【課題】従来の構造を変更することなく所望の熱伝導率を有する金属製シリンダブロック及びシリンダヘッドにより構成される内燃機関を提供する。
【解決手段】
エンジンブロック１０には、金属製のシリンダブロック１１及び金属製のシリンダヘッド１３が組みつけられている。シリンダブロック１１とシリンダヘッド１３との間、及びシリンダブロック１１とエンジンブロック１０との間にはそれぞれ絶縁体３０が介在されている。そして、シリンダブロック１１の自由電子を上下方向に移動させることにより、燃焼室１６を形成するシリンダブロック１１上方の電子密度を制御する電子密度制御手段がシリンダブロック１１に近接して設けられている。 （もっと読む）

【課題】スペーサ内に固相状態で蓄熱材を封入する際の欠点を解消しつつ、シリンダブロック内のウォータジャケットに対するスペーサの挿入時の作業性を確保することができるスペーサの挿入方法を提供する。
【解決手段】ウォータジャケットに対する挿入代分だけ小さな型５１内にスペーサ３を一時的に挿入し、蓄熱材貯留槽５２内の液相状態の蓄熱材Ｘを注入すると共に発核装置４を収容してスペーサの封入を完了し、発核装置４を稼動させて蓄熱材Ｘを固相へ相変化させ、型５１内でスペーサを収縮させてから、型内から取り外したスペーサをウォータジャケットに挿入する。 （もっと読む）

【課題】 エンジンブロック内に、所定量の潜熱蓄熱材を、不純物の混入なく、確実に封入し得るエンジンブロックの製造方法を提供する。また、当該製造方法に対して好適に用いられ得るエンジンブロック製造用中子を提供する。
【解決手段】 蓄熱材収容室形成用塩中子６３は、無水酢酸ナトリウムから構成されている。蓄熱材収容室形成用塩中子６３の内部には、空洞部６３ａが形成されている。蓄熱材収容室形成用塩中子６３を支持するための支持中子６６及び電極付き支持中子６７が、空洞部６３ａにおける開口部６３ｂ及び６３ｃに挿入される。キャビティ５７に溶融金属を流し込んで冷却・固化させることで得られたシリンダヘッド成型品から、支持中子６６のみを除去して空洞部６３ａに水を注入することによって、当該成型品内に酢酸ナトリウム３水和物からなる潜熱蓄熱材が収容される。 （もっと読む）

【課題】 良好に潜熱の保持及び放出が行われ得る潜熱蓄熱装置及びエンジンを提供する。
【解決手段】 蓄熱材Ｍを収容する蓄熱材容器３４の側方には、蓄熱材Ｍに機械的衝撃を与えて過冷却状態を解除するための固相の核を形成するための発核装置３５が配置されている。発核装置３５は、蓄熱材容器３４内に収容された可動部材３５ａをリンク３５ｃの操作により往復運動させ得るように構成されている。冷間始動時にリンク３５ｃが操作されることでコイルスプリング３５ｇのバネ力に抗して可動部材３５ａがバッグ３４ｂの厚肉部３４ｂ１から一旦離隔した後、当該バネ力によって可動部材３５ａの円錐面状の表面と厚肉部３４ｂ１の貫通孔３４ｂ２の内縁とが衝突する。このとき、可動部材３５ａと貫通孔３４ｂ２の内縁部との線接触部にて蓄熱材Ｍが挟み込まれて高い圧力を受け、固相の核が生じる。 （もっと読む）