説明

ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社により出願された特許

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【課題】超電導コイルに取り付いた余分な樹脂を除去するとともに、樹脂中にボイドが発生するのを防ぎ、もって、クエンチ現象の発生を防止することができる超電導コイルの含浸方法を提供すること。
【解決手段】円筒状の巻枠2に超電導線材3を巻回してなる超電導コイル1にエポキシ樹脂8を含浸させる含浸方法に、超電導コイル1を入れた容器5内を真空引きする真空引工程と、液状のエポキシ樹脂8を容器5に注入する樹脂注入工程と、容器5から超電導コイル1を取り出す取出工程と、超電導コイル1を加熱する第1加熱工程と、超電導コイル1に含浸したエポキシ樹脂8が半固形状化した段階で加熱を中断する加熱中断工程と、超電導コイル1の外周に付着した余分な半固形状のエポキシ樹脂8を除去する除去工程と、超電導コイル1に含浸したエポキシ樹脂8が固化するまで再度加熱する第2加熱工程とを取り入れる。 (もっと読む)


【課題】比較的簡単な手法で超電導コイル全体に亘って均等に樹脂を含浸させるとともに、樹脂中にボイドが発生するのを防ぎ、もって、クエンチ現象の発生を防止することができる超電導コイルの含浸方法を提供すること。
【解決手段】円筒状の巻枠2に超電導線材3を巻回してなる超電導コイル1にエポキシ樹脂8を含浸させる超電導コイル1の含浸方法に、超電導コイル1を入れた容器5内を真空引きする真空引工程と、真空引きされた容器5に液状のエポキシ樹脂8を注入する樹脂注入工程と、エポキシ樹脂8が注入された容器5から取り出した超電導コイル1を、巻枠2の軸方向Aを略水平にした状態で巻枠2の軸を中心に回転させながら加熱する回転加熱工程とを取り入れる。 (もっと読む)


【課題】超電導線材を強く拘束することなく、たとえ超電導線材が変位したとしても、その変位部分と接触する箇所を減らすことによってクエンチ現象の発生を防止することが可能な超電導コイル及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】超電導コイル10において、フランジ部1a(1d)と超電導線材12(13)との間に配置されたスペーサ部21a(21b)を取り除くことによりフランジ部1a(1d)と超電導線材12(13)との間に空間部25a・25bを確保する。そして、変位した超電導線材12(13)とフランジ部1a(1d)とが接触することを防ぐ。 (もっと読む)


【課題】超電導線材を強く拘束することなく、たとえ超電導線材が変位したとしても、その変位した超電導線材又はバインド部材と接触する箇所を減らすことによってクエンチ現象の発生を防止することが可能な超電導コイルを提供することにある。
【解決手段】超電導コイル10において、バインド部材8の最外周の軸方向Pの幅8aを胴部1に巻かれた超電導線材12の軸方向Pの幅15aより短くして、バインド部材8又は超電導線材12とフランジ部1a又はエンドチーク3とが接触しないようにしている。 (もっと読む)


【課題】巻枠のフランジ部と超電導コイルとの間に配設された環状の板部材の浮き上がりを防止できる構造を備えた超電導マグネットを提供すること。
【解決手段】円筒状の胴部11と、所定の間隔をあけて当該胴部11の外周に設けられた一対のフランジ部12と、を具備してなる巻枠2と、フランジ部12間の胴部11に巻回された超電導線材よりなる超電導コイル3と、フランジ部12と超電導コイル3との間に配設されたスリット4a・4bを有する環状の板部材4と、を備える超電導マグネット1である。フランジ部12の外周端から超電導コイル3側へ環状の突部12aを延設させ、当該突部12aで、板部材4の径方向外側への移動を拘束する。 (もっと読む)


【課題】超電導マグネットに供給する励磁電流の柔軟な設定が可能であり、かつ、クエンチの発生を防止することが可能な超電導マグネットの励磁電源を提供すること。
【解決手段】アナログ操作により励磁電流の到達目標値の入力が可能な励磁電流設定器1と、所定周期毎の励磁電流の制御目標値を記憶する制御目標値記憶部4と、所定周期当たりに許容する電流変更量を設定するコントロールパネル31aと、到達目標値と制御目標値との差分を算出する比較処理と差分がある場合に該差分の正負に応じて制御目標値に対して電流変更量を加算又は減算したものを新たな制御目標値として制御目標値記憶手段に記憶する次回制御目標値算出処理と超電導マグネット12への励磁電流を制御するパワー回路9に該新たな制御目標値に基づく電流指令を行う電流指令処理とを有する周期処理を所定周期毎に実行する周期処理制御部33とを備える。 (もっと読む)


【課題】複数のパワーユニットを有する励磁電源において発生する偏流現象を防止又は軽減することができる超伝導マグネットの励磁電源を提供することにある。
【解決手段】メイン制御回路6が全体シャント抵抗5により検出される出力電流値が全体用電流設定司令部7において設定した出力電流値になるように電流指令値を出力するように制御し、分配器15がメイン制御回路6から出力された電流指令値を第1パワーユニット3及び第2パワーユニット4に分配する。そして、第1マイナー制御回路9及び第2マイナー制御回路19は、第1パワーユニット用シャント抵抗11及び第2パワーユニット用シャント抵抗21により検出される出力電流値が分配器15より分配された電流指令値になるように制御する。 (もっと読む)


【課題】コイルを形成している超電導線間に存在し、長い距離を有する流路の最深部まで、容易に反応前の樹脂を流し込むことができる超電導マグネットを提供する。
【解決手段】超電導マグネット10は、アルミニウム又はステンレスからなる略円筒状の巻枠1と、板部材2、3と、図示しない超電導線からなるコイルとを備えている。巻枠1は、円筒状部材1aと、円筒状部材1aの両端部に形成されたフランジ1b、1cとを有している。板部材2、3はそれぞれ、フランジ1b、1cが対向する側の面に接するように配置されている。また、板部材2、3はそれぞれ、リング状部材であり、外側縁部の開口端から内側に向かって、径方向に切り込むように形成されたスリットを複数有している。 (もっと読む)


【課題】サンプルを交換するなどの理由により再実験を行う場合に、超電導コイルなどの再冷却過程を経なくてもよい超電導マグネットを提供することを目的とする。
【解決手段】超電導マグネット10は、中央部を貫通する貫通ボア1を有した真空容器2と、真空容器2の内部に設けられ、外部と連通する開口部を有した液体窒素槽3と、液体窒素槽3の内部に設けられた液体ヘリウム槽4と、液体ヘリウム槽4の内部に設けられた超電導コイル5と、真空容器2を貫通するとともに、先端部が貫通ボア1に熱的に接している冷凍機6、7とを備えている。貫通ボア1は、ステンレス鋼、チタン、又はチタン合金などの電気抵抗値が高い材料からなる筒状部材1aと、筒状部材1aの外周に熱的に接するように配設され、銅(無酸素銅を含む)、銅合金、又はアルミなどの熱伝導性の高い材料からなる外層部材1bとを有している。 (もっと読む)


【課題】上方の限られたスペースでの着脱を可能にしながら、導電線部材の収容空間を確保することが可能な電流リードを提供する。
【解決手段】この電流リード20は、導電線部材21を内部に収容する筒状保持部材30を備えている。筒状保持部材30は、一方の端部に超電導磁石装置10の装置側端子15に接続されるリード側端子22を保持し、他方の端部に嵌合部36を有する筒体32と、一方の端部に嵌合部36に嵌合可能でかつその嵌合状態で嵌合部36と軸方向に当接可能な嵌合部35を有し、筒体32の装置外方側に配置される筒体31と、筒体32の内側面32gおよび筒体31の内側面31dにそれぞれ接続され、嵌合部36と嵌合部35との軸方向の相対変位を許容しかつ両嵌合部35,36同士が軸方向に所定距離以上離間するのを規制するように筒体32と筒体31とを連結する線状の連結部33,34とを含んでいる。 (もっと読む)


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