説明

有限会社エィブィアールにより出願された特許

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【課題】 糸巻ビームの現時点での巻径値が不明でも、その時点における糸巻ビームを含む制御区間にある糸に作用する糸張力を目標糸張力に一致するように調整することができる糸搬送装置の速度張力制御装置を提供することにある。
【解決手段】
この速度張力制御装置によれば、糸張力偏差に基づいて糸巻ビームの巻径を仮想的に調整するための仮想操作量が演算され、その仮想操作量が糸巻ビームの仮想巻径の補正値に換算され、その補正値を前回使用した糸巻ビームの仮想巻径に加算することで新たな仮想巻径が演算出力され、その仮想巻径をD1c[m]、制御区間の糸の基準速度をV0[m/min]としたときに、糸巻ビーム駆動手段への回転数指令N1[rpm]が、次の第1式、即ち、
N1=V0/(πD1c) ……… (第1式)
を満たすように演算出力される。 (もっと読む)


【課題】 糸が搬送状態又は停止状態であるかを問わずに糸張力を調整することができる糸搬送装置を提供すること。
【解決手段】 糸搬送装置は、搬送ライン上に送出ロールと、それより下流側にある後段ロールとを備えており、その後段ロールを回転駆動する後段ロール駆動手段と、後段ロールが回転状態の場合に糸延伸率を調整するために送出ロールの回転量指令を出力するストレッチ制御手段と、そのストレッチ制御手段からの回転量指令に基づいて送出ロールを回転駆動する送出ロール駆動手段と、後段ロールが回転停止状態の場合に糸張力を目標糸張力に一致させるための送出ロールの回転量指令を出力する張力制御手段と、その張力制御手段からの回転量指令の送出ロール駆動手段への入力を、後段ロールが回転停止状態の場合に許可し、後段ロールが回転状態の場合に禁止する制御切換手段とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 糸を巻き取る装置、特にビーマで織機用ビームを巻き取るとき、オサ入れされた糸巾と巻き取りビーム巾の不一致により、耳部分が山高になったり、谷になったりして、過張力になったり、逆に糸緩みになったりする。この問題解決が求められている。
【解決手段】 従来巻き取りビームとオサ通しされた糸の巾調整は人手による、感覚で行われてきた。これを自動化して、山高や谷を無くし、過張力や緩みを無くす。自動化の方法はビームの巻き巾データと距離センサ-からビームをセンタリングし、オサ入れ開始位置を表示し、さらにオサピッチ情報と糸本数からオサ入れ巾L5を出し、この巾とビーム巻き取り巾L4からオサ12の傾きを計算して、サーボモータM1でオサ12に必要な傾きを与えて、オサ入れされた糸巾L5が巻き取り部分を通過するときビーム位置と巻き取り巾L4も一致して、巻き取りするとき耳部分の山高や谷を無くす。 (もっと読む)


【課題】ジェットルールのような高速織機でテープ状よこ糸を使用した織物を織る際に、ボビンから巻き軸方向によこ糸を引き出すにあたって、解除撚りの入らない高性能で安価なよこ糸供給方法を得る。
【解決手段】 あらかじめ、テープ状よこ糸が巻かれたボビンの巻き形状、巻き長さ、胴径等の巻き径情報と、織機の織り幅から決まる1ピックのよこ糸長さの情報と、織機の回転数情報とを、制御器に設定する。この情報から演算により、速度制御信号を発生する。この信号は織機の運転信号と同期して出力され、よこ糸がボビンから解除されるとき発生するバルーンの回転方向と反対方向にサーボモータを回転させる。この動作により、よこ糸の解除点が停止する方向に動作して、ボビンからの解除撚りを無くす。さらにバルーンの回転方向と速度を光電センサで検出し、上記モータの速度に補正を加え、バルーンの回転が確実に停止するように補正を行う。 (もっと読む)


【課題】カーボン繊維等の大形テープ状給糸体を織機の横糸に直接使用可能にし、給糸体を小形に分割する手間が無くして、作業効率が向上し、貯留部分の小形化と送り出しの高速化で、ジェットルーム等の高速織機にも、使用可能とする。
【解決手段】本発明では横糸を給糸体から、送り出す駆動部分を制御するモータに、高速で応答するサーボモータを使用し、このモータと織機の回転を検出するエンコーダとの同期比率運転により織機1回転に対して1ピックの横糸長さを正確に高速で送り出す方法を提供している。又給糸体の巻き径が変化するのを、給糸体のデータ、又は貯留部分での貯留長さ、あるいは横糸フィーラに並設した横糸先端検出フィーラによる信号で制御する方法を提案している。貯留部分については、1ピックの送り出し期間における、横入れ休止期間のみ、貯留動作を行い、出来るだけ貯留長さを短くして、横入れの安定をしている。 (もっと読む)


【課題】カーボン繊維等の硬くて脆いテープ状の糸をレピア織機で効率よく製織する方法と装置を提供する。
【解決手段】1ピック以上の長いループ部分を無くすために、給糸リール部分をレピアがよこ糸を必要とするタイミングと長さに同期して駆動することで、横糸貯留部分を除いた。給糸リールの巻き径データと織機と給糸リールの回転情報から巻き径を計算し、レピア駆動部分のエンコーダ信号から横糸の移動量を求め、これと同期して給糸リールをサーボモータの駆動で横糸を送り出す。この同期比率運転はカーボン繊維等のストレッチの無い糸に対しては張力で制御する必要がある。送り出し張力をテンションローラで検出して補正信号として加算して張力制御系に変える。さらに送出し張力と横入張力を別々に設定する必要が有ればフィードロール部分を送り出しと横入れの間に設けて対応する。 (もっと読む)


【課題】 停電や電圧低下で糸弛みや糸切れなく停止させるビーム巻返機の制動方法を提供する。
【解決手段】 巻返機はビームスタンドの張力と巻取張力の制御を必要とし、スタンドはパウダーブレーキで制御する。巻取機の駆動はインバータモータやサーボモータで行い、巻取張力はスタンドの張力をティークアップロールで増減して調整する。パウダーブレーキの電流は比較的小さく小型の無停電電源装置が使用できる。ティークアップロールと巻取用のモータ電源は大きな容量が必要なのでフリーランの状態にして常状態の約半分の減速時間で停止させる。セクションビーム側もこれと同期して停止させる減速補償電圧を与え、スタンド部分の張力と巻取張力を確保する。糸張力でセクションビームの惰性回転による糸の乱を防ぐためパウダーブレーキの電圧を漸減して少し糸弛みを与えて停止させる。巻取側にはワンウェィークラッチが入れてあり巻取ビームは逆転しない。 (もっと読む)


【課題】マルチセクションドライブのサイザにおいて、停電が発生したとき、糸に適正な張力とストレッチを与えながら、機械を普通の停止状態に近い状態で停止することのできるサイザを提供する。
【解決手段】サイザの機械各部分に連結されているサーボモータは機械停止時回生モード部分と、モータモード部分が有ることに着目して、サーボモータのドライバ直流部分を接続して、この間で電力をやりとりして、定常状態と同じように張力制御をしながら、機械を停止するようにした。このとき必ず全体として回生モードになるようにして電力を確保する。このため、必要に応じて減速時間を選択可能にしている。制御回路の電力は1KW以下で容量が小さく無停電電源装置を使用してバックアップしてもコスト的に不利にならず、安定性を上げることができる。 (もっと読む)


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