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国際特許分類[C21D6/04]の内容

国際特許分類[C21D6/04]に分類される特許

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【課題】転がり軸受の長寿命化と、十分な静的負荷容量を確保できる軸受構成部材、製造方法並びに長寿命で、かつ十分な静的負荷容量を示す転がり軸受を提供する。
【解決手段】3.2〜5.0%のCrと、0.05%以上0.5%未満のVとを含有する鋼材の素形材に、浸炭窒化処理、サブゼロ処理、焼もどし処理及び仕上げ加工を施すことにより、転がり軸受の固定輪の外輪61を得る。軸受構成部材において、表面から10μmまでの表面層における炭素含有量1.1〜1.6%、表面から50μmの深さの位置でのビッカース硬さ800〜940、表面から10μmの深さの位置での残留オーステナイト量5〜30体積%、表面から10μmまでの範囲の表面層における窒素含有量0.1〜1.0%、表面層におけるバナジウム窒化物、バナジウム炭窒化物からなる粒径0.2〜2μmの粒子を存在させ、表面層における粒子の面積率を1〜10%とする。 (もっと読む)


【課題】300℃程度の高温までの広い温度範囲において、良好な転動疲労寿命を確保するのに十分な表面硬さを示す転がり摺動部材を低コストで得ることができる、転がり摺動部材の製造方法を提供する。
【解決手段】3.2〜5.0質量%のCrと、0.05質量%以上0.5質量%未満のVとを含有する鋼材から得られる素形材に浸炭窒化処理、250℃を超え、300℃以下の温度で加熱する焼もどし処理及び仕上げ加工を施す。
これにより、表面から50μmの深さの位置でのビッカース硬さを740以上、表面から10μmまでの範囲の表面層の炭素含有量を1.1〜1.6質量%、表面から10μmまでの範囲の表面層の窒素含有量を0.1〜1.0質量%、表面から10μmまでの範囲の表面層にバナジウム窒化物からなる粒径0.2〜2μmの粒子および/またはバナジウム炭窒化物からなる粒径0.2〜2μmの粒子を存在させ、表面から10μmまでの範囲の表面層の前記粒子の面積率を1〜10%とする。 (もっと読む)


本発明は、マルテンサイト系鋼が0.4%〜3%のAl含有量で、金属間化合物および炭化析出物によって硬化されることができるように、他の金属の含有量を含むマルテンサイト系鋼を製造する方法に関し、(a)鋼の全体をそのオーステナイト化温度よりも上に加熱するステップと、(b)前記鋼をおよそ周囲温度に冷却するステップと、(c)前記鋼を低温媒体中に配置するステップと、を含む。温度Tは、実質的にマルテンサイト変態温度Mf未満であり、鋼の最も熱い部品がマルテンサイト変態温度Mfより低い温度に達した瞬間から温度Tで前記鋼が前記低温媒体中に保持される時間tが、少なくともゼロ以外の時間tに等しく、温度T(℃で)および時間t(時間で)は、式T=f(t)によって関連付けされており、t,f’(t)に関する関数fの一次導関数は、正であり、t,f”(t)に関するfの二次導関数は負である。
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低含量のコバルトを有する硬化マルテンサイト鋼、該鋼から部品を製造する方法、およびこれにより得られる部品。該鋼は、その組成が、重量パーセントで:C=0.18〜0.30%;Co=1.5〜4%;Cr=2〜5%;Al=1〜2%;Mo+W/2=1〜4%;V=微量〜0.3%;Nb=微量〜0.1%;B=微量〜30ppm;Ni=11〜16%。ここで、Ni≧7+3.5Al;Si=微量〜1.0%;Mn=微量〜4.0%;Ca=微量〜20ppm;希土類金属=微量〜100ppm;Nが≦10ppmであるとき、Ti+Zr/2=微量〜100ppm。ここで、Ti+Zr/2≦10N;10ppm<N≦20ppmであるとき、Ti+Zr/2=微量〜150ppm;O=微量〜50ppm;N=微量〜20ppm;S=微量〜20ppm;Cu=微量〜1%;P=微量〜200ppmであり、残りが、鉄、および溶練から生じる不可避の不純物であることを特徴とする。この鋼から部品を製造する方法、およびこれにより得られる部品。
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高強度、高靭性、及び優れた低サイクル疲労寿命を発揮する時効硬化可能なマルテンサイト系鋼合金及び同合金の製造方法が開示されている。この合金は、約0.2〜0.36の炭素と、最大約0.20のマンガンと、最大約0.10のケイ素と、最大約0.01のリンと、最大約0.004の硫黄と、約1.3〜4のクロムと、約10〜15のニッケルと、約0.75〜2.7のモリブデンと、約8〜22のコバルトと、最大約0.01のアルミニウムと、最大約0.02のチタンと、最大約0.001のカルシウムを実質的に含有し且つ残部が鉄及び通常の不純物である重量%組成から成るマトリックスを有している。この合金は、マトリックス中に分散した複数の介在物を有する。その介在物は、主要寸法にして約0.4μm〜約7.0μmで且つ主要寸法にして少なくとも約1.6μmの中間寸法を有するカルシウム化合物を含み、希土類元素を実質的に含んでいない。
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【課題】成形温度において表面被覆層にクラックが発生することを防止するとともに、金型の塑性変形を防止することで、金型の形状を高い精度で維持する。
【解決手段】鋼製の基材に焼入れを施してマルテンサイト組織からなる基材を製作し、上記基材の表面に、非晶質のNi−P合金からなる表面被覆層を形成し、上記基材に加熱処理を施すことでトルースタイト組織又はソルバイト組織に変えるとともに、前記表面被覆層をNiとNiPの共晶組織に変える。 (もっと読む)


【課題】高硬度を有し、耐食性に優れ、しかも、耐焼割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼を提供すること。
【解決手段】0.15≦C≦0.50mass%、0.20<Si≦1.0mass%、0.05≦Mn≦2.0mass%、P≦0.03mass%、S≦0.01mass%、0.05≦Cu≦3.0mass%、0.05≦Ni≦3.0mass%、13.0≦Cr≦20.0mass%、0.10≦Mo≦5.0mass%、Al≦0.02mass%、Ti≦0.02mass%、0.20≦N≦0.80mass%、0.001≦B≦0.01mass%、O≦0.01mass%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなり、残留オーステナイト量が3%以上30%以下である高硬度マルテンサイト系ステンレス鋼は、 (もっと読む)


【課題】 従来の超高強度鋼に比べて強度、靭性、延性、耐食性または耐候性が共に優れ、真空溶解・真空鋳造を必要とせずに大気中で鋳造できる超高強度鋼を提供する。
【解決手段】 C、Si、Cr、Cu、Mo、Ni、Co、Feを配合して大気中鋳造した超高強度耐候性鋼であって、降伏強さ1585MPa(230,000psi)以上、引張強さ1723MPa(250,000psi)以上、伸び6%以上である耐候性鋼。望ましくは、V、W、Nおよびこれらの混合物から成る群から選択した少なくとも1種の成分を更に含む。望ましくはC:0.16〜0.23wt%、Si:0.2〜1.5wt%、Cr:2〜5wt%、Cu:0.2〜2wt%、Mo:0.8〜3wt%、Ni:7〜12wt%、Co:13〜17wt%、および残部:Feである。 (もっと読む)


【課題】 従来の超高強度鋼に比べて強度、靭性、延性、大気腐食耐性を同時に向上させた超高強度鋼を開発すること、この鋼を高価で時間のかかる真空溶解・真空鋳造を必要とせずに大気中で鋳造できるようにすることである。
【解決手段】 Si、Cr、Mo、Ni、Co、Cu、W、Feを配合して大気中鋳造した超高強度ステンレス鋼であって、降伏強さ1481MPa(215,000psi)以上、引張強さ1654MPa(240,000psi)以上、伸び6%以上であることを特徴とする超高強度ステンレス鋼が提供される。この大気中鋳造超高強度ステンレス鋼は、C、Mn、Vおよびこれらの混合物から成る群から選択した1種以上の成分を更に含有しても良い。 (もっと読む)


【課題】 表面研磨後にも形状変化せず、ウエハから歩留良くチップを切り出せるダイシングソーテープフレームを提供する。
【解決手段】 表面残留応力の表裏差を±100MPa以内に収めた深冷処理型高強度ステンレス鋼板から作製されたダイシングソーテープフレームである。ステンレス鋼板は、C:0.09〜0.17質量%,Si:1.0質量%以下,Mn:1.5質量%以下,Ni:4.0〜7.0質量%,Cr:14.0〜17.0質量%,N:0.10質量%以下,B:0.001〜0.010質量%を含み、AHV=985-135C-14Si-30Mn-43Ni-29Cr-265N≦250,SHV=1882-255C-43Si-101Mn-70Ni-55Cr-921N≧350となるように成分調整されている。 (もっと読む)


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