説明

国際特許分類[D01B7/00]の内容

国際特許分類[D01B7/00]の下位に属する分類

繭の洗浄または選別
繰り糸 (4)
繰り糸に不適当な繭またはその一部からの絹の採取

国際特許分類[D01B7/00]に分類される特許

1 - 6 / 6


【課題】野蚕繭のうちクリキュラ繭は黄金色をしているが、従来法で精錬して糸にすると、白褐色になりその金色が失われてしまっていた。また、野蚕繭には紫外線吸収効果があると言われていたが、その成分の効率的な取りだし方法が知られていなかった。
【解決手段】水単独やエタノール水など中性の水性液体でクリキュラ繭を0.11MPa〜0.4MPaの範囲の中性水溶液で加圧加熱抽出すると、金色を保持した繭に精錬され解繊できることも見出し、金色の繊維製品を製造することができた。その抽出液は400nm以下の紫外線吸収能と静菌効果があることが解った。これら金色の繊維は各種繊維加工品に応用でき、抽出物は化粧品等に応用できる。 (もっと読む)


【課題】手触りや風合いが軟らかく、嵩高性や弾力性に優れていると共に、水による洗濯が可能であり、幾重にも重ねる必要のないシルクわたの製造方法を提供する。
【解決手段】複数の繭22から引き出した繭糸束を湿潤状態で繰糸して枠へ巻き取り、巻き取られた繭糸束を精練25してセリシンを除去し、乾燥した後、ドラフターで開繊27することによって製造するシルクわた28の製造方法。シルクわたは50cc/g以上の嵩高性を有することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】外来タンパク質の性質を損なうことなく、外来遺伝子を発現するカイコの繭を生糸とする方法を提供する。
【解決手段】通常繭を生糸とする際に行われているような100℃を越える条件下での繭の乾燥ではなく、低温(60℃以下)条件下で繭を乾燥させた。また煮繭においては、従来の100℃以上の高温処理や沸点近くの高温水処理ではなく、低温かつ真空浸透処理(減圧処理)を行った。またこれとは異なる煮繭方法として、アルカリによるセリシンの膨潤、界面活性剤、酵素等による繭層への湯水の浸透の組み合わせ処理を行った。さらに、従来よりも低温で繰糸を行った。その結果、外来遺伝子を発現するカイコの繭に含まれる外来タンパク質の性質を損なうことなく、外来遺伝子を発現するカイコの繭を生糸とすることが可能であることがわかった。 (もっと読む)


【課題】従来の技術をさらに発展させて、従来のシルクに無い高弾性率と良好な寸法安定性とを備えた高機能なシルク製品を得る。
【解決手段】ナノコンポジットシルク製品であって、無機微粉末を0.1〜10質量%含む。このナノコンポジットシルク製品を製造する際には、無機微粉末を0.1〜10質量%含んだ人工飼料を蚕に与えること、および/または無機微粉末を0.1〜10質量%付着させた桑の葉を蚕に与えることを行い、蚕の成長後に繭糸または液状絹を取り出してシルク製品化する。 (もっと読む)


【課題】量産繭を使用して玉繭,古代種繭から繰製されるような太さ斑や節を有する生糸を得る。
また。繰糸工程と索緒・抄緒工程を同時に繰糸槽内で行なう事により索緒・抄緒工程のための装置部材等を必要としない繰糸法を得る。
【解決手段】整緒繭緒糸を集緒し繰り上げている繰糸槽内の繰糸湯を攪拌する手段を有する繰糸槽に、新繭,落緒繭等の未整緒繭を投入し、前記繰糸湯の攪拌による繭層への繰糸湯の衝撃、繭層同士接触,衝突を生じさせ、前記未整緒繭から粗緒或るいは正緒を生じさせ有緒繭とし、該緒を前記整緒繭緒糸に添緒し、前記攪拌による繭層の崩れにより節の発生等を生じた整緒繭と共に集緒し巻取ってなる索緒・接緒・繰糸を同時に行なう。 (もっと読む)


この発明は、蚕の繭から純粋な絹繊維素を抽出し、この絹繊維素束を精錬してシート状にした後、その表面または両面に黄蜀葵根の糊を染み込ませて絹不織布を製造する方法に関し、従来より数千年間に亘って織物用としてのみ使用されてきた絹繊維の新規な利用方法を開発している。
このような試みは、蚕の繭そのものを構成している自然状態での不織布を解体し、これを人間の必要性に合わせて再構成する技術的な課題を解決することにより行われる。
その結果、本発明者らは、環境に優しくて人体に有益であり、衣類などでの縫製、裁断、充填(衣類の裏地用である場合)加工性に優れていると共に、火が付いても燃え移ることのない、防寒衣類の裏地、壁紙、ろ過材などとして使用可能な天然素材としての絹不織布を得るに至った。
(もっと読む)


1 - 6 / 6