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国際特許分類[G21C15/12]の内容

国際特許分類[G21C15/12]に分類される特許

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【課題】 従来、臨界系核分裂動力炉の安全は定量的な災害を想定して、その災害に遭遇しても、これに耐えて機能を喪失しないよう設計されてきた。定量的な想定には限界があり、決して100%の安全を保障するものではない。すなわち、安全性を担保するために壊れないように設計することには限界がある。発想を変えて定性的な事故を想定すると安全性の本質が変わる。「壊れないから安全」を実現することが不可能だが、「安全に壊す」ことは可能である。この「安全に壊す」機能を原子炉のシステムの一部として試みられた前例が無い。
【解決手段】 本発明は、臨界系核分裂炉において、「冷却機能喪失」という定性的な事故を想定して、「壊れても安全」になるような装置を具体的に考慮して、さらに、原子炉の系内に誘発性放射線吸収物質を蓄え、短時間にこれを炉心に充填することで原子炉を「安全に壊す」装置を原子炉に組み込む概念と方法を具体的に提供する。 (もっと読む)


【課題】原子炉の起動時等に発生する原子炉容器壁面の熱応力を緩和できる原子炉容器構造を提供する。
【解決手段】炉心11を収納した原子炉容器10A内に、液体金属の冷却材を充填した液面上部に不活性ガス充填空間Gが形成されている有液面空間を設け、該有液面空間の容器壁面内側に、原子炉定常運転時の冷却材液面より高い位置まで有底の内筒20を設置して形成された冷却材滞留槽22を備えている原子炉容器構造であって、内筒20から離間した内側に下端部を充填完了時の液面内まで延在させた仕切部材25を設けて有液面空間の内部を内側空間Gi及び外側空間Goに分割し、冷却材の液体金属が、内側空間Gi及び外側空間Goの不活性ガス充填圧力を相対的に変化させて生じる圧力差を利用して冷却材滞留槽22に充填される。 (もっと読む)


【課題】
本発明の課題は、異常時における原子力発電設備の安全性を高めることである。
【解決手段】
原子力発電設備であって、炉心を収容する内部の安全容器を有し、その際、安全容器に、安全容器を異常時に冷却するための外部の冷却装置が付設されており、およびその際、冷却装置が、貯水槽として又は貯水槽の形式に形成された冷却媒体リザーバを有し、異常時に安全容器が、この冷却媒体リザーバ内で、特に流体の冷却媒体と接触状態にされる、または、または接触状態にされることができる原子力発電設備において、発明に従い、すくなくとも安全容器(2)が貯水槽(4)内に配置されており、および異常時に貯水槽(4)を満たす手段が設けられていることにより、課題は解決される。 (もっと読む)


【課題】冷却面にナノ粒子による皮膜を迅速に形成できる冷却構造及びその形成方法を提供する。
【解決手段】プラス又はマイナスの一方の極性に帯電したナノスケールの粒子を含む作動流体11と接触する発熱体19の冷却面13の少なくとも一部に、ナノスケールの粒子とは逆極性の逆極性コーティング膜12を設けることにより、冷却面13が限界熱流束に到達する前に、ナノスケールの粒子による皮膜を形成させる。 (もっと読む)


【課題】中性子検出器の減速材によって減速された中性子が崩壊熱除去系の空気流路に漏れ出して冷却用の空気を放射化させることがない高速炉を提供する。
【解決手段】原子炉容器1を空気で冷却する崩壊熱除去系と原子炉容器1の外側に設けた中性子検出器30とを備え、中性子検出器30の周囲に中性子減速材31が配設されている高速炉において、中性子減速材31の外側に熱中性子吸収材32を並設する。熱中性子吸収材32は、空気流路19に対向する部分に配設し、また炉心2に対する相対位置に応じてその厚みを変化させることができる。 (もっと読む)


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