説明

株式会社工進精工所により出願された特許

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【課題】撓み板の上面に、それぞれが燒結金属製である複数枚の摺り板を結合固定した鉄道車両用集電舟装置の構成部材の加工を容易にして、低コスト化を可能にする。
【解決手段】各摺り板42を、燒結金属製の摺り板本体43と、非燒結金属製の補助板44とにより構成する。このうちの摺り板本体43は、上記撓み板の長さ方向に亙り厚さ寸法が変化せず、下面を平坦面としたものとする。又、上記補助板44は、上面を平坦面とすると共に、下面を、上記撓み板の長さ方向の一部でのみ下方に突出する凸部39aを有する段付面とする。そして、上記補助板44の上面と上記摺り板本体43の下面とを当接させた状態で結合すると共に、この補助板44の下面の上記凸部39aを上記撓み板の上面に当接させた状態で、上記各摺り板42をこの撓み板の上面に結合固定する。 (もっと読む)


【課題】各摺り板9の上面と架線の下縁との擦れ合い部に作用する力が通常状態よりも大きくなった事を検知できる集電舟装置を実現する。
【解決手段】パンタグラフ装置1の上端部に舟体16aを、鉄道車両の幅方向に配置された枢軸19を中心とする揺動変位を可能に支持する。センタリングばねにより、上記摺り板9の上面と上記鉄道車両の屋根面とが平行となる中立位置に向けて、上記舟体16aを付勢する。1対のリミットスイッチ18a、18bにより、この舟体16aが上記中立位置に対して所定角度以上変位した事を検知する事で、上記力が通常状態よりも大きくなった事を認識可能にする。 (もっと読む)


【課題】 架線と摺り板7bとの接触性を、この摺り板7bの長さ方向全体に亙って良好に保てる構造を実現する。
【解決手段】 車両の幅方向に分割された摺り板素子34a、34bにより構成される上記摺り板7bを、摺り板支持体9の上面に支持する。この摺り板支持体9を構成する中央支持部材12を、上記架線と上記摺り板7bとの接触に基づいて加わる荷重に基づき、長さ方向に亙り下方に向けて凹状に弾性変形するものとする。又、これと共に、この中央支持部材12の両端部を舟体3aに、各端部支持部材13、13を介して揺動自在に支持する。この結果、上記架線が上記摺り板7bの長さ方向両端部に位置する場合でも、上記中央支持部材12の弾性変形、並びに、この中央支持部材12の昇降に基づき、上記摺り板7bを上記架線の変動に追従させる事ができ、上記課題を解決できる。 (もっと読む)


【課題】 架線と接触する摺り板7aと共に上下方向に変位する部分の慣性質量を低減する。そして、この摺り板7aを架線に押し付ける為の圧縮コイルばね13、13の弾力を大きくしなくても、この架線に対する上記摺り板7aの追従性を向上させる。
【解決手段】 この摺り板7aを、車両の幅方向に分割された複数の摺り板素子18a、18bにより構成する。これら各摺り板素子18a、18bをそれぞれ、互いの揺動変位自在に連結した、複数個の支持ピース10a、10bの上面に固定する。両端の支持ピース10a、10bを除く、中間部の支持ピース10b、10bの下面と上記舟体3aの上面との間に、上記圧縮コイルばね13、13を設ける。架線の上下位置が変化した場合、一部の摺り板素子18b及び支持ピース10bのみを昇降させれば済む為、上記課題を解決できる。 (もっと読む)


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