たばこ用硬質箱
【課題】従来の欠点を解消すると同時に安価で簡単に製造することができるたばこ用硬質箱を提供する。
【解決手段】箱1は、平行六面体の硬質外容器2と、内包装3と、支持システム24とを有する。内包装3は、外容器2内に収容されて外容器2の縦寸法より小さい縦寸法を有する。支持システム24は、外容器2に一体化されて内包装3の底部支持体を形成する。支持システム24は、少なくとも1つの第1タブ25と、第2タブ27とを備える。第1タブ25は、第1折り目26に沿って内部側方パネル13’’にヒンジ式に連結され、外容器2の内側に向かって内部側方パネル13’’に対して折り曲げられる。第2タブ27は、第2折り目28に沿って第1タブ25にヒンジ式に連結され、底壁10に平行に底壁10から所定の距離を隔てて第1タブ25に対して直角に折り曲げられて、内包装3の底部支持体を形成する。
【解決手段】箱1は、平行六面体の硬質外容器2と、内包装3と、支持システム24とを有する。内包装3は、外容器2内に収容されて外容器2の縦寸法より小さい縦寸法を有する。支持システム24は、外容器2に一体化されて内包装3の底部支持体を形成する。支持システム24は、少なくとも1つの第1タブ25と、第2タブ27とを備える。第1タブ25は、第1折り目26に沿って内部側方パネル13’’にヒンジ式に連結され、外容器2の内側に向かって内部側方パネル13’’に対して折り曲げられる。第2タブ27は、第2折り目28に沿って第1タブ25にヒンジ式に連結され、底壁10に平行に底壁10から所定の距離を隔てて第1タブ25に対して直角に折り曲げられて、内包装3の底部支持体を形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はたばこ用硬質箱に関する。
【背景技術】
【0002】
たばこ用硬質箱は、製造しやすく、使いやすく、使用に実用的で、かつ、中のたばこを十分に保護してくれる点で、現在では市場に最も広く出回っている。ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱は、内包装材料のシートで包まれた一群のたばこで輪郭を形成された内包装と、この内包装を収容するとともに開放上端を有し、この開放上端を開放する開放位置及び開放上端を閉鎖する閉鎖位置の間で回転するようにヒンジ式に連結された蓋を備える硬質外容器と、を備える。
【0003】
外容器は、内包装と通常はほぼ同じ寸法であり、その結果、内包装を隙間なくぴったりと収容する。しかしながら、例えば、標準サイズの現行のブランクを用いて、少ない本数のたばこを収容するたばこ用箱を製造する場合、又は、付属品(例えばライター)を収容したり灰皿として使用したりする空隙を外容器の内部に形成する場合に、外容器が内包装よりはるかに大きいことがある。
【0004】
特許文献1及び特許文献2は、ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱を記載している。このたばこ用硬質箱は、外容器に一体化されて、外容器よりも高さの低い内包装のための底部支持体を形成する支持システムを備える。この支持システムは、側壁の内パネルにヒンジ式に連結されて内パネルに対して外容器の内側に向かって折り曲げられ、底壁上に支えられる2対のタブを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第4241827号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1023991号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に記載されている支持システムは、内包装の底部が4つのタブの上縁上にしか支えられず、しかも、タブの上縁は非常に小さいことから、内包装を十分に支持することができないという欠点を有する。これに関して、内包装が、通常は接着されておらず、まばらなたばこの一群を収容している結果、内包装がその底部で適切に支持されないと、中央に集まったたばこが包装材料の局部的な変形を生じさせることがあり、それゆえに内包装の底部が抜けてしまうことを覚えておくことが重要である。さらに、内包装が下向きに押し込まれた場合(例えば消費者がたばこを引き抜く時)、圧縮及び曲げの組合せ応力を受けてタブが潰れることがあり、それゆえに内包装が崩壊する結果を招く。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、上記欠点を解消すると同時に、安価で簡単に製造することができるように形成されるたばこ用硬質箱を提供することである。
【0008】
本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載されたたばこ用硬質箱が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るたばこ用硬質箱の閉鎖した形態における正面斜視図である。
【図2】図1に示されるたばこ用箱の開放した形態における正面斜視図である。
【図3】図1に示されるたばこ用箱の閉鎖した形態における背面斜視図である。
【図4】図1に示されるたばこ用箱の外容器を形成するためのブランクの展開図である。
【図5】明確化のために部品が除去された図1に示されるたばこ用箱の底部の部分断面斜視図である。
【図6】図5に示される底部の部分断面正面図である。
【図7】図5に示される底部の断面図である。
【図8】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図9】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図10】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図11】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図12】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図13】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る多数の限定されない実施形態は、添付の図面を参照しつつ一例として説明されるであろう。
【0011】
図1において符号1はたばこ用硬質箱の全体を示す。この硬質箱1は、平行六面体形状の外容器2と、一群のたばこ4を包み込むとともに外容器2内に収容される内包装3とを備えている。内包装3は平行六面体形状であり、内包装3は、一群のたばこ4周りを包装するホイル包装材料のシート5を備えている。
【0012】
外容器2は、開放上端6を有し、開放上端6を開放する開放位置(図2)及び開放上端6を閉鎖する閉鎖位置(図1及び図3)の間で外容器2に対して回転するようにヒンジ8に沿って外容器2にヒンジ式に連結されたカップ状蓋7を備えている。
【0013】
蓋7が閉鎖位置にある時、外容器2は、相互に対向するとともに平行な上壁9及び底壁10と、相互に対向するとともに平行な前壁11及び後壁12と、対向するとともに平行な2つの側壁13と、を備える直方体形状である。4本の縦縁14が、側壁13と前壁11との間、側壁13と後壁12との間に形成され、8本の横縁15が、上壁9と前壁11、後壁12及び側壁13との間、底壁10と前壁11、後壁12及び側壁13との間に形成されている。さらに具体的には、4本の大横縁15が、上壁9と前壁11及び後壁12との間、底壁10と前壁11及び後壁12との間に形成され、4本の小横縁15が上壁9及び底壁10と側壁13との間に形成されている。
【0014】
箱1はまたカラー16を備えている。カラー16は、U字形に折り曲げられて外容器2の内側に接続(接着)され、開放上端6から外側に部分的に突き出し、蓋7が閉鎖位置にある時に蓋7の対応する内面に係合する。カラー16は、外容器2の前壁11に接して位置決めされた前壁17と、前壁17の対辺に配置されて外容器2の側壁13に接して位置決めされた2つの側壁18と、を備えている。
【0015】
図4に示されるように、外容器2は、概ね細長い長方形の平たいブランク19から形成されている。以下の説明において、ブランク19の各部分は、可能であれば、外容器2の対応部分と同一の参照符号に上付き文字を付して示される。
【0016】
ブランク19は、2つの縦折り目20と、複数の横折り目21とを有している。横折り目21は、2つの縦折り目20同士の間に、前壁11の上部(特に、蓋7部分)を形成するパネル11’と、上壁9を形成するパネル9’と、後壁12を形成するパネル12’と、底壁10を形成するパネル10’と、前壁11の底部(特に、外容器2部分)を形成するパネル11’’と、を形成している。
【0017】
パネル11’、11’’はそれぞれ2つの外部側方パネル13’を備えており、前記2つの外部側方パネル13’は、パネル11’、11’’の対辺に配置されて、縦折り目20でパネル11’、11’’と区切られ、側壁13の外側部をそれぞれ形成する。パネル12’はそれぞれ2つの内部側方パネル13’’を備えており、前記2つの内部側方パネル13’’は、パネル12’の対辺に配置されて、縦折り目20でパネル12’と区切られ、側壁13の内側部をそれぞれ形成する。ブランク19を折り畳む時、各外部側方パネル13’は、側壁13を形成するために、対応の内部側方パネル13’’上に折り重ねられて接着される。言い替えれば、外容器2の各側壁13は、内部側方パネル13’’に重ね合わせられて接着される外部側方パネル13’で形成されている。
【0018】
パネル11’は、ブランク19を折り畳む時、180°に折り曲げられてパネル11’に接着される補強フラップ22を有している。各内部側方パネル13’’は、内部側方パネル13’’の対辺に配置されて、2つの横折り目21で内部側方パネル13’’と区切られる2つの長方形のタブ23を有している。ブランク19を折り畳む時、各タブ23は、関連する内部側方パネル13’’に対して直角に折り曲げられて、関連する壁9、10の内側部分を形成するために、関連するパネル9’、10’の内面に重ね合わせられて接着される。
【0019】
図5、図6及び図7に示されるように、箱1は、外容器2に一体化されて、内包装3のための底部支持体を形成する支持システム24を備えている。支持システム24の高さ(すなわち、縦方向)は外容器2の高さよりも低い。各側壁13では、支持システム24は、折り目26に沿って対応の内部側方パネル13’’にヒンジ式に連結されて、内部側方パネル13’’に対して外容器2の内側に向かって直角に折り曲げられるタブ25と、底壁10に平行に底壁10から所定の距離をとるために、折り目26に直交する折り目28に沿ってタブ25にヒンジ式に連結され、内包装3の底部を支持する役割を果たすタブ27と、を備えている。各タブ27が対応のタブ25の上側に配置され、従って、タブ25がタブ27を挟んで内包装3の反対側に配置されることに注目することが重要である。これは、各タブ25が、対応のタブ27の下側に配置される場合に、しっかりとタブ27を支持する点で重要な特徴である。
【0020】
図5、図6及び図7の実施形態では、タブ25の折り目26は縦縁14に平行であり、タブ27の折り目28は大横縁15に平行である。
【0021】
各タブ27は、外容器2の小さい方の横寸法に同等な横寸法を有し、そして、前壁11及び後壁12の両方に接触する。これは、タブ27の対辺が前壁11及び後壁12の両方にしっかりと支持されることを意味する点で重要な特徴である。言い替えれば、各タブ27は、対応のタブ26でその中央部分を支持されるとともに前壁11及び後壁12によって横方向に支持される結果、極めて安定して、(例えば、消費者が内包装3からたばこを引き抜く時に)内包装3が下向きに押し込まれた時であっても座屈しないで内包装3を支持することができる。
【0022】
異なる実施形態では、図示されないものの、各タブ27は、前壁11及び後壁12のいずれか一方のみに接触する。さらに異なる実施形態では、図示されないものの、各タブ27は前壁11及び後壁12のいずれにも接触しない。
【0023】
各折り目26は、側壁13と境界をなす両方の縦縁14から所定の距離をとって好適に配置され、その結果、各タブ25はタブ27の中央部分に配置されて、タブ27を安定して(すなわち、重心の近くで)支持する。
【0024】
図4に示されるように、タブ25及びタブ27は、内部側方パネル13’’から切り抜かれる。言い替えれば、タブ25及びタブ27は、標準のブランク19に追加部分を必要とせず、標準のブランク19から単純に切り抜かれる。
【0025】
各タブ27は、外容器2の形成にあたってブランク19を折り畳む時、タブ27及び縦縁14の間で機械的な干渉を避けるために、側壁13との境界をなす縦縁14に面取りされた/丸みのある角を有している。
【0026】
図4の実施形態では、各々のタブ25及びタブ27はL字形状であり、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、段差形状であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。
【0027】
図8に示される代替実施形態では、各タブ25は直角不等辺四角形の形状を有し、各タブ27はL字形状であり、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、「段差形状」であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。
【0028】
図9に示される代替実施形態では、各タブ25は直角三角形の形状を有し、各タブ27は直角不等辺四角形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、直線であり、折り目28と直線形状の切れ目とを備えている。
【0029】
図10に示される代替実施形態では、各タブ25は長方形であり、各タブ27は直角不等辺四角形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は直線形状であり、境界線の全体が折り目28で形成されている。
【0030】
図11に示される代替実施形態では、各タブ25は概ね長方形であり、各タブ27は、タブ25の内側に進入するU字形状の付属片を有する概ね直角不等辺四辺形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、U字形状であり、両側に折り目28と、中央にU字形状の切れ目とを備えている。
【0031】
図12に示される代替実施形態では、各タブ25及び各タブ27はL字形状であり、各タブ25及び各タブ27の間の境界線は、「段差形状」であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。図12の実施形態の特徴は、折り目26が、縦縁14に対して鋭角をなすとともに折り目28に直交し、折り目28もまた縦縁14に対して鋭角をなす。折り目26、28が縁14、15に対して傾斜しているという事実は、タブ27が外容器2の中心に向かって移動することができることを意味し、タブ27が十分に大きければ、タブ27の中央端同士は接触可能であり、その結果、タブ27により形成された底部支持体の領域を増大させ、内包装3の底部により大きな支持領域を提供することができる。
【0032】
図13に示される代替実施形態では、各タブ27と前壁11及び後壁12との間の接触を増加させるために、各タブ27は、さらなる2つのタブ29を備えており、前記2つのタブ29は、タブ27の対辺に配置されて、折り目28に平行な2つの折り目30に沿ってタブ27にヒンジ式に連結されている。ブランク19を折り畳む時、各タブ29は、タブ27に対して直角に、関連する前壁11及び後壁12上に折り曲げられる(可能であれば接着される)。代わりに、各タブ27は、2つのタブ29ではなく1つのタブ29を有してもよい。
【0033】
外容器2内の内包装3で占められない空隙31(すなわち、内包装3の底壁と底壁10との間の空隙、図5)が、付属品(例えばライター)を収容するために、又は、入れ物若しくは灰皿として、少なくとも部分的に用いられてもよい。従って、空隙31にアクセスするために外容器2の前壁11及び後壁12には、ことによるとヒンジ式に連結されたハッチで閉ざされる開口が形成される。
【0034】
前述したたばこ用箱1は多くの利点を有する。
【0035】
第1に、箱1は、外容器よりも低い高さの内包装3を収容し、かつ、底壁10に平行で内包装3の底部を支持するためのタブ27によって的確に内包装3の底部を支持する。
【0036】
第2に、外容器2は、標準形状及び標準サイズのブランク19から形成され、前記ブランク19は、(タブ25、27を折り曲げるために)ほんのわずかに調整しただけの従来型の包装機で折り畳まれることが可能である。従来型の包装機に2つのタブに対応する小型で低コストの折り畳み装置を単純に配備することによって、タブ25及びタブ27を折り曲げることが可能であることに注目することが重要である。
【0037】
最後に、外容器2を製造するためのブランク19は、標準のブランクからタブ25、27を単に切り抜くことによって直ちに形成されることが可能であり、従って、極めて安価で製造され、特に、追加の材料を必要とすることなく標準のブランクとまさに同量の材料を使用する。
【技術分野】
【0001】
本発明はたばこ用硬質箱に関する。
【背景技術】
【0002】
たばこ用硬質箱は、製造しやすく、使いやすく、使用に実用的で、かつ、中のたばこを十分に保護してくれる点で、現在では市場に最も広く出回っている。ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱は、内包装材料のシートで包まれた一群のたばこで輪郭を形成された内包装と、この内包装を収容するとともに開放上端を有し、この開放上端を開放する開放位置及び開放上端を閉鎖する閉鎖位置の間で回転するようにヒンジ式に連結された蓋を備える硬質外容器と、を備える。
【0003】
外容器は、内包装と通常はほぼ同じ寸法であり、その結果、内包装を隙間なくぴったりと収容する。しかしながら、例えば、標準サイズの現行のブランクを用いて、少ない本数のたばこを収容するたばこ用箱を製造する場合、又は、付属品(例えばライター)を収容したり灰皿として使用したりする空隙を外容器の内部に形成する場合に、外容器が内包装よりはるかに大きいことがある。
【0004】
特許文献1及び特許文献2は、ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱を記載している。このたばこ用硬質箱は、外容器に一体化されて、外容器よりも高さの低い内包装のための底部支持体を形成する支持システムを備える。この支持システムは、側壁の内パネルにヒンジ式に連結されて内パネルに対して外容器の内側に向かって折り曲げられ、底壁上に支えられる2対のタブを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第4241827号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1023991号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に記載されている支持システムは、内包装の底部が4つのタブの上縁上にしか支えられず、しかも、タブの上縁は非常に小さいことから、内包装を十分に支持することができないという欠点を有する。これに関して、内包装が、通常は接着されておらず、まばらなたばこの一群を収容している結果、内包装がその底部で適切に支持されないと、中央に集まったたばこが包装材料の局部的な変形を生じさせることがあり、それゆえに内包装の底部が抜けてしまうことを覚えておくことが重要である。さらに、内包装が下向きに押し込まれた場合(例えば消費者がたばこを引き抜く時)、圧縮及び曲げの組合せ応力を受けてタブが潰れることがあり、それゆえに内包装が崩壊する結果を招く。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、上記欠点を解消すると同時に、安価で簡単に製造することができるように形成されるたばこ用硬質箱を提供することである。
【0008】
本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載されたたばこ用硬質箱が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るたばこ用硬質箱の閉鎖した形態における正面斜視図である。
【図2】図1に示されるたばこ用箱の開放した形態における正面斜視図である。
【図3】図1に示されるたばこ用箱の閉鎖した形態における背面斜視図である。
【図4】図1に示されるたばこ用箱の外容器を形成するためのブランクの展開図である。
【図5】明確化のために部品が除去された図1に示されるたばこ用箱の底部の部分断面斜視図である。
【図6】図5に示される底部の部分断面正面図である。
【図7】図5に示される底部の断面図である。
【図8】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図9】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図10】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図11】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図12】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【図13】図4に示されるブランクの代替実施形態の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る多数の限定されない実施形態は、添付の図面を参照しつつ一例として説明されるであろう。
【0011】
図1において符号1はたばこ用硬質箱の全体を示す。この硬質箱1は、平行六面体形状の外容器2と、一群のたばこ4を包み込むとともに外容器2内に収容される内包装3とを備えている。内包装3は平行六面体形状であり、内包装3は、一群のたばこ4周りを包装するホイル包装材料のシート5を備えている。
【0012】
外容器2は、開放上端6を有し、開放上端6を開放する開放位置(図2)及び開放上端6を閉鎖する閉鎖位置(図1及び図3)の間で外容器2に対して回転するようにヒンジ8に沿って外容器2にヒンジ式に連結されたカップ状蓋7を備えている。
【0013】
蓋7が閉鎖位置にある時、外容器2は、相互に対向するとともに平行な上壁9及び底壁10と、相互に対向するとともに平行な前壁11及び後壁12と、対向するとともに平行な2つの側壁13と、を備える直方体形状である。4本の縦縁14が、側壁13と前壁11との間、側壁13と後壁12との間に形成され、8本の横縁15が、上壁9と前壁11、後壁12及び側壁13との間、底壁10と前壁11、後壁12及び側壁13との間に形成されている。さらに具体的には、4本の大横縁15が、上壁9と前壁11及び後壁12との間、底壁10と前壁11及び後壁12との間に形成され、4本の小横縁15が上壁9及び底壁10と側壁13との間に形成されている。
【0014】
箱1はまたカラー16を備えている。カラー16は、U字形に折り曲げられて外容器2の内側に接続(接着)され、開放上端6から外側に部分的に突き出し、蓋7が閉鎖位置にある時に蓋7の対応する内面に係合する。カラー16は、外容器2の前壁11に接して位置決めされた前壁17と、前壁17の対辺に配置されて外容器2の側壁13に接して位置決めされた2つの側壁18と、を備えている。
【0015】
図4に示されるように、外容器2は、概ね細長い長方形の平たいブランク19から形成されている。以下の説明において、ブランク19の各部分は、可能であれば、外容器2の対応部分と同一の参照符号に上付き文字を付して示される。
【0016】
ブランク19は、2つの縦折り目20と、複数の横折り目21とを有している。横折り目21は、2つの縦折り目20同士の間に、前壁11の上部(特に、蓋7部分)を形成するパネル11’と、上壁9を形成するパネル9’と、後壁12を形成するパネル12’と、底壁10を形成するパネル10’と、前壁11の底部(特に、外容器2部分)を形成するパネル11’’と、を形成している。
【0017】
パネル11’、11’’はそれぞれ2つの外部側方パネル13’を備えており、前記2つの外部側方パネル13’は、パネル11’、11’’の対辺に配置されて、縦折り目20でパネル11’、11’’と区切られ、側壁13の外側部をそれぞれ形成する。パネル12’はそれぞれ2つの内部側方パネル13’’を備えており、前記2つの内部側方パネル13’’は、パネル12’の対辺に配置されて、縦折り目20でパネル12’と区切られ、側壁13の内側部をそれぞれ形成する。ブランク19を折り畳む時、各外部側方パネル13’は、側壁13を形成するために、対応の内部側方パネル13’’上に折り重ねられて接着される。言い替えれば、外容器2の各側壁13は、内部側方パネル13’’に重ね合わせられて接着される外部側方パネル13’で形成されている。
【0018】
パネル11’は、ブランク19を折り畳む時、180°に折り曲げられてパネル11’に接着される補強フラップ22を有している。各内部側方パネル13’’は、内部側方パネル13’’の対辺に配置されて、2つの横折り目21で内部側方パネル13’’と区切られる2つの長方形のタブ23を有している。ブランク19を折り畳む時、各タブ23は、関連する内部側方パネル13’’に対して直角に折り曲げられて、関連する壁9、10の内側部分を形成するために、関連するパネル9’、10’の内面に重ね合わせられて接着される。
【0019】
図5、図6及び図7に示されるように、箱1は、外容器2に一体化されて、内包装3のための底部支持体を形成する支持システム24を備えている。支持システム24の高さ(すなわち、縦方向)は外容器2の高さよりも低い。各側壁13では、支持システム24は、折り目26に沿って対応の内部側方パネル13’’にヒンジ式に連結されて、内部側方パネル13’’に対して外容器2の内側に向かって直角に折り曲げられるタブ25と、底壁10に平行に底壁10から所定の距離をとるために、折り目26に直交する折り目28に沿ってタブ25にヒンジ式に連結され、内包装3の底部を支持する役割を果たすタブ27と、を備えている。各タブ27が対応のタブ25の上側に配置され、従って、タブ25がタブ27を挟んで内包装3の反対側に配置されることに注目することが重要である。これは、各タブ25が、対応のタブ27の下側に配置される場合に、しっかりとタブ27を支持する点で重要な特徴である。
【0020】
図5、図6及び図7の実施形態では、タブ25の折り目26は縦縁14に平行であり、タブ27の折り目28は大横縁15に平行である。
【0021】
各タブ27は、外容器2の小さい方の横寸法に同等な横寸法を有し、そして、前壁11及び後壁12の両方に接触する。これは、タブ27の対辺が前壁11及び後壁12の両方にしっかりと支持されることを意味する点で重要な特徴である。言い替えれば、各タブ27は、対応のタブ26でその中央部分を支持されるとともに前壁11及び後壁12によって横方向に支持される結果、極めて安定して、(例えば、消費者が内包装3からたばこを引き抜く時に)内包装3が下向きに押し込まれた時であっても座屈しないで内包装3を支持することができる。
【0022】
異なる実施形態では、図示されないものの、各タブ27は、前壁11及び後壁12のいずれか一方のみに接触する。さらに異なる実施形態では、図示されないものの、各タブ27は前壁11及び後壁12のいずれにも接触しない。
【0023】
各折り目26は、側壁13と境界をなす両方の縦縁14から所定の距離をとって好適に配置され、その結果、各タブ25はタブ27の中央部分に配置されて、タブ27を安定して(すなわち、重心の近くで)支持する。
【0024】
図4に示されるように、タブ25及びタブ27は、内部側方パネル13’’から切り抜かれる。言い替えれば、タブ25及びタブ27は、標準のブランク19に追加部分を必要とせず、標準のブランク19から単純に切り抜かれる。
【0025】
各タブ27は、外容器2の形成にあたってブランク19を折り畳む時、タブ27及び縦縁14の間で機械的な干渉を避けるために、側壁13との境界をなす縦縁14に面取りされた/丸みのある角を有している。
【0026】
図4の実施形態では、各々のタブ25及びタブ27はL字形状であり、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、段差形状であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。
【0027】
図8に示される代替実施形態では、各タブ25は直角不等辺四角形の形状を有し、各タブ27はL字形状であり、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、「段差形状」であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。
【0028】
図9に示される代替実施形態では、各タブ25は直角三角形の形状を有し、各タブ27は直角不等辺四角形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、直線であり、折り目28と直線形状の切れ目とを備えている。
【0029】
図10に示される代替実施形態では、各タブ25は長方形であり、各タブ27は直角不等辺四角形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は直線形状であり、境界線の全体が折り目28で形成されている。
【0030】
図11に示される代替実施形態では、各タブ25は概ね長方形であり、各タブ27は、タブ25の内側に進入するU字形状の付属片を有する概ね直角不等辺四辺形の形状を有し、各々のタブ25とタブ27との間の境界線は、U字形状であり、両側に折り目28と、中央にU字形状の切れ目とを備えている。
【0031】
図12に示される代替実施形態では、各タブ25及び各タブ27はL字形状であり、各タブ25及び各タブ27の間の境界線は、「段差形状」であり、折り目28とL字形状の切れ目とを備えている。図12の実施形態の特徴は、折り目26が、縦縁14に対して鋭角をなすとともに折り目28に直交し、折り目28もまた縦縁14に対して鋭角をなす。折り目26、28が縁14、15に対して傾斜しているという事実は、タブ27が外容器2の中心に向かって移動することができることを意味し、タブ27が十分に大きければ、タブ27の中央端同士は接触可能であり、その結果、タブ27により形成された底部支持体の領域を増大させ、内包装3の底部により大きな支持領域を提供することができる。
【0032】
図13に示される代替実施形態では、各タブ27と前壁11及び後壁12との間の接触を増加させるために、各タブ27は、さらなる2つのタブ29を備えており、前記2つのタブ29は、タブ27の対辺に配置されて、折り目28に平行な2つの折り目30に沿ってタブ27にヒンジ式に連結されている。ブランク19を折り畳む時、各タブ29は、タブ27に対して直角に、関連する前壁11及び後壁12上に折り曲げられる(可能であれば接着される)。代わりに、各タブ27は、2つのタブ29ではなく1つのタブ29を有してもよい。
【0033】
外容器2内の内包装3で占められない空隙31(すなわち、内包装3の底壁と底壁10との間の空隙、図5)が、付属品(例えばライター)を収容するために、又は、入れ物若しくは灰皿として、少なくとも部分的に用いられてもよい。従って、空隙31にアクセスするために外容器2の前壁11及び後壁12には、ことによるとヒンジ式に連結されたハッチで閉ざされる開口が形成される。
【0034】
前述したたばこ用箱1は多くの利点を有する。
【0035】
第1に、箱1は、外容器よりも低い高さの内包装3を収容し、かつ、底壁10に平行で内包装3の底部を支持するためのタブ27によって的確に内包装3の底部を支持する。
【0036】
第2に、外容器2は、標準形状及び標準サイズのブランク19から形成され、前記ブランク19は、(タブ25、27を折り曲げるために)ほんのわずかに調整しただけの従来型の包装機で折り畳まれることが可能である。従来型の包装機に2つのタブに対応する小型で低コストの折り畳み装置を単純に配備することによって、タブ25及びタブ27を折り曲げることが可能であることに注目することが重要である。
【0037】
最後に、外容器2を製造するためのブランク19は、標準のブランクからタブ25、27を単に切り抜くことによって直ちに形成されることが可能であり、従って、極めて安価で製造され、特に、追加の材料を必要とすることなく標準のブランクとまさに同量の材料を使用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前壁(11)と、後壁(12)と、上壁(9)と、底壁(10)と、相互に重ね合わせられて相互に接着される内部側方パネル(13’’)及び外部側方パネル(13’)によってそれぞれ形成される2つの側壁(13)とを有する平行六面体形状の硬質容器(2)と、
一群のたばこ(4)を収容し、前記容器(2)内に収容されて、前記容器(2)の縦寸法よりも小さい縦寸法を有する内包装(3)と、
前記容器(2)に一体化されて前記内包装(3)のための底部支持体を形成する支持システム(24)であって、第1折り目(26)に沿って前記側壁(13)の前記内部側方パネル(13’’)にヒンジ式に連結されて、前記容器(2)の内側に向かって前記内部側方パネル(13’’)に対して折り曲げられる少なくとも1つの第1タブ(25)、及び、第2折り目(28)に沿って前記第1タブ(25)にヒンジ式に連結されて前記第1タブ(25)に対して直角に折り曲げられる第2タブ(27)を備える支持システム(24)と、を備えるたばこ用硬質箱(1)であって、
前記第2タブ(27)は、前記底壁(10)に平行であって前記底壁(10)から所定の距離で隔てられ、前記内包装(3)のための前記底部支持体を形成し、前記第1タブ(25)の上側に配置され、その結果、前記第1タブ(25)が、前記第2タブ(27)を挟んで前記内包装(3)の反対側に配置されるたばこ用硬質箱。
【請求項2】
前記第2タブ(27)は、前記前壁(11)及び前記後壁(12)の少なくともいずれか一方に接して位置決めされる請求項1に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項3】
前記第2タブ(27)は、前記容器(2)の小さい方の横寸法に同等の横寸法を有し、及び、従って前記前壁(11)及び前記後壁(12)の両方に接して位置決めされる請求項1に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項4】
前記第1折り目(26)は、前記側壁(13)を形成する両方の縦縁(14)から所定の距離で隔てられて配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項5】
前記第1タブ(25)及び前記第2タブ(27)の間の境界線は、段差形状であり、第2折り目(28)及びL字形状の切れ目を備える請求項4に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項6】
前記第1タブ(25)及び前記第2タブ(27)は、前記内部側方パネル(13’’)の切り抜きによって前記内部側方パネル(13’’)内に形成される請求項1〜5のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項7】
前記第2タブ(27)は、前記側壁(13)を形成する縦縁(14)に、面取りされて/丸みのある角を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項8】
前記支持システム(24)は、前記第2折り目(28)に平行な第3折り目(30)に沿って前記第2タブ(27)にヒンジ式に連結された少なくとも1つの第3タブ(29)を備えており、前記少なくとも1つの第3タブ(29)は、前記第2タブ(27)に対して直角に折り曲げられ、前記前壁(11)又は前記後壁(12)に支えられる請求項1〜7のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項9】
前記第3タブ(29)は前記前壁(11)又は前記後壁(12)に接着される請求項8に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項10】
前記支持システム(24)は、前記第2タブ(27)の対辺に配置されて、前記前壁(11)及び前記後壁(12)にそれぞれ支えられる2つの前記第3タブを備える請求項8又は9に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項11】
前記第1折り目(26)は前記第2折り目(28)に垂直である請求項1〜10のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項12】
前記硬質容器(2)は、
前記前壁と前記側壁(13)との間及び前記後壁と前記側壁(13)との間に形成される4本の縦縁(14)と、
前記前壁(11)と前記上壁(9)との間、前記前壁(11)と前記底壁(10)との間、前記後壁(12)と前記上壁(9)との間及び前記後壁(12)と前記底壁(10)との間に形成される4本の大横縁(15)と、
前記側壁(13)と前記上壁(9)との間及び前記側壁(13)と前記底壁(10)との間に形成される4本の小横縁(15)と、を備え、
前記第1折り目(26)は前記縦縁(14)に平行であり、前記第2折り目(28)は前記小横縁(15)に平行である請求項1〜11のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項13】
前記硬質容器(2)は、
前記前壁と前記側壁(13)との間及び前記後壁と前記側壁(13)との間に形成される4つの縦縁(14)と、
前記前壁(11)と前記上壁(9)との間、前記前壁(11)と前記底壁(10)との間、前記後壁(12)と前記上壁(9)との間及び前記後壁(12)と前記底壁(10)との間に形成される4本の大横縁(15)と、
前記側壁(13)と前記上壁(9)との間及び前記側壁(13)と前記底壁(10)との間に形成される4本の小横縁(15)と、を備え、
前記第1折り目(26)は、前記縦縁(14)に対して鋭角をなし、前記大横縁(15)に鋭角をなす前記第2折り目(28)に垂直である請求項1〜11のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項14】
前記第1タブ(25)は、L字形状又は直角三角形又は直角不等辺四辺形である請求項1〜13のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項15】
前記支持システム(24)は、2つの前記第1タブ(25)及び2つの対応する前記第2タブ(27)を備え、前記第1タブ(25)及び対応する前記第2タブ(27)は2つの前記側壁(13)にそれぞれ配置される請求項1〜14のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項1】
前壁(11)と、後壁(12)と、上壁(9)と、底壁(10)と、相互に重ね合わせられて相互に接着される内部側方パネル(13’’)及び外部側方パネル(13’)によってそれぞれ形成される2つの側壁(13)とを有する平行六面体形状の硬質容器(2)と、
一群のたばこ(4)を収容し、前記容器(2)内に収容されて、前記容器(2)の縦寸法よりも小さい縦寸法を有する内包装(3)と、
前記容器(2)に一体化されて前記内包装(3)のための底部支持体を形成する支持システム(24)であって、第1折り目(26)に沿って前記側壁(13)の前記内部側方パネル(13’’)にヒンジ式に連結されて、前記容器(2)の内側に向かって前記内部側方パネル(13’’)に対して折り曲げられる少なくとも1つの第1タブ(25)、及び、第2折り目(28)に沿って前記第1タブ(25)にヒンジ式に連結されて前記第1タブ(25)に対して直角に折り曲げられる第2タブ(27)を備える支持システム(24)と、を備えるたばこ用硬質箱(1)であって、
前記第2タブ(27)は、前記底壁(10)に平行であって前記底壁(10)から所定の距離で隔てられ、前記内包装(3)のための前記底部支持体を形成し、前記第1タブ(25)の上側に配置され、その結果、前記第1タブ(25)が、前記第2タブ(27)を挟んで前記内包装(3)の反対側に配置されるたばこ用硬質箱。
【請求項2】
前記第2タブ(27)は、前記前壁(11)及び前記後壁(12)の少なくともいずれか一方に接して位置決めされる請求項1に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項3】
前記第2タブ(27)は、前記容器(2)の小さい方の横寸法に同等の横寸法を有し、及び、従って前記前壁(11)及び前記後壁(12)の両方に接して位置決めされる請求項1に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項4】
前記第1折り目(26)は、前記側壁(13)を形成する両方の縦縁(14)から所定の距離で隔てられて配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項5】
前記第1タブ(25)及び前記第2タブ(27)の間の境界線は、段差形状であり、第2折り目(28)及びL字形状の切れ目を備える請求項4に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項6】
前記第1タブ(25)及び前記第2タブ(27)は、前記内部側方パネル(13’’)の切り抜きによって前記内部側方パネル(13’’)内に形成される請求項1〜5のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項7】
前記第2タブ(27)は、前記側壁(13)を形成する縦縁(14)に、面取りされて/丸みのある角を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項8】
前記支持システム(24)は、前記第2折り目(28)に平行な第3折り目(30)に沿って前記第2タブ(27)にヒンジ式に連結された少なくとも1つの第3タブ(29)を備えており、前記少なくとも1つの第3タブ(29)は、前記第2タブ(27)に対して直角に折り曲げられ、前記前壁(11)又は前記後壁(12)に支えられる請求項1〜7のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項9】
前記第3タブ(29)は前記前壁(11)又は前記後壁(12)に接着される請求項8に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項10】
前記支持システム(24)は、前記第2タブ(27)の対辺に配置されて、前記前壁(11)及び前記後壁(12)にそれぞれ支えられる2つの前記第3タブを備える請求項8又は9に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項11】
前記第1折り目(26)は前記第2折り目(28)に垂直である請求項1〜10のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項12】
前記硬質容器(2)は、
前記前壁と前記側壁(13)との間及び前記後壁と前記側壁(13)との間に形成される4本の縦縁(14)と、
前記前壁(11)と前記上壁(9)との間、前記前壁(11)と前記底壁(10)との間、前記後壁(12)と前記上壁(9)との間及び前記後壁(12)と前記底壁(10)との間に形成される4本の大横縁(15)と、
前記側壁(13)と前記上壁(9)との間及び前記側壁(13)と前記底壁(10)との間に形成される4本の小横縁(15)と、を備え、
前記第1折り目(26)は前記縦縁(14)に平行であり、前記第2折り目(28)は前記小横縁(15)に平行である請求項1〜11のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項13】
前記硬質容器(2)は、
前記前壁と前記側壁(13)との間及び前記後壁と前記側壁(13)との間に形成される4つの縦縁(14)と、
前記前壁(11)と前記上壁(9)との間、前記前壁(11)と前記底壁(10)との間、前記後壁(12)と前記上壁(9)との間及び前記後壁(12)と前記底壁(10)との間に形成される4本の大横縁(15)と、
前記側壁(13)と前記上壁(9)との間及び前記側壁(13)と前記底壁(10)との間に形成される4本の小横縁(15)と、を備え、
前記第1折り目(26)は、前記縦縁(14)に対して鋭角をなし、前記大横縁(15)に鋭角をなす前記第2折り目(28)に垂直である請求項1〜11のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項14】
前記第1タブ(25)は、L字形状又は直角三角形又は直角不等辺四辺形である請求項1〜13のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【請求項15】
前記支持システム(24)は、2つの前記第1タブ(25)及び2つの対応する前記第2タブ(27)を備え、前記第1タブ(25)及び対応する前記第2タブ(27)は2つの前記側壁(13)にそれぞれ配置される請求項1〜14のいずれか1項に記載のたばこ用硬質箱。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−265040(P2010−265040A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−110568(P2010−110568)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【出願人】(392003937)ジー.デー ソチエタ ペル アツィオニ (102)
【氏名又は名称原語表記】G.D SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−110568(P2010−110568)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【出願人】(392003937)ジー.デー ソチエタ ペル アツィオニ (102)
【氏名又は名称原語表記】G.D SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】
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