説明

株式会社i2S2により出願された特許

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【課題】地震の大きさに対応して効率よく制震させ、構造物の変形を小さく抑えることができる耐震改修機構を提供する。
【解決手段】補助質量体40と減衰装置18とを構造物12に設けることで、それぞれの利点を生かして構造物12を制震する。すなわち、小さな地震時には補助質量体40により構造物12の振動を抑制し、大きな地震時には減衰装置18により地震エネルギーを吸収して構造物の応答速度を小さくする。これによって、補助質量体40の重量を小さくできる。 (もっと読む)


【課題】軸部の軸方向の移動速度(振動速度)が速くなるに従って軸方向の抵抗力が低下することを防止又は抑制する。
【解決手段】回転慣性質量ダンパー部150のシャフト122の剛性kD.Mと、オイルダンパー部180のピストンロッド124の剛性kと、が同じか、回転慣性質量ダンパー部150のシャフト122の剛性kD.Mの方が大きくなるように設定されている。 (もっと読む)


【課題】構造物への取り付け場所の自由度が大きい制振装置を提供する。
【解決手段】制振装置10は、第1連結部22で回転可能に連結された第1アーム12、14と、第2連結部26で回転可能に連結された第2アーム16、18を有している。第1アーム12と第2アーム18の他端は、構造物の第1固定部と固定される第1取付金具21とそれぞれ回転可能にピン接合20されている。第1アーム14と第2アーム16の他端は、構造物の第2固定部と固定される第2取付金具25とそれぞれ回転可能にピン接合24されている。第1連結部22と第2連結部26の間には、第1連結部22と第2連結部26を外側に押し広げて、回転ダンパー100が取り付けられている。回転ダンパー100の両端部は、第1アーム12の先端部36、及び第2アーム12の先端部38とそれぞれピン接合37、39されている。 (もっと読む)


【課題】層間変位によって付加質量体が回転する構成と比較し設置の制限を少なくする。
【解決手段】付加質量体170を回転させることで得られる回転慣性質量は、付加質量体170との実際の質量よりも大きな付加質量体を付加したことと等価となり、付加質量体170を回転させない構成と比較し、大きな振動低減効果が得られる。また、層間変位によって付加質量体が回転する構成と比較し、設置の制限が少なく、しかも、付加質量体を回転させない一般的なTMDと比較し、鉛直方向の振動に対する大きな制震効果が得られる。 (もっと読む)


【課題】回転慣性質量ダンパーを備える制震装置の性能を向上させて、構造物を効果的に制震する。
【解決手段】ω/ωd<1.0とし、且つ倍率αmが1よりも大きくなるように、回転慣性質量ダンパー200及びバネ400の諸元を設定することで、回転慣性質量mdが増幅される。言い換えると、回転慣性質量による外力に対する抵抗(ダイナミックマス効果)が増幅される。よって、小さな質量体178で大きな回転慣性質量が得れるので、構造物10が効果的に制震される。 (もっと読む)


【課題】制震機能を有する構造体及びこの構造体を用いて構築された建築物を提供する。
【解決手段】地震等によって、建築物10の各層が左右方向に水平変形したり、建築物10全体が曲げ変形したりすると、制震装置300の支承部352と支承部354との間隔が離れたり縮まったりする。これにより、第一アーム302と第二アーム312との連結部分に設けられた回転支承358と、対向角部112同士の接合部に設けられた支承部356と、間隔が変化しダンパー322の全長が伸縮して制震される。また、枠体100を別途工場等で大量生産することが可能であるので、骨格部200の製造コストを下げることができる。よって、製造コストを下げつつ制震機能を有する構造体400を製造することができる。また、優れた耐震性能を有する建築物10の建築コストを下げることができる。 (もっと読む)


【課題】建物の曲げ変形を抑え効果的に大きな制震効果を得る。
【解決手段】柱510には上方に引き抜く方向に軸力が作用するが、制震装置700によって柱510には下方に押さえつける方向に軸力が加わる。一方、柱518には下に押さえつける方向に軸力が作用するが、制震装置710によって柱518には上方に引き抜く方向に軸力が加わる。したがって、柱510、518の軸方向の変形が拘束されるので、建物500全体の曲げ変形が抑制され、その結果、大きな制震効果が得られる。 (もっと読む)


【課題】被害状況を正確に判定しつつ、容易に構造物単位の被害状況を判定する。
【解決手段】地震被害判定装置10によれば、地震計80によって観測された地震波(図9参照)から読み取られる観測値に基づいて、台形スペクトル求め、求められた台形スペクトルと、予め設定された建物12、14、16の固有周期と、に基づいて建物12、14、16に入力された速度値を求め、更に求められた建物12、14、16に入力された速度値と、予め設定された建物12、14、16に入力される速度値に応じて推定される当該建物の被害状況と、に基づいて建物12、14、16の被害状況を判定する判定し、判定結果を報知する。したがって、本発明を適用しない場合と比較し、地震による建物12、14、16の被害状況を容易且つ正確に判定することができる。 (もっと読む)


【課題】一つのバネで、座屈を防止又は抑制しつつ弾性限変形を大きくすることができ、しかも、対応可能な仕様を従来よりも拡大する。
【解決手段】多段式バネ100は、入力部160、161を介して、Y方向に引張り及び圧縮し、バネ部102の各金属板110がY方向に伸縮(弾性変形)されることで、バネ性を発揮する。よって、各金属板110のヤング率と断面積(「板厚×幅」)との積(EA)バネ定数が決定される。よって、バネ部102を構成する各金属板110のヤング率と伸縮方向と直交する断面積との積(EA)で各金属板110の合計の部材長さ(L)で除した値(EA/L)で、バネ定数が決定される。また、各金属板110の合計の部材長さ(L)が弾性限変形を決定する。よって、バネ全長とバネ定数と弾性限変形(あるいは許容力)とが各々別々に調整可能とされる。これにより、対応可能な仕様を従来よりも拡大することができる。 (もっと読む)


【課題】制震装置を低コストで導入する。
【解決手段】制震装置100は、亀壁の原理によって、可動壁部102が入力変位によって枠部30と逆方向に回転すると共に、減衰材82,84が大きく変形することで地震のエネルギーを吸収する。また、ワイヤーロープ42,44を利用することで、例えば、従来のように、可動壁とブラケットとを回転可能に支持部材で連結するなどの必要がないので、施工が簡単である。このように、制震装置100は、従来よりも構造が単純であり、工数が少なく施工が容易である。したがって、従来よりも低コストで導入が可能である。 (もっと読む)


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