説明

トランスキュー・テクノロジーズ 株式会社により出願された特許

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【課題】イオン性薬剤を効率的に生体へ投与することを可能とするイオントフォレーシス用材料の提供。
【解決手段】薬剤等を含浸し保持する能力が充分であり、所定の電場条件のもとで含浸保持したイオン性薬剤を皮膚側へ移行させる能力(イオン伝達性、イオン導電性)の能力が充分である材料により構成されるゲル組成物。このようなゲル組成物としては、たとえば、アクリルヒドロゲル、セグメント化ポリウレタン系ゲルおよびアクリルニトリル系共重合体等が挙げられる。HおよびOHを除いた、イオン性薬剤と同種のイオンに帯電したイオン性物質のような競合イオン種が、イオン性薬剤とともにイオントフォレーシス用の構成材料中に存在すると、イオン性薬剤の皮膚側への電気泳動による移動が妨げられるので、かかる競合イオン種が実質的に存在しないゲル組成物は、イオントフォレーシスにおけるイオン性薬剤の効率的な投与に利用できる。 (もっと読む)


【課題】 政府機関などにより行われる安全性や効能などについての承認や登録を受けるための手続き上の有利性を享受することができるイオントフォレーシス装置を提供する。
【解決手段】 第1導電型の薬物イオンがドープされた第1導電型のイオン交換膜と、前記第1イオン交換膜に電圧を印加するための電圧印加部材とを備え、当該電圧印加部材が、電極と、前記電極に接触する電解液を保持する電解液保持部と、前記電解液保持部の前面側に配置され、取り外し可能な非透水性のセパレーターとを有するイオントフォレーシス装置において、前記セパレータが取り外されるとともに、前記第1イオン交換膜を前記電解液保持部の前面側に配置した状態で前記薬物イオンの投与が行われるように構成する。 (もっと読む)


【課題】携帯でき、単体で使用できるイオントフォレーシス装置を提供する。
【解決手段】イオン化した薬物と同じ極性の電圧を印加される第1電極部材152、第1電極部材152と異なる極性の電圧を印加される第2電極部材154、第1電極部材152および第2電極部材154の間の電場内で薬物を保持する薬液保持部124、並びに、電圧を供給される一対の入力電極132、134を有する本体部100と、電源および電源の出力を外部に供給する出力電極242、244を有し本体部100に装着することにより出力電極242、244を介して入力電極132、134に電位差を形成する本体部100とは別体の電源部200とを備える。当初は本体部100および電源部200が相互に電気的且つ化学的に隔離して包装されており、包装を解いて電源部200を本体部100に装着することにより動作できるようになる。 (もっと読む)


【課題】体内成分の抽出速度、抽出効率が高められた経皮抽出装置を提供する。
【解決手段】抽出側電極構造体10aを備える経皮抽出装置では、体内成分収容部14a内のマイナスイオンの生体側への移行がカチオン交換膜15aにより遮断されるため、電極11aに印加された電流量のより多くの部分が生体からのプラスイオンの体内成分収容部14aへの移行に寄与する。アニオン交換膜13bは、プラスイオンの通過を遮断又は制限する一方、マイナスイオンの通過を許容することができる。従って、生体から体内成分収容部14aへのプラスイオンの流入量が増大するが、このプラスイオンの泳動流により生体内の中性の分子やマイナスイオンの体内成分収容部14aへの流入量も増大する結果、生体内のプラスイオン、中性の分子及びマイナスイオンからなる各種の体内成分を高い速度又は効率で抽出することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 薬剤を高い浸透量にて生体内へ投与することを可能とするイオントフォレーシス装置を提供すること。
【解決手段】 本発明によるイオントフォレーシス装置は、電源装置と、電源装置に接続された、イオントフォレーシスによりイオン性薬剤を放出し生体に経皮的に投与するための第1電極構造体と、第1電極構造体の対電極としての第2電極構造体とを備えた、イオントフォレーシス装置において、
第1電極構造体が吸収促進剤を保持し、第1電極構造体から吸収促進剤およびイオン性薬剤を生体へ投与するようにしたことを特徴とするものである。 (もっと読む)


【課題】イオントフォレーシス装置を間違って長時間皮膚に貼付した場合でも、投与量を許容値以下に制限する。
【解決手段】電池46、及び、昇圧回路を含む定電流電源回路47を有する電源装置と、該電源装置に接続され、且つイオン性薬剤を保持する電極構造体12、14を少なくとも含んでなる薬剤投与手段とを備え、前記電極構造体へ流れる電流に応じて、該電極構造体からイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与することにより、電池46から通常より大電流を取り出すことや電池の設計により、放電時間が所定値以下となるようにして、薬剤の投与が自然に止まるようにする。 (もっと読む)


【課題】 投与部位を経時的に移動しつつ同一薬剤を投与できるイオントフォレーシス装置の提供。
【解決手段】 電源装置と、該電源装置に接続された3以上の電極構造体を少なくとも含んでなる薬剤投与手段と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段とを備え、前記薬剤投与手段が、同一のイオン性薬剤を保持する2以上の第1電極構造体と、該第1電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持しない1以上の第2電極構造体とを少なくとも含んでなり、前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記第1電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するに際して、投与部位を経時的に移動させながら同一薬剤を投与するようにした、イオントフォレーシス装置。 (もっと読む)


【課題】イオントフォレーシス装置を間違って長時間皮膚に貼付した場合でも、投与量を許容値以下に制限する機能を提供する。
【解決手段】タイマを含む電源装置と、該電源装置に接続され、且つイオン性薬剤を保持する作用電極構造体と、該作用電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持する非作用電極構造体とを含んでなる薬剤投与手段とを備え、前記電極構造体へ流れる電流に応じて、該電極構造体からイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与する。薬剤の投与量や投与時間に合わせて、タイマによる動作時間の調整が可能となる。 (もっと読む)


【課題】通電時におけるガスの発生や好ましくないイオンの発生を抑止することができるイオントフォレーシス装置、或いは更に電極反応による薬物イオンの変質を抑止することができるイオントフォレーシス装置の提供。
【解決手段】作用側電極構造体10aは、電源30の給電線31に接続される電極11と、電極11に接触するイオン性液体を保持するイオン性液体保持部12と、イオン性液体保持部12の前面側に配置され、薬液を保持する薬物保持部15とを備える。イオン性液体を構成するアニオンは、PF、BF、AlCl、ClO、硫酸水素イオン、ビス−トリフルオロアルキルサルフォニル−イミド又はトリフルオロメタンサルフォネートから選択され、イオン性液体を構成するカチオンは、イミダゾリウム誘導体、ピリジニウム誘導体、ピペリジニウム誘導体、ピロリジニウム誘導体又はテトラアルキルアンモニウム誘導体から選択される。 (もっと読む)


【課題】 電極構造体中において生じる電極反応によるガスの発生や好ましくないイオンの生成、或いは通電時における薬物の化学反応による変質を抑止、或いは少なくとも低減することができるイオントフォレーシス装置を提供する。
【解決手段】 イオントフォレーシス装置における作用側電極構造体又は非作用側電極構造体に、比表面積が10m/g以上の導電体を含有する分極性電極、単位体積当たりの静電容量が1F/g以上の導電体を含有する分極性電極、或いは活性炭を含有する分極性電極を設ける。 (もっと読む)


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