説明

第一ファインケミカル株式会社により出願された特許

21 - 23 / 23


光学活性なパントラクトンなどのγ−ラクトン誘導体は医薬品などの有用物質の合成中間体としてその大量且つ安価な生産が求められている。この目的には、酵素的不斉加水分解を行う酵素ラクトナーゼを利用する技術が優れているが、その酵素の調製や該酵素産生微生物の利用には依然として問題点がある。組換え技術による場合も、十分な且つ安定した酵素活性を得ることが困難である。ラセミパントラクトンなどのγ−ラクトン誘導体を選択的に不斉加水分解するラクトナーゼを組換え技術で産生させるにあたり、成熟ラクトナーゼDNAとシグナルペプチド領域DNAとの両方を宿主に導入することで、天然のラクトナーゼに劣らない安定性ある活性を得ることができ、高い酵素活性を持ち且つそれを安定的に保持する形質転換を得ることができ、効率的且つ工業上有利なγ−ラクトン誘導体の不斉合成が可能となる。 (もっと読む)


Rhodococcus属菌由来の配列番号73に記載の塩基配列を有するプラスミド及び配列番号74に記載の塩基配列を有するプラスミド又はそのDNA断片等から、Rhodococcus属菌内で複製可能なDNA領域を調製し、大腸菌由来のプラスミド又はそのDNA断片から、大腸菌内で複製可能なDNA領域を調製し、シャトルベクターを作製する。シャトルベクターにアミノケトン不斉還元酵素遺伝子を挿入してベクターを構築し、当該ベクターを含む形質転換体を作製し、アミノケトン不斉還元酵素及び光学活性アミノアルコールを製造する。 (もっと読む)


【課題】 腫瘍細胞に作用してその増殖を抑制することのできる薬剤を提供する。
【解決手段】 マトリックスメタロプロテアーゼ類(MMPs)の阻害剤であるティシュ インヒビター オブ メタロプロテアーゼ類(TIMPs)から成る群から選ばれたものの少なくとも一つを含有する医薬は、腫瘍細胞に直接作用してその増殖を抑制する活性を持っている。特にTIMP−2は、医薬として優れた特性を有しており、またヒトrTIMP−2は実用的な抗腫瘍剤、特には悪性腫瘍増殖抑制剤や癌の治療剤として非常に有用である。 (もっと読む)


21 - 23 / 23