説明

株式会社新柴設備により出願された特許

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【課題】 木材の内部割れ、変形を防止し、かつ乾燥時間の短縮が図れる木材の乾燥方法を提供する。
【解決手段】 乾燥室1内を高温の蒸気で100℃近くに上げて木材を加熱し、所定時間保持して木材の芯部まで該温度になじませる第1の工程、乾球温度110〜130℃、湿球温度100℃近傍に加熱して所定時間保持する第2の工程、所定温度まで又は所定時間もしくは木材が所定の含水率になるまで加熱を停止し、温度降下中、材内の水分を調湿して脱水する第3の工程、木材内部の平均含水率又は木材間の平均含水率が所望の含水率になるまで前記第2、第3の工程を繰り返す第4の工程を有する。さらに、前記第4の工程の後に、乾燥室1内を乾球温度65〜100℃好ましくは80℃、湿球温度63〜98℃好ましくは78℃で所定時間保持し、各木材の芯部へ向けての水分傾斜及び木材間の含水率がほぼ均一化されるまで調湿を行う第5の工程を付加するのが望ましい。 (もっと読む)


【課題】 木材の乾燥中に、乾燥室の底部に溜まる暗黒色液体を乾燥室外に自動的に排出し、高温乾燥中に生じる暗黒色液体の木材への付着を無くし、無変色で高品質な乾燥木材を製造できる木材乾燥室内樹脂トラップを提供する。
【解決手段】 本発明の木材乾燥室内樹脂トラップは、木材乾燥室1内の床部に設けた水槽2の水に、乾燥中の木材3から流出した樹脂成分を溶かし込んで捕集する構成であって、水槽2内の水に溶けた前記樹脂成分による貯留水の増分を乾燥室外に排出することによって、水槽2内の水位を一定に保つようにしている。この木材乾燥室内樹脂トラップは、木材の乾燥中に水槽2内に水を補充して、貯留水を清浄に保つようにするのが好ましく、また、水槽2内の貯留水を攪拌させて、貯留水の水中の樹脂分を水槽2内で均一に分散させるようにするのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 モータのシャフトと送風ファンのシャフトとを結ぶ連結杆の軸受部を、木材乾燥工程で気化除去される樹脂成分から保護することができる木材乾燥室内の循環送風装置を提供する。
【解決手段】 本発明の木材乾燥室内の循環送風装置は、木材乾燥室1内に設けた送風ファン2のシャフト4と木材乾燥室外に設置したモータ3のシャフト5とを結ぶ連結杆6を覆うハウジング7に、給気管8および排気管9をそれぞれ連結させて、ハウジング7内の空気循環を外部からコントロールすることにより、ハウジング7内に入り込んだ強制乾燥による木材から気化して放出された樹脂成分を、系外に排出し、あるいは進入することを阻止できるので、ハウジング7の室内側ベアリング10が損傷することもなくなるため、故障のない、長期にわたって安定した性能を発揮できる。 (もっと読む)


【課題】 木材乾燥室内で、強制乾燥中に生じる木材への暗黒色液体の付着を無くすことのできる木材乾燥装置を提供する。
【解決手段】 本発明の乾燥装置は、木材5を積載して木材乾燥室1に搬入する台車2の側部と、木材乾燥室1の内壁面3との間隙を塞ぐフラップ板4を設ける。フラップ板4は、台車2の側部に設けて、木材乾燥室1の内壁面3に当接させるようにしてもよく、また木材乾燥室1の内壁面3に取り付け、台車2の側部に当接させるようにしてもよい。さらに、台車2と、この台車2に積載する木材5との間に、凹部に細孔を有する波形プレート7を配置するのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 高含水率である針葉樹の乾燥方法を提供する。
【解決手段】 乾燥室内に堆積した針葉樹からなる被乾燥製材を、材温および含水率に基づいて、該乾燥室内の乾球温度および湿球温度を所定値に保つことによって乾燥する木材の乾燥方法において、初期昇温工程、高温セット工程、加熱停止工程に続いて、加熱工程を行い、目標とする材中含水率に到達するまで、加熱停止工程あるいは加熱停止工程に引き続く加熱工程を一組とする工程を繰り返すことを特徴とする。
前記各工程を移行する指標が、平均含水率測定ポイントにおける含水率であること、前記平均含水率測定ポイントが、材表面から35mmであること、また、木材の両木口端面とその四辺を筒体で覆い乾燥するであること、が好ましい。 (もっと読む)


【課題】 高温蒸気を用いて、木材乾燥室内の湿球温度の制御が容易に行え、かつ従来の制御方法に比べてエネルギーロスを大幅に改善できる木材乾燥室の湿球温度の調整方法および調整装置の提供。
【解決手段】 木材乾燥室1に設けた水槽2内に配置させた管体5に、高温蒸気を送り込み、管体5に設けた高温蒸気噴出孔6より噴出させた前記高温蒸気によって、水槽2内の水を気化させて木材乾燥室1内に噴出させ、木材乾燥室1内の湿球温度を調整する木材乾燥室の湿球温度の調整方法および装置。 (もっと読む)


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