説明

R付き覆蓋

【課題】 処理池、水路などの開口部に装着されるR付きの覆蓋であって、型を用いることなしに製造することが可能で、軽量性、耐食性、生産性に優れたR付き覆蓋を提案する。
【解決手段】
所定の厚さを有するガラス繊維強化プラスチック製のハニカム構造体の開口している上下両端にそれぞれガラス繊維強化プラスチック製の表面板を積層してなるサンドイッチパネルの側縁を、ガラス繊維強化プラスチック製の側面補強材に一体化させてなるR付き覆蓋。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、上下水道用施設・処理場における処理池、水路などの開口部を防塵、防臭、墜落防止などのために覆う覆蓋に関し、特に、長手方向の長さが、3〜10m程度ある長スパンの開口部に装着されるのに適したR付き覆蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、上水処理場における処理池(例えば、凝集池、フロック形成池、沈殿池、砂濾過池、珪藻土濾過池)、下水処理場における処理池(例えば、沈殿池、曝気槽)、水路、あるいは大量の水を使用する工場施設や農業施設における水収容部・水流動部の上側などの開口部には、防塵、防臭、墜落防止などの目的で覆蓋が装着されることがある。
【0003】
この覆蓋に関しては、軽量性、耐食性、生産性などを考慮して種々のものが提案されている。
【0004】
例えば、特開平9−78683号公報には、メラミン板とフェノール積層板との間隙に、硬質ポリウレタンフォーム材を注入発泡して得られたサンドイッチパネルからなり、前述したような開口部を覆うような自由サイズに切り出され、切り口等の発泡体面を合成樹脂で塗布した覆蓋が提案されている。
【特許文献1】特開平9−78683号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した特開平9−78683号公報記載の覆蓋は平坦(フラット)なものであるが、処理池、水路などの前述した開口部が3〜10m程度の長スパンになると、R付きの覆蓋が採用されることがある。この覆蓋に付けられるRは、スパンが大きくなればなるほど大きく、きつくなる。
【0006】
従来、このようなR付き覆蓋を製造する場合には、予め型を準備し、この型を利用して製造するのが一般的であった。
【0007】
このため、スパンの長さが異なり、Rが変化する毎に異なる型を準備する必要がある等、製造が容易でなく、また製造コストの面でも改善すべき点があった。
【0008】
更に、従来のR付き覆蓋を、処理池、水路などの前述した開口部に装着する際には、スパンに応じてリブ補強をする必要があり、スパンが大きくなればなるほど補強が肥大化するので、この面でも改善すべき点があった。
【0009】
本発明は、処理池、水路などの前述した開口部に装着されるR付き覆蓋であって、型を用いることなしに製造することが可能で、軽量性、耐食性、生産性に優れたR付き覆蓋を提案することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、この発明が提案するR付き覆蓋は、所定の厚さを有するガラス繊維強化プラスチック製のハニカム構造体の開口している上下両端にそれぞれガラス繊維強化プラスチック製の表面板を積層してなるサンドイッチパネルの側縁を、ガラス繊維強化プラスチック製の側面補強材に一体化させてなることを特徴とするものである。
【0011】
サンドイッチパネルの中間層を形成するハニカム構造体、サンドイッチパネルの上下層を形成する表面板、サンドイッチパネルの側縁に一体化される側面補強材は、強度、軽量性、耐食性、耐候性、R付き覆蓋を形成するための可撓性などを考慮して、いずれもガラス繊維強化プラスチック(本明細書において、単に「FRP」と表示することがある)製になっている。
【0012】
サンドイッチパネルの中間層を形成するハニカム構造体の所定の厚さは、R付き覆蓋に要求される厚さ、上下に積層されるFRP製の表面板の厚さ、R付き覆蓋に許容される重量等々に応じて適宜定められるが、20mm程度〜70mm程度である。
【0013】
ハニカム構造体に設けられている開口の断面形状は、四角、六角、丸、等々、従来からハニカム構造体において採用されている種々の形状を採用することができる。
【0014】
また、サンドイッチパネルの上下層を形成する表面板の外側表面には、耐候性を高めるためコーティングを施すこともできる。
【0015】
サンドイッチパネルの側縁への側面補強材の一体化は、例えば、FRP製の側面補強材に対して、サンドイッチパネルの側縁をハンドレイアップ法によって取り付けて行うことができる。
【0016】
前述した本発明のR付き覆蓋の厚さ、側面補強材を除いた覆蓋の重さは、要求される強度、スパンの長さなどにもよるが、それぞれ、30mm〜80mm、5〜20kg/mにすることができる。
【0017】
いずれにせよ、各構成部材がFRPからなり、サンドイッチパネルの中間層がハニカム構造体で形成されている本発明のR付き覆蓋は、みかけ密度が水より小さいので、水に浮くことができる。
【0018】
本発明のR付き覆蓋は、1.0KN/mの設計荷重において、l/200以下の許容たわみ量で、中央線荷重1.0KN/mにおいて十分な破壊安全性を有するものになる。
【0019】
また、本発明のR付き覆蓋は、処理池のような開口部に装着されると、直径R≒17mの一定の穏やかな弧に形成され、スパンが小さくなればなるほど平面に近くなり、外観的にも目立たなくなる。
【0020】
また、前記R付き覆蓋は方形状に形成され、その周囲を長手方向に凸型アーチ状に湾曲する枠体が取り付けられると共に、前記枠体の四隅にレール上を走行する車輪が取り付けられ、前記R付き覆蓋の長手方向の両端側に長手方向と直交する向きに配設された一対の前記レール上を走行することを特徴とするR付き覆蓋を提供する。
【0021】
処理池の開口部周縁に装着される前記R付き覆蓋に車輪を取り付け、レール上を走行可能とすれば、開口部が開閉可能となり開口部内の点検及び保守が容易となる。例えば開口部の両端に配設されたレールを開口部よりさらに延在すれば、この延在した部分にR付き覆蓋を移動させて開口部を開放することができる。
【0022】
なおR付き覆蓋の周囲に枠体を取り付けたが、所定の厚さを有するガラス繊維強化プラスチック製のハニカム構造体の開口している上下両端にそれぞれガラス繊維強化プラスチック製の表面板を積層してなるサンドイッチパネルを方形状に形成し、その周囲に長手方向に凸型アーチ状に湾曲する枠体を取り付けてもよい。この場合、枠体が側面補強材の代わりとなる。
【0023】
前記車輪はその回転軸を傾斜した状態で回動可能に取り付けられ、断面が円形状の前記レールの頂部付近から内側に向いた表面上に当接して走行することが好ましい。
【0024】
R付き覆蓋は通常風雨に曝される環境下に設置されるが、傾斜した車輪がレールの頂部から内側にかけて当接することで、R付き覆蓋の荷重がレール上を下向き斜め外側に向けてかかるので強風下での使用においても脱輪しにくい安定した走行が可能となる。
【0025】
また前記R付き覆蓋を少なくとも2以上備え、一の前記R付き覆蓋がその内側に、他の前記R付き覆蓋を重ねて収納可能とすることが好ましい。
【0026】
例えば処理池の開口部両端である、対向する周壁の上部平面上にレールを内側に一対、その外側に一対配設し、この内側の一対のレールを走行する内側のR付き覆蓋と、外側の一対のレールを走行する外側のR付き覆蓋とを備え、この内側のR付き覆蓋を外側の覆蓋が覆うように重なり合えば、処理池の開口部を容易に開放でき、点検及び保守も容易となる。R付き覆蓋を重ねることで開口部を開放できるので、この場合レールを開口部よりも延在する必要はない。
【発明の効果】
【0027】
この発明によれば、上水処理場における処理池(例えば、凝集池、フロック形成池、沈殿池、砂濾過池、珪藻土濾過池)、下水処理場における処理池(例えば、沈殿池、曝気槽)、水路、あるいは大量の水を使用する工場施設や農業施設における水収容部・水流動部の上側などの開口部に装着されるR付きの覆蓋であって、型を用いることなしに製造することが可能で、軽量性、耐食性、生産性に優れたR付き覆蓋を提供することができる。
【0028】
特に、型を使用することなしに製造できるので、小さいロットでも、低コストで製造し、短期間で納品することが可能になる。
【0029】
製造コストの面では、従来の型を用いて製造していた場合に比較して20〜50%のコスト削減が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0031】
この発明のR付き覆蓋1は、所定の厚さを有するFRP製のハニカム構造体2の開口している上下両端に、図2(c)図示のように、それぞれFRP製の表面板3a、3bを積層してなるサンドイッチパネルの側縁を、図1図示のように、FRP製の側面補強材4a、4bに一体化させてなるものである。
【0032】
ハニカム構造体2に設けられている開口の断面形状は、図2(b)、(c)図示のような六角形状の他、四角、丸、等々、従来からハニカム構造体において採用されている種々の形状にすることができる。
【0033】
サンドイッチパネルの上下層を形成する表面板3a、3bの外側表面には、耐候性を高めるため図2(a)図示のように、コーティング8a、8bを施すことができる。
【0034】
サンドイッチパネルの中間層を形成するハニカム構造体2の厚さ(図2(a)中、上下方向の大きさ)は、R付き覆蓋1に要求される厚さ、上下に積層されるFRP製の表面板3a、3bの厚さ、R付き覆蓋に許容される重量等々に応じて適宜定められる。図2(a)図示の例では、ハニカム構造体2の厚さ:25mm、表面板3a、3bの厚さ(図2(a)中、上下方向の大きさ)をそれぞれ5mmとした。また、R付き覆蓋1の長手方向の長さを、処理池の開口部10(図1)の幅に対応させて、5,000mmとし、R付き覆蓋1の横手方向の長さ(側面補強材4a、4bが一体化されるサンドイッチパネルの側縁と側縁との間の間隔)を900mmとした。更に、図2(a)図示の例では、表面板3a、3bの表面に厚さ1mmのコーティング8a、8bを施した。
【0035】
こうして形成したサンドイッチパネルの両側縁を、それぞれ、図4(a)図示のように断面逆L字状で、図1図示のように処理池の開口部10に架け渡されるべく長手方向で緩やかなRがついている弧状の側面補強材4a(FRP製)の内側角部に当接させ、図4(a)乃至(c)図示のように、ハンドレイアップ法により取り付けて一体化して本発明のR付き覆蓋1とした。
【0036】
なお、このR付き覆蓋1の長手方向の両端には、処理池の開口部10への装着用に、ボルト通し孔(不図示)を複数個設けた。
【0037】
このR付き覆蓋1を処理池の開口部10(図1)(スパン:4.7m)に装着する場合には、吊り上げ具によってR付き覆蓋1を吊り上げて、開口部10の両端に架け渡し、図3図示のように、R付き覆蓋1の長手方向の両端を、パッキン6a、6bを介して押さえ金具5で押さえつけ、ボルト7等の固定具を用いて、R付き覆蓋1の長手方向の両端を処理池の開口部10の両端に固定する。
【0038】
図1図示の例では、Rが緩やかな弧状のR付き覆蓋1となる。
【0039】
処理池の開口部10(図1)のスパンの大きさが変更される毎に、この開口部10に装着されるR付き覆蓋1のRの大きさも変化するが、本発明のR付き覆蓋1の場合、処理池の開口部10(図1)のスパンの大きさを考慮して所定の長手方向の長さを有するR付き覆蓋1を作製して、前記のように処理池の開口部10に装着すれば、所望の大きさのRを有するR付き覆蓋1になり、所望の荷重強度、耐力を有するものになる。また、スパンが大きくなっても、スパン長に応じてリブ補強を行う必要がない。
【0040】
すなわち、R付き覆蓋を装着する処理池の開口部10(図1)のスパンの大きさに変動があっても、そのたび毎に、型を準備してR付き覆蓋を製作する必要がなく、処理池の開口部10(図1)のスパンの大きさを考慮して所定の長手方向の長さを有するR付き覆蓋1を作製しさえすればよいので、安価に、かつ、簡単に、所望の荷重強度、耐力を有するR付き覆蓋を製造することができる。
【0041】
なお、本発明のR付き覆蓋1は、処理池の開口部10(図1)のスパンが小さくなればなるほど、開口部10に装着された状態が平面に近くなり、外観的にも目立たなくなる。
【0042】
以上、本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0043】
次に本発明のR付き覆蓋に車輪を取り付け、レール上を走行可能とした他の実施形態について図面を参照して説明する。
【0044】
図5図示のように可動式としたR付き覆蓋15a、15bは処理池等の開口部の周壁11の上部に設けたレール12上を走行するものである。可動式としたR付き覆蓋15a、15bとも図1図示のR付き覆蓋1の周囲にその長手方向に凸型アーチ状に湾曲する枠体16a、16bがそれぞれ設けられている。そして枠体16aの四隅に車輪18aが、枠体16bの四隅に車輪18bがそれぞれ取り付けられている。R付き覆蓋15aと15bとは、R付き覆蓋15aがR付き覆蓋15bの外側を覆うように重なり合って走行可能としたもので、それぞれ大きさも、これらが走行するレールも異にする。
【0045】
走行用に配設されたレール12は、開口部10の周壁11のうち設置されるR付き覆蓋15a、15bの長手方向の両端部にある周壁上部面にそれぞれ内側に一対のレール12bがR付き覆蓋15bに、その外側に一対のレール12aがR付き覆蓋15aにそれぞれ使用される。このレール配置関係により、開口部10を覆うR付き覆蓋15bの外側をR付き覆蓋15aが重なり合うことになる。
【0046】
図6(a)(b)図示のようにこの可動式にしたR付き覆蓋15a、15bで処理池等の開口部10を前面覆う状態にしているとき、R付き覆蓋15bをR付き覆蓋15aの内側に移動走行させるか、あるいはR付き覆蓋15aを移動走行させてR付き覆蓋15bの上に重ねることで、開口部10の略半分が開放され、内部の点検、保守が容易となる。
【0047】
なお一対のレールのみ敷設し、R付き覆蓋も同型のもの一種にするときは、開口部10の開閉用のためにレールを延在してR付き覆蓋を延在したレール上に移動させて開口部10を開放する。しかし図6(a)(b)はR付き覆蓋を重なり可能としたため、レールを開口部10の長さより延在する必要がなく、例えば所定幅の周壁に覆われレール延在スペースのない処理池では設置が容易となる。
【0048】
次に車輪とレールの配置関係を、図7及びその一部を拡大した図8を用いて説明する。図7及び図8図示のように、R付き覆蓋15a、15bの周囲に設けられた枠体16a、16bの下部四隅に車輪18a、18bがそれぞれ取り付けられている。取り付けられた車輪の状態を詳述すると、枠体16a、16b下部の横手方向、すなわち短手方向にその外側を下に位置した状態に傾斜した板部材20a、20bが取り付けられており、この板部材20a、20bに回転軸を垂直にした車輪18a、18bが回動可能に設置されている。そのため、車輪18a、18bは、その回転軸の上部が外側に向けて傾斜した状態になって回動する。
【0049】
開口部10の向かい合う周壁11の上部平面上にそれぞれ2本ずつ配設された断面円形状のレール12は、開口部10の内側に位置する一対のレール12bと、その外側にそれ位置する一対のレール12aとして取り付け金具により設置されている。レール12は断面が円形状であればよく、パイプ状のものが使用される。
【0050】
図8図示のように、内外に設置された一対のレール12a、12bの断面円形状の頂点から開口部10側である内側に向けての円弧上に、対応する弧状に形成された車輪18a、18bが当接して回転移動するものである。そのため、可動するR付き覆蓋15a、15bの荷重は、長手方向の両端にそれぞれ分散し、車輪18a、18bを介して外側斜め下向きにレール12a、12bに働くことになる。この力の方向によりR付き覆蓋15a、15bは、脱輪し難い安定した走行が可能となるのである。
【0051】
このようにFRP製のハニカム構造体によるR付き覆蓋1に枠体を取り付け、この枠体に車輪を設けて走行可能としたので、軽量性、耐食性、生産性に優れ、また長手方向にRを設けてなるので、覆蓋に点検等で人が乗るなどの荷重がかかっても曲がりにくく強度的にも優れたものである。
【0052】
なお、R付き覆蓋はFRP製であるが、その枠体、車輪、レールは、ステンレス等の金属製のものが使用されるが、これに限定するものでなく、耐久性、強度性が確保されれば金属以外の例えば、硬質の合成樹脂等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明のR付き覆蓋が処理池の開口部に装着された状態を説明する斜視図。
【図2】(a)本発明のR付き覆蓋におけるサンドイッチパネル構造を説明する一部を省略した断面図、(b)本発明のR付き覆蓋のサンドイッチパネル構造におけるハニカム構造を説明する平面図、(c)同じく斜視図。
【図3】本発明のR付き覆蓋を処理池の開口部に装着する状態を説明する一部を省略した側面図。
【図4】(a)、(b)、(c)は、サンドイッチパネルの側縁をFRP製の側面補強材にハンドレイアップ法により取り付けて一体化する工程を説明する一部を省略した斜視図。
【図5】本発明のR付き覆蓋を走行可能として設置した状態の斜視図。
【図6】(a)走行可能としたR付き覆蓋の設置の平面図、(b)平面図(a)のA−A断面図。
【図7】図6(a)のB−B断面図。
【図8】図7のC部拡大図。
【符号の説明】
【0054】
1 R付き覆蓋
2 ハニカム構造体
3a、3b 表面板
4a、4b 側面補強材
5 押さえ金具
6a、6b パッキン
7 ボルト等の固定具
8a、8b コーティング
10 処理池の開口部
11 処理池の開口部側壁
12、12a、12b レール
15a、15b R付き覆蓋(可動)
16a、16b 枠体
18a、18b 車輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の厚さを有するガラス繊維強化プラスチック製のハニカム構造体の開口している上下両端にそれぞれガラス繊維強化プラスチック製の表面板を積層してなるサンドイッチパネルの側縁を、ガラス繊維強化プラスチック製の側面補強材に一体化させてなるR付き覆
蓋。
【請求項2】
前記R付き覆蓋は方形状に形成され、その周囲を長手方向に凸型アーチ状に湾曲する枠体が取り付けられると共に、前記枠体の四隅にレール上を走行する車輪が取り付けられ、前記R付き覆蓋の長手方向の両端側に長手方向と直交する向きに配設された一対の前記レール上を走行することを特徴とする請求項1記載のR付き覆蓋。
【請求項3】
前記車輪はその回転軸を傾斜した状態で回動可能に取り付けられ、断面が円形状の前記レールの頂部付近から内側に向いた表面上に当接して走行することを特徴とする請求項2記載のR付き覆蓋。
【請求項4】
前記R付き覆蓋を少なくとも2以上備え、一の前記R付き覆蓋がその内側に、他の前記R付き覆蓋を重ねて収納可能としたことを特徴とする請求項2又は3に記載のR付き覆蓋。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−225039(P2006−225039A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−197719(P2005−197719)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【出願人】(503354631)新日本コア株式会社 (8)
【Fターム(参考)】