説明

株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンにより出願された特許

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【課題】標準燃料棒と、短尺燃料棒とを有する燃料集合体において、短尺燃料棒のプレナム部の空間体積をあまり減らすことなくかつ発生する出力スパイクの抑制効果を高め、燃料健全性を向上させる。
【解決手段】短尺燃料棒3は、円筒状の金属製被覆管15内に積層充填されて核燃料物質を含む複数の燃料ペレット9と、被覆管15の上部を密封する上部端栓12との間に配置された、プレナムスプリング11とを有する。プレナムスプリング11の最下端の密着巻きコイル部16の表面に中性子吸収物質(たとえば、ハフニウム、ボロンまたはガドリニア)の皮膜14を有する。 (もっと読む)


【課題】燃料集合体の限界出力を向上させる。
【解決手段】沸騰水型原子炉の炉心に装荷される燃料集合体に、スペーサと複数の燃料棒と中間端栓付ウォータロッド41を備える。スペーサは、チャンネルボックスの内側を正方格子状に配列された複数の棒通過領域に仕切る。燃料棒は、被覆管に核燃料物質を収容したものであって、それぞれ棒通過領域を通過する。中間端栓付ウォータロッド41は、第1管部51と第2管部52と中間端栓6とを備える。第1管部51には、冷却材が流入する流入口4およびこの流入口4よりも高い位置で冷却材が流出する流出口5がいずれも側面に形成されている。第2管部52は、第1管部と同軸に配置されている。中間端栓6は、第1管部51と第2管部52との間を結合し、第1管部51中の冷却材の流れを阻害する。中間端栓付ウォータロッド41も棒通過領域を通過している。 (もっと読む)


【課題】非均質性が高く、複雑な構成を有する燃料集合体についても、軸方向沸騰遷移位置を高精度で高い信頼性をもって予測する手法を提供する。
【解決手段】軸方向沸騰遷移位置相関式の関数形および次数Mを決定し、軸方向沸騰遷移位置相関式の各係数aについてフィッティング関数を作成し、軸方向沸騰遷移位置の計算値zBTicorrを与える式を作成し、軸方向沸騰遷移位置の試験値と、前記式による計算値との偏差の二乗和Sを最小化するように係数aを構成する係数amj(j=0,1,2,・・・,J)を算出することで、軸方向沸騰遷移位置相関式を決定する。 (もっと読む)


【課題】高燃焼度化を図った沸騰水型原子炉の初装荷炉心において、軸方向出力分布の平坦化を図る。
【解決手段】標準長燃料棒より短い燃料棒である短尺燃料棒を有する燃料集合体1,2,3及び4を備える沸騰水型原子炉の初装荷炉心において、燃料集合体1,4の短尺燃料棒は基準長に等しく、燃料集合体2の短尺燃料棒は前記基準長よりも短い長さを有し、燃料集合体3の短尺燃料棒は前記基準長よりも長い長さを有する。 (もっと読む)


【課題】第1サイクルにおける余剰反応度を低下させることなく、第2サイクルにおける余剰反応度が過大になることを防止し、十分な炉停止余裕を確保することの可能な初装荷炉心の運転方法を提供する。
【解決手段】第1サイクル終了後に、初装荷燃料のうち、第2サイクル中の余剰反応度の最大値が第2サイクルの初期の余剰反応度以上となり、かつ、第2サイクル中の炉停止余裕が第1サイクル後に燃料交換を行わない場合の炉停止余裕の最小値以上となるような所定の体数の前記高濃縮燃料を、第1サイクルの燃焼後の高濃縮燃料のガドリニア濃度より大きいガドリニア濃度を有する取替燃料に取り替える。 (もっと読む)


【課題】経済性を損なうことなく初装荷炉心のコントロールセルに燃料集合体が長期間配置されても制御棒履歴効果が過度に大きくならないようにする。
【解決手段】コントロールセルに配置される低濃縮度燃料17には、制御棒14の中心に最も近い格子位置に冷却水が流通可能な欠損領域66が形成されている。また、欠損領域を通らない対角線20でチャンネルボックス52の内部を、欠損領域66を含む制御棒側領域15とそれ以外の反制御棒側領域16とに分割したときに、制御棒側領域15内の燃料棒53,54の平均濃縮度が反制御棒側領域16内の燃料棒53,54の平均濃縮度よりも低く、かつ、制御棒側領域15内の燃料棒の平均可燃性毒物濃度は反制御棒側領域16内にある燃料棒53,54の平均可燃性毒物濃度よりも低い。 (もっと読む)


【課題】異物フィルタが設置された燃料集合体の下部タイプレートにおいて、必要な機械的強度を確保しつつ、異物フィルタによる圧力損失を効果的に低減できる下部タイプレートを提供する。
【解決手段】正方格子状に配列された多数の燃料棒用ボス部13と中央に配置されたウォータロッド用ボス部14をウエブ15により連結した燃料集合体1の下部タイプレート11において、最外周部の燃料棒用ボス部13を除いた燃料棒用ボス13がそれぞれ2つのウェブで連結する。 (もっと読む)


【課題】異物フィルタによる圧力損失をできるだけ小さくすることができる多段式異物フィルタを提供する。
【解決手段】所定の傾斜角度を有する流路を形成するように複数の波型プレート88を積層してなる第1のフィルタ81と、前記第1のフィルタ81の下流側に配置され当該第1のフィルタ81とは異なる傾斜角度を有する流路を形成するように複数の波型プレート88を積層してなる第2のフィルタ82を備えた多段式の異物フィルタ8において、前記第1のフィルタ81の波型プレートに複数の流路孔を設けたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】下部タイプレートの燃料棒支持部又は異物フィルタで捕捉した異物を高い信頼度で燃料集合体内に閉じ込め、かつ、必要に応じて回収する。
【解決手段】異物が捕捉された燃料集合体1を燃料交換機10によって把持移動する際の異物落下防止装置であって、前記燃料交換機10の外筒11と燃料集合体1のチャンネルボックス40を水密に接続する接続部材20と、前記燃料交換機10の外筒11の内部に設置されたポンプ22と、前記ポンプ22の上部であって前記外筒に設けられた1以上の冷却材孔12とを有する。 (もっと読む)


【課題】スペクトルシフト効果による反応度利得を確保しつつ、スペクトルシフトロッド内の水の状態を感知する中性子検出器の応答感度を向上させる。
【解決手段】正方格子状に配置された複数の燃料棒1と、上部に蒸気溜を形成可能であり、炉心流量によって内部の水位を制御可能な2本の丸型のスペクトルシフトロッド3と、複数の燃料棒1の外周を囲むチャンネルボックス2と、を備えた原子燃料集合体11Bにおいて、スペクトルシフトロッド3の重心位置Gは制御棒20の中心Bと燃料格子の中心Cを結ぶ線上にあり、下式で定義されるスペクトルシフトロッド3の偏心量Xdecが√2となるように、スペクトルシフトロッド3は中性子検出器30側に偏心配置されている。
dec=d/p
ここで、dは、燃料格子の中心Cからスペクトルシフトロッド3の重心位置Gまでの距離であり、pは燃料棒1の中心間距離である。 (もっと読む)


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