説明

FCO株式会社により出願された特許

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【課題】燃料電池の電解質膜に適する新規な材料を提供する。
【解決手段】グリシドキシアルキル基を有するケイ素アルコキシドと、シラノール基又は水酸基と反応する固定用官能基を有する有機リン酸化合物とを含有する原料をゾルゲル法によって固化させて、無機有機ハイブリッド材料を製造する。得られたハイブリッド材料は、リン酸基を有する有機成分が共有結合したシリカマトリクスを含むものとなり、水に対してリン酸成分が溶出し難いものとなる。 (もっと読む)


【課題】ガス流路を低廉且つ好適に薄型化し得る燃料電池を提供する。
【解決手段】ガス流路構成部材18a,18bの一辺縁に、同種のガスを供給するための複数の給気用マニホールド孔11a,11cを形成し、且つ、その対向辺縁に沿って、各給気用マニホールド孔11a,11cと夫々対をなすガスを排気するための複数の排気用マニホールド孔11b,11dを形成する。そして、ガス流路構成部材18a,18bの中央部に、一辺縁の各給気用マニホールド孔11a,11cを、夫々対をなす対向辺縁の排気用マニホールド孔11b,11dと連通し、且つ、該一辺縁と略平行な方向に複数回折り返して略均一な蛇行幅で蛇行する蛇行状ガス流路22a,22bを、該一辺縁と略平行な方向に複数並成した。 (もっと読む)


【課題】 プレス加工によってガス流路溝を形成したセパレータであって、連絡流路を内部に形成し得る構成を提供する。
【解決手段】 セパレータ4を、燃料ガス流路溝22aを備えた陽極側ガスプレート20と、酸化剤ガス流路溝22bを備えた陰極側ガスプレート21と、該二枚のガスプレート20,21に挟持される中間プレート30とで構成する。そして、中間プレート30に、ガス流路溝22a,22bのプレス加工により形成される隆起部26を収容する枠孔31を形成すると共に、該枠孔31の周囲の通気孔11a〜11dと、各ガスプレート20,21のガス流路溝22a,22bの両端に形成されるガス通過口24a,24b,25a,25bとを連通させる連絡流路32を形成した。 (もっと読む)


Caイオン、Mgイオン及びZnイオンの少なくとも一つを含むリン酸塩分子鎖からなる分散相と水からなる分散媒とを有するプロトン伝導ゲルと、触媒fを担持したカーボン粒子eとの混合物を作製し、該混合物を用いて電極形成した。かかるプロトン伝導ゲルは固体高分子電解質に比べ分子量が小さく、カーボン粒子eとの親和性も高いため、かかる電極aでは、プロトン伝導ゲルからなる電解質cがカーボン粒子eの凝集体b内の間隙gにまで浸入し、多くの三相界面を形成する。これにより触媒の利用効率の高い電極を提供する。
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対向する電極と、該電極間に介装された誘電体とを具備する電気化学キャパシタにおいて、高い電圧が確保でき、液漏れがなく、管理の負担も軽い構成のものを提供する。 本発明の電気化学キャパシタは、前記誘電体として、溶融法によって得られたリン酸塩ガラスが水と反応することによりリン原子にOH基が結合してなる直鎖状構造又は/及び環状構造のリン酸塩分子鎖からなる分散相と、該リン酸塩分子鎖の各OH基の周囲に存在する水からなる分散媒とを有するプロトン伝導ゲルを用いたことを特徴とする。
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【課題】高い電圧が確保でき、液漏れがなく、管理の負担も軽い電気化学キャパシタを提供する。
【解決手段】リン原子にOH基が結合してなるリン酸塩分子鎖からなる分散相と、該リン酸塩分子鎖の各OH基の周囲に存在する水からなる分散媒とを有するプロトン伝導ゲルに、Ca2+、Mg2+、及びZn2+の少なくとも1つを含ませ、かかるプロトン伝導ゲルを電気化学キャパシタ1の誘電体3として用いた。 (もっと読む)


リン酸塩分子鎖からなる分散相と、水からなる分散媒とを有するプロトン伝導ゲルを主成分とするプロトン伝導体を電解質層に用いた燃料電池用発電体、該燃料電池用発電体の製造方法、及び該燃料電池用発電体の製造に用いる成形型を提供する。 この燃料電池用発電体は、プロトン伝導ゲルを主成分とする高粘性のプロトン伝導体7を、リン酸塩水和物結晶を析出させることにより、等厚な膜形状に硬化してなる電解質層6を備え、かつ該電解質層6の両面に、その硬化に伴って密着状に接合される電極2,3を備えてなるものである。その製造は、下型11と上型12の重ね合わせ状態で、燃料電池用発電体1を成形するための閉鎖キャビティ13と、該閉鎖キャビティ13と連通する電解質溜り溝31とが形成される成形型10を用いて、電極2,3間に配した高粘性のプロトン伝導体7を該閉鎖キャビティ13内で、等厚な膜形状に成形した後に、プロトン伝導体7中にリン酸塩水和物結晶を析出させて、該電解質層6を硬化してなされる。
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【課題】 燃料極と空気極の間のガスの混合や短絡を好適に防止し得る新たな燃料電池を提供する。
【解決手段】 電解質層3を、中間電解質層3aと、該中間電解質層3aの両面に積層する外側電解質層3bとの三層構造として、該中間電解質層3aの外周縁を、両側の外側電解質層3b,3bの外周縁よりも内側に位置させて、中間電解質層3aの周囲で且つ両側の外側電解質層3bの外周部間に、進出溝部6を形成する。そして、電解質層3の周囲に、セパレータ10,10間に挟持される環状のガスケット14を配設し、該ガスケット14の内周縁部14aを電解質層3の進出溝部6に進出させて、該内周縁部14aの表裏面を両側の外側電解質層3bと密接させるようにした。かかる構成によれば、両電極間のガスの混合や短絡をガスケット14の内周縁部14aと外側電解質層3bの密接部分において好適に防止可能となる。 (もっと読む)


【課題】 リン酸塩ハイドロゲルを電解質層に用いた燃料電池であって、長時間安定した出力を得ることのできる燃料電池を提供する。
【解決手段】 電解質層3を、リン酸塩分子鎖を分散相とするプロトン伝導性のリン酸塩ハイドロゲルを主材とするハイドロゲル電解質層3aと、該ハイドロゲル電解質層3aの両側に積層されるプロトン伝導性の遮水性電解質層3bとで構成するようにした。かかる燃料電池1では、電池反応で生じた生成水がハイドロゲル電解質層3aに達しないため、ハイドロゲル電解質層3aのリン酸塩ハイドロゲルが溶出せず、長時間に亘って、安定した出力を維持することができる。 (もっと読む)


【課題】燃料電池用発電体を好適に製造する新しい方法を提供する。
【解決手段】ガス拡散電極4の触媒層の表面に固体プロトン伝導膜3bを形成することにより、ガス拡散電極4と固体プロトン伝導膜3bが接合した半接合体5を得る工程と、二つの半接合体5,5の固体プロトン伝導膜3b相互を、延展性プロトン伝導材料3aを介在させて、対向状に重ね合わせる工程とを順次行うことにより発電体を製造する。これにより、発電体を効率よく製造することができ、生産性を向上させることが可能となると共に、ホットプレス法による接合が困難であった固体プロトン伝導膜を電解質層に用いて発電体を製造可能となる。 (もっと読む)


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