説明

「電話送受話器の肩掛け固定具」と「肩掛け電話送受話器」

【課題】 電話送受話器を手に持つことなく、自在継手を介した自在アームを送受話器に取り付け、肩掛け固定具として角度を調節して肩に掛けるだけで、通話が安定して確保でき、既存の電話機にも簡単に装着できる「電話送受話器の肩掛け固定具」及び一体型の「肩掛け電話送受話器」を提供する。
【解決手段】 既存の電話送受話器に自在継手を介した自在アームからなる「肩掛け固定具」をビスか両面テープで取り付け、利用者に合わせて角度を調節するだけで送受話器を顔と肩で挟むこともなく、イヤホーンやヘッドバンドを使わず、また送受話器に抱着部や被掛下部、保持具、保持棒などといったコードなどを一切使わずに、両手を自由に使ってIT機器を操作するなど、相手の電話に即座に対応することができ、未使用時には送受話器本体にコンパクトに収納できる「電話送受話器の肩掛け固定具」と肩掛け部を送受話器本体に組み入れた一体型の「肩掛け電話送受話器」。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話送受話器を肩に掛け、両手を電話操作以外の作業に使えるというものであるが、従来までの膨大な数に上る既存の受話器に後付けできる部分の肩掛け固定具とそれを一体型にした肩掛け電話送受話器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
昨今のIT時代にあっては、会社は勿論のこと、自宅就業者にとっても、電話はパソコン操作中、あるいは電話の内容によっては、パソコン・モニターをチェックしながらの対応、商取引、テレホン・ショッピングなど、電話とパソコンが相互に有効に作用しあって初めて会話が完了するといった場合が多く、両手を電話送受話器以外に使わなければ、効率よくまた時間の無駄なく問題を処理することが出来ない。
【0003】
一方、多種多様の情報をチェックする場合も、コードレス送受話器を保持したまま、書斎や書棚、机上の書類を両手で探す場合も少なくない。
【0004】
先に挙げたような事例では、これまでは顔と肩の間に挟んだまま対応し、窮屈で且つ不安定な態勢での送受話器の保持に、ともすれば床上や机上に落下させたり、その上不必要な部分の筋力を使用して疲労を蓄積させたり、またパソコン操作のスピードを遅らせ、顧客の要望にスピーデイに的確に対応することを妨げてきた。
【0005】
また、場合によっては同時に2台の電話を両手に持ったまま、片手でパソコンを窮屈に操作し、モニターも満足に見ることもできず、分厚い資料を開くことが出来ないといったもどかしい状況があった。
【0006】
このような課題を解決するために、従来から電話機、電話受話器、電話器ホルダ、保持具といった項目で、各種の試みが提案されてきた。
【特許文献1】特開平8−181753号公報
【特許文献2】特開2000−101700公報
【特許文献3】特開平8−56249公報
【特許文献4】特許平8−331220公報
【0007】
特開平8−181753では、受話器の握持部分の上下数カ所を抱着保持のできる抱着部と、使用者の肩部分などの被掛下部分の形態に適する形状の「電話器用受話器ホルダ」が開示されている。
【0008】
特開2000−101700は女性の髪型を乱すことなく、受話器を保持することができる「電話受話器保持具」が開示されている。
【0009】
特開平8−56249は、ヘッドバンドで繋いだマイクロホンとレシーバを内蔵する電話器、「電話器ホルダ及び電話装置」を開示している。
【0010】
また、特開平8−331220では、イヤホーンとマイクロホンからなる「電話器」を開示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記特開平8−181753の「電話器用受話器ホルダ」は、確かに自由に両手を使用できる環境を作るため、受話器を保持するために抱着アームで受話器を支え、やじろべい状の掛下部で肩にかけるように構成されているが、常時受話器に保持させておくには、社内での使用者個人の使用できる机上に、パソコン、電話機、資料、その他の文房具などが所狭しと置かれた狭いスペースでは、この大袈裟なホルダはいかにも邪魔者扱いされるだけである。
【0012】
また、常時受話器に保持させておかない場合、電話が長引きそうになり、また両手を使わなければならなくなった時、ホルダを受話器に取り付けるといった手間もまどろっこしい。
【0013】
逆に、ホルダを受話器に保持させたままで、電話がかかってきて、掛下部分を肩に掛け、調節している間に電話が直ぐに終わった場合など、その時々の対応にマッチしないことが容易に想像される。
【0014】
総合的にみて、確かに両手を自由に使用できるという点では評価できるが、実用性から検討すると、電話器との一体性が無く、機能性に欠けていると結論される。
【0015】
また、特開2000−101700の「電話受話器保持具」も確かに自由に両手が使える環境にあるが、受話器をバネ挟み式クリップで保持し、自在に曲げることのできる保持棒で固定し、保持具本体の一方を肩に、一方は肩から脇下に挟むような形状をしている。この保持具も、先に述べた特開平8−181753と機構的には同じで、最大の欠点は保持具本体、本体支持棒、バネ挟みクリップなど、棒状や線状に組み合わされたものを、常に電話機の側に置いておかなければならず、狭い机上が煩雑になり、仕事の効率が悪いといった弊害がある。
【0016】
実際に、机上の電話のベルが鳴った。受話器を取り上げ、長引きそうだったら、受話器にバネ挟みクリップを装着し、保持具本体を首にまわし、一方を脇下に挟み込むといった一連の動作は、いかにもまどろっこしい。
【0017】
やっと、保持具を装着し、パソコンに向かって対応したら間もなく電話での用件が終わったというのでは、保持具の装着、脱着にいらいらがつのるだけである。
【0018】
また、このような棒状や線状といった本体送受話器と一体化していないものを、電話器の側に置くことは、特に急いでいる時には紙や筆記具、その他コード類をひっかけてしまう危険性もある。
【0019】
ただでさえいらいらが募る昨今の複雑な内容の電話対応を必要とするとき、いかにも機能性に欠けていると結論される。
【0020】
特開平8−56249や特開平8−331220にしても、ヘッドバンドやマイクロホンとイヤホーンの組み合わせといった電話送受話器と一体化しておらず、そもそも終局的な目的である、最も慣れ親しんでいる通常の送受話器とまったく違和感のない仕様で、使用できる機能性からはほど遠いものであり、未だにどれも一般に普及されがたいという事実がある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記課題を解決するため、本発明の「電話送受話器の肩掛け固定具」と一体型の「肩掛け電話送受話器」を提案するものである。本肩掛け固定具と肩掛け電話送受話器は、従来の送受話器の握手部分に新たに自在継手を介した自在アームを取り付けた肩掛け固定具と新たに電話器を製作する場合の一体型の肩掛け電話送受話器である。
【0022】
自在アームは自在継手によって自由に回転させることができるようになっていて、アームを送受話器方向(縦方向:角度α)に開くことによって肩に掛ける角度を調節することができ、自在アームの内筒を外筒から引き出せば肩に掛かる部分が長くなり、より安定して肩の厚さの異なる使用者にも容易にマッチさせることができる。
【0023】
また、自在アームを送受話器に対して直角方向(横方向:角度β)に倒すことによって、使用者の口元、耳元に適当な角度に保持させることができる。
【0024】
使用者によっては、送受話器を顔の左右のいずれかの側に置きたい時にも、自在継手を介して容易に角度を変更でき、したがって場合によっては2台の送受話器を両肩に掛け、緊急の顧客に対応することも可能である。
【0025】
本発明は、現在使用中の膨大な数の送受話器に自在継手を介した自在アーム部分を小さなビス2〜3本や両面テープなどで簡単に取り付けられるというメリットがあり、従来とまったく違和感無くというよりも、そのままの状態で送受話器が使えるし、これがら新たに電話機を製作する場合には肩掛け固定具と送受話器を一体型として今回提案する「肩掛け電話送受話器」にすることができる。
【発明の効果】
【0026】
電話送受話器と一体型なので、狭い机上のスペースも今回提案する肩掛け固定具及び一体型にした肩掛け電話送受話器のために新たにスペースを取る必要は無いし、ましてや机上を煩雑にする心配もない。したがって、従来提案されてきたいずれのものよりも、使用者にとってより簡便で、なおかつ機能性に優れており、自在継手を介した自在アーム部を従来の送受話器に簡単に2〜3本のビスか両面テープなどで簡単に取り付けられるというメリットはすこぶる大きい。
【0027】
本発明の「電話送受話器の肩掛け固定具」及び「肩掛け電話送受話器」は、使用後や片手で送受話器を保持するときは、内筒を外筒に押し込んで収納し、角度αをゼロにすると、丁度アイロンの握手のように机上を広くすっきりした形で使えるし、場所を取らず、周辺部にコードやイヤフォンなどが無く極めて効率的に即座に両手を自由に使えるというメリットがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しながら、最初に全体のイメージが容易に得られるために、「肩掛け電話送受話器」から説明する。図1は本発明である一体型の肩掛け電話送受話器の側面図である。イメージ的には通常の送受話器本体の背面部に本発明部分の自在継手を介した自在アームが付加されている形である。この例では、受話口(X)と送話口(Y)の両端の長さは約20cmのものを想定し、材質は通常の電話器と同じもので構成されている。
【0029】
受話口背面部末端から約5〜10cmのところから自在アーム(A)が、丁度アイロンの握手のように伸びている。この自在アーム(A)は送受話器とは自在継手(U)で繋がっている。自在継手(U)は自在アーム(A)を水平方向に360°、垂直(上下)方向(角度:α)に約90°、横(左右)方向(角度:β)にそれぞれ約60°の角度で動かすことが可能である。しかしこの自在アーム(A)は、主として垂直(上下)方向(角度:α)に90°と横(左右)方向(角度:β)にそれぞれ60°の範囲で使用できれば、この目的には十分である。
【0030】
自在アーム(A)は、図1のようにやや上側に凸の曲率を持った形態をしているが、本質的には注射器をイメージして貰えば分かりやすい。すなわち、外筒(O)と内筒(I)からなっており、内筒(I)をゆっくりと引き出すと、外筒(O)の末端部のストッパー(S)の位置で止まる。外筒(O)と内筒(I)の空間(F)の部分が自在アーム(A)の伸縮部分である。この図の自在アーム(A)の長さは約15cmであるが、外国人のように肩の厚さが厚い人の場合には内筒(I)の中に、同じ機構の内筒を更に1本内蔵させて長くすることも容易に可能である。
【0031】
図2は本発明の肩掛け電話送受話器を背面、すなわち自在アームの上の方向から見た図である。
【0032】
図3は電話機未使用時の自在アーム(A)の状態で、内筒(I)は外筒(O)の中に収納されている。この状態で自在アーム(A)は、送受話器本体の握手(N)とほぼ平行(角度αはゼロ)で、丁度アイロンの握手と同じような形態と思ってよい。
【0033】
この自在アーム(A)が収納されている状態で電話がかかってきたら、従来通り送受話器の握手部分(N)を持って通話するもよし、自在アーム(A)を持って通話しても何ら違和感はない。このように、未使用時は送受話器との一体型であるので、従来まで提案されたもの[特許文献1〜4]に比して、電話機の周辺はすっきりと保つことができ、イヤホーン、ヘッドバンド、掛下部、抱着部、保持棒などの外部接続部分やコードなどから一切解放されるのが特徴である。
【0034】
電話が長引きそうになったり、パソコン操作、資料の検索のために両手を使わなければならなくなったら、自在アーム(A)を垂直(上下)方向に肩の厚みに対応する任意の角度(α)を調節して肩に掛ける。この際、送受話器を顔の左右いずれかの方向で、口元、耳元に送受話器を近づけたければ、自在継手(U)を横(左右)方向の角度(β)を調節することによって送受話器を最適の状態にして、両手を自由に使うことができる。図4は自在アーム(A)の垂直(上下)方向の角度(α)をほぼ90°にした場合を示している。
【0035】
また、本発明の「電話送受話器の肩掛け固定具」を膨大な数の既存の電話機に取り付けて使用したい場合には、自在継手(U)を介した自在アーム(A)を図5に示すように、自在継手(U)を含む平らな部分の前後1〜2cm、(C)−(D)部分のものを作り、既存の電話機の送受話器の背面部を本体から外して(多くの送受話器はビス2本で止めてある)、新たに適当なビス2〜3本または簡単に両面テープなどで背面部に固定すれば、まったく新製品の「肩掛け電話送受話器」と同じ形態、機能で使用できる。
【0036】
図6は、図5を背面方向、すなわち自在アームの上の方向からみた図である。外筒(O)から内筒(I)を引き出す時に、内筒(I)の上面に細い溝状の切り込みガイド(G)が付いていて、外筒末端部のストッパー(S)のところまでガイド(G)によってスムーズに引き出すことができる。ストッパー(S)は外筒(O)の末端部に球形をした突起になっており、内筒(I)はこのガイド(G)の溝の末端で止められる。図7は内筒(I)のガイド(G)の溝と外筒(O)のストッパー(S)の部分を示している。外国人のように、肩の厚さが厚い使用者のためには、内筒(I)の中に更に1本細い内筒を付け加えることも容易に可能である。
【実施例】
【0037】
上に述べたように、本発明によれば、下記の効果を十二分に発揮できる。
(1)自在継手(U)を介した自在アーム(A)を簡単に調節して送受話器を肩に掛けるだけで、両手を自由に使って電話の相手に対応できる。
【0038】
(2)従来の電話送受話器に自在継手(U)に連結した自在アーム(A)を必要な角度(α)で保持することができるので、肩掛け部が簡単に調節でき、使用者の体型に関係なく対応できる。
【0039】
(3)肩掛け部を左右のどちらに掛けても、自在継手(U)の横方向の角度(β)を調節することによって送受話口を適当な角度で口元、耳元に向けることができる。したがって、場合によっては2台の送受話器を両肩に掛けて緊急に対応することも可能である。
【0040】
(4)何よりも一体型なので、狭い机上をすっきりした形で電話の応対ができ、机上のものを引っかけたり、乱したりすることはない。
【0041】
(5)自在継手(U)を介した自在アーム(A)の機構が単純なので、従来の電話の応対と同じく即刻対応できる。
【0042】
(6)電話の応対中は両手を使ってパソコン操作、資料検索など各種作業が両手で自由に、かつスムーズにでき、送受話器を顔と肩の間で挟むといった無理な姿勢を取ることもないので、長時間の電話の応対にも疲労を感じることなく非常に便利で機能的である。
【0043】
(7)電話未使用時は自在アーム(A)の内筒(I)を外筒(O)に収納すれば、正にアイロンの握手と同じ形になり、すっきりと収まって違和感が全くない。
【0044】
(8)電話の対応が長引きそうだからといって、やおら必要な保持具、保持棒、イヤホーンといった部分をセットする必要がないので、対応がスムーズにできる。
【0045】
(9)既存の電話機にも自在継手(U)を介した自在アーム(A)を簡単に取り付けることができ、両手をフリーにしながらの電話の応対に革命的な便利さを提供できる。
【0046】
(10)以上、初期の目的を十分達成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明に関連して提供されてきたいくつかの発明(例えば特許文献1〜4)が今日までに産業上の具体的な使用例がほとんど無いのは、確かに電話中に両手を自由に使えるという目的は達成されているものの、電話本来の機構が簡便で、機能性が高く、効率的で、相手方通話者との対応が即時に出来るといった昨今のIT時代にマッチしないという致命的な欠陥が多々あったためである。
【0048】
加えて現在使われている家庭での卓上電話機や壁掛け電話機、それにコードレス電話機といった一家に1〜2台、会社にあっても一人に1〜2台といった膨大な数の電話機をこれまでに提供されてきた発明では、今後どのようにしたら利用価値が上がるのかといった将来展望が全くないからである。
【0049】
本発明では、先ず現在使われている膨大な数の電話機に、順次「電話送受話器の肩掛け固定具」を装着し、今後新たに製作する電話機を「肩掛け電話送受話器」に切り替えてゆくことによって機能性が高く、効率的な対応が可能となり、場合によっては2台の電話を同時に両肩にかけ、両手を自由に使っての対応もまったく問題なくこなすことができ、正にIT時代の電話機による対応といった産業上の利用の可能性は限りなく広いと推察される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である「電話送受話器の肩掛け固定具」を一体化した「肩掛け電話送受話器」の機能の側面図。
【図2】本発明の図1の背面図、すなわち自在アーム(A)の上から見た図。
【図3】本発明の未使用時の側面図(自在アーム(A)の内筒(I)を外筒(O)に収納し、自在アーム(A)の上下方向の角度(α)をゼロにした場合)。
【図4】本発明の側面図(自在アーム(A)の内筒(I)を引き出し、角度(α)を約90°の最大にし、肩の厚い使用者に対応させた場合)。
【図5】本発明の「電話送受話器の肩掛け固定具」を既存の送受話器に取り付ける場合の自在継手(U)を介した自在アーム(A)の部分の側面図。
【図6】図5の背面図、すなわち自在アーム(A)の上から見た図。
【図7】本発明の自在アーム(A)から内筒(I)を引き出した場合の内筒(I)のガイドの溝(G)と外筒(O)の末端部のストッパー(S)の概略図。
【符号の説明】
A:自在アーム、
U:自在継手、
I:自在アームの内筒、
O:自在アームの外筒、
G:内筒上面のガイドの溝、
S:外筒末端部のストッパー、
N:電話送受話器本体の握手部、
C,D:既存の電話送受話器に自在アームを取り付ける長さの両端部分、
F:自在アームの伸縮部分、
X:送受話器の受話口、
Y:送受話器の送話口、
α:自在アームの垂直(上下)方向の角度、
β:自在継手の横(左右)方向の角度。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
請求する本発明の電話送受話器の肩掛け固定具は、送受話器本体の受話口に近い方の背面側にビスや両面テープなどで簡単に取り付けられ、自在継手を介して肩に掛ける伸縮自在の自在アーム(腕)(長さの調節可能)と繋がっていて、自在継手を使用者の肩の厚さによって、縦方向に自在アームを開いて角度を調節し、また、同じ自在継手によって、角度を横方向に調節して、送受話器を顔の左右いずれかに自由に掛けられ、両手を使わずに自由に電話送受話器を使える一体型の「電話送受話器の肩掛け固定具」。
【請求項2】
請求する本発明の肩掛け電話送受話器は、請求項1で提供した肩掛け固定具を電話送受話器本体に一体化して組み込んだ形にしたもので、自在アームは使用時には内筒を外筒からストッパーの位置まで引き出し、使用後や片手で送受話器を保持する時は、内筒を外筒に押し込んで収納し、机上を広くすっきりした形で使える、場所を取らない一体型の「肩掛け電話送受話器」。
【請求項3】
自在継手を介して肩に掛ける自在アームは、この例では2段式になっているが、肩の厚い外国人などには3段式にすることも容易に可能で、自在アームはやや上向きの弓形に凸の形態を有し、使用者の肩から背中方向に多少ともストレスを与え、肩の形状にフィットするように考慮してある一体型の「電話送受話器の肩掛け固定具」と「肩掛け電話送受話器」。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−206118(P2008−206118A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−67503(P2007−67503)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(507084279)
【Fターム(参考)】