説明

日本オキシラン株式会社により出願された特許

1 - 10 / 10


【課題】酸化銅含有触媒が充填された触媒充填部と気液分離部を備える反応器を用いて、触媒充填部に水素を含む気体と液体を導入して酸化銅含有触媒を還元する方法であって、還元によって得られる触媒中の金属銅のシンタリングを防止することができ、かつ触媒の強度を高く保持することができる酸化銅含有触媒の還元方法を提供する。
【解決手段】酸化銅含有触媒が充填された触媒充填部5と気液分離部10を備える反応器を用いて、触媒充填部5に水素を含む気体と液体を導入し、触媒充填部5出口から抜き出された水素を含む気体と液体を気液分離部10に導入し、導入された水素を含む気体と液体を気液分離部10で分離し、分離された液体を触媒充填部5に導入する酸化銅含有触媒を還元する方法であって、触媒充填部5出口の液体の水分濃度を1500重量ppm以下とする酸化銅含有触媒の還元方法。 (もっと読む)


【課題】プロピレンオキサイド/スチレンモノマー併産プラントにおけるエポキシ化反応工程後の脱プロピレン塔で、蒸留のために消費されていた多大なエネルギーを削減できるような脱プロピレン塔の運転方法を提供すること。
【解決手段】エポキシ化反応工程の反応液を減圧タンクで減圧してプロピレンの気相部と粗反応生成物である液相部とに分離したのち、気相部のプロピレンを脱プロピレン塔の中央側部に供給し、液相部をアルカリ水洗浄工程で洗浄して、油相と水相とに分離し、油相部を脱プロピレン塔の塔頂側部に供給して、塔頂留分としてプロピレンを、塔底留分としてプロピレンオキサイドを含む粗反応生成物を抜き出す脱プロピレン塔の運転方法であって、アルカリ水洗浄工程から脱プロピレン塔へ供給する前記油相部のうち30〜50質量%分を前記減圧タンクから出た液相部と熱交換したのち脱プロピレン塔の中央側部に供給することを特徴とする脱プロピレン塔の運転方法。 (もっと読む)


【課題】α−フェニルエチルアルコール分離工程で、蒸留のために使用されていた多大なエネルギーを削減できるようなプロピレンオキサイド/スチレン併産プラントにおけるスチレンの製造方法を提供すること。
【解決手段】プロピレンオキサイド/スチレン併産プラントにおけるプロピレンオキサイド精留工程後の工程液をエチルベンゼン分離工程へ供給し、その後、α−フェニルエチルアルコール分離工程、脱水反応工程、スチレン分離工程、及び水添反応工程を順次経由させるスチレンの製造方法であって、水添反応工程の下流に小規模蒸留塔を設置して水添反応工程後の反応液からエチルベンゼンを蒸留除去することでα−フェニルエチルアルコールを高濃度に含有する液を得、留去したエチルベンゼンを前記エチルベンゼン分離工程へ送り、α−フェニルエチルアルコール高濃度含有液を前記脱水反応工程へ送ることを特徴とするスチレンの製造方法。 (もっと読む)


【課題】脱水反応等によって副生するモノマー製品中に含まれる水分を軽沸カット工程の次工程である精留工程において、大幅な工程の変更をすること無しに簡便な方法を用いてカットし、日間変動又は月間変動による水分濃度のバラツキを考慮し、年間を通し安定して製品スペックを満足することができるモノマーの精製法を提供すること。
【解決手段】軽沸カット塔によりあらかじめ水分濃度を減らした粗モノマー溶液をさらに精留するに当り、精留塔で減圧蒸留により精留し、塔頂よりモノマーを、塔底より重質分を抜き出すモノマーの精製において、精留塔の塔底部又は塔側部より不活性ガスを供給することによりスチレンモノマー製品中の水分濃度を低下させることを特徴とするモノマーの精製方法である。 (もっと読む)


【課題】 銅系触媒の触媒活性を最大限に利用して、かつ、反応率および選択率が悪化することなく、アセトフェノンの水添によりα−フェニルエチルアルコールを製造する方法を提供すること。
【解決手段】 銅系触媒を用いてアセトフェノンを水添することによりα−フェニルエチルアルコールを製造する方法であって、複数の反応器を並列に組み合わせ運転することにより、各反応器中の銅系触媒の触媒活性をそれぞれ有効利用することを特徴とするα−フェニルエチルアルコールの製造方法。 (もっと読む)


【課題】エチルベンゼンハイドロパーオキサイドの濃縮工程においてコンデンサーとして使用されるチタン製熱交換器の長期間運転を可能とする該熱交換器の腐食を防止する方法を提供する。
【解決手段】エチルベンゼンの自動酸化により得られたエチルベンゼンハイドロパーオキサイドとエチルベンゼンと過酸化水素を含む混合液体を、チタン製熱交換器からなるコンデンサーが接続された蒸留塔で蒸留処理し、塔頂部よりエチルベンゼンを主体とする低沸点留分を留出させるに際し、前記熱交換器のチタン材に接触する低沸点留分における水中の過酸化水素濃度が3質量%以下となるように、前記塔頂部に水を供給することを特徴とするチタン製熱交換器の腐食防止方法である。 (もっと読む)


【課題】有機ハイドロパーオキサイドとプロピレンとをエポキシ化反応させてなるプロピレンオキサイドを含む脱プロピレン塔の連続運転方法の提供。
【解決手段】触媒の存在下、有機ハイドロパーオキサイドとプロピレンとをエポキシ化反応させてなるエポキシ化反応液を減圧してプロピレンの気相部と粗反応生成物である液相部とに分離したのち、気相部のプロピレンガスを脱プロピレン塔の中央側部に供給し、液相部をアルカリ水洗浄工程で洗浄して、油相と水相とに分離し、油相部を脱プロピレン塔の塔頂側部に供給して、塔頂留分としてプロピレンガスを、塔底留分としてプロピレンオキサイドを含む粗反応生成物等を抜き出す脱プロピレン塔の連続運転方法。 (もっと読む)


【課題】リボイラー、コンデンサーを持たず、反応工程からの水蒸気を含有するガスを熱源として、次反応工程で使用する炭化水素化合物を冷却源として供給して熱交換させるとともに、塔内またはポンプアラウンドの任意の位置に設けられた油水分離可能な構造のコレクター部でガス中の水蒸気と炭化水素化合物とが凝縮分離するように、供給する冷却源の炭化水素化合物の量を炭化水素化合物供給管に設けたバイパスラインを用いて制御する熱回収塔の運転方法において、該バイパスラインを経由して直接次反応工程へ供給される炭化水素化合物を加熱して熱回収する熱回収塔の運転方法を提供することを目的とする。
【解決手段】バイパスラインに熱交換器を設け、バイパスラインを経由して直接次反応工程へ供給される炭化水素化合物を、他の高温プロセス流体、例えば、スチーム凝縮水と熱交換させることにより、炭化水素化合物を加熱して熱回収する。 (もっと読む)


【課題】有機化合物含有アルカリ性排水から有機化合物を除去し、アルカリ金属塩の回収、有効利用を図る方法及びその製造システムを提供する。
【解決手段】有機化合物含有アルカリ性排水を燃料および燃焼用空気と共に噴霧焼却し、炭酸アルカリ金属塩を得る方法において、炭酸アルカリ金属塩濃度が(a)運転管理目標値の上限値より高い場合は、冷却水注入量を増加させ、(b−1)運転管理目標値の下限値より低い場合であって、冷却水注入量が必要最低量より多い場合は、冷却水注入量を減少させ、(b−2)冷却注入量が必要最低量である場合は、空気量を増加させ、炭酸アルカリ金属塩濃度を運転管理目標値に制御することにより、炭酸アルカリ金属塩水溶液を製造する。 (もっと読む)


【課題】過酸化物法プロピレンオキサイド/スチレンモノマー併産プロセスにおいて、複雑な工程等を付加することなく、ナトリウム塩等金属塩類を含有する重質残留物の副生油に含まれる有効成分を回収してスチレンモノマーに変換し、スチレンモノマーの総収率を向上させたプロセスを提供すること。
【解決手段】脱水工程の原料液から蒸留により金属塩を含む留分を分離する工程を有する過酸化物法プロピレンオキサイド/スチレンモノマー併産プロセスにおいて、金属塩を含む高沸点留分を分離する工程における留分中から回収したフェニルエトキシ基を基本骨格とするスチレンモノマー前駆体成分を、スチレンモノマーを生成させるための脱水工程に供給してスチレンモノマーに変換することを特徴とするプロピレンオキサイド/スチレンモノマーを併産する方法を提供する。
スチレンモノマー前駆体成分の回収方法としては蒸留法が好ましい。 (もっと読む)


1 - 10 / 10