説明

株式会社三菱化学安全科学研究所により出願された特許

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【課題】遺伝子発現の差異から短期間で被検物質の齧歯類に対する発がん性を予測する、簡便な発がん性予測方法を提供する。
【解決手段】被検物質溶液を被検群に、その溶媒を対照群に投与する工程と、各群からmRNAを採取し、特定な配列からなる塩基配列を含む遺伝子から、それぞれ選択される1以上の遺伝子についてmRNAの発現量を測定する工程と、被検群と対照群の間で前記遺伝子から発現しているmRNAの発現量に有意差が認められるかどうかを判定する工程と、被検群と対照群の間でいずれか1の遺伝子から発現しているmRNAの発現量に有意差が認められ、かつmRNAの発現量の増加又は減少の方向が遺伝子毎に予め定められる方向であるときに被検物質に発がん性有りと決定する工程と、を有する被検物質の齧歯類発がん性予測方法。 (もっと読む)


【課題】被検物質の発がん性を予測する方法を提供する。
【解決手段】Ames試験陽性の発がん物質(C+M+)及びAmes試験陰性の発がん物質(C+M-)を試験動物に投与し、所定時間経過後に試験動物からmRNAを採取してその発現パターンをそれぞれ予め準備しておき、被検物質の発がん性を予測するに際しては、被検物質にAmes試験を行い、該被検物質がAmes試験陽性又は陰性の何れに属するかを決定する第1工程、被検物質を投与した試験動物からmRNAを採取してその発現パターンを得る第2工程、被検物質が第1工程でAmes試験陽性に属する場合はAmes試験陽性の発がん物質のmRNAの発現パターンと、Ames試験陰性に属する場合はAmes試験陰性の発がん物質のmRNAの発現パターンと、第2工程で得られたmRNAの発現パターンとの一致度を算出し、被検物質の発がん性を予測する第3工程を行う被検物質の発がん性予測方法。 (もっと読む)


【課題】 短期間で容易に被検物質の発がん性を予測する方法を提供する。
【解決手段】 複数の発がん物質をそれぞれ各発がん物質投与群に投与し、所定期間経過後に各発がん物質投与群からmRNAを採取してmRNAの発現量が増加又は減少した発現変動遺伝子を選定する第一の工程と、発現変動遺伝子の発現パターンを各発がん物質投与群の間で比較して、発現パターンの類似性により発現パターンを複数のグループに分類し、グループ毎に発現変動遺伝子の発現パターンを用意する第二の工程と、被検物質を被検物質投与群に投与し、所定期間経過後に被検物質投与群からmRNAを採取して発現変動遺伝子について発現パターンを取得し、予め用意しておいた発がん物質投与群のグループ毎の発現変動遺伝子の発現パターンと比較してその一致度を算出し被検物質の発がん性を予測する第三の工程とを有する被検物質の発がん性予測方法。 (もっと読む)


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