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Fターム[4K070BA13]の内容

炭素鋼又は鋳鋼の製造 (7,058) | 吹錬 (388) | スラグレス法・スラグミニマム法 (18)

Fターム[4K070BA13]に分類される特許

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【課題】溶銑脱燐処理を行った溶銑を対象として、その溶銑を転炉を用いてスピッティングやダストの発生量を抑制しつつ、高能率かつ高効率で脱炭処理する方法を提供する。
【解決手段】上底吹き型の転炉を用いて、溶銑脱燐処理を施された溶銑に該溶銑トン当たり4.0〜5.5Nm/minの速度で上吹き酸素を吹き付けて脱炭処理を行う。その際に、上吹き酸素の吹付け時間が全吹付け時間の1/5経過するまでに取鍋スラグを転炉内に投入すると共に、上吹き酸素の吹付け終了時点での転炉内スラグ中Al質量%とCaO質量%との比が0.05〜0.09の範囲になるように調整する。さらに、上吹き酸素吹付けによるL/Lを、上吹き酸素の全吹付け時間の1/4が経過する時点までは0.03〜0.10に、その後その上吹き酸素の吹付け終了までは0.20〜0.35に制御する。 (もっと読む)


【課題】生石灰粉を上吹きして溶銑を脱りんする方法において、上吹き酸素流量を2.0〜5.0Nm3/min/溶銑tに増加して、上吹き酸素の供給時間が5〜8分間という短時間に高速で溶銑脱りん処理する場合に、上吹きした生石灰粉の飛散ロスをCaO純分換算で1.0kg/溶銑t以下に抑制するとともに処理後溶銑中[%P]を0.015質量%以下にまで低減する方法を提供する。
【解決手段】上底吹き転炉でCaO含有粉体を上吹き酸素と共に溶銑へ上吹きして溶銑脱りんする方法において、上吹き酸素と共に生石灰粉を3kg/min/溶銑t以下の速度で溶銑表面へ吹き付け、底吹きガス流量を0.2〜0.6Nm3/min/溶銑t、サブランスから0.1〜1.0Nm3/min/溶銑tのガスと共に生石灰粉を3kg/min/溶銑t以下の速度で溶銑表面へ上吹きし、CaO・FetO・SiO2・Al2O3を含有するプリメルトフラックス4〜10kg/溶銑tと、前記生石灰粉と前記プリメルトフラックスと塊生石灰とのCaO純分に対して前記生石灰粉中のCaO純分が40質量%以上となるように定めた量の生石灰粉とを吹錬開始前後に添加し、且つ処理後スラグ塩基度を2.0〜3.0とする。 (もっと読む)


【課題】高い脱炭酸素効率を維持した状態で、炉体への地金付着を効率的に削減する。
【解決手段】ランス先端の少なくとも1つの噴射ノズル6は、その入口部にスロート7を有し、スロートの下流側に末広がり部8を有し、スロート径Dt及び末広がり部の出口径Deがノズル出口部雰囲気圧力Pe及びノズル適正膨張圧力Poに対して(1)式を満足し、且つ、末広がり部の壁面に、制御用ガスを供給する制御用ガス噴射孔9を有した上吹きランスを使用した転炉精錬方法で、制御用ガス噴射孔は、スロートからの距離LとDtとの比(L/Dt)が1.8以下または2.5以上となる位置に配置され、且つ、噴射ノズルへの酸化性ガスの供給圧力PがPo以下となる場合には、ランス高さHを(2)式の範囲内に制御する。(De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2…(1)H≦H0×(P/Po)…(2) (もっと読む)


【課題】 高い脱炭酸素効率を維持した状態で、炉体への地金付着を効率的に削減する。
【解決手段】 ランス先端の噴射ノズル6は、スロート7、その下流側に末広がり部8を有し、スロート径Dt及び出口径Deが雰囲気圧力Pe及び適正膨張圧力Poに対して(1)式を満足し、且つ末広がり部の壁面に、制御用ガスを供給する制御用ガス噴射孔9を有した上吹きランスを使用した精錬方法であって、スロート径よりもスロートとの接続部位である末広がり部の径が大きく、スロート中心線が末広がり部中心線に対してランスの中心軸側に偏心していると共に、制御用ガス噴射孔は、スロートから制御用ガス噴射孔までの距離Lとスロート径Dtとの比(L/Dt)が2.5以上となる位置に配置され、且つ噴射ノズルへの供給圧力Pが適正膨張圧力Po以下となる場合には、ランス高さHを(2)式の範囲内に制御する。 (De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2…(1) H≦H0×(P/Po)…(2) (もっと読む)


【課題】溶銑の脱りん吹錬の吹錬において、効率的に低りん溶銑を製造することができ、且つ、実操業にも問題なく適用することができる、吹錬方法、吹錬システム、低りん溶銑の製造方法及び低りん溶銑の製造装置を提供する。
【解決手段】 上底吹き転炉を用いて、溶銑の浴面に酸素を吹き付けるとともに粉状CaO含有脱りん剤を吹き付ける、溶銑脱りんにおける吹錬方法であって、吹錬中の排ガス流量、排ガス成分、上底吹きガス流量、副原料投入量及び溶銑成分から酸素バランスを計算して得られる炉内蓄積酸素量原単位を逐次求め、吹錬初期における炉内蓄積酸素量原単位の値が所定値以上となるように、粉状CaO含有脱りん剤の投入開始時期を制御することを特徴とする吹錬方法とし、当該方法を用いた吹錬システム、低りん溶銑の製造方法や製造装置とする。 (もっと読む)


【課題】P1C2操業とC3操業とを行う転炉の操業を適正化することによって、目標とする生産チャージ数を確保しつつ脱りん処理の実施比率を高められる効率の良い操業を行うことができるようにする。
【解決手段】P1C2操業の実施比率Rbが、(Na−N)÷(Na−Nb)×0.7≦Rb≦(Na−N)÷(Na−Nb)を満たすように、P1C2操業とC3操業とを組み合わせた操業を行う。Tn: 転炉工場(転炉設備)の非稼動時間 (分/日)、Ta:「C3操業」のサイクルタイム(分/ch)、Na:「C3操業」の生産能力(ch/日)、Tb:「P1C2操業」のサイクルタイム(分/ch)、Nb:「P1C2操業」の生産能力(ch/日)、Rb:「P1C2操業」の実施比率[Rb=Cb÷(Cb+Ca)]、Ca:「C3操業」の生産チャージ数(ch/日)、Cb:「P1C2操業」の生産チャージ数(ch/日)、N:目標生産チャージ数[N=Ca+Cb(ch/日)] (もっと読む)


【課題】転炉を用いる製鋼精錬プロセス全体として蛍石等のハロゲン化物やAl源を使用すること無く、低燐鋼を安定的に大量製造すると共に、製鋼精錬プロセスを高能率かつ高効率化する方法を提供する。
【解決手段】溶銑予備脱燐処理された溶銑を上底吹き型転炉で吹錬して低燐溶鋼を製造する際に、前記吹錬後のスラグの質量濃度をAl:3.5%以下、T.Fe:15%以上とし、さらにCaOとSiOとの質量濃度比(CaO%/SiO%)を4.0以上6.0以下とすることによって、該スラグ中のフリーCaO質量濃度を7%以上に調整した転炉スラグを同時に製造し、かつ、溶銑予備脱燐処理をされていない溶銑であってSi質量濃度が0.20%以上のものを上底吹き型転炉で溶銑予備脱燐処理する際に、前記のように製造した転炉スラグを脱燐剤の一部として用いてその脱燐処理を行う。 (もっと読む)


【課題】転炉型の精錬容器を用いた溶銑予備処理方法において、蛍石を使用することなく、少ないフラックス原単位で効率的な脱りんを行い、スラグ中のりん酸濃度を高めることが可能な溶銑予備方法を提供する。
【解決手段】転炉型の精錬容器を用いて溶銑の脱りん処理を行う方法において、溶銑中のP濃度[質量%P]と溶銑中のSi濃度[質量%Si]が、下記[1]式の範囲になるように、脱りん処理前のP濃度およびSi濃度のいずれかまたは両方を調整した溶銑に、CaOを主体とする脱りん材を添加するとともに酸素源を供給し、脱りん処理により生成するスラグ中の全鉄濃度(質量%T.Fe)を10質量%以上45質量%以下、脱りん処理後の溶銑中のP濃度を0.05質量%以上、脱りん処理後温度を1350〜1400℃に制御することを特徴とする。
0.1≦[質量%Si]≦1.87([質量%P]−0.05) [1] (もっと読む)


【課題】 転炉吹錬において、高炭素域での高送酸速度吹錬時の鉄飛散やダスト発生を低減し、且つ、吹錬末期での低送酸速度吹錬時の鉄酸化を抑制する。
【解決手段】 ラバールノズルが設置された上吹きランスを用い、溶湯の炭素濃度に応じて異なる送酸速度で吹錬するに際し、炭素濃度0.6mass%超えの高炭素域での送酸速度FS(Nm3/hr)から定まるラバールノズル1孔当たりの送酸速度FhS(Nm3/hr)とラバールノズルのスロート径Dt(mm)とに対して下記の(1)式を満足するノズル背圧Po(kPa)を定め、このノズル背圧Po(kPa)と、雰囲気圧Pe(kPa)と、前記スロート径Dt(mm)とから、下記の(2)式により得られる出口径De(mm)を有するラバールノズルを備えた上吹きランスを用いて吹錬する。
Po=FhS/(0.00465×Dt2)…(1)
De2≦0.185×Dt2/{(Pe/Po)5/7×[1-(Pe/Po)2/7]1/2}…(2) (もっと読む)


【課題】 溶銑やスクラップの物流をスムーズにすることができ、脱りん工程や脱炭工程を含めた全体のサイクルタイムを延長することなく、溶湯クレーンとスクラップクレーンとの干渉を防止することができると共に、効率よく転炉の操業を行うことができるようにする。
【解決手段】脱りん処理及び脱炭処理を行う転炉設備1の操業方法において、最上流に配置された第1の転炉2Aを脱りん炉として採用し、最下流に配置された第3の転炉2Cを脱炭炉として採用し、第1の転炉2Aと第3の転炉2Cとの間に配置された第2の転炉2Bを脱りん処理又は脱炭処理を行う兼用炉として採用して脱りん処理及び脱炭処理を行う。 (もっと読む)


【課題】排出口を有する転炉に収容される溶銑に不活性ガスを吹き込まなくとも、この排出口から溶銑を流出する際にこの排出口の近傍の溶銑の浴面における渦流の形成を長期間にわたって阻害して、スラグの流出量を低減する。
【解決手段】溶融金属収容容器に収容される溶融金属を、この溶融金属収容容器に設けられる排出口から排出する際に、排出口の周縁であって排出口の中心軸に対して非対称となる位置に、マグネシアカーボンを含有するとともに排出口の周方向への溶融金属の渦流を阻害するための整流部を設けておくことを特徴とする渦流の抑制方法である。 (もっと読む)


【課題】3つの転炉を用いて溶銑を精錬処理するに際し,それらを効率良く稼動できる転炉精錬方法と転炉精錬設備を提供する。
【解決手段】3つの転炉2a,2b,2cを用いて溶銑を精錬処理する転炉精錬方法であって,3つの転炉2a,2b,2cは,いずれも,脱C用の転炉,脱Cと脱P兼用の転炉,脱P用の転炉の順で使用され,その後修理されて,再び,同様の順で使用および修理され,3つの転炉2a,2b,2cのいずれか一つが脱C用の転炉として使用されているときは,他の一つは脱P用の転炉として使用され,残りの一つは脱Cと脱P兼用の転炉として使用され,3つの転炉2a,2b,2cのいずれか一つが修理されているときは,他の二つは脱Cと脱P兼用の転炉として使用される。 (もっと読む)


【課題】付着地金となるスピッティング粒鉄が炉口へ付着し難くする。
【解決手段】上底吹きの転炉で上吹きランス7から酸素を吹き込んで吹錬を行う転炉の吹錬方法において、上吹きランス7から酸素を吹き込む送酸速度を、排ガスの空塔速度に基づいて調整する。 (もっと読む)


【課題】 精錬容器に収容された溶銑、溶鋼などの溶融鉄を精錬するに当たり、攪拌強度を大幅に変更させることのできる攪拌方法を用いて攪拌しながら精錬する精錬方法を提供する。
【解決手段】 溶銑中または溶鋼中に攪拌用ガスを吹き込んで前記溶銑12または溶鋼を攪拌しながら精錬するに際し、プラスチックを主成分とするプラスチック含有物質14を前記攪拌用ガスとともに吹き込む。この場合、前記プラスチック含有物質は、直径が1mm以下の粉粒体を50質量%以上含有していること、また、前記精錬は転炉を用いた溶銑の脱炭精錬であり、溶融鉄浴中の炭素濃度が0.5質量%以下の範囲で、前記プラスチック含有物質を攪拌用ガスとともに吹き込むことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 酸素含有ガス並びに粉体の精錬剤を上吹きランスから溶銑に吹き付けて溶銑を酸化精錬するに当たり、精錬剤の散逸を抑制して精錬剤を反応領域の火点へ効率的に添加する。
【解決手段】 ラバールノズル形状の複数個の主孔4を備えた上吹きランス1を用い、該上吹きランスから酸素含有ガス及び粉体状の精錬剤を溶銑の浴面に吹き付けて溶銑を酸化精錬する転炉吹錬方法であって、隣り合う主孔同士の干渉率を下記の(1)式によって定義したときに、隣り合った主孔の平均干渉率が30〜60%の範囲内である上吹きランスを用いて酸化精錬する。但し、(1)式において、γ:干渉率(%)、D:火点の直径(m)、d:隣り合う火点の中心間距離(m)である。
γ=(D-d)×100/D…(1) (もっと読む)


【課題】環境や人体への影響が懸念されるFやNa,Clを含まない脱りん剤を用いて、極低りんの高炭素鋼を安定して製造する。
【解決手段】溶銑脱りん炉および脱炭精錬炉の2基の転炉容器を用いるものとし、まず溶銑脱りん炉での脱りんに際し、脱りん剤として石灰系脱りん剤を用い、吹錬中の排ガス組成や流量、酸素ガス流量、副原料投入量および溶銑成分から酸素バランスを逐次計算することにより求められる蓄積酸素量に基づき、次式(1)により炉内のFeO生成量を推定し、その推定したFeO量に応じて、上吹きランス高さ、酸素ガス流量および底吹きガス流量のうち少なくともいずれか一つを調整して、処理後のりん濃度を0.015mass%以下まで低減し、ついで除滓後、上記脱炭精錬炉で所望の炭素濃度まで脱炭吹錬する。
FeO(kg/t)=[蓄積酸素量(m3(標準状態)/t)/22.4]×71.85 ・・・ (1) (もっと読む)


【課題】溶銑予備脱燐処理による低燐溶銑の製造方法において、気体酸素の溶銑浴面への供給により精錬剤の高い滓化促進作用を得るとともに、気体酸素が供給される溶銑浴面領域での酸化反応による高温場の形成を抑制し、高い脱燐反応効率を得る。
【解決手段】溶銑を保持した容器内に酸素源とCaO源である精錬剤を添加して、溶銑予備処理である脱燐処理を行ことにより低燐溶銑を製造する方法において、溶銑浴面に浴面上方から気体酸素を供給するとともに、この気体酸素が供給される溶銑浴面領域に化学反応又は/及び熱分解反応により溶銑の熱を吸熱する物質を供給し、気体酸素が供給される溶銑浴面領域の温度上昇を抑制する。 (もっと読む)


【課題】転炉に収容された溶銑に脱燐と脱炭とを並行して行うことにより溶銑の精錬効率を高めることができる溶銑の精錬方法を提供する。
【解決手段】転炉に収容された溶銑に、酸化カルシウムを含む生石灰、石灰石又は水酸化カルシウムの粉体を、溶銑トン当たり毎分1.0〜4.5Nmの流量の酸素ガスととともに吹付けることによって脱燐と脱炭の一部とを並行して行うことにより溶銑の炭素濃度を1.8〜3.8質量%とする第1の工程と、転炉に収容された第1の工程を経た溶銑に脱炭の残りを行う第2の工程とを経て、所望の燐濃度及び炭素濃度を有する溶鋼を製造する。 (もっと読む)


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