説明

平沼産業株式会社により出願された特許

1 - 9 / 9


【課題】水溶液中の有機物の指標としてTOCを光触媒酸化方式によって測定するTOC測定装置は、有機物の酸化分解によって生成された全CO2ガスが流路内に留まり、無駄なくNDIRの信号に変換され出力される。一方、測定終了後は、流路内に残ったCO2ガスは次の測定に備えるために、流路内から排出しもとのベースラインのレベルまで戻す必要がある。このことは、測定終了後余分な待ち時間を必要とされることになる。開放送気光触媒酸化方式でTOC分析を短時間で分析することができる分析方法および測定可能な装置を提供する。
【解決手段】オートサンプラー、リアクタ、NDIRを備えた光触媒酸化方式TOC測定装置において、前記リアクタの出口側に前記NDIRを直接的に接続し、前記NDIRの出口側を大気に開放した。 (もっと読む)


【課題】 従来のカールフィッシャー電量滴定法による水分測定装置に使用する電解陽極および電解陰極は、全て白金構造か、接液部のみ白金材とし白金以外の電線に接続しガラスに封入した構造などがあるが、どちらの構造も洗浄や輸送等で強い衝撃を受けると破損し、測定不能になってしまい高価な電極を交換しないとならない難点があった。
【解決手段】 本発明の水分測定装置は、機械的特性の向上を目的として電解陽極及び電解陰極の接液部のみ白金材としステンレス線を接続し白金以外の金属部をフッ素樹脂熱収縮チューブで覆う事により耐薬品性と導電性を保ち機械的強度を大幅に向上する事ができた。
また、白金線とステンレス線の接続部には、ステンレスパイプを挿入し溶接で固定し接続部の機械的特性の向上および作業性の安定性を図る事もできた。
また、希少金属である白金使用量を最小限に抑えることにより、環境負荷を低減する事にも繋がった。 (もっと読む)


【課題】
電量滴定式のアンモニア性窒素測定装置において、定量下限として0.05mg/Lまで測定可能な装置を提供する。
【解決手段】
電解電極として使用している陰極の表面積を陽極の表面積の1/50から1/100とすること、ならびに陰極の電流密度を0.1A/cm〜0.2A/cmとすることによって、0.05mg/Lのアンモニア性窒素を測定することが可能となった。 (もっと読む)


【課題】コンデショニング試薬、洗浄純水、試料水の送液および溶離液による溶出工程から濃縮液の回収までを自動的に行うことができるコンパクトで安価な固相抽出装置を提供する。
【解決手段】試料水(1a)、洗浄に使用される純水(1b)および固相抽出カラム(4)のコンデショニング用の複数の試薬(1c)等を順次選択できる多チャンネル切換弁(2a)と、多チャンネル切換弁(2a)からの流路(3a)と溶離液(1d)からの流路(3b)を選択できる三方切換弁(2b)と、三方切換弁(2b)からの流路(3c)を接続した固相抽出カラム(4)、などからなる流路構成を特徴とする固相抽出装置。 (もっと読む)


【課題】
従来の加熱気化水銀測定装置は、ハロゲン系ガス含有する試料を測定すると水銀捕集剤にコーティングしてある金とハロゲンガスの結合によりハロゲン化金化合物を生成してしまい、水銀を金アマルガム合金として一旦捕集する水銀捕集剤の役目を果たさなくなってしまうという欠点があった。
【解決手段】
本発明の装置は、加熱気化水銀測定装置の流路内にハロゲンガスを吸収するための銀粒子を詰めたガラス管であるカラムを取付け、さらにこのカラムを常時90℃以上にするための加熱炉を装着した。
本発明は、銀粒子を90℃以上にすることにより銀と水銀の合金である銀アマルガムとなるのを防ぎ、ハロゲン系ガスを吸着する特性を利用した装置である。 (もっと読む)


【課題】
先行技術においては、発生液5および対極液10を電解セル4に入れて使用しているときは、乾燥管1を設けて吸湿を防いでいるが、特許文献1ないし3においては対極液10の水分量に関して特別な配慮が無く、水分測定装置のバックグランドが上昇し、測定精度に影響を与える要因となっていた。本発明の課題は、対極液10の水分含有量とバックグランドの関係を明らかにし、KF電量滴定法における測定精度を向上することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、上記目的を達成するために対極液20の調整時に使用する器具の洗浄乾燥および使用する薬品を予め乾燥剤で脱水し水分含有量を少なくし、バックグランドに影響がない上限値を規定することにより達成される。 (もっと読む)


【課題】
従来の一室電解法を用いたカールフィッシャー電量滴定法による水分測定装置では、バックグランドの測定が不正確となるため水分測定結果がマイナスとなる傾向を示す。また、加熱水分気化装置を用いた測定では、キャリヤーガスである窒素ガスの通気によってバックグランドの測定が不可能となるため、一室電解法が使用できない難点があった。
【解決手段】
バックグランドの測定を正確に行うために、複数の電解陰極を設けた電解セルを考案した。測定にあたっては、試料の水分を測定するための電解陰極とバックグランドを測定するときの電解陰極を切換えて測定することによって、測定精度の向上が図られた。
また、加熱水分気化装置を用いた測定では、キャリヤーガスである窒素ガスを通気してもバックグランドの測定が可能となり、一室電解法による水分測定が可能となった。これにより、試薬の削減および高価な白金電極の使用量が削減できる一室電解法の応用範囲を広げることができた。 (もっと読む)


【課題】
従来の自動滴定装置用ビュレット装置のシリンダに滴定試薬を充填する場合において、シリンダ内を多量の滴定試薬で共洗いする必要があり、そのために貴重な滴定試薬を無駄にする難点があった。また、シリンダ内に充填された滴定試薬によってシリンダ内壁やプランジャを損傷し寿命を短くする難点があった。
【解決手段】
ビュレット装置のプランジャの先端が円錐状で上死点においてシリンダヘッドと密接できる構造のシリンダを考案し、滴定試薬の充填時に吸込み用チューブの体積だけ吸引吐出動作を繰り返し実行することによって、従来の約15%の滴定試薬使用量で充填が可能で且つ20%の充填時間に短縮できた。また、プランジャの所定の停止待機位置を従来の下死点から上死点に変更することで、ガラス製シリンダと滴定試薬が接触する時間が短くなりその結果シリンダとプランジャの寿命を改善できた。 (もっと読む)


【課題】 過酢酸と過酸化水素の滴定を単一の白金電極で安定して電位差滴定することを可能とする。
【解決手段】 過酸化水素と過酢酸の分別電位差滴定装置は、試料をサンプリングし、滴定セルに分注する手段と、緩衝溶液を滴定セルに分注する手段と、試薬を滴定セルに分注する手段とを備える。滴定時の終点検知用の指示電極1として白金電極を使用し、この指示電極1の白金電極部2の表面積を1cm2以上とする。このような白金電極部2の表面積を得るための具体的手段として、指示電極1の白金電極部2を螺旋状、渦巻き状または網状とする。 (もっと読む)


1 - 9 / 9