説明

Web文書の検索結果提示方法、Web文書の検索結果提示システム、Web文書の検索結果提示プログラム

【課題】ユーザがWeb文書へのアクセスを判断するために有用な表示を検索結果に提示する。
【解決手段】検索仲介装置が、ユーザ端末から送信された検索語を受信して記憶する(S01)。Web検索装置は、S01で送信された検索単語を含むWeb文書の検索を実施し、検索結果・検索単語を含む概要文を取得する(S02)。検索結果構成装置は、S02の受信データを文書イメージ検索装置に送信し、閲覧イメージを要求する(S03)。文書イメージ検索装置は、Web文書のイメージ中、前記概要文に相当する範囲に強調表示を施して閲覧イメージを作成する(S04)。検索結果構成装置は、閲覧イメージ中に強調表示が複数存在すれば、強調表示の選択に応じて概要を切り替え可能に構成し、最終的な検索結果を作成する(S05)。検索結果は、ユーザ端末に送信される(S06)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webサーチエンジンの検索結果中からユーザの必要とするWeb文書の選択を容易にするための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットで公開されている情報を検索条件、即ち検索単語を使って検索するWebサーチエンジン(検索エンジン)がユーザに多く利用されている。ここでは検索単語を含むWeb文書(Webページ)のタイトルや検索単語の周辺を抽出した複数の概要文が提示される。
【0003】
このとき検索結果のWeb文書をブラウザで閲覧したときの閲覧イメージの縮小画像を併せて提示する機能を備えたWebサーチエンジンも存在する。この機能は、Web文書のレイアウトを確認するうえで有用である。このイメージ画像は、例えば非特許文献1記載のキャプチャーツールを利用して生成される。
【0004】
また、Webサーチエンジンによっては、キャッシュされたWeb文書や、特定のWebサーバに置いたWeb文書に含まれた検索単語の部分を強調表示する機能を備え、利用者の利便性を向上させている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】”WebScan(Webプロフェッショナルご用達。高機能Web文書キャプチャーツール)”,[online],「平成21年4月20日検索」,インターネット<URL:http://www.ideamans.com/Webscan/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、閲覧イメージをその全体内容を確認できるほど大きく表示することは、検索結果を表示するためのレイアウトや転送量の面で容易ではなく、ユーザがアクセスを判断するための情報を提示できないおそれがある。また、キャッシュページなどによる強調表示は、Web文書が大きいと別途検索をしなければならず、ユーザにとって煩わしいこともある。
【0007】
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、ユーザがWeb文書へのアクセスを判断するために有用な表示を検索結果に提示することを解決課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明は、検索結果を構成する各Web文書の閲覧イメージと、該各Web文書内の検索単語を含む任意範囲の概要とを検索結果に併せて提示している。このとき閲覧イメージには、前記概要に応じた範囲が強調表示され、該強調表示の選択指定に応じて前記概要を切り替える設定にしてもよい。
【0009】
本発明の一態様は、ユーザ端末から投入された検索単語をもってWeb文書を検索するWebサーチエンジンの検索結果に、該検索結果中の各Web文書を閲覧したときの閲覧イメージを提示する方法であって、検索仲介手段が、前記ユーザ端末から検索単語を受け付けてWebサーチエンジンの検索結果および該検索結果中の各Web文書内で検索単語を含む任意範囲の概要を取得する検索結果取得ステップと、文書イメージ取得手段が、前記検索結果仲介手段から受け付けた検索結果から前記各閲覧イメージを取得し、該各閲覧イメージ中の前記概要に応じた範囲に強調処理を施す文書イメージ取得ステップと、検索結果構成手段が、前記各閲覧イメージと前記各概要とを関連付けて前記ユーザ端末に応答するための最終的な検索結果に提示する検索結果構成ステップと、を有する。
【0010】
本発明の他の態様は、ユーザ端末から投入された検索単語をもってWeb文書を検索するWebサーチエンジンの検索結果に、該検索結果中の各Web文書を閲覧したときの閲覧イメージを提示するシステムであって、前記ユーザ端末から検索単語を受け付けてWebサーチエンジンの検索結果および該検索結果中の各Web文書内で検索単語を含む任意範囲の概要を取得する検索仲介手段と、前記検索結果仲介手段から受け付けた検索結果から前記各閲覧イメージを取得し、該各閲覧イメージ中の前記概要に応じた範囲に強調処理を施す文書イメージ取得手段と、前記各閲覧イメージと前記各概要とを関連付けて、前記ユーザ端末に応答するための最終的な検索結果に提示する検索結果構成手段と、備える。
【0011】
なお、本発明は、前記方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムの態様としてもよく、また該プログラムを記録した記録媒体の態様としてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ユーザがWeb文書へのアクセスを判断するために有用な表示が検索結果に提示されるため、ユーザの選択判断が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る検索結果提示システムの構成例図。
【図2】同 検索仲介装置の構成例図。
【図3】同 検索結果構成装置の構成例図。
【図4】同 文書イメージ検索装置の構成例図。
【図5】同 処理チャート図。
【図6】同 検索結果の表示イメージ例図。
【図7】文書イメージ検索装置の他の構成例図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
≪システム構成例≫
以下、図面に基づき本発明の実施形態に係る検索結果提示システムの構成例を説明する。図1に示すように、前記システム1には、ユーザの所有する端末2に入力された検索条件、即ち検索語がインターネット経由で送信され、前記ユーザ端末2に検索結果を返信している。
【0015】
ここでは前記システム1は、ユーザが任意の検索単語を含むWeb文書を検索するためのWebサーチエンジン(検索エンジン)のシステムを構成し、検索結果を構成する各Web文書の閲覧イメージと、該各Web文書内において検索単語を含む任意範囲の概要文とを検索結果に併せて提示する。
【0016】
このとき前記各閲覧イメージは、前記Web文書内における検索単語の存在をユーザに分かり易くするために、前記概要文に相当する範囲が強調表示されている。また、前記Web文書内に検索単語が複数存在する場合には、存在箇所毎に前記強調表示が施される。この強調表示をユーザが選択指定すれば、該指定に応じて前記概要文が切り替わる。
【0017】
具体的には、前記システム1は、検索仲介装置3,検索結果構成装置4,文書イメージ検索装置5により構成されている。この各装置3〜5は、それぞれネットワーク経由でデータ送受信可能に接続されたコンピュータからなり、通常のコンピュータのハードウェアリソース、例えば演算処理のためのCPU、処理データを記憶するためのメモリ(RAM)、データ保存のためのハードディスクドライブ装置、各装置3〜6間のデータ通信のための通信デバイスなどを備えている。このハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS,アプリケーションなど)との協働の結果、前記各装置3〜6の処理が実施されている。
【0018】
詳細を説明すれば、前記検索仲介装置3は、図2に示すように、前記ユーザ端末2から受信した検索単語を記憶するための検索単語記憶手段9と、Webサーチエンジンを構成するWeb文書検索装置6とデータ送受信を実施するWeb検索送受信手段10とを有している。このうち前記検索単語記憶手段9は、前記メモリ(RAM)により構成されている。ここで記憶された検索単語は、前記Web検索送受信手段10に転送される。
【0019】
また、前記Web検索送受信手段10は、前記通信デバイスをもって実現され、前記検索単語記憶手段9に記憶された検索単語を前記Web文書検索装置3に送信する。このとき前記Web文書検索装置6は、Webサーチエンジンの機能、即ち検索単語を含むWeb文書の検索を実施し、検索結果を取得する。ここでは検索結果中の各Web文書における検索単語を含む概要文も取得される。取得された検索結果および各概要文は、前記Web検索送受信手段10に返信される。
【0020】
前記検索結果構成装置4は、図3に示すように、前記Web検索送受信手段10から検索結果および各概要文を受信して前記文書イメージ検索装置5に前記閲覧イメージを問い合わせる閲覧イメージ取得手段11と、前記文書イメージ検索装置5から送信された前記各閲覧イメージ中の強調表示と前記各概要文とをWeb文書毎に関連付けて検索結果を構成する検索結果閲覧情報構成手段12と、該情報構成手段12にて構成されたWebページ毎の検索結果を統合して前記ユーザ端末2に返信するための最終的な検索結果を構築するWeb文書情報構築手段13と、を有している。ここでは前記検索結果閲覧情報構成手段12は、前記閲覧イメージを強調表示の選択指定に応じて前記概要文を切り替え可能にして、Webページ毎の検索結果を構成するものとする。
【0021】
前記文書イメージ検索装置5は、図4に示すように、閲覧イメージ作成手段14,Web文書情報記憶装置15,差分情報作成手段16を有している。この記憶装置15は、前記ハードディスクドライブ装置をもって実現され、予めWeb文書の文書データおよび未加工イメージが蓄積されているものとする。
【0022】
また、前記閲覧イメージ作成手段14は、前記閲覧イメージ取得手段11の問い合わせがあると、前記Web文書情報記憶装置15を参照して該当Web文書の文書データおよび未加工イメージを取得する。ここで取得した未加工イメージは、前記差分情報作成手段16に転送される一方、前記文書データは前記概要文に相当する範囲に強調表示の加工が施される。
【0023】
この強調表示が施された前記文書データの加工済イメージを、Web文書閲覧イメージ作成装置7に送信し、その加工済イメージを作成させる。ここで作成された強調加工済イメージを前記閲覧イメージとする。なお、前記Web文書閲覧イメージ作成装置7は、前記文書イメージ検索装置5に内蔵する構成であってもよい。
【0024】
前記差分情報作成手段16は、転送された両イメージの差分となる画像エリアを求める。この画像エリア(クリック位置)と前記概要文との対応情報は、前記閲覧イメージと併せて前記検索結果構成装置4に返信される。ここで返信された前記対応情報は、前記検索結果閲覧情報構成手段12が前記強調表示と前記各概要文とを関連付けて構成するときに利用される。
【0025】
≪システム1の処理内容≫
以下、図5に基づき前記システム1の具体的な処理ステップを説明する。ここではユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話などの前記ユーザ端末2の操作によって検索語を入力し、該検索単語を前記システム1にインターネット経由で送信するものとする。この処理例では、Web文書の概要文および前記閲覧イメージを検索結果に併せて提示するものとする。
【0026】
S01:まず、前記検索仲介装置3が前記ユーザ端末2から検索単語を受信すると、該検索単語を前記検索単語受取記憶手段9に転送する。ここで転送された検索単語は前記検索単語受取記憶手段9に記憶される。
【0027】
S02:S01の記憶後に検索単語を、前記Web検索送受信手段10を通じて前記Web検索装置6に送信し、検索を実行させる。すなわち、前記Web検索装置6は、検索単語の受信を契機に検索エンジンの機能を実施する。ここでは受信した検索単語を含むWeb文書を検索し、任意の指標に基づき検索結果をランキングする。ランキングされた検索結果を構成する各Web文書中、検索単語を含む任意の範囲(例えば検索単語の前後2行〜3行など)の概要文を併せて取得する。取得した概要文は検索結果とペアにして前記Web検索送受信手段10に返信される。前記Web検索送受信手段10は、返信された検索結果などを前記検索結果構成装置4に送信する。
【0028】
S03:S02の検索結果および各概要文を前記検索結果構成装置4が受信すると、該受信データが前記閲覧イメージ取得手段11に転送される。ここでは前記閲覧イメージ取得手段11は、検索結果を構成するWeb文書毎の閲覧イメージを前記文書イメージ検索装置5に問い合わせる。
【0029】
すなわち、前記閲覧イメージ取得手段11は、検索結果を構成する各Web文書を特定するためのユニークな番号、例えばURL(Uniform Resource Locator)と検索単語・概要文とのペアを、前記通信デバイスを通じて前記文書イメージ検索装置5に送信し、該当Web文書の閲覧イメージの取得を要求する。
【0030】
S04:S03の取得要求を前記閲覧イメージ検索装置5が受信すると、該受信データ(URL・検索単語・概要文)が前記閲覧イメージ作成手段14に転送される。このとき前記閲覧イメージ作成手段11は、前記Web文書情報記憶装置15にアクセスし、要求された各Web文書について、HTML形式の文書データおよび未加工イメージを取得する。
【0031】
この取得後に前記閲覧イメージ作成手段14は、未加工イメージを前記差分情報作成手段16に転送する一方、HTML形式の文書データに対して、前記概要文に相当する範囲を強調表示するための加工、例えばHTMLの強調表示タグやフォントの変更などの加工を施し、強調加工済文書データを生成する。
【0032】
生成された強調加工済文書データは、前記Web文書閲覧イメージ作成装置7に送信される。ここでは例えば非特許文献1に記載された作成ツールなどを利用して、受信した強調加工済文書データに基づき前記閲覧イメージを作成する。作成された前記閲覧イメージは、前記閲覧イメージ検索装置5に返信される。
【0033】
前記閲覧イメージ検索装置5は、前記閲覧イメージを受信すると前記差分情報作成手段16に転送する。このとき前記差分情報作成手段16は、転送された両イメージ間の差分(例えば画素値の差分など)となる画像エリアを求める。
【0034】
ここで作成された画像エリアは、前記閲覧イメージ中で強調表示された前記概要文の範囲を示し、該差分エリア画像と前記概要文との対応情報を前記閲覧イメージとペアにして前記検索結果構成装置4に送信される。
【0035】
S05:前記検索結果構成装置4は、S04で送信された閲覧イメージおよび前記対応情報などを受信する。この受信データは前記検索結果閲覧情報構成手段12に転送される。
【0036】
ここでは前記検索結果構成手段12は、前記閲覧イメージと前記各概要文とをHTML形式に構成し、前記対応情報をもとに前記強調表示と前記概要文とを関連付けてWeb文書毎の検索結果を作成する。このとき前記検索結果構成手段12は、前記閲覧イメージ中に前記強調表示が複数存在する場合には、前記各強調表示を前記ユーザ端末2のブラウザ上でマウスクリックなどの選択操作で指定することで前記概要文を切り替え可能に構成する。
【0037】
作成したWeb文書毎の検索結果は、前記Web文書情報構築手段13に転送される。前記Web文書情報構築手段13では、転送されたWeb文書毎の検索結果を統合し、最終的な検索結果を作成する。
【0038】
S06:S05で作成された最終的な検索結果を前記ユーザ端末2に送信し、前記ユーザ端末2のブラウザ画面に表示させる。図6は、前記ユーザ端末のブラウザ画面の表示イメージ例を示している。ここでは検索単語は、単語1と単語2とで構成され、検索結果P1.P2が提示されている。この検索結果P1には閲覧イメージr1が提示されている一方、検索結果P2には閲覧イメージr2が提示されている。
【0039】
閲覧イメージr1中では、検索単語を含む概要文の強調表示t1.t2が示されている。ここでは強調表示t1をマウスクリックなどで選択指定した状態を示し、強調表示t1に応じた概要文「その単語は、辞書にはない。たとえの単語2である」が提示されている。このときユーザがブラウザ画面上で強調表示t2の選択指定に変更すれば、強調表示t2に応じた概要文に切り替わる。
【0040】
したがって、検索結果を受け取ったユーザは、必要とするWeb文書を検索結果中から容易に選択することができる。これによりキャッシュページなどによる強調表示を用いる必要がなく、Web文書が大きい場合に別途検索する処理が省略され、処理効率も向上する。
【0041】
閲覧イメージr2中には、検索結果を含む概要文が複数存在し、イメージが大きいため、イメージの続きを示すマークMが表示され、イメージの切り替え可能にしている。すなわち、マークMをマウスなどでクリックすれば、イメージが切り替わり、次の強調表示が出現する。これによりユーザは、検索結果の全体レイアウトを確認しつつ必要なWeb文書を探すことができる。
【0042】
ここで出現した次の強調表示をマウスクリックなどで選択指定すれば、該選択された強調表示に応じた概要文に切り替わって提示される。したがって、ユーザは、強調表示された部分を切り替えることで、現在表示中の位置から離れた概要文を簡単に確認でき、この点でもWeb文書の選択が容易となる。
【0043】
このように前記システム1によれば、ユーザは、検索単語を含む各Web文書のレイアウトを確認しつつ、Web文書を検索結果中から容易に選択可能なことから、ユーザの求めるWeb文書へ効率的にアクセスすることができる。
【0044】
≪他の構成例等≫
図7は、前記文書イメージ検索装置5の他の構成を示している。ここでは前記Web文書情報記憶装置15には、予めWeb閲覧イメージ作成装置7を利用して未加工イメージと、該未加工イメージを概要文毎に強調加工した前記閲覧イメージとの差分エリアを計算処理し、概要文毎に差分となる画像エリアが蓄積されているものとする。この概要文として強調処理する範囲は、検索単語の近傍から事前に設定しておくものとする。例えば検索単語の前後の2行〜3行の範囲などのようにプログラムに設定しておけばよい。
【0045】
この場合に前記閲覧イメージ作成手段14は、S04にてURL・検索単語・概要文のペアが転送されると、前記Web文書情報記憶装置15に転送データを送り、未加工イメージおよび差分画像エリア(概要文として強調表示する範囲の強調位置情報)を前記差分情報作成手段16に転送すべきことを指示する。
【0046】
このとき前記差分情報作成手段16は、転送された差分画像エリアから強調表示する範囲を決定し、未加工イメージに強調処理を施して前記閲覧イメージを作成する。ここで作成された前記閲覧イメージは、差分画像エリアと概要文との対応情報とペアで前記検索結果構成装置5に送信され、S06以降の処理が実施される。
【0047】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば前記装置3〜5を複数のコンピュータではなく、単一のコンピュータをもって構成することもできる。
【0048】
≪プログラム等≫
本発明は、前記各装置3〜5を構成する各手段9〜16の一部もしくは全部として、コンピュータを機能させるプログラムとして構成することもできる。このプログラムは、S01〜S06の全ステップあるいは一部のステップをコンピュータに実行させる。
【0049】
このプログラムは、Webサイトや電子メールなどネットワークを通じて提供することができる。また、前記プログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,Blu−ray Disk(登録商標)などの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
【符号の説明】
【0050】
1…検索結果提示システム
2…ユーザ端末
3…検索仲介装置(検索仲介手段)
4…検索結果構成装置
5…文書イメージ検索装置
6…Web文書検索装置
7…Web文書閲覧イメージ作成装置
9…検索単語受取記憶手段
10…Web検索送受信手段
11…閲覧イメージ取得手段
12…検索結果閲覧情報構成手段
13…Web文書情報構築手段
14…閲覧イメージ作成手段
15…Web文書情報記憶装置
16…差分情報作成手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から投入された検索単語をもってWeb文書を検索するWebサーチエンジンの検索結果に、該検索結果中の各Web文書を閲覧したときの閲覧イメージを提示する方法であって、
検索仲介手段が、前記ユーザ端末から検索単語を受け付けてWebサーチエンジンの検索結果および該検索結果中の各Web文書内で検索単語を含む任意範囲の概要を取得する検索結果取得ステップと、
文書イメージ取得手段が、前記検索結果仲介手段から受け付けた検索結果から前記各閲覧イメージを取得し、該各閲覧イメージ中の前記概要に応じた範囲に強調処理を施す文書イメージ取得ステップと、
検索結果構成手段が、前記各閲覧イメージと前記各概要とを関連付けて前記ユーザ端末に応答するための最終的な検索結果に提示する検索結果構成ステップと、
を有することを特徴とするWeb文書の検索結果提示方法。
【請求項2】
前記文書イメージ取得ステップは、前記閲覧イメージに対して前記概要と関連付けた位置毎に前記強調表示を施す一方、
前記検索結果構成ステップは、前記閲覧イメージに複数の前記強調表示が施されていれば、前記強調表示の選択指定に応じて前記概要を切り替え可能に構成する
ことを特徴とする請求項1記載のWeb文書の検索結果提示方法。
【請求項3】
ユーザ端末から投入された検索単語をもってWeb文書を検索するWebサーチエンジンの検索結果に、該検索結果中の各Web文書を閲覧したときの閲覧イメージを提示するシステムであって、
前記ユーザ端末から検索単語を受け付けてWebサーチエンジンの検索結果および該検索結果中の各Web文書内で検索単語を含む任意範囲の概要を取得する検索仲介手段と、
前記検索結果仲介手段から受け付けた検索結果から前記各閲覧イメージを取得し、該各閲覧イメージ中の前記概要に応じた範囲に強調処理を施す文書イメージ取得手段と、
前記各閲覧イメージと前記各概要とを関連付けて、前記ユーザ端末に応答するための最終的な検索結果に提示する検索結果構成手段と、
備えることを特徴とするWeb文書の検索結果提示システム。
【請求項4】
前記文書イメージ取得手段が、前記閲覧イメージに対して前記概要と関連付けた位置毎に前記強調表示を加えるとともに、
前記検索結果構成手段が、前記閲覧イメージに複数の前記強調表示が施されていれば、前記強調表示の選択指定に応じて前記概要を切り替え可能に構成する
ことを特徴とする請求項3記載のWeb文書の検索結果提示システム。
【請求項5】
請求項1または2のいずれか1項に記載のWeb文書の検索結果提示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−277416(P2010−277416A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−130605(P2009−130605)
【出願日】平成21年5月29日(2009.5.29)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】