説明

有限会社フルイドにより出願された特許

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【課題】印加する電圧が低くてもPCRサイクルのために十分なジュール熱を発生させることができ、かつ、反応液に電流を流しても反応液を電気分解することがないPCR方法及びPCR装置を提供すること。
【解決手段】ポリメラ−ゼ連鎖反応(PCR)を行う容器の内面に、反応液の流れに沿うギャップを挟んで対向して配置される電極対を設け、該電極対に交流電圧を印加して反応液に交流電流を流すことによってジュール熱を発生させて前記反応液の温度を制御する。 (もっと読む)


【課題】従来から用いられているマイクロポンプとマイクロミキサーには次のような課題がある。機械的あるいは流体力学的な方法は、流路内の構造が複雑で目詰まりしやすく、製造コストが高く、デッドボリュームが多い。また、電気的方法は流路の構造がシンプルではあるが、医用やバイオで重要な生理食塩水濃度の液体で動作しなかった。
【解決手段】電極間ギャップが鉛直に設置された電極対に交流電圧を印加し、電極間ギャップに沿って反重力方向への流体の流れを発生させて上記課題を解決する。特に、電極間ギャップに沿って鉛直方向へマイクロ流路11を形成することによりマイクロポンプ43,44が実現でき、電極間ギャップに直交する水平方向へマイクロ流路11を形成することによりマイクロミキサー41が実現できる。 (もっと読む)


【課題】従来、シンプルな流路構造のマイクロ流体デバイスで、効果的に速やかに流体を攪拌し混合することは難しかった。また、流体中に浮遊する粒子状試料を沈殿させずに長時間、流路内で保持する手段が無かった。また、浮遊流動する粒子状試料の真の大きさを顕微鏡で計測する方法が無かった。
【解決手段】流路内あるいはチャンバ内に広いギャップ幅の電極対を形成したマイクロ流体デバイスを用い、この電極対に交流電圧を印加し、流体がトーラス状に旋回する渦を発生させて上記課題を解決する。特に、旋回流れ41が垂直に通過する位置に顕微鏡の対物レンズ52の合焦点面53を設定することにより、合焦点面を横切る粒子状試料の正確な大きさが計測可能になる。 (もっと読む)


【課題】従来、シンプルな流路構造のマイクロ流体デバイスで、効果的に速やかに流体を攪拌し混合することは難しかった。また、流体中に浮遊する粒子状試料を沈殿させずに長時間、流路内で保持する手段が無かった。また、浮遊流動する粒子状試料の真の大きさを顕微鏡で計測する方法が無かった。
【解決手段】直線帯状の電極間ギャップの位置が片側の流路壁面に偏って配置された電極対に交流電圧を印加し、単一の円筒状に旋回する渦を発生させて上記課題を解決する。特に、旋回流れ41が垂直に通過する位置に顕微鏡の対物レンズ52の合焦点面53を設定することにより、合焦点面を横切る粒子状試料の正確な大きさが計測可能になる。 (もっと読む)


【課題】流路内に微細な突起や溝を敷設したマイクロ流体デバイスは詰まり易い。一方、流路内壁に微細構造の無いシンプルなマイクロ流体デバイスには、旋回流れを安定に形成する方法や流体を速やかに混合する方法が無いという課題があった。
【解決手段】エッジ部分が流路11に近接する第1の電極43と、流路11から離れた位置で対向する第2の電極44とを備えたマイクロ流路を使用し、電極エッジから、キャリヤー流体中に浮遊する試料や添加した誘電体に働く電気力学的作用により、試料とキャリヤーからなる流れを旋回させる。旋回する流れは、試料の沈殿や流路壁への付着を防止し、速やかに流体を混合して試料と溶液成分との反応を促進する。 (もっと読む)


【課題】 マイクロ流体デバイスで電気泳動力あるいは光トラップ力を利用して成分の分離や分析をおこなう従来方法には、流路が短いために高い段数の分離、精度の良い分析が得られないという課題がある。
【解決手段】 流路の一部を液体コア光ガイドで構成したマイクロ流体デバイスを用い、液体コア光ガイド部分の端面から波長の異なる2つのレーザー光を入射して移動干渉縞を生成し、液体コア光ガイドへ導入されて静止している試料溶液プラグへ、移動干渉縞からの光勾配力を作用させる。この方法により、短い流路内で鮮鋭なクロマトグラムを得ることが可能になり、マイクロ流体デバイスで精度の良い分離と分析が実現する。 (もっと読む)


【課題】X線解析用の試料として使用可能な品質と大きさのタンパク質結晶を、少量のタンパク質溶液を用いて、高い結晶化成功率と短い結晶成長時間で生成するマイクロ流体デバイスおよびタンパク質結晶化装置を提供する。
【解決手段】過飽和タンパク質溶液31と沈殿剤溶液32を、マイクロ流路の周囲に電極17を備えたマイクロ流体デバイスへ導入し、交流電界を、ある特定の周波数を単独で、あるいは異なる複数の周波数を重畳して印加しながらタンパク質を結晶化する。 (もっと読む)


【課題】光の干渉縞を使用して試料を成分に分離する分析装置における、分析可能な試料のサイズが狭い範囲に限られるという課題と、短い流路で良い分離性能が得られないという課題を解決し、生物物質などの試料に化学的な修飾や標識を施すことなく精度の良い分離性能が得られる、マイクロ流体デバイスの使用に適した分析装置を提供する。
【解決手段】 試料22が分離用流路内に存在する分離プロセス期間において、光強度、つまり干渉縞の振幅を時間とともに変化させ、光強度の変化とは、小粒径試料の場合、試料の流れを往復させるとともに光干渉縞を点滅することであり、大粒径試料の場合、干渉縞の光強度を漸次低減することである。また光の波長より大きな試料には、回折格子を通る光が形成する干渉縞55が使われる。 (もっと読む)


【課題】流路内に微細な突起や溝を敷設したマイクロ流体デバイスは詰まり易い。一方、流路内壁に微細構造の無いシンプルなマイクロ流体デバイスには、旋回流れや平行2相流れを安定に形成する方法が無いという課題があった。
【解決手段】流路周囲の回転対称の位置に電極を備えたマイクロ流路を使用すると、キャリヤー流体に浮遊する試料、あるいは添加した誘電体、あるいは他のキャリヤー流体との2相流に対して誘電泳動力が作用し、試料とキャリヤーは旋回する流れを形成する。流路周囲の鏡像対称の位置に電極を備えたマイクロ流路を使用すると、自然に生じる旋回が制止し、試料とキャリヤーが安定した平行2相流れを形成する。 (もっと読む)


【課題】熱レンズ顕微鏡には、5ナノメーター以下の小さいタンパク質が検知できない、マイクロ流路を流れる試料総量の1%以下しか検知できない、という課題がある。
【解決手段】流路の周囲に電極を備えたマイクロ流路内で、タンパク質だけが加熱される交流電圧を印加してタンパク質試料の周囲に温水塊を励起し、周囲の水より低い誘電率の温水塊を誘電泳動力で集束することと、周囲の水より小さい屈折率の温水塊を熱レンズ顕微鏡で検知することにより、上記課題を解決する。 (もっと読む)


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