説明

X線撮像装置

【課題】 X線撮像時においても、操作者により容易にX線撮像条件を変更することが可能なX線撮像装置を提供する。
【解決手段】 高画質が必要な診断や治療を行うときには、操作者は自らの足によりフットスイッチ14、15または16を操作し、フットスイッチ14、15または16の押圧量を増加させる。これにより、被検者2に照射される単位時間あたりのX線量が増加し、高画質の撮影画像または透視画像を得ることができる。これに対して、例えば、カテーテルを目的部まで導く場合等においては、操作者は自らの足によりフットスイッチ14、15または16を操作し、フットスイッチ14、15または16の押圧量を減少させる。これにより被検者2に照射される単位時間あたりのX線量が減少し、被検者2に対する被曝量を低減させることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、X線を照射するX線管と、X線管と対向配置されたX線検出器とを備え、被検体を透過したX線を検出することによりX線撮像を行うX線撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このようなX線撮像装置においては、患者にX線を照射することから、できるだけ低被曝であることが要求されている。このため、重要な部位の撮影時には、高X線量、高パルスレートで高画質の撮影が要求されるが、例えば、カテーテルを目的部位まで導くような場合には、さほどの画質は要求されないことから、画質が低い低被曝の透視、撮影モードを選択することが低被曝の観点から重要である。このようなX線による撮像条件は、操作者の操作により変更される。
【0003】
特許文献1には、X線による撮像を実行する前に、操作卓に配設された操作レバーを操作することにより、X線による撮像条件を変更するX線診断装置が開示されている。また、特許文献2には、フットスイッチが踏まれている間X線を照射するようにしたX線透視撮影装置が開示されており、特許文献3には、ハンドスイッチを押すことにより撮影を開始するディジタルアンギオグラフィ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−191166号公報
【特許文献2】特開2006−271766号公報
【特許文献3】特開平4−38082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
X線撮像時においては、特許文献1に記載されたように、撮像装置から離隔した位置に操作レバーが配置されていた場合には、操作者が操作レバーを操作することは不可能である。また、操作者が医師でカテーテル治療等を実行している状態においては、両手がふさがっているため、操作レバー等の操作をすることができない。
【0006】
このように、従来の装置においては、操作レバー等の操作が煩雑であることから、さほどの画質が要求されないような場合においても、線量が高く画質がよいモードを選択してしまうという問題が生ずる。
【0007】
また、フットスイッチやハンドスイッチの利用が有効ではあるが、特許文献2や特許文献3に記載されたフットスイッチやハンドスイッチは、あくまで、撮影を開始するためのものに過ぎない。
【0008】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、X線撮像時においても、操作者により容易にX線撮像条件を変更することが可能なX線撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、X線を照射するX線管と、前記X線管と対向配置されたX線検出器とを備え、被検体を通過したX線を検出することによりX線撮像を行うX線撮像装置であって、X線撮像時において、操作者による操作量の変化を多段階または連続的に検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、X線撮像条件を変更する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記検出手段は、操作者による押圧力または押圧量の変化を検出するフットスイッチまたはハンドスイッチである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、被検体に照射するX線量を、多段的または連続的に変更する。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、X線管の管電圧、X線管の管電流、X線のパルスレート、X線のパルス幅のうちの少なくとも一つを、多段的または連続的に変更する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、複数の軟線除去フィルタを選択的に使用する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、複数のX線撮像条件を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶したX線撮像条件の一つを選択する。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、画像表示部と、前記X線検出器で検出されたX線に基づく映像信号を利用して、前記画像表示部にX線透視像を表示する画像処理部とをさらに備え、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記画像処理部による画像処理条件を変更する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、操作者による操作量の変化を多段階または連続的に検出する検出手段の検出結果に基づいてX線撮像条件を変更することができることから、X線撮像時においても操作者により容易にX線撮像条件を変更することが可能となる。このため、高画質が要求されないような場合に、被曝線量が低いモードを容易に選択することができ、被曝線量の低減を実現することが可能となる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、操作者による押圧力または押圧量の変化を検出するフットスイッチまたはハンドスイッチを使用することから、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、容易にX線撮像条件を変更することが可能となる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、被検体に照射するX線量を、多段的または連続的に変更することが可能となる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、X線管の管電圧、X線管の管電流、X線のパルスレート、X線のパルス幅のうちの少なくとも一つを、多段的または連続的に変更することが可能となる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、複数の軟線除去フィルタを選択的に使用することが可能となる。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、複数のX線撮像条件を記憶する記憶手段に記憶したX線撮像条件の一つを選択してX線撮像を実行することが可能となる。
【0022】
請求項7に記載の発明によれば、操作者がフットスイッチまたはハンドスイッチを操作することで、画像表示部にX線透視像を表示するための画像処理部の画像処理条件を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明に係るX線撮像装置の斜視図である。
【図2】X線照射部3に内蔵されたフィルタ選択部60をX線管67とともに示す概要図である。
【図3】フットスイッチ14の構成を示す概要図である。
【図4】この発明に係るX線撮像装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【図5】フットスイッチ14、15または16の押圧量と管電圧および管電流の関係とを示すグラフである。
【図6】フットスイッチ14、15または16の押圧量とX線管から照射されるX線のパルスレートとの関係とを示すグラフである。
【図7】この発明の第2実施形態に係るX線撮像装置に使用するハンドスイッチの概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るX線撮像装置の斜視図である。
【0025】
このX線撮像装置は、その内部に後述するX線管67を備え、検診台1上の被検体としての被検者2に対してX線を照射するX線照射部3と、被検者2を通過したX線を検出するX線検出器4と備える。X線照射部3とX線検出器4とは、略U字状のアーム5により支持されている。このアーム5は、天井9に固定されたガイド部材7に案内されることにより一方向に移動するキャリッジ6に支持されている。また、複数のモニター11とガード部材12を備えた画像表示部8が天井9から懸垂されている。この画像表示部8は、懸垂機構30を介して懸垂されており、天井9に配設されたレール20により案内されて移動可能となっている。さらに、検診台1の支持部13付近の床には、このX線撮像装置の操作を操作者の足によって実行するための複数のフットスイッチ14、15、16が載置されている。
【0026】
図2は、X線照射部3に内蔵されたフィルタ選択部60をX線管67とともに示す概要図である。
【0027】
このフィルタ選択部60は、複数の異なる軟線除去フィルタを備えた開口部63、64、65と、フィルタのない開口部66とを有する回転板62を備える。この回転板62は、図示しないモータの駆動により、軸61を中心に回転する。開口部63、64、65に配設されるフィルタとしては、銅やアルミニウムのようにその材質が異なり、かつ、その厚みが異なるものが使用される。この回転板62の回転角度位置は、後述するフィルタ制御部74により決定される。
【0028】
このため、フィルタ制御部74により回転板62の回転角度位置を制御して、X線管67と開口部63、64、65とを対向配置することにより、X線管67から照射されたX線は、異なるフィルタを介して被検者2に照射される。また、この回転板62の回転角度位置を制御して、X線管67と開口部66とを対向配置した場合には、X線管67から照射されたX線は、フィルタを介することなく被検者2に照射される。
【0029】
図3は、上述したフットスイッチ14の構成を示す概要図である。なお、他のフットスイッチ15、16も、このフットスイッチ14と同様の構成を有する。
【0030】
このフットスイッチ14は、本体41に配設された軸43を中心に揺動するペダル部42を備える。このペダル部42は、本体41との間に配設されたトーションバネ48の作用により、本体41から開放される方向に付勢されるとともに、その一端が本体と係止することにより、図3に示す位置で停止している。ペダル部42の下面には、ラック部44が、下方を向く形で立設されている。このラック部44には、ピニオン45が噛合している。このピニオン45は、ポテンショメータ46の検出軸47に配設されている。
【0031】
操作者がこのフットスイッチ14におけるペダル部42を踏み込んだときには、その踏み込みによる押圧量が、ラック44の移動量、すなわちピニオン45の回転量としてポテンショメータ46により検出される。この検出値は、ケーブル49を介して、後述する制御部70に送信される。
【0032】
図4は、この発明に係るX線撮像装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【0033】
この発明に係るX線撮像装置は、装置全体を制御する制御部70を備える。この制御部70は、上述したX線検出器4およびフットスイッチ14、15、16と接続されている。また、この制御部70は、図1に示す画像表示装置8の各モニター11と、画像処理部72を介して接続されている。この画像処理部72は、X線検出器4で検出されたX線に基づく映像信号を利用して、画像表示部8にX線透視像を表示する。また、この制御部70は、図1に示すX線照射部3内に配設されたX線管67(図2参照)と、X線管制御部73を介して接続されている。さらに、この制御部70は、図2に示すフィルタ選択部60と、フィルタ制御部74を介して接続されている。
【0034】
また、この制御部70は、テーブル71とも接続されている。このテーブル71には、複数のX線撮像条件が記憶されている。すなわち、このテーブル71には、被検体に照射するX線量の情報、X線管の管電圧、X線管の管電流、X線のパルスレート、X線のパルス幅の情報、複数の軟線除去フィルタの情報、画像処理部72による画像処理条件等の情報が、フットスイッチ14、15、16の押圧量との関係で記憶されている。
【0035】
次に、上述したこの発明に係るX線撮像装置による撮像動作について説明する。まず、被検体や診断の種類に応じてX線管67の管電圧や管電流を変更して被検体に対するX線量を変更する実施形態について説明する。図5は、フットスイッチ14、15または16の押圧量と管電圧および管電流の関係とを示すグラフである。
【0036】
このグラフに示すように、フットスイッチ14、15または16の押圧量を増加させると、X線管制御部73の制御により、X線管67の管電流と管電圧が、2mA−50kVから順次増加し、被検体に照射される単位時間あたりのX線量も増加する。このときのX線管67の管電流と管電圧との関係は、テーブル71に記憶されている。管電流が20mA程度になれば、フットスイッチ14、15または16の押圧量が増加しても管電流は減少するが、このときにも管電圧が増加することによりX線量は増加している。また、フットスイッチ14、15または16の押圧量を減少させた場合には、これとは逆に、被検体に照射される単位時間あたりのX線量が減少する。
【0037】
このため、高画質が必要な診断や治療を行うときには、操作者は自らの足によりフットスイッチ14、15または16を操作し、フットスイッチ14、15または16の押圧量を増加させる。これにより、被検体に照射される単位時間あたりのX線量が増加し、高画質の撮影画像または透視画像を得ることができる。これに対して、例えば、カテーテルを目的部まで導く場合等においては、操作者は自らの足によりフットスイッチ14、15または16を操作し、フットスイッチ14、15または16の押圧量を減少させる。これにより被検体に照射される単位時間あたりのX線量が減少し、被検者2に対する被曝量を低減させることが可能となる。
【0038】
なお、操作者によるフットスイッチ14、15または16の押圧量が連続的に変化した場合に、上述した実施形態のように、X線量を図5に示すグラフに従って連続的に変更するかわりに、フットスイッチ14、15または16の押圧量を何段階かに区分し、その押圧量に応じて、X線量を多段階に変更させてもよい。
【0039】
ところで、上述したように、被検体に照射するX線量を変化させた場合には、画像表示部8のモニター11に表示される画像が暗くなる。このため、この発明に係るX線照射装置においては、フットスイッチ14、15または16の押圧量に応じて、画像処理部72による画像処理条件を変更している。すなわち、フットスイッチ14、15または16の押圧量が小さく、画像表示部8のモニター11に表示される画像が暗くなる場合には、画像処理部72における画像処理条件を変更し、表示パラメータをモニター11上の画像が明るくなるように変更する。これにより、ノイズは若干増加するが、高画質を必要としない場合において十分な表示画像を得ることができる。
【0040】
次に、被検体や診断の種類に応じてX線管67のパルスレートを変更する場合について説明する。図6は、フットスイッチ14、15または16の押圧量とX線管から照射されるX線のパルスレートとの関係とを示すグラフである。
【0041】
このグラフに示すように、フットスイッチ14、15または16の押圧量を増加させると、X線管制御部73の制御により、X線管67から照射されるX線のパルスレートが段階的に変更される。すなわち、フットスイッチ14、15または16の押圧量が順次増加するに従って、X線管67から照射されるX線のパルスレートは、7.5fps、15.0fps、30.0fpsと段階的に大きくなる。これらの、パルスレートの情報は、テーブル71に、フットスイッチ14、15、16の押圧量との関係で記憶されている。
【0042】
このため、例えば、心臓のような動きの速い部位を透視する場合には、15.0fpsや、必要に応じて30.0fpsのような高速パルスレートを利用して透視を行う。一方、心臓へカテーテルを導く場合等においては、7.5fpsにパルスレートを変更する。これにより、被検者2に対する被曝量を低減させることが可能となる。
【0043】
なお、図6においては、X線のパルスレートを段階的に変更しているが、X線のパルスレートを連続的に変更するようにしてもよい。また、これと同様に、フットスイッチ14、15または16の押圧量に応じてX線のパルス幅を変更することにより、管電流時間積を変更するようにしてもよい。
【0044】
次に、被検体や診断の種類に応じて、軟線除去フィルタを選択的に使用する場合について説明する。
【0045】
図2に示すように、フィルタ選択部60は、複数の異なる軟線除去フィルタを備えた開口部63、64、65と、フィルタのない開口部66とを有する回転板62を備える。この回転板62は、フットスイッチ14、15または16の押圧量に基づいて、フィルタ制御部74からの信号で回転する。このため、操作者がフットスイッチ14、15または16の押圧量を変更することにより、被検体の厚みや部位、あるいは診断の種類に応じて、最も適切な軟線除去フィルタを使用し、あるいは、これらの軟線除去フィルタを使用しないでX線撮像を実行することが可能となる。このため、被検者に対する被曝量を制御しながら、適切なX線撮像を実行することが可能となる。
【0046】
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図7は、この発明の第2実施形態に係るX線撮像装置に使用するハンドスイッチ50の概要図である。
【0047】
上述した第1実施形態においては、操作者による操作量をフットスイッチ14、15、16により検出していたが、この第2実施形態においては、操作者による操作量をハンドスイッチ50により検出している。また、上述した第1実施形態においては、操作者による操作量をフットスイッチ14、15、16の押圧量により検出していたが、この第2実施形態においては、操作者による操作量をハンドスイッチ50の押圧力により検出している。
【0048】
このハンドスイッチ50は、操作者が手で把持する把持部51と、二段階に配設されたスタートスイッチ52およびメインスイッチ53とを備える。操作者がスタートスイッチ52を押圧したときには、X線撮像の準備がなされる。そして、操作者がさらに押圧を継続することにより、メインスイッチ53を押圧すれば、X線撮像が開始される。このときの操作者によるメインスイッチ53の押圧力は、圧力ゲージ54により検出される。この検出値は、ケーブル55を介して、上述した制御部70に送信される。
【0049】
この第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様、ハンドスイッチ50に対する押圧力を検出することにより、第1実施形態と同様の動作により、被検体や診断の種類に応じてX線管67の管電圧や管電流を変更して被検体に対するX線量が変更され、あるいは、X線管67から照射されるX線のパルスレートやパルス幅が変更される。
【符号の説明】
【0050】
1 検診台
2 被検者
3 X線照射部
4 X線検出器
5 アーム
6 キャリッジ
7 ガイド部材
8 画像表示部
9 天井
11 モニター
12 ガード部材
14 フットスイッチ
15 フットスイッチ
16 フットスイッチ
20 レール
30 懸垂機構
41 本体
42 ペダル部
43 軸
44 ラック部
45 ピニオン
46 ポテンショメータ
47 検出軸
50 ハンドスイッチ
51 把持部
52 スタートスイッチ
53 メインスイッチ
54 圧力ゲージ
60 フィルタ選択部
61 軸
62 回転板
67 X線管
70 制御部
71 テーブル
72 画像処理部
73 X線管制御部
74 フィルタ制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
X線を照射するX線管と、前記X線管と対向配置されたX線検出器とを備え、被検体を通過したX線を検出することによりX線撮像を行うX線撮像装置であって、
X線撮像時において、操作者による操作量の変化を多段階または連続的に検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、X線撮像条件を変更する制御手段と、
を備えたことを特徴とするX線撮像装置。
【請求項2】
請求項1に記載のX線撮像装置において、
前記検出手段は、操作者による押圧力または押圧量の変化を検出するフットスイッチまたはハンドスイッチであるX線撮像装置。
【請求項3】
請求項2に記載のX線撮像装置において、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、被検体に照射するX線量を、多段的または連続的に変更するX線撮像装置。
【請求項4】
請求項2に記載のX線撮像装置において、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、X線管の管電圧、X線管の管電流、X線のパルスレート、X線のパルス幅のうちの少なくとも一つを、多段的または連続的に変更するX線撮像装置。
【請求項5】
請求項2に記載のX線撮像装置において、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、複数の軟線除去フィルタを選択的に使用するX線撮像装置。
【請求項6】
請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のX線撮像装置において、
複数のX線撮像条件を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶したX線撮像条件の一つを選択するX線撮像装置。
【請求項7】
請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のX線撮像装置において、
画像表示部と、前記X線検出器で検出されたX線に基づく映像信号を利用して、前記画像表示部にX線透視像を表示する画像処理部とをさらに備え、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記画像処理部による画像処理条件を変更するX線撮像装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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