説明

機能性木質新素材技術研究組合により出願された特許

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【課題】 リグノセルロース系原料の濃酸処理による糖化プロセス及びリグノセルロース系原料からのリグノフェノール誘導体及び糖の回収プロセスにおける酸処理工程において、リグノセルロース系原料と酸との混合の初期に急激な粘度上昇及び局所的な昇温が起こるという問題点を解決する。
【解決手段】 本発明の一態様は、リグノセルロース系物質と酸とを混合してホロセルロースの糖化を行う酸処理方法、又は、リグノセルロース系物質にフェノール誘導体を収着させ、次に酸で処理することによってリグノフェノール誘導体を含む糖・酸混合液を得るプロセスにおける酸処理工程において、酸溶液を撹拌しながら、酸溶液中にリグノセルロース系物質又はフェノール誘導体収着リグノセルロース系物質を投入して混合を行い、この際、混合液が液状態を保持するように酸溶液へのリグノセルロース系物質又はフェノール誘導体収着リグノセルロース系物質の投入量を調整することを特徴とする方法に関する。 (もっと読む)


【課題】本発明の課題は、木質系基材処理用水性塗装組成物、それを用いた塗装処理木質系基材の製造法およびそれにより得られる塗装処理木質系基材を提供することにある。
【解決手段】有機ケイ素化合物とアミノ基含有アルコキシシランとの共加水分解縮合物、ホウ素を含む化合物及び/またはリンを含む化合物、水溶性有機溶剤および水、更には、脂肪族第4級アンモニウム化合物からなる水性塗装組成物で木質系基材を処理することにより、木質系基材表面と塗料との間の密着安定性を増大させ、その塗膜寿命を伸長させ、美観を維持することを可能とすることができ、更には、寸法安定性、防腐性および防蟻性を付与することが可能である。 (もっと読む)


【課題】耐久性に優れ、石油系合成化学物質を使用せず、廉価である自然系塗料を提供する。
【解決手段】少なくとも、フェノール誘導体が収着されたリグノセルロース系材料に酸を添加して混合し、その後、過剰の水を加えて分離された不溶区分の粗リグノフェノール誘導体と、天然系溶剤と、天然系乾性油と、天然系樹脂とを混合して、粗リグノフェノール誘導体塗料とする。天然系溶剤としては、α−ターピネオールが好ましい。また天然系乾性油としては、亜麻仁油が好ましい。 (もっと読む)


【課題】相分離プロセスによりリグノフェノール誘導体を精製、回収する際、アセトン溶液に溶解しているリグノフェノール誘導体を水ーアルコール溶液によって析出し、この溶液中に懸濁しているリグノフェノール誘導体を容易に分離できるようにする。
【解決手段】リグノフェノール誘導体が懸濁してしている水−メタノール溶液、水−エタノール溶液などの分散液に、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの凝集促進剤を加え、リグノフェノール誘導体を凝集させ、ついでこれを濾過または遠心分離などの方法により回収する。 (もっと読む)


【課題】木材に代替できる優れた音響特性を有する音響材料を提供する。
【解決手段】セルロース系材料に、リグニンのアリールプロパンユニットのC1位の炭素原子にフェノール化合物のフェノール性水酸基に対してオルト位及び/又はパラ位の炭素原子が結合したビスアリールプロパンユニットを有するリグニンのフェノール誘導体を複合化して音響材料とする。こうすることで、優れた音響特性を有する音響材料が得られる。 (もっと読む)


【課題】リグノフェノール誘導体の製造において、酸やフェノール化合物等の不純物を効率的に除去する。
【解決手段】フェノール化合物により溶媒和されたリグニン含有材料に酸を添加し混合しリグニンのフェノール誘導体を生成させる工程と、前記リグニンのフェノール誘導体を不溶解物として含有する区分に当該リグニンのフェノール誘導体を抽出可能な抽出溶媒を添加して抽出する抽出工程と、前記工程で得られる抽出液から、有機溶媒と水とを含む析出溶媒を用いて該析出溶媒における不溶区分を回収してリグニンのフェノール誘導体を精製する精製工程、とを備えるようにする。 (もっと読む)


リグノセルロース系物質をフェノール誘導体及び酸で処理することにより、リグノフェノール誘導体を効率よく生成・回収すると共に、同時に得られる酸・糖混合液からの糖の回収・利用も容易にする方法を提供する。 本発明の一態様は、リグノセルロース系物質、フェノール誘導体及び酸の反応混合液を、固液分離にかけることによって、固相としてリグノフェノール誘導体と、液相として酸及び糖の混合液とを分離し、分離されたリグノフェノール誘導体を脱酸・洗浄することを特徴とする、リグノフェノール誘導体及び酸・糖混合液を調製する方法に関する。 (もっと読む)


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