たばこケース補助部材
【課題】極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができるたばこケース補助部材を提供する。
【解決手段】 たばこケース補助部材10は、略直方体状のたばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目12が設けられた略矩形状のプレート本体11を備え、このプレート本体11の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材40が貼付されるか、又はデザイン画が直接描画されており,このようなたばこケース補助部材10は、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体11が挿入される。
【解決手段】 たばこケース補助部材10は、略直方体状のたばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目12が設けられた略矩形状のプレート本体11を備え、このプレート本体11の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材40が貼付されるか、又はデザイン画が直接描画されており,このようなたばこケース補助部材10は、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体11が挿入される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、たばこを収納するパッケージとしてのたばこケースは、薄紙等を用いて形成されるソフトタイプのものや、ソフトタイプのものを形成する紙よりも厚紙を用いて形成されるハードタイプのものを問わず、たばこを取り出す開口部が形成された略直方体状のものが流通している。また、かかるたばこケースとしては、単にたばこを収納する役割を果たすために提供されるものの他に、例えば特許文献1等に記載されているように、吸い殻を収納する領域を設けたものや、特許文献2等に記載されているように、節煙や禁煙を促進しやすくするための工夫を施したもの等も提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−102679号公報
【特許文献2】特開2000−300241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、たばこケースは、喫煙者にとって略常時携帯する物品であり、喫煙者である旨を意思表示するとともに、自己の嗜好を主張するためのアイテムでもある。そのため、たばこケースとしては、デザイン性のよいものが要求されている。
【0005】
一方、近年では、多様なたばこが販売されているのにともない、たばこの識別を容易とするために、たばこケースに記載されるロゴや色彩等のデザインも極めて多岐にわたっている。しかしながら、従来のたばこケースに施されるデザインは、たばこを識別するためのロゴや色彩に限られているのが現状である。また、たばこケースにおいては、喫煙による症状等を記載した警告表示の義務化にともない、デザインを施す領域も小さくなっている。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができるたばこケース補助部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成する本発明にかかるたばこケース補助部材は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材であって、略直方体状の上記たばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目が設けられた略矩形状のプレート本体を備え、上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付される、又は少なくとも上記デザイン画が直接描画されており、上記たばこケースの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されることを特徴としている。
【0008】
このような本発明にかかるたばこケース補助部材は、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体11を挿入して使用する際に、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付された領域又は少なくともデザイン画が直接描画された領域以外のたばこケースに記載された情報が視認可能となるように使用される。したがって、本発明にかかるたばこケース補助部材は、極めて安価でありながら、たばこケースからのたばこの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、且つ、当該たばこケースに記載されたデザイン性を損なうことなく、当該たばこケースの強度を補助しつつ、独創性のあるデザインを手軽に当該たばこケースに施して装飾することができる。
【0009】
また、本発明にかかるたばこケース補助部材において、上記プレート本体の上端部には、把持部材が当該プレート本体と一体形成されているのが望ましい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体を抜き差しするのを容易とすることができる。
【0010】
ここで、本発明にかかるたばこケース補助部材は、上記たばこケースとして、ソフトタイプのもの、すなわち、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものを用いる場合には、上記把持部材を介して、上記たばこケースと上記透明樹脂との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用される。また、本発明にかかるたばこケース補助部材は、上記たばこケースとして、ハードタイプのもの、すなわち、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものを用いる場合には、上記たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された光学的に透明な箱状部材を備え、上記把持部材を介して、当該たばこケースを収納した上記箱状部材と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用される。
【0011】
これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材は、ソフトタイプとハードタイプとのいずれのたばこケースであっても、当該たばこケースからのたばこの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、使用することができる。なお、本発明にかかるたばこケース補助部材は、前者のソフトタイプのたばこケースに使用する場合には、上記たばこケースを収納可能に形成された光学的に透明なカバー部材を備えるのが望ましい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、たばこケースを装飾しつつ、利用者の取り扱い性を悪化させずにその強度をより強固に補助することができる。
【0012】
さらに、本発明にかかるたばこケース補助部材において、上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、上記デザイン画とともに、当該デザイン画を描画したデザイナーに関する情報、及び当該たばこケース補助部材を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す情報が描画されたシール部材が貼付される、又は上記デザイン画とともに上記情報が直接描画されていてもよい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、デザイン画を描画したデザイナーの氏名等を公表する場を提供することができるとともに、販売の便宜を図ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明においては、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この実施の形態は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材である。特に、このたばこケース補助部材は、所定のデザイン画が施されたプレート本体を主要素として構成され、このプレート本体をたばこケースの外側面に沿って挿入することにより、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができるものである。
【0016】
図1に正面図を示すように、たばこケース補助部材10は、1枚の透明樹脂シートを成型することによって形成された略矩形状のプレート本体11から構成される。このプレート本体11は、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の可撓性を有する光学的に透明な基材からなる。
【0017】
このようなプレート本体11は、略直方体状のたばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように折り目12が設けられて形成される。ここで、通常市販されているたばこケースは、薄紙等を用いて形成されるソフトタイプのものや、ソフトタイプのものを形成する紙よりも厚紙を用いて形成されるハードタイプのものがある。ソフトタイプのたばこケースは、例えば図2に示すように、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂21によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこTを取り出す開口部22が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものである。一方、ハードタイプのたばこケースは、例えば図3に示すように、内部に収納されているたばこTを取り出す開口部31が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材32を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものである。プレート本体11は、このようなソフトタイプのたばこケースとハードタイプのたばこケースとのいずれに使用するかに応じて、具体的には図4及び図5に示すような大きさに構成される。
【0018】
すなわち、ソフトタイプのたばこケースに使用するたばこケース補助部材10におけるプレート本体11は、図4に示すように、横幅が72mmであり且つ縦幅が77mmからなる略矩形状の主面を、横幅が54mmの長方形と18mmの長方形とに分けるように折り目12が設けられて形成される。一方、ハードタイプのたばこケースに使用するたばこケース補助部材10におけるプレート本体11は、当該たばこケースの蓋状部材32の回動を妨げないように、図4に示すものよりも若干縦幅が小さく形成され、図5に示すように、横幅が74mmであり且つ縦幅が66mmからなる略矩形状の主面を、横幅が54mmの長方形と20mmの長方形とに分けるように折り目12が設けられて形成される。
【0019】
また、図1に示したように、プレート本体11の上端部には、把持部材13が当該プレート本体11と一体形成されている。具体的には、把持部材13は、折り目12によって形成される2つの長方形のうち横幅が短い長方形の上端一部領域に形成される。たばこケース補助部材10においては、この把持部材13を設けることにより、後述するように、たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11を抜き差しするのを容易とすることができる。
【0020】
このようなプレート本体11から構成されるたばこケース補助部材10は、例えば図6に示すように、当該プレート本体11と、少なくとも任意のデザイナーが描いた所定のデザイン画41が描画されたシール部材40とがセットとして販売される。具体的には、このシール部材40は、デザイン画41を描画したデザイナーの氏名等を公表する場を提供するとともに、販売の便宜を図るために、デザイン画41とともに、デザイナーの氏名等の当該デザイナーに関する情報42や、後述する当該たばこケース補助部材10を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す二次元バーコード43、その他、スポンサー企業等の広告等が描画されて構成される。
【0021】
たばこケース補助部材10は、このようなシール部材40を、例えば図7に示すように、プレート本体11の下端部から所定の高さまでの領域に貼付した状態で、たばこケースの外側面に沿って当該プレート本体11が挿入されて使用される。
【0022】
すなわち、たばこケース補助部材10は、図2に示したソフトタイプのたばこケースの場合には、例えば図8に示すように、把持部材13を介して、たばこケースと透明樹脂21との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11が挿入されて使用される。また、たばこケースの4つの外側面を全て装飾したい場合には、例えば図9に示すように、2つのたばこケース補助部材10を用い、一方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの一方の隣接する2つの外側面に沿って挿入するとともに、他方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの他方の隣接する2つの外側面に沿って挿入して使用してもよい。
【0023】
一方、たばこケース補助部材10は、図3に示したハードタイプのたばこケースの場合には、当該たばこケースと当該たばこケースの周囲を被覆する透明樹脂との間に隙間がほとんどないことから、容易に挿入することができない。そこで、たばこケース補助部材10は、プレート本体11及びシール部材40とともに、例えば図10に示すように、たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された箱状部材50がセットとして販売される。この箱状部材50は、プレート本体11と同様に、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の光学的に透明な基材からなり、ハードタイプのたばこケースを、蓋状部材32の回動を妨げない程度に収納可能な大きさに形成される。そして、たばこケース補助部材10は、例えば図11に示すように、把持部材13を介して、たばこケースを収納した箱状部材50と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11が挿入されて使用される。また、たばこケースの4つの外側面を全て装飾したい場合には、例えば図12に示すように、2つのたばこケース補助部材10を用い、一方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの一方の隣接する2つの外側面に沿って挿入するとともに、他方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの他方の隣接する2つの外側面に沿って挿入して使用してもよい。
【0024】
このように、たばこケース補助部材10は、シール部材40が貼付された領域以外のたばこケースに記載された情報が視認可能となるように使用されることから、当該たばこケースからのたばこTの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、且つ、当該たばこケースに記載されたデザイン性を損なうことなく、当該たばこケースの強度を補助しつつ、独創性のあるデザインを手軽に当該たばこケースに施して装飾することができる。ここで、たばこケース補助部材10においては、1枚の透明樹脂シートを成型することによってプレート本体11を形成し、これにシール部材40や箱状部材50を添付するのみであることから、極めて安価に販売することができ、また、デザインが異なる複数枚のシール部材40を添付することにより、利用者がデザインに飽きが生じたら手軽に取り替えることができ、使い捨てパーツとして最適である。
【0025】
なお、このようなたばこケース補助部材10は、携帯電話端末機によって閲覧可能なウェブサイトを介して販売するのが好適である。すなわち、このたばこケース補助部材10を販売する販売システムにおいては、シール部材40に描画されるデザイン画41の見本をコンテンツとして提供するウェブサイトを開設する。そして、利用者は、携帯電話端末機を介して、このウェブサイトに掲載された複数の見本の中から所望の見本を選択するとともに、使用するたばこケースがソフトタイプのものであるかハードタイプのものであるかを選択し、携帯電話会社が提供している決済システムにしたがった手続きを経ることにより、その見本に対応するデザイン画41が描画されたシール部材40とプレート本体11とのセットからなるソフトタイプのたばこケース用のたばこケース補助部材10や、シール部材40とプレート本体11と箱状部材50とのセットからなるハードタイプのたばこケース用のたばこケース補助部材10を購入することができる。
【0026】
ここで、デザイン画41を描画するデザイナーは、例えば美術大学や美術専門学校等の学生や、活動を開始したばかりの新人デザイナー等を採用するのが望ましい。すなわち、たばこケース補助部材10は、あまり自己の作品を世間に公表する場が与えられていないデザイナーをデザイン画41の描画者として公募し、かかるデザイナーに対して作品を公表する場を与え、デザイナーの登竜門としての役割を果たすことができる。また、販売システムにおいては、デザイン画が多く購入されたデザイナーのランキングを集計してウェブサイトに掲載することにより、利用者に対してデザイン画の人気の目安を与えることができるとともに、デザイナーの創作意欲を刺激し、よりデザイン性に優れたデザイン画の創作を促進させることもできる。
【0027】
以上説明したように、本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材10は、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができる。
【0028】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、プレート本体11にシール部材40を貼付することにより、たばこケースを装飾するものとして説明したが、本発明は、プレート本体11に少なくともデザイン画41が直接描画された形態であってもよい。すなわち、本発明は、少なくともデザイン画41が直接描画されたプレート本体11からなるたばこケース補助部材10を販売する場合にも適用することができる。
【0029】
また、本発明においては、ソフトタイプのたばこケースの強度をより強固に補助するために、専用のカバー部材をプレート本体11等とともにたばこケース補助部材10のセットとして販売するようにしてもよい。具体的には、たばこケース補助部材10は、例えば図13に示すように、ハードタイプのたばこケースと略同様の形状からなるカバー部材60が、プレート本体11とともにセットとして販売される。このカバー部材60は、プレート本体11と同様に、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の光学的に透明な基材からなり、先に図2に示したソフトタイプのたばこケースを収納可能な大きさに形成される。利用者は、例えば図14に示すように、たばこケースと透明樹脂21との間にプレート本体11が挿入された状態で、当該たばこケースをカバー部材60に収納して使用する。これにより、たばこケース補助部材10においては、たばこケースを装飾しつつ、利用者の取り扱い性を悪化させずにその強度をより強固に補助することができる。
【0030】
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用するソフトタイプのたばこケースの概略構成を説明する斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用するハードタイプのたばこケースの概略構成を説明する斜視図である。
【図4】図2に示すたばこケースに使用するたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図であり、具体的な大きさを説明するための図である。
【図5】図3に示すたばこケースに使用するたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図であり、具体的な大きさを説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるシール部材の正面図である。
【図7】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材の正面図であり、プレート本体にシール部材を貼付した状態を説明するための図である。
【図8】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、1つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図9】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、2つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図10】図3に示すたばこケースと本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材における箱状部材との概略構成を説明する斜視図である。
【図11】図3に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、1つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図12】図3に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する正面図であり、2つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるカバー部材の概略構成を説明する斜視図である。
【図14】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、図13に示すカバー部材を使用した状態を説明する図である。
【符号の説明】
【0032】
10 たばこケース補助部材
11 プレート本体
12 折り目
13 把持部材
21 透明樹脂
22,31 開口部
32 蓋状部材
40 シール部材
41 デザイン画
42 デザイナーに関する情報
43 二次元バーコード
50 箱状部材
60 カバー部材
T たばこ
【技術分野】
【0001】
本発明は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、たばこを収納するパッケージとしてのたばこケースは、薄紙等を用いて形成されるソフトタイプのものや、ソフトタイプのものを形成する紙よりも厚紙を用いて形成されるハードタイプのものを問わず、たばこを取り出す開口部が形成された略直方体状のものが流通している。また、かかるたばこケースとしては、単にたばこを収納する役割を果たすために提供されるものの他に、例えば特許文献1等に記載されているように、吸い殻を収納する領域を設けたものや、特許文献2等に記載されているように、節煙や禁煙を促進しやすくするための工夫を施したもの等も提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−102679号公報
【特許文献2】特開2000−300241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、たばこケースは、喫煙者にとって略常時携帯する物品であり、喫煙者である旨を意思表示するとともに、自己の嗜好を主張するためのアイテムでもある。そのため、たばこケースとしては、デザイン性のよいものが要求されている。
【0005】
一方、近年では、多様なたばこが販売されているのにともない、たばこの識別を容易とするために、たばこケースに記載されるロゴや色彩等のデザインも極めて多岐にわたっている。しかしながら、従来のたばこケースに施されるデザインは、たばこを識別するためのロゴや色彩に限られているのが現状である。また、たばこケースにおいては、喫煙による症状等を記載した警告表示の義務化にともない、デザインを施す領域も小さくなっている。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができるたばこケース補助部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成する本発明にかかるたばこケース補助部材は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材であって、略直方体状の上記たばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目が設けられた略矩形状のプレート本体を備え、上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付される、又は少なくとも上記デザイン画が直接描画されており、上記たばこケースの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されることを特徴としている。
【0008】
このような本発明にかかるたばこケース補助部材は、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体11を挿入して使用する際に、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付された領域又は少なくともデザイン画が直接描画された領域以外のたばこケースに記載された情報が視認可能となるように使用される。したがって、本発明にかかるたばこケース補助部材は、極めて安価でありながら、たばこケースからのたばこの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、且つ、当該たばこケースに記載されたデザイン性を損なうことなく、当該たばこケースの強度を補助しつつ、独創性のあるデザインを手軽に当該たばこケースに施して装飾することができる。
【0009】
また、本発明にかかるたばこケース補助部材において、上記プレート本体の上端部には、把持部材が当該プレート本体と一体形成されているのが望ましい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、たばこケースの外側面に沿ってプレート本体を抜き差しするのを容易とすることができる。
【0010】
ここで、本発明にかかるたばこケース補助部材は、上記たばこケースとして、ソフトタイプのもの、すなわち、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものを用いる場合には、上記把持部材を介して、上記たばこケースと上記透明樹脂との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用される。また、本発明にかかるたばこケース補助部材は、上記たばこケースとして、ハードタイプのもの、すなわち、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものを用いる場合には、上記たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された光学的に透明な箱状部材を備え、上記把持部材を介して、当該たばこケースを収納した上記箱状部材と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用される。
【0011】
これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材は、ソフトタイプとハードタイプとのいずれのたばこケースであっても、当該たばこケースからのたばこの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、使用することができる。なお、本発明にかかるたばこケース補助部材は、前者のソフトタイプのたばこケースに使用する場合には、上記たばこケースを収納可能に形成された光学的に透明なカバー部材を備えるのが望ましい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、たばこケースを装飾しつつ、利用者の取り扱い性を悪化させずにその強度をより強固に補助することができる。
【0012】
さらに、本発明にかかるたばこケース補助部材において、上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、上記デザイン画とともに、当該デザイン画を描画したデザイナーに関する情報、及び当該たばこケース補助部材を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す情報が描画されたシール部材が貼付される、又は上記デザイン画とともに上記情報が直接描画されていてもよい。これにより、本発明にかかるたばこケース補助部材においては、デザイン画を描画したデザイナーの氏名等を公表する場を提供することができるとともに、販売の便宜を図ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明においては、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この実施の形態は、たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材である。特に、このたばこケース補助部材は、所定のデザイン画が施されたプレート本体を主要素として構成され、このプレート本体をたばこケースの外側面に沿って挿入することにより、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができるものである。
【0016】
図1に正面図を示すように、たばこケース補助部材10は、1枚の透明樹脂シートを成型することによって形成された略矩形状のプレート本体11から構成される。このプレート本体11は、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の可撓性を有する光学的に透明な基材からなる。
【0017】
このようなプレート本体11は、略直方体状のたばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように折り目12が設けられて形成される。ここで、通常市販されているたばこケースは、薄紙等を用いて形成されるソフトタイプのものや、ソフトタイプのものを形成する紙よりも厚紙を用いて形成されるハードタイプのものがある。ソフトタイプのたばこケースは、例えば図2に示すように、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂21によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこTを取り出す開口部22が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものである。一方、ハードタイプのたばこケースは、例えば図3に示すように、内部に収納されているたばこTを取り出す開口部31が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材32を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものである。プレート本体11は、このようなソフトタイプのたばこケースとハードタイプのたばこケースとのいずれに使用するかに応じて、具体的には図4及び図5に示すような大きさに構成される。
【0018】
すなわち、ソフトタイプのたばこケースに使用するたばこケース補助部材10におけるプレート本体11は、図4に示すように、横幅が72mmであり且つ縦幅が77mmからなる略矩形状の主面を、横幅が54mmの長方形と18mmの長方形とに分けるように折り目12が設けられて形成される。一方、ハードタイプのたばこケースに使用するたばこケース補助部材10におけるプレート本体11は、当該たばこケースの蓋状部材32の回動を妨げないように、図4に示すものよりも若干縦幅が小さく形成され、図5に示すように、横幅が74mmであり且つ縦幅が66mmからなる略矩形状の主面を、横幅が54mmの長方形と20mmの長方形とに分けるように折り目12が設けられて形成される。
【0019】
また、図1に示したように、プレート本体11の上端部には、把持部材13が当該プレート本体11と一体形成されている。具体的には、把持部材13は、折り目12によって形成される2つの長方形のうち横幅が短い長方形の上端一部領域に形成される。たばこケース補助部材10においては、この把持部材13を設けることにより、後述するように、たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11を抜き差しするのを容易とすることができる。
【0020】
このようなプレート本体11から構成されるたばこケース補助部材10は、例えば図6に示すように、当該プレート本体11と、少なくとも任意のデザイナーが描いた所定のデザイン画41が描画されたシール部材40とがセットとして販売される。具体的には、このシール部材40は、デザイン画41を描画したデザイナーの氏名等を公表する場を提供するとともに、販売の便宜を図るために、デザイン画41とともに、デザイナーの氏名等の当該デザイナーに関する情報42や、後述する当該たばこケース補助部材10を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す二次元バーコード43、その他、スポンサー企業等の広告等が描画されて構成される。
【0021】
たばこケース補助部材10は、このようなシール部材40を、例えば図7に示すように、プレート本体11の下端部から所定の高さまでの領域に貼付した状態で、たばこケースの外側面に沿って当該プレート本体11が挿入されて使用される。
【0022】
すなわち、たばこケース補助部材10は、図2に示したソフトタイプのたばこケースの場合には、例えば図8に示すように、把持部材13を介して、たばこケースと透明樹脂21との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11が挿入されて使用される。また、たばこケースの4つの外側面を全て装飾したい場合には、例えば図9に示すように、2つのたばこケース補助部材10を用い、一方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの一方の隣接する2つの外側面に沿って挿入するとともに、他方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの他方の隣接する2つの外側面に沿って挿入して使用してもよい。
【0023】
一方、たばこケース補助部材10は、図3に示したハードタイプのたばこケースの場合には、当該たばこケースと当該たばこケースの周囲を被覆する透明樹脂との間に隙間がほとんどないことから、容易に挿入することができない。そこで、たばこケース補助部材10は、プレート本体11及びシール部材40とともに、例えば図10に示すように、たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された箱状部材50がセットとして販売される。この箱状部材50は、プレート本体11と同様に、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の光学的に透明な基材からなり、ハードタイプのたばこケースを、蓋状部材32の回動を妨げない程度に収納可能な大きさに形成される。そして、たばこケース補助部材10は、例えば図11に示すように、把持部材13を介して、たばこケースを収納した箱状部材50と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿ってプレート本体11が挿入されて使用される。また、たばこケースの4つの外側面を全て装飾したい場合には、例えば図12に示すように、2つのたばこケース補助部材10を用い、一方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの一方の隣接する2つの外側面に沿って挿入するとともに、他方のたばこケース補助部材10を、当該たばこケースの他方の隣接する2つの外側面に沿って挿入して使用してもよい。
【0024】
このように、たばこケース補助部材10は、シール部材40が貼付された領域以外のたばこケースに記載された情報が視認可能となるように使用されることから、当該たばこケースからのたばこTの取り出しに何ら支障を生じさせることなく、且つ、当該たばこケースに記載されたデザイン性を損なうことなく、当該たばこケースの強度を補助しつつ、独創性のあるデザインを手軽に当該たばこケースに施して装飾することができる。ここで、たばこケース補助部材10においては、1枚の透明樹脂シートを成型することによってプレート本体11を形成し、これにシール部材40や箱状部材50を添付するのみであることから、極めて安価に販売することができ、また、デザインが異なる複数枚のシール部材40を添付することにより、利用者がデザインに飽きが生じたら手軽に取り替えることができ、使い捨てパーツとして最適である。
【0025】
なお、このようなたばこケース補助部材10は、携帯電話端末機によって閲覧可能なウェブサイトを介して販売するのが好適である。すなわち、このたばこケース補助部材10を販売する販売システムにおいては、シール部材40に描画されるデザイン画41の見本をコンテンツとして提供するウェブサイトを開設する。そして、利用者は、携帯電話端末機を介して、このウェブサイトに掲載された複数の見本の中から所望の見本を選択するとともに、使用するたばこケースがソフトタイプのものであるかハードタイプのものであるかを選択し、携帯電話会社が提供している決済システムにしたがった手続きを経ることにより、その見本に対応するデザイン画41が描画されたシール部材40とプレート本体11とのセットからなるソフトタイプのたばこケース用のたばこケース補助部材10や、シール部材40とプレート本体11と箱状部材50とのセットからなるハードタイプのたばこケース用のたばこケース補助部材10を購入することができる。
【0026】
ここで、デザイン画41を描画するデザイナーは、例えば美術大学や美術専門学校等の学生や、活動を開始したばかりの新人デザイナー等を採用するのが望ましい。すなわち、たばこケース補助部材10は、あまり自己の作品を世間に公表する場が与えられていないデザイナーをデザイン画41の描画者として公募し、かかるデザイナーに対して作品を公表する場を与え、デザイナーの登竜門としての役割を果たすことができる。また、販売システムにおいては、デザイン画が多く購入されたデザイナーのランキングを集計してウェブサイトに掲載することにより、利用者に対してデザイン画の人気の目安を与えることができるとともに、デザイナーの創作意欲を刺激し、よりデザイン性に優れたデザイン画の創作を促進させることもできる。
【0027】
以上説明したように、本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材10は、極めて安価でありながら、独創性のあるデザインを手軽にたばこケースに施して装飾することができ、且つ、たばこケースの強度を補助することができる。
【0028】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、プレート本体11にシール部材40を貼付することにより、たばこケースを装飾するものとして説明したが、本発明は、プレート本体11に少なくともデザイン画41が直接描画された形態であってもよい。すなわち、本発明は、少なくともデザイン画41が直接描画されたプレート本体11からなるたばこケース補助部材10を販売する場合にも適用することができる。
【0029】
また、本発明においては、ソフトタイプのたばこケースの強度をより強固に補助するために、専用のカバー部材をプレート本体11等とともにたばこケース補助部材10のセットとして販売するようにしてもよい。具体的には、たばこケース補助部材10は、例えば図13に示すように、ハードタイプのたばこケースと略同様の形状からなるカバー部材60が、プレート本体11とともにセットとして販売される。このカバー部材60は、プレート本体11と同様に、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ビニル樹脂シート、又はパラフィン紙等の光学的に透明な基材からなり、先に図2に示したソフトタイプのたばこケースを収納可能な大きさに形成される。利用者は、例えば図14に示すように、たばこケースと透明樹脂21との間にプレート本体11が挿入された状態で、当該たばこケースをカバー部材60に収納して使用する。これにより、たばこケース補助部材10においては、たばこケースを装飾しつつ、利用者の取り扱い性を悪化させずにその強度をより強固に補助することができる。
【0030】
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用するソフトタイプのたばこケースの概略構成を説明する斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用するハードタイプのたばこケースの概略構成を説明する斜視図である。
【図4】図2に示すたばこケースに使用するたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図であり、具体的な大きさを説明するための図である。
【図5】図3に示すたばこケースに使用するたばこケース補助部材におけるプレート本体の正面図であり、具体的な大きさを説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるシール部材の正面図である。
【図7】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材の正面図であり、プレート本体にシール部材を貼付した状態を説明するための図である。
【図8】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、1つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図9】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、2つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図10】図3に示すたばこケースと本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材における箱状部材との概略構成を説明する斜視図である。
【図11】図3に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、1つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図12】図3に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する正面図であり、2つのたばこケース補助部材を使用した状態を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材におけるカバー部材の概略構成を説明する斜視図である。
【図14】図2に示すたばこケースに本発明の実施の形態として示すたばこケース補助部材を使用した状態を説明する斜視図であり、図13に示すカバー部材を使用した状態を説明する図である。
【符号の説明】
【0032】
10 たばこケース補助部材
11 プレート本体
12 折り目
13 把持部材
21 透明樹脂
22,31 開口部
32 蓋状部材
40 シール部材
41 デザイン画
42 デザイナーに関する情報
43 二次元バーコード
50 箱状部材
60 カバー部材
T たばこ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材であって、
略直方体状の上記たばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目が設けられた略矩形状のプレート本体を備え、
上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付される、又は少なくとも上記デザイン画が直接描画されており、
上記たばこケースの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とするたばこケース補助部材。
【請求項2】
上記プレート本体の上端部には、把持部材が当該プレート本体と一体形成されていること
を特徴とする請求項1記載のたばこケース補助部材。
【請求項3】
上記たばこケースは、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものであり、
当該たばこケース補助部材は、上記把持部材を介して、上記たばこケースと上記透明樹脂との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とする請求項2記載のたばこケース補助部材。
【請求項4】
上記たばこケースを収納可能に形成された光学的に透明なカバー部材を備えること
を特徴とする請求項3記載のたばこケース補助部材。
【請求項5】
上記たばこケースは、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものであり、
当該たばこケース補助部材は、上記たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された光学的に透明な箱状部材を備え、上記把持部材を介して、当該たばこケースを収納した上記箱状部材と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とする請求項2記載のたばこケース補助部材。
【請求項6】
上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、上記デザイン画とともに、当該デザイン画を描画したデザイナーに関する情報、及び当該たばこケース補助部材を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す情報が描画されたシール部材が貼付される、又は上記デザイン画とともに上記情報が直接描画されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項記載のたばこケース補助部材。
【請求項1】
たばこケースの強度を補助しつつ当該たばこケースを装飾するためのたばこケース補助部材であって、
略直方体状の上記たばこケースの隣接する2つの側面に対応する2面を形成するように、1枚の透明樹脂シートを成型して折り目が設けられた略矩形状のプレート本体を備え、
上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、少なくとも所定のデザイン画が描画されたシール部材が貼付される、又は少なくとも上記デザイン画が直接描画されており、
上記たばこケースの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とするたばこケース補助部材。
【請求項2】
上記プレート本体の上端部には、把持部材が当該プレート本体と一体形成されていること
を特徴とする請求項1記載のたばこケース補助部材。
【請求項3】
上記たばこケースは、略直方体状の当該たばこケースの周囲が透明樹脂によって被覆され、且つ、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が当該たばこケースの上面を被覆する被覆材の一部又は全部を除去することによって形成されるタイプのものであり、
当該たばこケース補助部材は、上記把持部材を介して、上記たばこケースと上記透明樹脂との間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とする請求項2記載のたばこケース補助部材。
【請求項4】
上記たばこケースを収納可能に形成された光学的に透明なカバー部材を備えること
を特徴とする請求項3記載のたばこケース補助部材。
【請求項5】
上記たばこケースは、内部に収納されているたばこを取り出す開口部が、略直方体状の当該たばこケースの側面及び上面に切り込みを設けることによって当該たばこケースの上面を覆うように形成された蓋状部材を、当該たばこケースの1つの側面を横切るように設けられた折り目を支軸として回動させることによって形成されるタイプのものであり、
当該たばこケース補助部材は、上記たばこケースの周囲一部領域を被覆するように形成された光学的に透明な箱状部材を備え、上記把持部材を介して、当該たばこケースを収納した上記箱状部材と当該たばこケースとの間に、当該たばこケースの隣接する2つの外側面に沿って上記プレート本体が挿入されて使用されること
を特徴とする請求項2記載のたばこケース補助部材。
【請求項6】
上記プレート本体の下端部から所定の高さまでの領域には、上記デザイン画とともに、当該デザイン画を描画したデザイナーに関する情報、及び当該たばこケース補助部材を販売するウェブサイトへのリンク情報を表す情報が描画されたシール部材が貼付される、又は上記デザイン画とともに上記情報が直接描画されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項記載のたばこケース補助部材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−60903(P2007−60903A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−246942(P2005−246942)
【出願日】平成17年8月29日(2005.8.29)
【出願人】(505148483)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月29日(2005.8.29)
【出願人】(505148483)
【Fターム(参考)】
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