説明

株式会社ワコーにより出願された特許

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【課題】 単純な構造を採りながら、静的・動的な加速度と角速度とを検出する。
【解決手段】 加速度検出部100は、重錘体110と、周囲の台座130と、可撓性をもった板状橋梁部121,123と、その表面に埋め込まれたピエゾ抵抗素子Pとによって構成され、角速度検出部200は、重錘体210と、周囲の台座230と、可撓性をもった板状橋梁部221,223と、その上面に固着された圧電素子D,Eとによって構成される。台座130,230は装置筐体400に固定される。加速度により重錘体110が変位すると、板状橋梁部121,123が撓み、ピエゾ抵抗素子Pの電気抵抗の変化として加速度検出がなされる。圧電素子Eに交流信号を供給して重錘体210を振動させた状態で、角速度に基づくコリオリ力により重錘体210が変位すると、板状橋梁部221,223が撓み、圧電素子Dに生じる電荷により角速度検出がなされる。 (もっと読む)


【課題】 構造が単純な多軸角速度センサを実現する。
【解決手段】 磁石260上に支持部材250、台座240、板状構造体230を配置する。板状構造体230は、中央部231、可撓部232、周囲部233からなり、周囲部233は台座240上に固定される。可撓部232は可撓性を有し、中央部231はXYZ軸方向に移動可能な状態で懸架される。磁気ヘッド251,221間に、Z軸方向を向いた磁束が形成される。中央部231の上面(XY平面)には、X方向およびY方向を向いた導電路が形成される。X方向導電路に電流を流すと、Y方向にローレンツ力が作用し、中央部231がY軸方向に運動する。このとき、Z軸まわりの角速度ωzが作用すると、X軸方向にコリオリ力Fxが作用し、中央部231はX軸方向に変位し、Y方向導電路にωzに応じた起電力が発生する。 (もっと読む)


【課題】 小型で高精度な多軸角速度センサを大量生産する。
【解決手段】 上面がXY平面に沿った基板100上にZ軸に沿って枢軸130を設け、外側部分が環状構造体をなすロータ200を嵌合させる。ロータ200は、傾斜自在かつ回転自在となるように枢軸130によって支持される。ステータ111,115に交流電圧を供給すると、ロータ200は浮上しながら回転する。基板100に対してX軸まわりの角速度ωxが作用していると、Y軸正方向の速度成分をもってX軸上空を移動するロータ100の部分211にはZ軸正方向のコリオリ力Fczが作用して基板から遠ざかる。基板側の固定電極対141A,141Bとロータ側の移動電極231とによって容量素子が形成される。固定電極対141A,141Bの間の静電容量値を測定することにより、コリオリ力Fczの大きさを検出でき、これを角速度ωxの値として出力する。 (もっと読む)


【課題】 複数軸まわりの角速度を、高い応答性をもって検出する。
【解決手段】 圧電素子330の上面に複数の電極E31〜E35を形成し、下面に導電性基板315を形成する。この圧電素子330を、装置筐体350に固定された固定基板320の下面に接合し、導電性基板315の下面に重錘体340を接合する。電極E31〜E35にそれぞれ位相の異なる周期電圧を印加することにより、重錘体330を固定基板320の下面に平行な平面内で周回運動させ、このとき電極E31〜E35に発生する電荷を検出することにより、圧電素子330の各部の厚み方向に作用したコリオリ力を求める。重錘体340の瞬時の運動方向と作用したコリオリ力の方向との双方に直交する軸まわりの角速度を検出する。 (もっと読む)


【課題】 重錘体の封止状態を維持したまま、検出に必要な配線を確保する。
【解決手段】 シリコン基板250により、重錘体210、可撓部220、台座230を形成し、その上面にガラス基板150を接合し、下面にガラス基板300を接合する。重錘体210が、密封空間内で加速度に応じて変位すると、変位電極E0も一緒に変位する。上部基板150の下面には、変位電極E0に対向する固定電極E1〜E5が形成され、上部基板150の上面には、各固定電極E1〜E5に対向する外部電極EE1〜EE5が形成されている。変位電極E0と固定電極E1〜E5とにより容量素子が形成され、固定電極E1〜E5と外部電極EE1〜EE5とにより別な容量素子が形成される。端子T0と端子T1〜T5との間の静電容量値を測定することにより、重錘体210の変位状態を検出し、作用した加速度の検出を行う。 (もっと読む)


【課題】 2枚の絶縁性基板の間に導電性基板を挟んだ三層構造を有するセンサについて、外部に対する効率的な配線を行う。
【解決手段】 シリコン基板を加工し、重錘体210、接続部220、台座230、柱状体240を有する中間部材200を形成する。ガラス基板300の上面に、下方電極E2および下方配線層L2を形成し、その上に中間部材200を載せて陽極接合する。もう1枚のガラス基板100を用意し、図示の位置に3つの貫通孔を形成し、各貫通孔内に導電性材料を充填して、貫通配線部H1,H2,H3を形成する。ガラス基板100の下面に、上方電極E1および上方配線層L1を形成し、中間部材200の上に載せて陽極接合する。陽極接合を妨げないように、H2は、柱状体240の中心から外れた位置に設ける。最後に、ガラス基板100の上面に、端子T1,T2,T3を形成する。 (もっと読む)


【課題】 配線を単純化する。
【解決手段】 絶縁材料から構成される基板100,300の間に、中間部材200を挟み込む。中間部材200の一部をなす絶縁層242の一部上面に形成された導電層243により電極E0が形成され、基板100の対向面には、電極E1〜E5が形成される。加速度や角速度に基づく力が重錘体241に作用すると、電極E0が変位し、対向電極との間の静電容量に変化が生じる。この静電容量の変化に基づいて加速度や角速度を検出する。電極E2は、配線L2により導電ブロック223cまで配線され、配線用端子T2を介して外部へ導通させる。電極E0は、導通ブロック213,配線用端子T0を介して外部へ導通させる。他の電極も同様に、図示されていない配線用端子を介して外部へ導通させる。 (もっと読む)


【課題】 センサ本体が静止状態か運動状態かを認識する。
【解決手段】 XYZ三次元直交座標系において、作用した加速度の各座標軸成分αx,αy,αzをそれぞれ電気信号として出力する三次元加速度センサ10を用意する。演算手段20は、この電気信号に基づいて、A=(αx+αy+αz1/2なる演算を行い、演算結果Aを出力する。予め、三次元加速度センサ10に重力加速度のみが作用したときの演算手段による演算結果を基準値A0として記憶手段30に記憶させておき、判定手段40により、演算手段20による演算結果Aと記憶手段30に記憶されている基準値A0とが一致するか否かを示す判定信号Jを出力する。判定信号Jが一致を示せば、センサ本体には重力加速度のみが作用しているので静止状態と判断でき、不一致を示せば、重力加速度以外の加速度も作用しているの運動状態と判断できる。 (もっと読む)


【課題】 複数軸まわりの角速度を、高い応答性をもって検出する。
【解決手段】 重錘体40を、筐体内において所定の自由度をもって移動可能となるように支持した状態で、原点Oを中心としてXY平面内で円軌道41に沿って円運動させる。点Pxにおいて重錘体40がX軸を通過する瞬間に、重錘体40に対してZ軸方向に作用するコリオリ力Fcoを検出することにより、X軸まわりの角速度ωxを検出する。点Pyにおいて重錘体40がY軸を通過する瞬間に、重錘体40に対してZ軸方向に作用するコリオリ力Fcoを検出することにより、Y軸まわりの角速度ωyを検出する。XY平面に平行な主面をもつ可撓性基板の周囲を筐体に固定し、その中心部に重錘体40を固着する。可撓性基板にとりつけた圧電素子に電圧供給して重錘体40を円運動させ、圧電素子の発生電荷によりコリオリ力を検出する。 (もっと読む)


【課題】 複数軸まわりの角速度を、高い応答性をもって検出する。
【解決手段】 重錘体40を、筐体内において所定の自由度をもって移動可能となるように支持した状態で、原点Oを中心としてXY平面内で円軌道41に沿って円運動させる。点Pxにおいて重錘体40がX軸を通過する瞬間に、重錘体40に対してZ軸方向に作用するコリオリ力Fcoを検出することにより、X軸まわりの角速度ωxを検出する。点Pyにおいて重錘体40がY軸を通過する瞬間に、重錘体40に対してZ軸方向に作用するコリオリ力Fcoを検出することにより、Y軸まわりの角速度ωyを検出する。また、点Pxにおいて重錘体40に対してX軸方向に作用する力を検出し、この力から遠心力を除去することにより得られたコリオリ力に基いて、Z軸まわりの角速度ωzを検出する。駆動および力検出には、容量素子を用いる。 (もっと読む)


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