説明

黒沢建設株式会社により出願された特許

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【課題】垂直方向の軸力とは無関係に免震機能が発揮されるようにして、高層や低層に関係なくいずれの建造物にでも適用できるようにすること。
【解決手段】床スラブ4の免震構造は、建造物における少なくとも基礎と該基礎の上に構築された柱1と梁2とからなるフレームは耐震構造とし、建造物における床スラブは前記耐震構造と縁切りして免震構造とするものであって、水平方向において、床スラブと周辺の耐震構造との間に所要の隙間5を設け、該隙間に弾性材6を配設して縁切り状態を維持し、鉛直方向において、床スラブの下面と周辺の耐震構造の上面との間に滑り材3を設けて縁切り状態を維持する構成。 (もっと読む)


【課題】免震構造物の従来技術において、地盤に対する杭頭部の過大な回転および水平変形を拘束して杭頭部に取り付けられた免震装置の機能喪失を防止し、免震構造物として安全性を維持できるようにする。
【解決手段】複数配置された基礎杭2の頭部に免震装置4を介して上部構造体が支持される免震構造物であって、基礎杭の杭頭部間にはつなぎ梁や連結スラブなどの連結部材を設けないで、複数配置された基礎杭の各杭頭部に、地盤の所要深さまで掘り下げて設置されたキャピタル3が一体的に設けられ、底面と側面とで受ける受動土圧である地盤反力を利用し、地震時に受ける曲げモーメントによる杭頭部回転と水平力による杭頭部の水平変形とを抑制し、免震装置の機能喪失を防止し常に正常に機能させて安全性を高め、使用材料の節減を図ると共に、施工作業・工程を省力化し、免震構造物として安全性を維持し且つローコスト化と工期短縮を図ることができる。 (もっと読む)


【課題】地震によって発生する軟弱地盤の液状化対策と巨大津波に対する居住領域の安全性を確保する、並びに、居住領域を沿岸部に設けて集落を形成し地域の治安と地方自治による行政サービスを十分受けられるようにする。
【解決手段】地震による液状化対策と沿岸部の巨大津波対策としてインフラ・社会基盤整備を行ない防災機能と集落としての自治機能とを備えた集合住宅街区システムであって、集落としての所要領域に地下基礎構造体1とPC人工地盤2とで形成される高床型人工地盤を形成し、該高床型人工地盤を集落として必要とする建造物毎に所要範囲内において所要間隔をもって形成して配置し、該各高床型人工地盤上にそれぞれ設定された高層建造物3を構築して集落機能を付与した防災機能と自治機能とを備えた集合住宅街区システムである。 (もっと読む)


【課題】スタッドジベルを無傷の状態で残しながら鋼桁とコンクリート床版との縁切りを行ない、コンクリート床版を撤去できるようにする。
【解決手段】床版2の上面から鋼桁1の長さ方向に沿って高圧ウォータージェットによりコンクリートのみを除去して鋼桁1の幅よりも狭い幅の切削帯域を形成し、該切削帯域に鋼桁1上面のジベルおよびコンクリート床版2に埋設された鉄筋の一部を露出させて鋼桁1とコンクリート床版2との縁切りを行い、該縁切りされたコンクリート床版2を所要大きさのブロック片に切断し、上方に引き剥がして撤去する。 (もっと読む)


【課題】PC造部材と鉄骨造部材との接合部の安全性を高めると共に、鉄骨造部材の過大なたわみ変形及び振動の発生を抑制する。
【解決手段】柱と梁とからなる建物の骨組構造を構成する複合構造梁1であり、両端部のPC造部材2と中央部の鉄骨造部材3とを機械式継手と緊張鋼材による緊張力によって接合したものである。この複合構造梁1は、柱梁接合部において、柱4と接合するためにPC造部材2に2次緊張鋼材5を柱4を貫通して配設すると共に、柱4にはPC造部材2を受ける顎41が設けてある。1次緊張鋼材10が、鉄骨造部材3の下面に外ケーブル方式で配設されて両端部のPC造部材2に緊張定着されており、過大な荷重で2次緊張鋼材5が破断してもPC造部材2と鉄骨造部材の接合部の接合力が1次緊張鋼材によって維持されるので接合部の安全性が保たれる。 (もっと読む)


【課題】大型筒状コンクリート構造物を構築するに際してPC鋼材の水平円方向への設置が容易である。
【解決手段】円周方向に組み立てられた内側鉄筋外周に、複数のSCアンボンドストランド10を水平円周方向に支持する複数のユニット支持枠6を構築する工程と、各SCアンボンドストランドを円周方向に沿って移動させつつクランプ部材に仮支持した後締結する工程と、各SCアンボンドストランドの両端部をそれぞれ定着部12に固定する工程と、ユニット支持枠6外周に沿って外側鉄筋24を組み立てる工程と、内外鉄筋2を円周方向両側から囲むように内側ないし外側型枠IW、OWを組み立てる工程と、円周方向に組み立てた内外型枠の円周方向間隙にコンクリートCを打設する工程とを有する。 (もっと読む)


【課題】既設橋桁に後施工アンカー工事をすることなく簡便かつ小型断面でPCケーブルを定着固定した橋桁補強構造とする。
【解決手段】橋桁1の支点間のほぼ全長に渡って補強ケーブル2が張設してあり、橋桁1の中央には支持材が設けてあってPCケーブル2が保持してあり、PCケーブル2の両端部に定着固定端を設けて定着固定してある。定着固定端は、橋桁1の下側部の外周面に補強枠4を巻き立てて仮止めした状態にし、その中に複数のPCケーブル2を配置して充填材5を注入固化してPCケーブル2を定着固定してある。補強枠4は、橋桁断面の形状に合せて巻き立てることが好ましく、橋桁1がI型断面の場合、ウェブ10まで巻き立て、フランジとウェブ10との間に段差状の形にすることによって、この段差部15がせん断コッターのように作用し、充填材5が経年劣化によって付着が弱まっても補強枠4は橋桁1から落下することがない。 (もっと読む)


【課題】コンクリート造の壁付き柱を一体化断面として断面性能を合理的かつ有効に利用して断面曲げ耐力を大幅に増大させる。大地震や強風によって衝撃的な引張力や曲げモーメントを受けても、PC鋼材や鉄筋が弾性範囲内に維持されるようにして、建造物のひび割れや損壊を防止する。
【解決手段】コンクリート造の壁付き柱1は、柱部2とその両側に設けられた壁部3とから構成して一体となった異形断面を有する部材であり、PC鋼材8、10を挿通させて配置し、PC鋼材に緊張導入力を与えて緊張定着させ制震プレストレスを付与した壁付き柱が形成されることにより、大地震や強風によりPC鋼材に掛かる引張力が最大となる時でも降伏しない弾性範囲内に納まるように設計でき、柱部および壁部に配置されたPC鋼材に掛かる最大引張力がほぼ同じになり、壁部と柱部とを一体化したことで断面曲げ耐力を大幅に増大させ、建造物のひび割れや損壊を防止できる。 (もっと読む)


【課題】杭頭部周りの連結スラブにひび割れが生じないようにすると共に、曲げモーメントとせん断力を受けても、杭頭部が破損しないようにする。
【解決手段】杭頭部2aと免震装置12との間に鉄筋で強化された台座型柱5を設けた構成にしたことによって、常時地盤の繰り返しの過度揺れや地震により強い揺れを受けても台座型柱5と杭頭部2a周りの基礎構造体3との間にひび割れが生じないと共に、揺れによる曲げモーメントとせん断力を受けても、杭頭部2aが破損しない。 (もっと読む)


【課題】コンクリート造部と鉄骨造部からなる混合構造梁の鉄骨造部のてこ作用によるせん断力を低下させ、補強筋を低減または不要とし、建設コストを低減すると共に施工性を向上させる。
【解決手段】コンクリート造部11内に埋め込んだ鉄骨造部12のウェブ22にスリット31を形成して断面切欠部3を形成し、埋め込んだ鉄骨造部12のてこ作用によるせん断力を減少させ、接合部におけるせん断補強筋の配筋量を低減し、接合部のコンクリートの充填性を改善した。断面切欠部3はウェブ22のほぼ全高にわたって切欠させてもよい。 (もっと読む)


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