説明

POSシステムおよびPOSシステムの制御方法

【課題】違算を発生させることなく、釣銭機を単独操作させることで釣銭機の入出金処理を迅速に行わせる。
【解決手段】釣銭機10の入出金情報送信部13は単独操作の開始指示を受信することで開始された入出金処理の入出金情報をPOS端末20に送信する。POS端末20のアイコン表示/削除部22は入出金情報を受信したことを示すアイコンを表示画面上に表示させ、交代処理禁止/解除部23はオペレータ交代処理の実行を禁止させる。入出金情報登録部27は、アイコンへの実行指示により表示される入出金種別入力画面から入力された入出金の種別を含む入出金情報を記憶部に登録する。全ての入出金情報に対応する入出金の種別が登録された場合に、アイコン表示/削除部22は、表示画面上からアイコンを削除し、交代処理禁止/解除部23は、オペレータの交代処理の実行の禁止を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムおよびその制御方法に関し、特に、釣銭機の入出金処理を迅速に行わせることができるPOSシステムおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
顧客が購入する商品を精算して入出金情報を管理するシステムとしてPOSシステムが広く用いられている。このようなPOSシステムには、POS端末に釣銭機を接続したPOSシステムもある。下記特許文献1には、POS端末に釣銭機を接続したPOSシステムに関する技術が開示されており、このPOSシステムでは、予めPOS端末で入出金の処理データを生成しておき、この処理データをPOS端末から取得した釣銭機が、処理データに含まれる処理区分に応じて入金や出金の処理を行っている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−117456号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、釣銭機は、独立して動作させることができる装置であるため、釣銭機で行われる入出金処理の内容を管理する機能を有している。しかしながら、POSシステムでは、釣銭機で管理されていない情報、例えば、入出金処理の種類についても管理している。したがって、POS端末に釣銭機を接続したPOSシステムでは、入出金情報を一元管理するために、釣銭機で行われた入出金処理の内容をPOS端末に送信させるのではなく、予めPOS端末で入出金処理の種類を含む入出金情報を入力して釣銭機に入出金処理を開始させる指示を送信してから、釣銭機で入出金処理を行わせることとしている。これにより、POS端末と釣銭機の双方で管理されている入出金情報の整合性をとっている。
【0005】
ところが、予めPOS端末で入出金情報を入力させてから釣銭機に入出金処理を実行させていると、例えば、釣銭機に収納されている釣銭が切れた場合には、入出金処理に手間がかかり時間を要してしまう。したがって、例えば、迅速に精算することが要求される量販店等では、顧客を待たせてしまう要因となり、問題となる。そこで、迅速性を優先させて、POS端末からの開始指示を受けずに釣銭機を単独で操作させて入出金処理を行うことがある。この場合には、予めPOS端末で行われる入出金処理の種類を含む入出金情報の入力作業等を省略させることができるため、そのぶん入出金処理に要する時間を短縮させることができる。
【0006】
しかしながら、POS端末からの開始指示を受けずに釣銭機を単独で操作させて入出金操作を行った場合には、釣銭機では入出金処理の種類が管理されておらず、この入出金処理の種類を含む入出金情報をPOS端末に送信することができないため、POS端末と釣銭機の双方で管理されている入出金情報の整合性がとれなくなる。これにより、その入出金処理の使途を後から特定することができなくなり、違算が発生してしまうという問題がある。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、違算を発生させることなく、釣銭機を単独操作させることで釣銭機の入出金処理を迅速に行わせることができるPOSシステムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムであって、上記釣銭機は、自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信手段と、開始指示受信手段によって単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報をPOS端末に送信する入出金情報送信手段と、を備え、上記POS端末は、釣銭機から送信された入出金情報を受信する入出金情報受信手段と、入出金情報受信手段によって入出金情報が受信された場合に、入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示手段と、指標表示手段によって表示された指標に対する実行指示を検知する実行指示検知手段と、実行指示検知手段によって実行指示が検知された場合に、入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示手段と、入力画面表示手段によって表示された入力画面から入力された入出金の種別を、入出金額を含む入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録手段と、入出金情報受信手段によって受信された全ての入出金情報に含まれる入出金額に対応する入出金の種別が登録された場合に、表示画面上から指標を削除する指標削除手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムを制御する方法であって、上記釣銭機が、自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信工程と、開始指示受信工程において単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報をPOS端末に送信する入出金情報送信工程と、を含み、上記POS端末が、釣銭機から送信された入出金情報を受信する入出金情報受信工程と、入出金情報受信工程において入出金情報が受信された場合に、入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示工程と、指標表示工程において表示された指標に対する実行指示を検知する実行指示検知工程と、実行指示検知工程において実行指示が検知された場合に、入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示工程と、入力画面表示工程において表示された入力画面から入力された入出金の種別を、入出金額を含む入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録工程と、入出金情報受信工程において受信された全ての入出金情報に含まれる入出金額に対応する入出金の種別が登録された場合に、表示画面上から指標を削除する指標削除工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、釣銭機は、オペレータの操作指示による単独操作開始指示を受信すると、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報をPOS端末に送信することができ、POS端末は、釣銭機から送信された入出金情報を受信すると、入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させ、この指標に対する実行指示を検知すると、入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示させ、この入力画面から入力された入出金の種別を、入出金額を含む入出金情報に対応付けて記憶手段に登録させることができるとともに、表示画面上から指標を削除させることができる。したがって、オペレータが釣銭機を単独で操作して入出金した場合であっても、その操作により入出金された額を含む入出金情報がPOS端末に通知され、この入出金情報を受信したPOS端末では、入出金情報に対応する入出金の種別をオペレータに入力するように促すことができ、オペレータにより入力された入出金の種別を入出金情報に対応付けて記憶手段に登録させることができ、釣銭機の単独操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別が入力されたときに、オペレータへの入力の促しを終了させることができる。それゆえに、違算を発生させることなく、釣銭機を単独操作させることで釣銭機の入出金処理を迅速に行わせることができる。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、上記POS端末は、オペレータの交代処理を実行する交代処理実行手段と、指標表示手段によって指標が表示された場合に、交代処理の実行を禁止させる禁止手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、釣銭機を単独で操作したオペレータが、その操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別を入力しない限り、オペレータの交代処理が禁止されるため、POS端末では、全ての入出金の内容を確実に管理することができる。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、上記POS端末は、指標削除手段によって指標が削除された場合に、交代処理の実行の禁止を解除する解除手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
これにより、釣銭機を単独で操作したオペレータが、その操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別を入力し終えた段階で、オペレータの交代処理を再開させることができる。
【0015】
また、本発明は、上記発明において、上記POS端末は、登録手段によって登録された入出金の種別および入出金情報を用いて各種帳票を印刷して出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする。
【0016】
これにより、釣銭機の単独操作により入力された入出金情報を、POS端末から入力された入出金の種別とともに、レシートやジャーナル等の各種の帳票に印刷して出力させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、オペレータが釣銭機を単独で操作して入出金した場合であっても、その操作により入出金された額を含む入出金情報がPOS端末に通知され、この入出金情報を受信したPOS端末では、入出金情報に対応する入出金の種別をオペレータに入力するように促すことができ、オペレータにより入力された入出金の種別を入出金情報に対応付けて記憶手段に登録させることができ、釣銭機の単独操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別が入力されたときに、オペレータへの入力の促しを終了させることができる。
【0018】
また、本発明によれば、釣銭機を単独で操作したオペレータが、その操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別を入力しない限り、オペレータの交代処理が禁止されるため、POS端末では、全ての入出金の内容を確実に管理することができる。
【0019】
また、本発明によれば、釣銭機を単独で操作したオペレータが、その操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別を入力し終えた段階で、オペレータの交代処理を再開させることができる。
【0020】
すなわち、本発明によれば、違算を発生させることなく、釣銭機を単独操作させることで釣銭機の入出金処理を迅速に行わせることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るPOSシステムおよびその制御方法の好適な実施形態を詳細に説明する。
【実施例】
【0022】
まず、本実施例におけるPOSシステムの構成について説明する。図1は、POSシステムの構成を示す図である。同図に示すように、POSシステム1は、釣銭機10と、POS端末20とを有する。
【0023】
釣銭機10は、POS端末20と連動して動作可能な装置である。具体的には、例えば、POS端末20で商品の売上処理が行われ、釣銭機10の投入口から紙幣または硬貨が投入されると、この投入金額から売上金額を差し引いた釣銭を出金口から排出する。一方、POS端末20は、顧客が購入する商品の売上処理を行うとともに入出金情報等を管理する装置である。
【0024】
図2および図3を参照して釣銭機10の一般的な構造について説明する。図2は、釣銭札機の外観斜視図である。同図に示す釣銭札機は、硬貨用釣銭機10Aと紙幣用釣札機10Bとを有する。硬貨用釣銭機10Aは、投入口111Aから投入された硬貨を取り込み、排出口112Aや返却口113Aから硬貨を排出する装置である。紙幣用釣札機10Bは、投入口111Bから投入された紙幣を取り込み、返却口を兼ねる排出口112Bから紙幣を排出する装置である。なお、硬貨用釣銭機10Aと紙幣用釣札機10Bは、機能的には同様の構成を有する。したがって、本実施例では、説明を簡略化するために、釣銭機として、硬貨用釣銭機10Aを用いた場合の実施例について説明することとする。ただし、これは、本発明に適用可能な釣銭機を、硬貨用釣銭機10Aに限定するものではない。すなわち、本発明に適用可能な釣銭機は、硬貨用釣銭機10Aと紙幣用釣札機10Bとを有する釣銭札機であってもよいし、硬貨用釣銭機10Aと紙幣用釣札機10Bのいずれか一方であってもよい。
【0025】
図3は、釣銭機の上面内部構造図である。同図に示すように、釣銭機10は、投入口111、収納装置117、排出口112、投入口111と収納装置117との間に形成される入金搬送経路(経路a,経路b,経路c,経路d)、収納装置117と排出口112との間に形成される出金搬送経路(経路e,経路f)を有する。収納装置117には、1円用収納庫1171、50円用収納庫1172、5円用収納庫1173、100円用収納庫1174、10円用収納庫1175および500円用収納庫1176が設けられている。入金搬送経路には、入金された貨幣の金種を識別して入金額を集計する検銭部114と、貨幣を一時的に保留させる一時保留部115とが含まれる。出金搬送経路には、収納装置117から硬貨を出金させる出金部118が含まれる。
【0026】
このような釣銭機10において、例えば、投入口111から5円硬貨が投入された場合には、5円硬貨は、経路aを通過して検銭部114に搬送される。そして、検銭部114で金種が5円であることが識別され、入金額が集計された後に、5円硬貨は、経路bを通過して一時保留部115に搬送される。その後、一時保留部115から搬送された5円硬貨は、収納切換ゲート122によって切り換えられた経路cおよび経路dを通過して5円用収納庫1173に格納される。一方、例えば、5円硬貨が出金される場合には、出金部118によって5円用収納庫1173から出金(経路e)された5円硬貨は、出金切換ゲート123によって切り換えられた経路fを通過して出金口112に排出される。
【0027】
釣銭機では、入出金処理時に上述した金種の識別や金額の集計等が行われるため、入出金処理に時間を要してしまうが、これらの時間を短縮させることは難しい。一方、POS端末からの開始指示を受けずに釣銭機を単独で操作して入出金処理を行うことで、POS端末での入出金情報の事前入力等を省略させることができるため、そのぶん入出金処理に要する時間を短縮させることができる。そこで、本実施例では、釣銭機10を単独で操作して入出金処理を行った場合には、その入出金処理の内容をPOS端末20に通知させ、その通知を受けたPOS端末20では、画面上にアイコンを表示させて、このアイコンをオペレータに実行させることで入出金処理の種類を後から追加入力できることとした。これにより、入出金処理を行うときに商品の精算を待つ顧客がいる場合には、釣銭機10を単独操作させることで、少しでも早く入出金処理を終了させて、迅速に顧客の精算に対応させることが可能となる。また、POS端末20にアイコンを表示させることで、オペレータは、精算を待つ顧客がいくなったときに入出金処理の種類を追加入力させることができるため、違算の発生を防ぐことが可能となる。つまり、違算を発生させることなく、釣銭機10を単独操作させることができ、これにより釣銭機の入出金処理を迅速に行わせることが可能となる。以下に、このような特徴を有するPOSシステムの仕組みについて説明する。
【0028】
図1に示すように、釣銭機10は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、入力部104と、入出金装置105とを有する。制御部101は、釣銭機10を全体制御する制御装置である。記憶部102は、制御部101での処理に用いられる各種のプログラムやデータを記憶するメモリである。通信部103は、釣銭機10とPOS端末20との間で行われる通信を制御する通信インターフェースである。入力部104は、各種の情報を入力するための入力部であり、特定の操作ボタンであってもよいし、複数の操作ボタンを操作させて各種情報を入力させる表示部付きの入力装置であってもよい。入金装置105は、貨幣投入口から入金された貨幣を貨幣収納部まで搬送するとともに、貨幣収納部から出金される貨幣を貨幣排出口まで搬送する装置である。
【0029】
制御部101は、例えば、単独操作開始指示受信部11と、入出金処理部12と、入出金情報送信部13とを有する。
【0030】
単独操作開始指示受信部11は、オペレータが釣銭機10の入力部104を操作することによって発信される単独操作開始指示信号を受信する。単独操作とは、POS端末からの入出金処理の開始指示を受けずに釣銭機を単独の装置として操作させることをいう。すなわち、POS端末からの入出金処理の開始指示を受けてから釣銭機を操作することは含まれない。単独操作信号を受信するか否かによって、この後に入出金処理部12によって行われる入出金処理の内容をPOS端末20に送信するか否かが決定される。つまり、単独操作信号を受信した後に、入出金処理が実行された場合には、入出金処理の内容が、後述する入出金情報送信部13によってPOS端末20に送信される。一方、単独操作信号を受信せずに、入出金処理が実行された場合には、入出金処理の内容はPOS端末20に送信されない。これにより、単独操作によって入出金処理が行われた場合にのみ、入出金処理の内容をPOS端末20に送信させることができる。一方、POS端末20からの入出金実行指示を受けて入出金処理が行われた場合には、入出金処理の内容をPOS端末20に送信する必要がないため、不要な処理を省くことができる。
【0031】
入出金処理部12は、各種の入出金処理を実行する。入出金処理の種別としては、例えば、釣銭準備金を入金する処理、自動販売機の売上を入金する処理、商品券の売上を入金する処理、中間回収金による出金処理等がある。ところで、これらの入出金処理の種別は、POS端末20からの実行指示によって判別可能な情報である。したがって、単独操作時には、単にオペレータの操作指示にしたがって貨幣を入金する処理または貨幣を出金する処理を行うことになる。なお、この入出金処理の内容は、制御部101によって記憶部102に記憶されて管理されることになる。
【0032】
入出金情報送信部13は、単独操作開始指示受信部11によって単独操作の開始指示が受信された場合に、その後に入出金処理部12によって行われた入出金処理の内容を含む入出金情報を、通信部103を介してPOS端末20に送信する。この入出金情報には、例えば、オペレータID、入出金区分、入出金額、入出金時刻等が含まれる。また、入出金情報送信部13は、入出金情報を送信する際に、釣銭機10とPOS端末20との間を接続する回線が通信可能な状態であるか否かを判定し、通信可能な状態であると判定した場合に、入出金情報を送信する。一方、入出金情報送信部13は、この判定で通信不能な状態であると判定した場合には、POS端末20との接続回線が通信可能な状態になるまで、所定時間おきに上記判定を繰り返す。ここで、POS端末との接続回線が通信可能であると判定する場合としては、例えば、釣銭機が送信した接続確認信号に対する応答信号をPOS端末から受信した場合が該当する。一方、POS端末との接続回線が通信不能であると判定する場合としては、例えば、釣銭機が送信した接続確認信号に対する応答信号がPOS端末から受信できなかった場合が該当する。通信不能となる要因としては、例えば、POS端末が故障する等して電源がOFFになっている場合や、接続回線が切断されている場合などが該当する。
【0033】
図1に示すように、POS端末20は、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、入力部204と、タッチパネル付きディスプレイ205と、プリンタ206とを有する。制御部201は、POS端末20を全体制御する制御装置である。記憶部202は、制御部201での処理に用いられる各種のプログラムやデータを記憶するメモリである。通信部203は、POS端末20と釣銭機10との間で行われる通信を制御する通信インターフェースである。入力部104は、各種情報を入力するための入力部であり、例えば、操作キーやバーコードスキャナ等が該当する。タッチパネル付きディスプレイ205は、タッチパネルを装備した表示装置である。プリンタ206は、各種帳票等を印刷して出力する出力装置である。
【0034】
制御部201は、例えば、入出金情報受信部21と、アイコン表示/削除部22と、交代処理禁止/解除部23と、交代処理実行部24と、アイコン実行判定部25と、入力画面表示部26と、入出金情報登録部27と、入出金情報印刷部28とを有する。
【0035】
入出金情報受信部21は、釣銭機10から送信された入出金情報を通信部203を介して受信する。
【0036】
アイコン表示/削除部22は、入出金情報受信部21によって入出金情報が受信された場合に、入出金情報が受信されたことを示すアイコンをタッチパネル付きディスプレイ205の表示画面上に表示させる。なお、表示画面上に表示させるのはアイコンには限定されず、入出金情報を受信したことをオペレータが認識できる指標を表示させることができればよい。また、アイコン表示/削除部22は、後述する入出金情報登録部27によって、釣銭機10を単独操作することで発生した全ての入出金情報に含まれる入出金額に対応する入出金の種別が登録された場合に、表示画面上からアイコンを削除する。すなわち、入出金の種別が未登録である入出金情報が存在しなくなった場合に、表示画面上からアイコンを削除する。
【0037】
交代処理禁止/解除部23は、アイコン表示/削除部22によってアイコンが表示された場合に、後述する交代処理実行部24によって実行されるオペレータ交代処理の実行を禁止させる。具体的には、オペレータが交代処理を実行させるときに入力部204を介して入力される交代処理の実行指示を無効にする。また、交代処理禁止/解除部23は、アイコン表示/削除部22によってアイコンが削除された場合に、オペレータの交代処理の実行の禁止を解除する。
【0038】
交代処理実行部24は、POSシステムを取り扱うオペレータが交代するときに実行されるオペレータ交代処理を実行する。
【0039】
アイコン実行判定部25は、アイコン表示/削除部22によって表示されたアイコンに対する実行指示の有無を判定する。すなわち、アイコン実行判定部25は、アイコン表示/削除部22によって表示されたアイコンに対する実行指示を検知する。アイコンに対する実行指示としては、例えば、指等でアイコンをタッチすることや、ポインティングデバイスのポインタでアイコンを選択してクリックやダブルクリックすること等が該当する。
【0040】
入力画面表示部26は、アイコン実行判定部25によってアイコンへの実行指示が検知された場合に、入出金情報受信部21によって受信された入出金情報ごとに入出金の種別を入力させる入出金種別入力画面をタッチパネル付きディスプレイ205の表示画面上に表示する。ここで、図4を参照して、入出金種別入力画面の画面構成について説明する。図4は、入出金種別入力画面の画面構成を例示する図である。同図に示すように、入出金種別入力画面には、二つの入出金情報が表示されており、それぞれの入出金情報ごとに、入出金の種別を入力するための入力フィールドF1,F2が設けられている。そして、入出金時刻が“14:45”であり、入出金区分が“入金”であり、入出金額が“\23,000”である入出金情報に対応する入出金種別の入力フィールドF1には、“釣銭準備金”が入力されている。一方、入出金時刻が“15:30”であり、入出金区分が“出金”であり、入出金額が“\100,000”である入出金情報に対応する入出金種別の入力フィールドF2には、“中間回収金”が入力されている。この入力フィールドF1,F2は、プルダウン方式でデータ入力可能なフィールドであり、複数用意された種別の中から該当する種別を選択することで入出金の種別を入力することができる。また、入出金種別入力画面に設けられた登録ボタンがタッチされると、後述する入出金情報登録部27によって入出金種別を含めた入出金情報がメモリに記憶される。
【0041】
入出金情報登録部27は、入出金種別入力画面から入力された入出金の種別を、入出金情報受信部21によって受信された入出金情報に対応付けて記憶部202に記憶させる。図5を参照して、記憶部202に記憶される入出金情報のデータ構成について説明する。図5は、入出金情報のデータ構成を例示する図である。同図に示すように、入出金情報は、例えば、オペレータID、入出金区分、入出金額、入出金時刻、入出金種別を有する。入出金情報のうち、オペレータID、入出金区分、入出金額、入出金時刻には、釣銭機10から受信した入出金情報に含まれるオペレータID、入出金区分、入出金額、入出金時刻の各データが格納される。入出金情報のうちの入出金種別には、入出金種別入力画面で入力された入出金種別のデータが格納される。
【0042】
入出金情報印刷部28は、オペレータの操作指示等に従って、記憶部202に記憶された入出金情報を用いて、入出金情報の登録結果や、レシート、ジャーナル等の各種の帳票類を印刷してプリンタ206から出力させる。
【0043】
次に、図6および図7を参照して、本実施例における釣銭機10およびPOS端末20の処理手順について説明する。図6は、実施例における釣銭機10の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、釣銭準備金を釣銭機10に入金する際の処理が、釣銭機10単独で行われた場合について説明する。
【0044】
最初に、釣銭機10の単独操作開始指示受信部11は、オペレータの操作指示によって発信される単独操作の開始指示を受信する(ステップS101)。
【0045】
続いて、入出金処理部12は、投入口から投入される紙幣または硬貨を釣銭準備金として入金するための入出金処理をオペレータの操作指示に従って行う(ステップS102)。
【0046】
続いて、入出金情報送信部13は、釣銭機10とPOS端末20との間を接続する回線が通信可能な状態であると判定した場合(ステップS103;YES)に、上記ステップS102の入出金処理で入金された釣銭準備金の額等を含む入出金情報をPOS端末20に送信する(ステップS104)。一方、POS端末20との接続回線が通信不能な状態であると判定した場合(ステップS103;NO)には、POS端末20との接続回線が通信可能な状態になるまで、所定時間おきにステップS103の判定を繰り返す。
【0047】
図7は、実施例におけるPOS端末20の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、上述したステップS104(図6)において釣銭機10から送信された入出金情報をPOS端末20が受信した場合の処理について説明する。
【0048】
最初に、POS端末20の入出金情報受信部21は、釣銭機10から送信された入出金情報を受信する(ステップS111)。
【0049】
続いて、アイコン表示/削除部22は、入出金情報が受信されたことを示すアイコンを表示画面上に表示させる(ステップS112)。
【0050】
続いて、交代処理禁止/解除部23は、交代処理実行部24によるオペレータ交代処理の実行を禁止させる(ステップS113)。
【0051】
続いて、アイコン実行判定部25は、画面上に表示されたアイコンへの実行指示の有無を判定する(ステップS114)。この判定がNOである場合(ステップS114;NO)には、実行指示が検知されるまで待機状態となる。一方、アイコンへの実行指示が有ったと判定された場合、すなわち、アイコンへの実行指示が検知された場合(ステップS114;YES)に、入力画面表示部26は、入出金種別入力画面を表示画面上に表示する(ステップS115)。
【0052】
続いて、オペレータが入出金種別入力画面から入出金種別を選択入力して登録ボタンをタッチすると、入出金情報登録部27は、入出金種別入力画面から入力された入出金の種別を、入出金情報受信部21によって受信された入出金情報に対応付けて記憶部202に登録する(ステップS116)。すなわち、入出金の種別を含む入出金情報が記憶部202に登録される。
【0053】
続いて、入出金情報印刷部28は、記憶部202に記憶された入出金情報を用いて、入出金情報の登録結果を印刷してプリンタ206から出力させる(ステップS117)。
【0054】
次に、アイコン表示/削除部22は、入出金情報受信部21によって受信された全ての入出金情報に対応する入出金の種別が登録されているか否かを判定する(ステップS118)。この判定がNOである場合(ステップS118;NO)には、処理を上述したステップS114に移行する。
【0055】
一方、上述した全ての入出金情報に対応する入出金の種別が登録されていると判定された場合(ステップS118;YES)に、アイコン表示/削除部22は、表示画面上からアイコンを削除する(ステップS119)。
【0056】
続いて、交代処理禁止/解除部23は、オペレータの交代処理の実行の禁止を解除する(ステップS120)。
【0057】
上述してきたように、本実施例のPOSシステム1によれば、釣銭機10は、オペレータの操作指示による単独操作の開始指示を受信すると、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報をPOS端末20に送信することができる。一方、POS端末20は、釣銭機10から送信された入出金情報を受信すると、入出金情報が受信されたことを示すアイコンを表示画面上に表示させ、このアイコンに対する実行指示を検知すると、入出金種別入力画面を表示画面上に表示させ、この入出金種別入力画面から入力された入出金の種別を、入出金額を含む入出金情報に対応付けて記憶部に登録させることができるとともに、表示画面上からアイコンを削除させることができる。
【0058】
したがって、オペレータが釣銭機10を単独で操作して入出金した場合であっても、その操作により入出金された額を含む入出金情報がPOS端末20に確実に通知され、この入出金情報を受信したPOS端末20では、入出金情報に対応する入出金の種別をオペレータに入力するように促すことができる。そして、オペレータによって入力された入出金の種別を入出金情報に対応付けてメモリに登録させることができ、釣銭機10の単独操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別が入力されたときに、オペレータへの入力の促しを終了させることができる。それゆえに、違算を発生させることなく、釣銭機10を単独操作させることで釣銭機10の入出金処理を迅速に行わせることができる。
【0059】
また、本実施例のPOSシステム1によれば、表示画面上にアイコンが表示された場合に交代処理の実行が禁止され、表示画面上からアイコンが削除された場合に交代処理の実行の禁止が解除される。したがって、釣銭機10を単独で操作したオペレータが、その操作により発生した全ての入出金情報の入出金の種別を入力しない限り、オペレータの交代処理を禁止することができ、全ての入出金情報の入出金の種別を入力し終えた段階で、オペレータの交代処理を再開させることができる。これにより、POS端末20側では、全ての入出金の内容をより確実に管理することができる。
【0060】
(付記1)POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムであって、
前記釣銭機は、
自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信手段と、
前記開始指示受信手段によって前記単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報を前記POS端末に送信する入出金情報送信手段と、を備え、
前記POS端末は、
前記釣銭機から送信された前記入出金情報を受信する入出金情報受信手段と、
前記入出金情報受信手段によって前記入出金情報が受信された場合に、前記入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示手段と、
前記指標表示手段によって表示された前記指標に対する実行指示を検知する実行指示検知手段と、
前記実行指示検知手段によって前記実行指示が検知された場合に、前記入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示手段と、
前記入力画面表示手段によって表示された前記入力画面から入力された前記入出金の種別を、前記入出金額を含む前記入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録手段と、
前記入出金情報受信手段によって受信された全ての前記入出金情報に含まれる入出金額に対応する前記入出金の種別が登録された場合に、前記表示画面上から前記指標を削除する指標削除手段と、を備える
ことを特徴とするPOSシステム。
【0061】
(付記2)前記POS端末は、
オペレータの交代処理を実行する交代処理実行手段と、
前記指標表示手段によって前記指標が表示された場合に、前記交代処理の実行を禁止させる禁止手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のPOSシステム。
【0062】
(付記3)前記POS端末は、
前記指標削除手段によって前記指標が削除された場合に、前記交代処理の実行の禁止を解除する解除手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記2に記載のPOSシステム。
【0063】
(付記4)前記POS端末は、
前記登録手段によって登録された前記入出金の種別および前記入出金情報を用いて各種帳票を印刷して出力する出力手段を
さらに備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載のPOSシステム。
【0064】
(付記5)POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムを制御する方法であって、
前記釣銭機が、
自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信工程と、
前記開始指示受信工程において前記単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報を前記POS端末に送信する入出金情報送信工程と、を含み、
前記POS端末が、
前記釣銭機から送信された前記入出金情報を受信する入出金情報受信工程と、
前記入出金情報受信工程において前記入出金情報が受信された場合に、前記入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示工程と、
前記指標表示工程において表示された前記指標に対する実行指示を検知する実行指示検知工程と、
前記実行指示検知工程において前記実行指示が検知された場合に、前記入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示工程と、
前記入力画面表示工程において表示された前記入力画面から入力された前記入出金の種別を、前記入出金額を含む前記入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録工程と、
前記入出金情報受信工程において受信された全ての前記入出金情報に含まれる入出金額に対応する前記入出金の種別が登録された場合に、前記表示画面上から前記指標を削除する指標削除工程と、を含む
ことを特徴とするPOSシステムの制御方法。
【0065】
(付記6)前記POS端末が、
オペレータの交代処理を実行する交代処理実行工程と、
前記指標表示工程において前記指標が表示された場合に、前記交代処理の実行を禁止させる禁止工程と、
をさらに含むことを特徴とする付記5に記載のPOSシステムの制御方法。
【0066】
(付記7)前記POS端末は、
前記指標削除工程において前記指標が削除された場合に、前記交代処理の実行の禁止を解除する解除工程と、
をさらに含むことを特徴とする付記6に記載のPOSシステムの制御方法。
【0067】
(付記8)前記POS端末は、
前記登録工程において登録された前記入出金の種別および前記入出金情報を用いて各種帳票を印刷して出力する出力工程を
さらに含むことを特徴とする付記5〜7のいずれか1つに記載のPOSシステムの制御方法。
【産業上の利用可能性】
【0068】
以上のように、本発明にかかるPOSシステムおよびその制御方法は、POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムに対して有用であり、特に、釣銭機の入出金処理を迅速に行わせるPOSシステムに適している。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】POSシステムの構成を示す図である。
【図2】釣銭札機の外観斜視図である。
【図3】釣銭札機の上面内部構造図である。
【図4】入出金種別入力画面の画面構成を例示する図である。
【図5】入出金情報のデータ構成を例示する図である。
【図6】実施例における釣銭機の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施例におけるPOS端末の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0070】
1 POSシステム
10 釣銭機
11 単独操作開始指示受信部
12 入出金処理部
13 入出金情報送信部
101 制御部
102 記憶部
103 通信部
104 入力部
105 入出金装置
20 POS端末
21 入出金情報受信部
22 アイコン表示/削除部
23 交代処理禁止/解除部
24 交代処理実行部
25 アイコン実行判定部
26 入力画面表示部
27 入出金情報登録部
28 入出金情報印刷部
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 入力部
205 タッチパネル付きディスプレイ
206 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムであって、
前記釣銭機は、
自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信手段と、
前記開始指示受信手段によって前記単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報を前記POS端末に送信する入出金情報送信手段と、を備え、
前記POS端末は、
前記釣銭機から送信された前記入出金情報を受信する入出金情報受信手段と、
前記入出金情報受信手段によって前記入出金情報が受信された場合に、前記入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示手段と、
前記指標表示手段によって表示された前記指標に対する実行指示を検知する実行指示検知手段と、
前記実行指示検知手段によって前記実行指示が検知された場合に、前記入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示手段と、
前記入力画面表示手段によって表示された前記入力画面から入力された前記入出金の種別を、前記入出金額を含む前記入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録手段と、
前記入出金情報受信手段によって受信された全ての前記入出金情報に含まれる入出金額に対応する前記入出金の種別が登録された場合に、前記表示画面上から前記指標を削除する指標削除手段と、を備える
ことを特徴とするPOSシステム。
【請求項2】
前記POS端末は、
オペレータの交代処理を実行する交代処理実行手段と、
前記指標表示手段によって前記指標が表示された場合に、前記交代処理の実行を禁止させる禁止手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
【請求項3】
前記POS端末は、
前記指標削除手段によって前記指標が削除された場合に、前記交代処理の実行の禁止を解除する解除手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のPOSシステム。
【請求項4】
前記POS端末は、
前記登録手段によって登録された前記入出金の種別および前記入出金情報を用いて各種帳票を印刷して出力する出力手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のPOSシステム。
【請求項5】
POS端末と釣銭機とを有するPOSシステムを制御する方法であって、
前記釣銭機が、
自機単独での入出金操作を開始させる単独操作開始指示を受信する開始指示受信工程と、
前記開始指示受信工程において前記単独操作開始指示が受信された場合に、その後に入出金された入出金額を含む入出金情報を前記POS端末に送信する入出金情報送信工程と、を含み、
前記POS端末が、
前記釣銭機から送信された前記入出金情報を受信する入出金情報受信工程と、
前記入出金情報受信工程において前記入出金情報が受信された場合に、前記入出金情報が受信されたことを示す指標を表示画面上に表示させる指標表示工程と、
前記指標表示工程において表示された前記指標に対する実行指示を検知する実行指示検知工程と、
前記実行指示検知工程において前記実行指示が検知された場合に、前記入出金情報に含まれる入出金額ごとに入出金の種別を入力させる入力画面を表示画面上に表示する入力画面表示工程と、
前記入力画面表示工程において表示された前記入力画面から入力された前記入出金の種別を、前記入出金額を含む前記入出金情報に対応付けて記憶手段に登録する登録工程と、
前記入出金情報受信工程において受信された全ての前記入出金情報に含まれる入出金額に対応する前記入出金の種別が登録された場合に、前記表示画面上から前記指標を削除する指標削除工程と、を含む
ことを特徴とするPOSシステムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−243056(P2008−243056A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−85788(P2007−85788)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【出願人】(000237639)富士通フロンテック株式会社 (667)
【Fターム(参考)】