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国際特許分類[C21C5/36]の内容

国際特許分類[C21C5/36]に分類される特許

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【課題】取鍋精錬で発生する取鍋スラグを脱炭吹錬時に使用し、その使用原単位を高めることによって副原料使用コストを低減するとともに、取鍋スラグ投棄量を削減しスラグ処理コストをも低減することができる技術を確立する。
【解決手段】転炉内の溶銑に上吹きランスから酸素を吹き付けて脱炭処理する際に、転炉内に供給する取鍋スラグの量(R)を、該Rが溶鋼1トン当たり(1)式により規定する範囲に収まるように調整する。(1)式において、S:装入溶銑中のS濃度(質量%)、S:脱炭吹錬終了時の溶鋼中目標S濃度(質量%)、X:取鍋スラグ中のS濃度(質量%)、V:装入塩基度(CaO質量/SiO質量)、M:脱炭吹錬終了時の炉内スラグ生成予測量(kg/溶鋼t)である。
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【課題】製鉄プロセスで使用される転炉において鉄皮の変形防止及び精錬効率の向上を図るとともに、環境問題及び黒鉛の資源枯渇問題に対応し、更にはマグカーボンれんがの耐食性を改善する。
【解決手段】耐火原料配合物中の、粒径1mm未満のマグネシア粒子量に対する粒径1mm以上のマグネシア粒子量の質量比が1.27以上2.58以下で、かつ、マグネシアと黒鉛の合計量に占める黒鉛の配合量が10質量%以下であるマグネシアカーボン質れんがを、内張り用れんがの一部又は全部に使用した転炉の操業方法において、吹錬終了時の転炉内のスラグのCaOとSiOの質量比(C/S)が2.0以上で、かつ、スラグ中の酸化鉄の含有量をFeに換算した数値(T.Fe)が12質量%以上となるように操業する。 (もっと読む)


【課題】できるだけ少ないCaO原単位で、かつカルシウムフェライト原単位をできるだけ低減しながら溶銑脱りんし、処理後溶銑中[P]濃度を0.020質量%以下、処理後スラグ塩基度を1.8以下とする。
【解決手段】上底吹き転炉を用いて、生石灰、酸化鉄、およびカルシウムフェライトを90質量%以上含む精錬剤を炉内に添加して溶銑脱りんする方法である。生石灰の添加は、粒径5〜30mmのものを転炉の上方から炉内に投入する方法、および粒径3mm以下のものを上吹きランスから酸素とともに溶銑へ吹き付ける方法のいずれか一方または両方により、その添加量を、上吹き酸素の全吹付け時間の35%が経過した時点における装入塩基度が0.3以上1.0以下となるように調整して、行う。さらに、カルシウムフェライトを90質量%以上含む精錬剤の添加は、粒径5〜50mmのものを転炉の上方から炉内に投入する方法により、その添加量を、上吹き酸素の全吹付け時間の35%が経過した時点より後であって、その80%が経過するまでの間に、実塩基度が1.5以上1.8以下となるように調整して、行う。 (もっと読む)


【課題】溶銑脱硫スラグの発生をなくし、転炉スラグのフッ素レス化と脱Cスラグの脱P工程リサイクルを促進し、さら二次精錬スラグをフッ素レス化して製鋼工程内リサイクルを進め、製鋼工程から系外に排出されるスラグ量を低減するとともに、系外に排出されるスラグのフッ素レス化を実現する。
【解決手段】RH真空脱ガス装置に加えて、アーク加熱手段を有する二次精錬装置(アーク加熱二次精錬装置)を用いて溶湯の加熱昇温を行うことにより、先立つ転炉精錬でのホタル石使用を不要とするとともに二次精錬でのホタル石使用を不要とし、アーク加熱二次精錬装置で脱硫精錬を行うことによって溶銑予備脱硫を不要とするとともに二次精錬スラグの転炉リサイクルを可能にする。 (もっと読む)


【課題】溶銑脱燐処理を行った溶銑を対象として、その溶銑を転炉を用いてスピッティングやダストの発生量を抑制しつつ、高能率かつ高効率で脱炭処理する方法を提供する。
【解決手段】上底吹き型の転炉を用いて、溶銑脱燐処理を施された溶銑に該溶銑トン当たり4.0〜5.5Nm/minの速度で上吹き酸素を吹き付けて脱炭処理を行う。その際に、上吹き酸素の吹付け時間が全吹付け時間の1/5経過するまでに取鍋スラグを転炉内に投入すると共に、上吹き酸素の吹付け終了時点での転炉内スラグ中Al質量%とCaO質量%との比が0.05〜0.09の範囲になるように調整する。さらに、上吹き酸素吹付けによるL/Lを、上吹き酸素の全吹付け時間の1/4が経過する時点までは0.03〜0.10に、その後その上吹き酸素の吹付け終了までは0.20〜0.35に制御する。 (もっと読む)


【課題】転炉内張り耐火物の表面に耐久性に優れたスラグコーティングを行うことで該耐火物の損耗を抑制し保護する方法を提案することにある。
【解決手段】転炉出鋼後に炉内に残留させたスラグを、炉内内張り耐火物の表面に付着させて保護する際に、炉内残留スラグに、シリコン含有物質、またはさらに高融点物質を添加した残留スラグをコーティングする転炉内張り耐火物の保護方法。 (もっと読む)


【課題】吹錬処理後のスラグ中の生石灰濃度を精度高く予測すること。
【解決手段】類似度算出部10aが、実績データベース4内に格納されている複数の溶銑状態及び吹錬条件xについて、予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xに対する類似度Wを算出し、予測式作成部10bが、実績データベース4に格納されている溶銑状態及び吹錬条件xのデータを用いて、溶銑状態及び吹錬条件xと吹錬処理後のスラグ中の生石灰濃度yとの関係を表す予測モデルを作成すると共に、類似度Wを重みとする評価関数を予測モデルの予測誤差を評価する評価関数として最適化問題を解くことによって、予測モデルのモデルパラメータを決定し、生石灰濃度予測部10cが、予測モデルに予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xを入力することによって、予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xで吹錬処理を行った場合の吹錬処理後のスラグ中の生石灰濃度yを予測する。 (もっと読む)


【課題】転炉を用いる溶銑の脱燐処理において、蛍石等のハロゲン化物を実質的に用いず、スピッティングやスロッピングによる操業上の困難を発生させることなく、脱燐処理時間が5〜8分間で脱燐率80%以上を安定して達成することができる技術を提供する。
【解決手段】転炉に収容された溶銑に、上吹き酸素ガス流量を1.5〜2.5Nm/min/ton、底吹きガス流量を0.15〜0.8Nm/min/tonとしつつ、脱燐剤として供給する全CaO質量を粉状として前記上吹き酸素ガスと共に溶銑へ吹き付けて、脱燐処理終了時のスラグ組成を、塩基度:2.2〜3.2、Al:4.5〜7.5質量%、T.Fe:7〜13質量%に調整する。 (もっと読む)


【課題】 クロム鉱石を溶融状態で還元してクロム含有溶銑を溶製するにあたり、液相が多く、Al23を多く含有し、且つCr23も含有する生成スラグによるMgO系耐火物からなる炉壁耐火物の損耗を、コストの増大を招くことなく抑制する。
【解決手段】 MgO系耐火物6を内張り耐火物とする転炉型反応容器2に収容された溶銑に、クロム鉱石、炭材及び造滓剤を添加し且つ上吹きランス3から酸素ガスを供給し、前記クロム鉱石を溶融して還元するとともに、生成するスラグ12のMgO含有量がその生成スラグにおける飽和溶解度よりも過剰になるようにMgO源を添加する、クロム鉱石の溶融還元方法において、製錬初期の昇温期に、MgO純分換算で溶銑トンあたり1.0kg以上のMgO源を前記反応容器内に添加し、且つ、製錬進行度の75〜90%の時点で、スラグの塩基度調整用のSiO2源を前記反応容器内に添加する。 (もっと読む)


【課題】 燐を含有する製鋼スラグの製銑工程及び製鋼工程へのリサイクルにあたり、該スラグから予め燐を安価に回収するとともに、回収した燐を資源として有効活用する。
【解決手段】 金属鉄が分離された、燐を含有する製鋼スラグを還元処理し、燐を0.5質量%以上含有する高燐高Mn銑鉄を回収する第1の工程と、前記還元処理によって得られたスラグを製銑工程または製鋼工程へリサイクルする第2の工程と、前記高燐高Mn銑鉄を脱マンガン処理する第3の工程と、脱マンガン処理によって生成したスラグを排出する第4の工程と、スラグが排出された後の処理容器内の溶銑に対して脱燐処理する第5の工程と、第5の工程によって溶銑中燐濃度が0.10質量%以下となるまで脱燐処理された溶銑を製鋼工程にリサイクルする第6の工程と、前記第5の工程の脱燐処理で生成したスラグを回収して燐酸資源原料とする第7の工程と、を有する。 (もっと読む)


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