説明

住友電工ウインテック株式会社により出願された特許

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【課題】導体、絶縁層、および絶縁層の外周を被覆する半導電層からなる絶縁電線であって、部分放電を効果的に防止できるとともに、交流(高周波)通電時の半導電層の発熱の問題も防止され、半導電層の機械的強度の低下の問題もない絶縁電線、及びこの絶縁電線を用いてなるコイルを提供する。
【解決手段】導体、その外周を被覆する絶縁層、および絶縁層の外周を被覆する半導電層からなり、前記半導電層が、樹脂とカーボンナノファイバー、好ましくは10−4Ω・cm以上で10−2Ω・cm未満の範囲内にある体積抵抗値を有するカーボンナノファイバーとの混合物で構成され、部分放電開始電圧が1000V以上であり、かつ表面抵抗率が1MΩ/□以上であることを特徴とする絶縁電線、及びこの絶縁電線巻回してなるコイル。 (もっと読む)


【課題】絶縁電線の末端部において、導電層や導電材層と導体間に発生する放電を、より容易で安価な方法により防止することができる絶縁電線の末端処理方法、並びに、この方法により末端処理された絶縁電線、及びこの絶縁電線を用いたコイルを提供する。
【解決手段】導体と、前記導体上に形成した絶縁層と、この絶縁層上に形成される導電材層とを有する絶縁電線の、末端部にある絶縁層及び導電材層を除去する工程、及び前記絶縁層及び導電材層の除去により形成された絶縁層末端露出部及び導電材層末端露出部を絶縁材料で被覆する工程からなることを特徴とする絶縁電線の末端処理方法、並びに、この方法により末端処理された絶縁電線、及びこの絶縁電線を用いたコイル。 (もっと読む)


【課題】ボビンに平角線を多層整列巻きする際に、ボビンの両側の鍔部での反転位置での平角線の隙間の発生、平角線の重なり等の巻乱れを防止する。
【解決手段】トラバーサでボビンを軸線方向に往復移動させ、回転駆動されるボビンに平角線を多層整列巻きする巻取方法であって、前記ボビンの軸線方向のトラバース速度をシーケンス制御し、ボビンの胴部両端の鍔部と平角線が接触する反転位置で一時停止して重ね巻して層上がりさせ、層上がりした線に再び平角線が重ならないようにトラバース速度を速めて反転し、線押えローラにより平角線を鍔部側へと付勢して隙間を減少していることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 機械的刺激に対する密着性だけでなく、長期間、冷媒に曝された後、再び運転が再開されても、ブリスターの発生を抑制できる絶縁電線を提供する。
【解決手段】 導体;エポキシ樹脂、及び反応性官能基を有する加熱硬化型樹脂を含有する樹脂組成物の硬化体で構成される、前記導体を被覆する下地層;及び該下地層上に形成された絶縁層を有する絶縁電線であって、前記加熱硬化型樹脂は、前記エポキシ樹脂100質量部あたり1〜10質量部含まれている。さらに、前記エポキシ樹脂100質量部あたり、前記ブロックイソシアネート5〜30質量部が含有されていることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】複数本の絶縁電線を、従来から用いられているU形状のジョイント用の端子金具に対して、均一な加圧力でヒュージングする。
【解決手段】導体を絶縁皮膜で被覆した複数本の絶縁電線を、基板部の一端からバレル部を折り曲げたU形状のジョイント用の端子金具に並列に挿入し、複数の絶縁電線の導体と端子金具とを電気接続するヒュージング装置において、1つの下部電極と対向配置する上部電極は、前記複数の絶縁電線毎に並列すると共に、各上部電極の加圧力を個別に調節する加圧力調節手段を備え、前記バレル部を介して各絶縁電線に負荷する各上部電極の加圧力は、バレル部の折曲側への加圧力を他端の自由端側への加圧力よりも大としている。 (もっと読む)


【課題】 絶縁電線の外径を50%程度にまでプレスした後、捲線するような耐加工性の要求が厳しい仕様に対応できる絶縁電線及びこれを用いたコイルを提供する。
【解決手段】 導体;エポキシ樹脂(好ましくはフェノキシ樹脂)の硬化体で構成される、前記導体を被覆する下地層;及び該下地層上に形成された、ポリイミド樹脂で構成される絶縁被膜を有する絶縁電線、並びに当該電線をプレスして、短軸(a)を該絶縁電線の外径(D)の45〜60%とした扁平型電線。 (もっと読む)


【課題】絶縁皮膜の絶縁性を低下させずに、塗料における樹脂固形分量を高めることができるポリアミドイミドおよびその製造方法、該ポリアミドイミドを含有するポリアミドイミド系絶縁塗料、および該ポリアミドイミド系絶縁塗料が塗布された絶縁電線を提供すること。
【解決手段】トリメリット酸を含有する酸成分と芳香族ジイソシアネートを含有するイソシアネート成分とを反応させるポリアミドイミドの製造方法であって、前記酸成分と前記イソシアネート成分とをカプロラクタム化合物の存在下で反応させることを特徴とするポリアミドイミドの製造方法、前記製造方法によって得られ、重量平均分子量800〜20000を有するポリアミドイミド、前記ポリアミドイミドを40質量%以上含有するポリアミドイミド系絶縁塗料、前記ポリアミドイミド系絶縁塗料を導体に塗布し、焼付けてなる絶縁電線。 (もっと読む)


【課題】絶縁皮膜の皮膜厚さを大きくしなくても耐電圧特性に優れた絶縁電線及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】導体10の表面にその30℃における粘度が0.005〜0.05Pa・sである絶縁塗料2を塗布した後、焼付けを行う操作を繰り返し、皮膜厚さが3〜15μmである絶縁皮膜を形成する。絶縁電線は、直径が0.035〜0.15mmの導体、及び該導体を被覆し、皮膜厚さが3〜6.5μmの絶縁皮膜を有する絶縁電線であって、絶縁皮膜はポリウレタン又はポリエステルイミドを含有し、JIS C3003により測定した絶縁皮膜の絶縁破壊電圧が、皮膜厚さ0.001mm当たり340V以上である。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性等の機械的強度により優れ、かつ高占積率仕様のモータの製造に使用する場合でも優れた巻線性を示し、又、さらに望ましくは耐冷媒性、耐冷凍機油性にも優れた自己融着性絶縁電線及び、この自己融着性絶縁電線を用いて得られることを特徴とするモータを提供する。
【解決手段】ビスフェノールA、ビスフェノールS及びエポキシ樹脂又はエピハロヒドリンを共重合させてなる重量平均分子量15000以上のフェノキシ樹脂、並びに架橋剤を含有する樹脂組成物を、導体上に塗布、焼き付けして形成される融着皮膜を有することを特徴とする自己融着性絶縁電線、及び、この自己融着性絶縁電線を用いるモータ。 (もっと読む)


【課題】絶縁皮膜に対する従来の要請を満たすとともに、耐加工性、特に耐プレス加工性に優れ、近年の要請にも対応可能な絶縁皮膜を形成することができるポリアミドイミド樹脂ワニス、及び、前記ポリアミドイミド樹脂ワニスを用いて形成された絶縁皮膜を有し、近年の要請にも対応可能な耐プレス加工性を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】ジイソシアネート成分と酸成分との縮合物を含有するポリアミドイミド樹脂ワニスであって、前記酸成分が、下記一般式(1)
【化1】


[但し、n=2〜4]
で表される化合物を5〜50モル%含むことを特徴とするポリアミドイミド樹脂ワニス、及び、前記ポリアミドイミド樹脂ワニスを、塗布、焼き付けして形成された絶縁層を有する絶縁電線。 (もっと読む)


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