
【0004】
本発明にかかる従来技術として、POP発行用PCと、POSレジスタと、プリンタとのネットワーク構成で、POSレジスタにおいての売価変更等の操作と連携してPOPシート印刷等を行うというものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−135180号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、POP発行用PCで、ある商品のPOPシートを印字発行し、該発行されたPOPシートが既に店内に掲示されている状態で、例えば前記商品に対して緊急に特売セールを行うため、オペレータがPOSレジスタの売価や販売実績を管理するファイル管理装置で商品の売価を変更する際、該商品に対してPOPシートを既に発行しているか否かを、前記ファイル管理装置で売価を変更するオペレータが分からないと、POSレジスタでの登録売価は新たな売価に変更されたものの、店内に掲示されてあるPOPシートは旧売価のままの状態になり、POSレジスタでの登録売価と、店内に掲示されてあるPOPシートの売価とが相違してしまうという問題があった。
【0006】
本発明はかかる課題を解決するためになされたもので、売価変更をする際に、どの商品のPOPシートが発行されたのかが分かるようにし、売価変更をしたPOSでの登録売価と、店内に掲示してあるPOPシート上の売価とが相違する事を防止できるPOP発行システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、商品コード、売価、品名等の商品データが記憶された商品ファイルと、前記商品ファイルから読み出された商品データに基づいて買い上げ商品の登録を行うPOS端末と、前記商品ファイルから読み出された商品データに基づいてPOPシートを印字発行するPOP発行装置と、前記商品ファイルを管理するファイル管理装置とを具備するPOP発行システムにおいて、前記POP発行装置は、前記読み出された商品データに基づいてPOPシートが印字発行された際、該発行されたPOPシートの商品を特定可能に記憶する記憶手段と、前記POPシートが発行された商品の売価を変更する操作がされた時、前記POPシートが発行済みである旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とするPOP発行システムである。
【0008】
また請求項2に記載の発明は、前記POP発行装置の記憶手段は、前記POPシートを発行した日時を示す日時データをさらに記憶し、前記報知手段は、前記日時データから現在日時までの経過時間に応じて報知の形態を変更することを特徴とする請求項1に記載のPOP発行システムである。
【0009】
また請求項3に記載の発明は、前記ファイル管理装置は、前記特定された商品の商品データを受信し、前記POPシートが発行された商品の売価を変更する操作は前記ファイル管理装置にてされ、前記ファイル管理装置に前記報知手段を有していることを特徴とする請求項1、2に記載のPOP発行システムである。
【0010】
また請求項4に記載の発明は、前記ファイル管理装置は、前記特定された商品の商品データを受信し、前記特定された商品の売価を変更する操作が、前記ファイル管理装置にてされた場合、前記POP発行装置に対して、前記変更後の売価でのPOPシート発行指示を送信する送信手段を設け、前記POP発行装置には該POPシート発行指示に基づき、前記POP発行装置から前記変更後の売価でのPOPシートの印字発行を促す報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のPOP発行システムである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、POPシートが発行された商品の売価を変更する操作がされた時、報知手段がPOPシート発行済みである旨を報知するので、商品の売価の変更をするオペレータに対し注意を促す事ができ、売価変更をしたPOSレジスタでの登録売価と、店内に掲示してあるPOPシート上の売価とが相違する事を防止する事ができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、POPシート発行からの経過日時に応じて報知の形態を変更するので、価格データ変更後の経過日時が少ない時など商品の売価の変更に誤りがある可能性が高い場合には、より目立つように売価の不一致の可能性を示唆する事ができる。
【0013】
請求項3の発明によれば、商品ファイルを管理するファイル管理装置で売価変更をする際にPOPシートが発行済みである事が分かるので、商品データをファイル管理装置にて一元管理するような場合においても、商品の売価を変更するオペレータに対して注意を促す事ができ、売価変更をしたPOSレジスタでの登録売価と店内に掲示してあるPOPシート上の売価とが相違する事を防ぐ事ができる。
【0014】
請求項4の発明によれば、ファイル管理装置から売価変更後のPOPシートを印字するよう指示が送信され、該指示に基づき変更後の売価でのPOPシートも印字発行する事を促す報知手段もPOP発行装置にあるので、既にPOPシート発行してある商品につき、再度変更後の売価でPOPシートを発行しなければならない事がPOP発行装置のオペレータが容易にわかり、店内に掲示してあるPOPシート上の売価とPOSレジスタでの登録売価とが相違する事を防止する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本実施形態におけるPOP発行システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態によるPOP発行システムは、商品登録をして精算するためのPOSレジスタP1〜P3と、商品ファイルや、POSレジスタP1〜P3(POS端末に対応)で登録された商品の販売実績データ等を管理するファイル管理装置(ファイル管理装置に対応)1と、販売商品のPOPシートの発行を管理するためのPOP発行用PC2(POP発行装置に対応)と、POP発行用PC2の印刷指示に基づきPOPシートを発行するための専用プリンタ3とから構成されている。
【0016】
図2はファイル管理装置1の構成を示すブロック図である。ファイル管理装置1は、ファイル管理装置1の動作制御を行うためのCPU10(指示手段に対応)と、商品ファイル等が記憶された記憶部11と、CPU10の動作中に使用するデータ等を一時的に記憶するRAM12と、係員が操作するためのキー操作部13と、タッチパネルが設けられた表示部14(報知手段に対応)と、商品添付のバーコード読み取るためのスキャナ部15と、時間データを出力するための時計部16と、ネットワークに接続され、データの送受信を行うための送受信部17とから構成され、互いにバスケーブルで接続されている。
【0017】
図3はPOP発行用PC2の構成を示すブロック図である。POP発行用PC2は、POP発行用PC2の動作制御を行うためのCPU20と、CPU20が実行する制御プログラムが記憶されたHDD21と、CPU20の動作中に使用するデータ等を一時的に記憶するRAM22(記憶手段に対応)と、係員が操作するためのキー操作部23と、表示部24と、専用プリンタ3に接続され、POPシート印刷データをプリンタに出力するためのプリンタ出力部25と、時間データを出力するための時計部26と、ネットワークに接続され、データの送受信を行うための送受信部27(送信手段に対応)とから構成され、互いにバスケーブルで接続されている。
【0018】
図4はPOSレジスタP1〜P3の構成を示すブロック図である。POSレジスタP1〜P3は、装置の動作制御を行うためのCPU30と、CPU30が実行する制御プログラムが記憶されたHDD31と、CPU30の動作中に使用するデータ等を一時的に記憶するRAM32と、レジのオペレータが操作するためのキー操作部33と、タッチパネルが設けられた店員用表示部34aと、店員用表示部34aと同様にタッチパネルが設けられた客用表示部34bと、店員用表示部34a及び客用表示部34bの表示の制御を行う表示制御部35と、レシート発行のためのレシート印刷部36と、商品添付のバーコード読み取りのためのスキャナ部37と、ネットワークに接続されて、データの送受信を行うための送受信部38と、バスライン39とから構成されている。
【0019】
図5にファイル管理装置1、POP発行用PC2に記憶されている商品ファイルの記憶内容の一例を示す。商品ファイルには、商品の品番、商品のPLU(Price Look Up)番号、商品の品名、商品の売価、商品の産地、商品のPOPフォーマット、POPシートの印字フラグ、POPシートの印字日時、POPシートの印字売価等に関する情報が格納されている。そして例えばスーパーマーケット等の開店前に、ファイル管理装置1からPOP発行用PC2へ、商品ファイルの品番から産地までのデータが送信される。これによりPOP発行用PC2では、その日の品番毎の品名や、売価、当該商品の産地等の商品データも読み出す事が可能になる。尚、POPフォーマットから印字売価までのデータは、後述のように、POP発行用PC2から送信され記憶されている。
【0020】
POPフォーマットには、商品毎にPOPシート上に印刷される文字や数字等について、字の大きさや印字位置を設定するための情報が格納される。このPOPフォーマットはPOP発行用PC2のPOPシート印刷アプリケーションにて、商品の品番毎に設定することができる。なお、予めファイル管理装置1で品番のPOPフォーマットを設定しておいて、それを品名等のデータを送信する際に合わせてPOP発行用PC2に送信するようにしても良い。
【0021】
印字フラグには、商品毎に商品のPOPシートがPOP発行用PC2にて発行されている場合には「1」が、発行されていない場合には「0」が格納される。具体的にはPOP発行用PC2にて商品の品番が選択されて、キー操作部23の発行キーが押された時に商品ファイルの当該品番の印字フラグに「1」が格納される。
【0022】
印字日時には、キー操作部23の発行キーが押された時に、つまり、前記印字フラグに「1」POP発行PC2の時計部26から出力された時間データが保存される。時間データは8桁の数字で表され、最初の4桁は日付を表し、残りの4桁は時間を表す。例えば07271350というデータが格納されている場合には、7月27日の13時50分にキー操作部23の発行キーが押され、POPシートが発行された事を示している。また印字売価には、当該品番の商品の印字売価が変更された後、キー操作部23の確定キーが押されることにより印字売価データが保存され、印字売価に0以外のデータが格納されていれば、その商品は印字売価のデータにてPOPシートが印刷される。印字売価のデータに0が格納されていれば、売価のデータにてPOPシートが印刷される。
【0023】
商品のPOPシートがPOP発行用PC2から発行される時に、図5の商品ファイル内の当該商品のPOPフォーマットから印字売価までの直近のデータが上書き保存される。つまり、選択された品番に対して、印字が行われた場合、品番毎に選択されたPOPフォーマットデータ、印字をした事を示す印字フラグ、印字の為に発行キーが押された日時データ、売価欄に入力された印字売価データが上書き保存される。そして、一定時間毎にPOP発行用PC2からファイル管理装置1に、商品ファイルのPOPフォーマットから印字売価までの各商品データが品番をキーとして送信される。なお、一定時間毎ではなく、リアルタイムに送信されるようにしても良い。
【0024】
これにより、ファイル管理装置1では、売価変更モードで商品ファイルを参照する際にPOP発行用PC2にて、どの品番の商品が印字されたのか、(印字フラグにて)いつ印字されたのか、(印字日時データにて)売価はいくらで印字されたのか(印字売価にて)を判断する事ができる。また、ファイル管理装置1からマスターPOSレジスタP1へは、ファイル管理装置1に記憶されている商品ファイル内の各商品のPLU番号、品名、売価等のデータが例えばスーパーマーケット等の開店前に送信される。そして、マスターPOSレジスタP1から他のPOSレジスタP2、P3へ商品ファイルのデータを送信するようにする。
【0025】
次に、上述した実施形態の動作についてフローチャートを用いて説明する。図6はファイル管理装置1のCPU10の処理フローである。まず、ステップS1では、CPU10はファイル管理装置1のキー操作部13で店員により売価変更モードを選択する操作がなされた時、ファイル管理装置1にて売価変更モードが選択する。
【0026】
ステップS2では、ファイル管理装置1のスキャナ部15で商品添付のバーコード(商品コード)が読み取られるか、あるいはキー操作部13で商品のPLU番号(商品コード)がキー入力されることで売価変更する商品の商品コードを読み込む。ステップS3では、ステップS2で入力された商品コードに対応する商品を商品ファイル内から検索し、品名、売価等の商品データも表示部14に表示させる。
【0027】
ステップS4では、ファイル管理装置1において商品の売価が入力されたかどうかを判断する。売価の入力は表示部14のタッチパネル上に表示された所定の欄にカーソルを合わせ、数字キーにて入力された後、表示部14のタッチパネル上に表示された確定キーが押され、該当する信号が出力されたかどうかで判断される。商品の売価が入力された場合はステップS5に進み、入力されていない場合は終了する。
【0028】
ステップS5では、ステップS2で入力された商品コードに対応する商品ファイルの印字フラグのデータが「1」であるかどうかを判断する。印字フラグのデータが「1」である場合はステップS6へと進む。印字フラグのデータが「0」である場合はステップS8へと進む。
【0029】
ステップS6では、ファイル管理装置1の表示部14に「POPシートが発行されていますので、売価を確認してください。」等の警告を表示させる。これによりファイル管理装置1で商品の売価を変更しようとした場合に、当該商品に対してPOPシート既に発行されている場合はその旨のメッセージが表示されているので、店内に掲示されているPOPシートの売価も確認した上で、当該商品の売価も変更する事ができる。尚、POPシートがすでに発行されていて、そのシートに印字されている売価と異なる売価に、ファイル管理装置1にて変更する場合は、当然再度変更された売価でPOPシートも印字しなおす必要がある。
【0030】
ステップS7では、ファイル管理装置1の表示部14のタッチパネル上に表示されたOKキーが押されたかどうかが判断される。押された場合はステップS8へと進み、押されていない場合は終了する。ステップS8では、ステップS4で入力された売価がファイル管理装置1の商品ファイルの売価のデータに上書き保存されることで、商品ファイルが更新される。なお、商品ファイルの更新がされたあとに、ステップS2で特定され更新された商品の品番とステップS4で入力された売価データと、当該商品のPOPシートを再度発行する指示コマンドを、ファイル管理装置1からPOP発行用PC2に送信するようにしても良い。そして、受信したPOP発行用PC2の表示部24に「品番○○を売価¥○○○にてPOPシートを発行してください。」と表示部24に表示させるようにしても良い。これにより、POP発行用PC2を操作するオペレータは、ファイル管理装置1で売価が変更されたので、POPシートの売価を変更して再度印字する必要があることが容易にわかるようになる。
【0031】
なお、上記警告表示がされる場合、商品ファイル内の印字フラグの他に印字日時データを参照し、該印字日時データと、ファイル管理装置1の時計部16から出力される計時データと比較して、該印字日時データから予め決められた日時(例えば1日)経過していない場合は、表示部14に赤色表示させる事により、警告するようにしても良い。つまり、POPシートを発行してから短期間の内に売価変更をするということは何らかのミスである場合があるので、店員に対し赤色表示等の目立つ表示で報知する事により売価の不一致を未然に防ぐ事ができる。
【0032】
また、上記警告表示がされる際に、当該商品の商品ファイルの印字売価データと売価データとを両方表示するようにしても良い。これにより、ファイル管理装置1からPOP発行用PC2へ送信された売価データと実際POPシートを印字した時の売価とが両方わかるので、これから売価変更しようとする価格と、既にPOPシートを印字した価格が違うのがその場で分かるので、直ぐに再度売価変更したPOPシートの発行、掲示ができる。
【0033】
なお、ファイル管理装置1で商品ファイルの売価を変更した後は、変更した商品の売価データとPLU番号データとを、POP発行用PC2とPOSレジスタP1〜P3とにそれぞれ送信することで、POSレジスタでは変更後の売価にて商品登録が可能になり、POP発行用PC2でも以降は変更後の売価にてPOPシート印字が可能となる。また、ステップS6での警告は表示部14での表示の他に音声で知らせるようにしても良い。このことで、より効果的に注意を促す事が可能である。
【0034】
また、ファイル管理装置1とPOP発行用PC2との機能を合わせて1台の装置で両機能を持たせるようにしても良い。
また、一定時間毎に、POP発行用PC2からファイル管理装置1に、商品ファイルのPOPフォーマットから印字売価までの各商品データが品番をキーとして送信される際に、併せてPOSレジスタP1〜P3へも同時に、同データを送信するようにしても良い。これにより、POSレジスタでもファイル管理装置と同様に、どの品番の商品が印字されたのか、いつ印字されたのか、売価はいくらで印字されたのか等が分かるようになる。
【0035】
つまり、ファイル管理装置での売価変更操作と同様に、POSレジスタで売価変更操作を行う際に、印字フラグが「1」の商品についてPOPシートが既に発行している事をPOSレジスタで報知することで、POSレジスタのオペレータに注意を促す事ができる。なお、POSレジスタで売価変更した場合は、ファイル管理装置へその変更データを送信して商品ファイルの売価を変更することで、ファイル管理装置1とPOSレジスタP1〜P3との商品ファイルは一致するようになる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、スーパーマーケット等の店内広告として用いられるPOPシートを発行するPOP発行システムに用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態にかかるPOP発行システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同POP発行システムにおけるファイル管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同POP発行システムにおけるPOP発行用PCの構成を示すブロック図である。
【図4】同POP発行システムにおけるPOSレジスタの構成を示すブロック図である。
【図5】同POP発行システムにおける商品ファイルの一例を示す図である。
【図6】同POP発行システムにおけるファイル管理装置のCPUの処理フローを示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 … ファイル管理装置
2 … POP発行用PC
3 … 専用プリンタ
P1〜P3 … POSレジスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品コード、売価、品名等の商品データが記憶された商品ファイルと、
前記商品ファイルから読み出された商品データに基づいて買い上げ商品の登録を行うPOS端末と、
前記商品ファイルから読み出された商品データに基づいてPOPシートを印字発行するPOP発行装置と、
前記商品ファイルを管理するファイル管理装置とを具備するPOP発行システムにおいて、
前記POP発行装置は、前記読み出された商品データに基づいてPOPシートが印字発行された際、該発行されたPOPシートの商品を特定可能に記憶する記憶手段と、
前記POPシートが発行された商品の売価を変更する操作がされた時、前記POPシートが発行済みである旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とするPOP発行システム。
【請求項2】
前記POP発行装置の記憶手段は、前記POPシートを発行した日時を示す日時データをさらに記憶し、前記報知手段は、前記日時データから現在日時までの経過時間に応じて報知の形態を変更することを特徴とする請求項1に記載のPOP発行システム。
【請求項3】
前記ファイル管理装置は、前記特定された商品の商品データを受信し、前記POPシートが発行された商品の売価を変更する操作は前記ファイル管理装置にてされ、前記ファイル管理装置に前記報知手段を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のPOP発行システム。
【請求項4】
前記ファイル管理装置は、前記特定された商品の商品データを受信し、前記特定された商品の売価を変更する操作が、前記ファイル管理装置にてされた場合、前記POP発行装置に対して、前記変更後の売価でのPOPシート発行指示を送信する送信手段を設け、前記POP発行装置には該POPシート発行指示に基づき、前記POP発行装置から前記変更後の売価でのPOPシートの印字発行を促す報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のPOP発行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−122133(P2007−122133A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−309540(P2005−309540)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】