説明

株式会社メイクリーンにより出願された特許

1 - 7 / 7


【課題】銅製物体の表面に緑青粉を塗布して物体の表面を修復した場合に、物体に重厚で趣きのある外観上の見栄えが得られるようにし、かつ、物体の見栄えがより長期にわたり維持できるようにする。
【解決手段】銅製物体の修復表面構造は、銅製物体1の表面2に、緑青粉5と煤6との混合により生成された塗布材7が接着剤11により塗布されて新表面12が形成されている。銅製物体の修復表面構造の形成方法として、緑青粉5と煤6とを混合して塗布材7を生成し、塗布材7を接着剤11により物体1の表面2に塗布して新表面12を形成する。煤6を膠と混合した後、固化させたものを粉砕して煤含有粉9とし、煤含有粉9を緑青粉5と混合して塗布材7を生成する。緑青粉5の粒度分布を0.1〜0.5μmにする。煤6を、松材の燃焼によって生じる松煙で構成する。 (もっと読む)


【課題】有体物の基体外面への金箔の貼付作業によって、有体物の外観上の見栄えを向上させると共に、見栄えが長期にわたり維持されるようにする場合に、金箔の貼付作業が、より容易に、かつ、迅速にできるようにする。
【解決手段】仏像など有体物の基体外面に金箔を接着するための金箔用接着剤であって、接着剤が、アクリル樹脂を0.028〜0.36質量%と、ウレタン樹脂を0.016〜0.24質量%と、水を99.0〜99.95質量%とを含有する。金箔用接着剤3を使用して、基体2外面に金箔4を貼付する金箔用貼付方法であって、まず、基体2外面に接着剤3を塗布し、次に、基体2外面をその外方から覆うよう、基体2外面に金箔4を接近させて、基体2外面のうちの少なくとも一部外面2aに接着剤3により金箔4を接着し、次に、金箔押し作業により、金箔4を基体2外面に接着させるようにする。 (もっと読む)


【課題】基体の外面に金箔が接着されている宗教用有体物の表面の補修が、一部表面についてのものであるとしても、宗教用有体物の補修後の見栄えを、より向上させるようにする。
【解決手段】仏像などの基体2と、基体2の外面に接着された金箔4とを備えた宗教用有体物の一部表面の補修方法をする場合には、まず、宗教用有体物1の表面を、洗浄液11を用いて洗い流すよう洗浄し、次に、宗教用有体物1の表面7のうち、一部表面7aに新金箔17を接着して新表面18を形成し、次に、新表面18に洗浄後の汚濁洗浄液12中の汚れを付着させるようにする。 (もっと読む)


【課題】銅製地金の表面に銀もしくはニッケルメッキを施し、かつ、その表面に金メッキを施した宗教用有体物が多年を経過することにより、その装飾金具の表面が地金の錆である銅酸化物により汚損された場合に、金メッキの層を損傷させることなく浄化して、宗教用有体物の見栄えと宗教的価値とを回復可能にさせる。
【解決手段】銅製地金4の表面に銀もしくはニッケルメッキ5を施し、かつ、その表面に金メッキ6を施した宗教用装飾金具の表面浄化方法であって、金メッキ6の表面に露出した銅酸化物4aを、硫黄カルボン酸により還元する。銅酸化物4aの還元に先立って、金メッキ6と銅酸化物4aとの各表面に付着している有機系付着物を洗浄剤9で浄化する。 (もっと読む)


【課題】漆塗膜が施された有体物の表面を十分に浄化すると共に、その後の有体物の見栄えが美麗なままに維持されるようにする。
【解決手段】漆塗膜3が施された有体物の表面浄化艶出し方法であって、まず、漆塗膜3の表面を石油系溶剤により浄化し、次に、漆塗膜3の表面を乾性油によりコーティングする。石油系溶剤をリグロイン、もしくはアルコールとする。乾性油を荏油とする。 (もっと読む)


【課題】宗教用有体物の基体の外面に金箔を接着させた接着剤が劣化している場合において、宗教用有体物の見栄えや宗教的価値の向上のため、表層部についての補修が安価にでき、かつ、補修をした場合にも、宗教用有体物についての歴史的価値が良好に維持されるようにする。
【解決手段】仏像などの基体2と、この基体2の外面に接着された金箔4とを備える宗教用有体物の表層部補修方法である。補修方法によれば、まず、液状の接着剤10を可撓性の多孔吸湿体11に含ませる。次に、多孔吸湿体11を金箔4の外面に対し垂直な方向に向けて圧接Aする。圧接Aにより、金箔4が有する多数のピンホールを通して多孔吸湿体11内の接着剤10を基体2の外面と金箔4の内面との間に浸入させる。接着剤10を、水性の樹脂製とする。 (もっと読む)


【課題】古来物品を、その構成部品である各木製部材に分解する分解作業が、これら各木製部材を損傷させることなく容易にできるようにすると共に、その後、これら各木製部材を元通りに組み合わせて接着し、古来物品を復元させた場合に、この古来物品の寿命の向上を達成できるようにする。
【解決手段】仏像とその台座など古来物品1を構成する少なくとも2つの木製部材2,3の互いの対向面4,5を、接着剤6により解除可能に接着させるようにする。両対向面4,5のうち、少なくともいずれか一方の対向面を粗面とし、接着剤6がポリビニルアルコールと、水とを含有する。記ポリビニルアルコールを10質量部とし、水を70〜120質量部とする。接着剤6に、分子量が1000〜2000のグリコールを0.05〜0.2質量部含有させる。 (もっと読む)


1 - 7 / 7