説明

ふん便中の体毛排泄および毛球生成を調整する方法および組成物

【課題】猫やウサギのような動物のふん中の体毛排泄および毛球生成を調整する方法および組成物の提供。
【解決手段】猫やウサギのような動物用の緩下剤として、約10〜約42重量%の粗タン白質、約4〜30重量%の脂肪、約1〜約25重量%の全食物繊維、および繊維源サプリメントから成る組成物を動物に給飼することを含む。繊維源サプリメントは補給全食物繊維の約1〜約13重量%を供する量で含む。動物はふん中の体毛排泄および毛球生成を調整する十分な期間当該飼料で飼育する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は猫やウサギのような毛球が生成しやすい動物のふん便中の体毛排泄および毛球生成を調整する方法および組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
猫やウサギのような絶えず自身の毛づくろいする動物は恒常的に大量の体毛を摂取する。通常、摂取体毛は動物の胃腸管を通り、ふん便中に排泄される。しかし、大量の体毛の摂取は体毛を胃に蓄積させ、毛球を形成する。一般に毛球は体毛、粘液、水、飼料粒子およびミネラル塩から構成される。毛球は幽門を閉塞し、消化物が胃腸管の下方へ通過するのを抑止することにより通常の消化過程を妨害する場合、動物には有害でありうる。一層しばしば、毛球は動物およびその飼い主にとって迷惑以外の何ものでもない。例えば、猫は嘔吐反射作用により胃から毛球を排除しようとする。毛球が胃を通り、一層下方の腸に停滞すると、便秘および排便の困難さを生じうる。
【0003】
毛球は歴史的に飼料のおやつ(treats)および(または)サプリメントとして各種形で含まれるワセリン、鉱油および他の緩下剤を使用して処理されている。毛球の調整に及ぼすこれらの緩下剤型化合物の有効性はよくても変わりやすい。毛球の形成および発生を調整しようと試みた交互に行なわれた策戦は、体毛が胃腸管を通過して、閉塞または便秘を起こさずにふん便中に入ることを増加させるために、セルロースのような高量の不消化性(不溶性)繊維を含む飼料または飼料のサプリメントの使用を含む。しかし、このような飼料は便の性質を低下させ、下痢を生じることができ、そうでなければ胃腸管の健康を増進しない。
【0004】
繊維は動物の飼料に必要ではないが、飼料中の適量の発酵性繊維は胃腸管の健康維持を助けることが研究により示された。特別の組成および物理性により、食物繊維は一般に保水能力を増加し、胃がからになるのを調整し、腸の通過時間を増し、腸粘膜の構造的完全性を維持する。しかし、大量の高発酵性繊維源は一般に乾物、タン白および脂質の消化性を低減し、特に猫に給飼する場合、下痢一様便を生成できる。Sunvold D.G.ら、「Dietary fiber for cats:In vitro fermentation of selected fiber sources by catfecal inoculum and in vivo utilization of diets containing selected fiber sources and their blends」,J.anim.Sci.(1995)73:2329〜2339、参照。便秘、過度の便産生、栄養物消化性の低下、被覆体毛外観の劣化のような他の起こりうる副作用は、大量の不溶性繊維源を給飼された猫でも観察された。
【0005】
ビートパルプ、フラクトオリゴ糖(FOS)、柑橘類パルプ、およびアラビアガムのような過度の発酵性(消化性)繊維源を利用する研究により短鎖脂肪酸の産生、結腸細胞の増殖、皮膚および外皮性、および便稠度の増加が示された。Sunvold G.D.ら、上記、Drackley J.K.ら、「Energetic substrates for intestinal cells」,In:Reinhart G.A.and Carey D.P.,eds.,Recent Advances In Canine and Feline Nutrition,2巻、1998 Lams Nutrition Symposium Proceedings,Wilmington,OH:Orange Frazer Press,(1998)463−472;およびKelley,R.ら、「Effect of beet pulp on nutrient digestibility in the feline」,J.Anim.Sci.(1998)76(Suppl 1):174参照。しかし、毛球形成およびふん中の体毛排泄に及ぼす適度の発酵性繊維源の効果は研究されなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、猫およびウサギのような動物に有効であり、先行技術の欠点を有しない、ふん中の体毛排泄および毛球生成を調整する方法および組成物に対する技術要求が存する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は有効で、胃腸管の健康を増進し、動物の他の胃腸管問題を生じない、猫およびウサギのような動物のふん中の体毛排泄および毛球形成を調整する方法および組成物を供することによりこの要求を満たす。本発明の1特徴によれば、動物のふん中の体毛排泄および毛球形成を調整する方法が供され、約10〜約42重量%の粗タン白、約4〜約30重量%の脂肪、約1〜約25重量%の全食物繊維、および繊維源サプリメントを含む組成物を動物に給飼することを含む。
【0008】
繊維源サプリメントは好ましくは少なくとも1つの発酵性繊維、少なくとも2つの発酵性繊維のブレンド、少なくとも1つの発酵性繊維とセルロースエーテルのブレンド、少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンド、および少なくとも1つの発酵性繊維と少なくとも1つの非発酵性繊維のブレンドから成る群から選択される。繊維源サプリメントは好ましくは補給全食物繊維サプリメントの約1〜約13重量%、一層好ましくは約6〜約12重量%、もっとも好ましくは約10〜約12重量%を供する量で含む。
【0009】
「発酵性繊維」とはふん中の細菌により24時間発酵する場合、約15〜約100%の有機物の消失を有する繊維源を意味する。好ましくは、本発明組成物に使用される発酵性繊維は少なくとも20%の有機物消失を有する。発酵性繊維は好ましくは、ビートパルプ、アラビアガム、フラクトオリゴ糖、およびその混合物から成る群から選択される。
【0010】
「非発酵性繊維」とはふんの細菌により24時間発酵する場合約15%未満の有機物の消失を有する繊維源を意味する。
【0011】
本発明の1態様では、繊維源サプリメントはビートパルプとカルボキシメチルセルロースの混合物を含む。別の態様では、繊維源サプリメントはビートパルプ、カルボキシメチルセルロースおよび鉱油の混合物を含む。尚別の態様では、繊維源サプリメントはビートパルプとセルロースの混合物を含む。
【0012】
本発明の別の態様では、繊維源サプリメントは約6重量%のビートパルプ、約2.0重量%のアラビアガム、および約1.5重量%のフラクトオリゴ糖を含む。別の態様では、繊維源サプリメントは約6重量%のビートパルプと約1.5重量%のカルボキシメチルセルロースを含む。別の態様では、繊維源サプリメントは約6重量%のビートパルプ、約1.5重量%のカルボキシメチルセルロース、および約2重量%の鉱油を含む。別の態様では、繊維源サプリメントは約6重量%のビートパルプ、および約6.5重量%のセルロースを含む。別の態様では、繊維源サプリメントは約12重量%のビートパルプを含む。
【0013】
動物はふん中の体毛排泄および毛球の形成を調整するために十分な期間飼料で飼育される。
【0014】
従って、本発明の特徴は、有効で、胃腸の健康を増進し、かつ動物に他の胃腸問題を起こさない、猫やウサギのような動物のふん中の体毛排泄および毛球形成を調整する方法および組成物を供することである。このことおよび本発明の他の特徴および利点は、次の詳細な記載および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0015】
本発明は毛球を形成しやすい猫またはウサギのような動物に給飼する場合、毛球の形成およびふん中の体毛排泄を有効に調整し、その間同時に動物の胃腸の健康を増進する組成物を供する。本発明は毛球のタン白をいくらか溶解し、または腸を通して体毛を移動させることのいずれかで作用するパイナップルジュース、干し草、ワセリンおよび鉱油の使用のような従来の毛球処理以上の改良を供する。本発明は動物の胃腸管から毛球を除去する有効方法を供するのみでなく、また上皮細胞の健康を増進し、腸の細菌集団を調整する短鎖脂肪酸を産生しうる発酵性繊維の混合物を含むことにより胃腸の健康を増進する。
【0016】
本発明の実施で使用する発酵性繊維は或る種の有機物の消失%を示す。発酵性繊維は試験管内でふん中の細菌を24時間発酵させる場合、約15〜約100%の有機物消失(OMD)を有する。すなわち、始めに存在する全有機物の約15〜約100%はふん中の細菌により発酵し、転換する。繊維の有機物消失は好ましくは約20%であり、もっとも好ましくは少なくとも30%である。
こうして試験管内のOMD%は次のように計算できる:
{1−[(OM残留物−OMブランク)/初めのOM]}×100
式中、OM残留物は24時間の発酵後回収された有機物であり、OMブランクは相当するブランク管(すなわち、培地および稀釈ふんを含有するが、基質は含有しない)で回収された有機物であり、最初のOMは発酵前管に入れた有機物である。方法の付加的詳細はSunvoldら、J.Anim.Sci.1995,73巻、1099〜1109に見出される。
【0017】
本発明で有用な発酵性繊維は約28〜約85mmol SCFA/1000カロリー(Kカロリー)の代謝可能なエネルギー(ME)の範囲内、一層好ましくは約42〜約71mmol SCFA/1000Me Kカロリーの範囲内の短鎖脂肪酸(SCFAs)を産生する。これは約100〜約350mmol SCFA/kg飼料を得る、全発酵性繊維含量を有する組成物に等しいことを示す。
【0018】
SCFAsのmmol/1000代謝可能なエネルギーKカロリーは組成物1kgにつき供試飼料組成物の代謝可能な(ME)の全カロリーを最初に計算することにより計算される。1000KカロリーMeについてのg数は最初の計算から引き出すことができる。組成物の発酵性繊維成分のg、および、従ってmmolは計算できる。
【0019】
発酵性繊維は動物に存在する腸細菌が発酵して有意量のSCFAsを産生できる任意の繊維源でよい。本発明の目的に対しSCFAsの「有意量」は24時間で基質1gにつき0.5mmol以上の全SCFAs量である。好ましい繊維はビートパルプ、アラビアガム、タルハガム、米糠、カロブビーンガム、甘橘パルプ、甘橘ペクチン、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖およびこれらの繊維の混合物およびブレンドを含む。
【0020】
発酵性繊維はセルロースおよびセルロースエーテルのような他の非消化性繊維源、またはワセリンジェリーまたは鉱油のような緩下剤と混合することもできる。好ましい態様では、発酵性繊維はビートパルプ、アラビアガム、フラクトオリゴ糖、およびそのブレンドから選択される。
【0021】
好ましくは、少なくとも1つの発酵性繊維とセルロースエーテルのブレンドはビートパルプおよびカルボキシメチルセルロースを含む。好ましくは、少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンドはビートパルプ、カルボキシメチルセルロース、および鉱油を含む。好ましくは、少なくとも1つの発酵性繊維および少なくとも1つの非発酵性繊維はビートパルプおよびセルロースを含む。
【0022】
もっとも好ましくは、繊維源サプリメントは6重量%のビートパルプ、2.0重量%のアラビアガム、および1.5重量%のフラクトオリゴ糖;6重量%のビートパルプおよび1.5重量%のカルボキシメチルセルロース;6重量%のビートパルプ、1.5重量%のカルボキシメチルセルロース、および2重量%の鉱油;6重量%のビートパルプおよび6.5重量%のセルロース;および12重量%のビートパルプから成る群から選択される。
【0023】
発酵性繊維は全食物繊維サプリメントを約1〜約13重量%、好ましくは約6〜約12重量%、もっとも好ましくは約10〜約12重量%を供する量でペットフード組成物に使用される。
【0024】
「補給全食物繊維」の定義は先づ「全食物繊維」の説明が必要である。「全食物繊維」は動物消化酵素による加水分解に耐性の植物食品の残留物として規定される。全食物繊維の主要成分はセルロース、ヘミセルロース、ペクチン、リグニンおよびガムである(セルロースおよびリグニンのいくつかの形を含有するのみである「粗繊維」に対して)。「補給全食物繊維」は食品の他の成分に天然に存在する任意の食物繊維以上に、および超えて食品に添加される食物繊維である。同様に、「繊維源」は主として繊維から成る場合のようなものが考えられる。
【0025】
動物は好ましくは約10〜約42重量%の粗タン白、約4〜約30重量%の脂肪、約1〜約25重量%の全食物繊維と、約1〜約13重量%の上記補給全食物繊維とを含む飼料を給飼される。他のビタミン、ミネラル、および栄養素も含むことができる。
【0026】
発酵性繊維源の使用は摂取体毛の胃および腸の通過およびその後の動物のふん中の排泄を増加することにより毛球の調整に有利であることが立証された。何らかの特別の理論に縛られたくはないが、通過割合およびふん排泄の増加は体毛が動物の胃腸管で集合し、毛球を形成する機会を減少すると信じられる。こうして単独または他の繊維と混合した発酵性繊維のような粘稠な繊維源は摂取体毛を捕集し、または食品粒子物質に結合すると信じられる。繊維量の増加は胃をからにすることを増し、一層しばしば体毛を動物のふん中に通すことができる。この通過頻度の増加は胃中の体毛累積および毛球の結腸形成を減少させると信じられる。発酵性繊維源サプリメントの付加的利点は適当な消化時間を確保することにより全体的消化を増強し、こうして何らかの栄養欠乏を防止する。対照的に、猫飼料の単独繊維源として不溶性繊維の使用は栄養素消化性および便の性質に有害効果を生じることができ、長期間給飼する場合、皮膚および外皮条件に負のインパクトを与えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明の理解が一層容易になるように、次例を引用するが、これは本発明を説明するためのもので、範囲を限定するためのものではない。
【実施例】
【0028】
例1
いくつかの飼料組成物はふん中の体毛排泄および胃腸管における毛球形成の予防に対するその効果を試験した。毛球形成を予防する食物繊維源の可能な効力はふん中の体毛排泄度および脱毛度を算定することにより評価した。繊維源はチキン、家禽粉、粉砕コーン、モロコシ殻粒、卵、魚粉、家禽脂肪、ビタミンおよびミネラルを含有する各種飼料マトリックス中にこれらを添加して評価した。評価した繊維源および(または)ブレンドは、(1)6重量%ビートパルプ、2.0重量%アラビアガム、および1.5重量%フラクトオリゴ糖(FOS)、(2)6重量%ビートパルプおよび1.5重量%カルボキシメチルセルロース、(3)6重量%ビートパルプ、1.5重量%カルボキシメチルセルロース、および2重量%鉱油、(4)6重量%ビートパルプおよび6.5%セルロース、および(5)12%ビートパルプであった。比較目的で使用した対照飼料は、繊維源として13重量%のセルロースを添加した飼料マトリックスおよび約4重量%ビートパルプを含有する商品として入手できるキャットフード処方物を含んだ。
これらの5つの試験飼料および2つの対照飼料は10週の給飼試験中80匹の猫に給飼して評価した。研究は6週の基線期間および4週の試験期間から構成された。基線期間中、猫に商品として入手できる処方キャットフードを給飼して個々の猫に対し基線脱毛およびふん中の体毛排泄割合を確定した。これらの結果は猫に8つの飼料を割当てて脱毛およびふん中の体毛排泄を横断して標準化するために使用した。各種繊維源および(または)ブレンドの効力の算定に使用した基準は被験猫のふん便点数(点数4.0が理想的である)、脱毛指数、液状便、ふん便水分含量、乾燥便、および毎日のふん便中の排泄体毛に基づいた。
排泄ふん便は試験期間中週基準で各猫から集めてふんの毛髪含量を算定した。各猫に対する複合週試料は凍結乾燥し、粉砕してスクリーン系列および機械タッピングを使用して定量的に分離した。脱毛指数は標準化ブラシがけプロトコルによる場合生ずる体毛を集め、秤量することにより各猫に対し割当てた。
試験結果は下記1〜6表に報告する。表2から分かるように、飼料#3を消費する猫は4週の間脱毛が有意に低減することを示した。
【0029】
第2研究はチキン、家禽粉、粉砕コーン、モロコシ殻粒、卵、魚粉、家禽脂肪、ビタミンおよびミネラルを含有する飼料マトリックスに添加した6%ビートパルプおよび6%セルロースの繊維ブレンドに対し例1の方法と同じ評価方法を使用して行なった。約4%ビートパルプを含有する商品として入手できるキャットフード処方物を比較目的に使用した。
【0030】
結果は下記表7〜12に示す。
【表1】


【表2】


【表3】


【表4】


【表5】


【表6】


【表7】


【表8】


【表9】


【表10】


【表11】


【表12】

【0031】
分かるように、6%ビートパルプおよび6%セルロースを含有する飼料を消費する猫は体毛排泄の増加を示した。
或る代表的態様および詳細は本発明を説明するために示したが、ここに開示した方法および装置の各種変化は発明の範囲から逸脱せずに行ない得ることは当業者には明らかであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
約10から約42重量%の粗タンパク質と、
約4から約30重量%の脂肪と、
約1から約25重量%の全食物繊維と、
少なくとも1つの発酵性繊維およびセルロースエーテルのブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維および少なくとも1つの非発酵性繊維のブレンド;少なくとも2つの発酵繊維のブレンド、並びに少なくとも1つの発酵繊維からなる群から選択される繊維源サプリメントと
を含む、動物の体毛の排便中排泄及び毛球の生成を調節するための緩下剤。

【請求項2】
前記繊維源サプリメントは、約1から約13重量%存在する、請求項1記載の緩下剤。
【請求項3】
前記繊維源サプリメントは、約6から約12重量%存在する、請求項1記載の緩下剤。
【請求項4】
前記繊維源サプリメントは、約10から約12重量%存在する、請求項1記載の緩下剤。
【請求項5】
前記繊維源サプリメントは、少なくとも1つの発酵性繊維;少なくとも2つの発酵性繊維のブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維およびセルロースエーテルのブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンド;および少なくとも1つの発酵性繊維および少なくとも1つの非発酵性繊維のブレンドからなる群から選択される、請求項1記載の緩下剤。
【請求項6】
前記発酵性繊維は、ビートパルプ、アラビアガム、フラクトオリゴ糖およびそれらのブレンドからなる群から選択される、請求項5記載の緩下剤。
【請求項7】
前記発酵性繊維は、少なくとも20%の有機物消失を有する、請求項5記載の緩下剤。
【請求項8】
前記繊維源サプリメントは、ビートパルプとカルボキシメチルセルロースのブレンドを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項9】
前記繊維源サプリメントはビートパルプ、カルボキシメチルセルロースおよび鉱油のブレンドを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項10】
前記繊維源サプリメントは、ビートパルプとセルロースのブレンドを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項11】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプおよび約1.5重量%のカルボキシメチルセルロースを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項12】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプ、約1.5重量%のカルボキシメチルセルロースおよび約2重量%の鉱油を含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項13】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプおよび約6.5重量%のセルロースを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項14】
前記繊維源サプリメントは、約12重量%のビートパルプを含む、請求項1記載の緩下剤。
【請求項15】
約10から約42重量%の粗タンパク質と、
約4から約30重量%の脂肪と、
約1から約25重量%の全食物繊維と、
少なくとも1つの発酵性繊維およびセルロースエーテルのブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維および少なくとも1つの非発酵性繊維のブレンド;少なくとも2つの発酵繊維のブレンド、並びに少なくとも1つの発酵繊維からなる群から選択される繊維源サプリメントと
を含む組成物を、
対象とする体毛を有する動物に投与することを含む、動物の体毛の排便中排泄及び毛球の生成を調節する緩下方法。

【請求項16】
前記繊維源サプリメントは、約1から約13重量%存在する、請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記繊維源サプリメントは、約6から約12重量%存在する、請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記繊維源サプリメントは、約10から約12重量%存在する、請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記繊維源サプリメントは、少なくとも1つの発酵性繊維;少なくとも2つの発酵性繊維のブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維およびセルロースエーテルのブレンド;少なくとも1つの発酵性繊維、セルロースエーテルおよび鉱油のブレンド;および少なくとも1つの発酵性繊維および少なくとも1つの非発酵性繊維のブレンドからなる群から選択される、請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記発酵性繊維は、ビートパルプ、アラビアガム、フラクトオリゴ糖およびそれらのブレンドからなる群から選択される、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記発酵性繊維は、少なくとも20%の有機物消失を有する、請求項19記載の方法。
【請求項22】
前記繊維源サプリメントは、ビートパルプとカルボキシメチルセルロースのブレンドを含む、請求項15記載の方法。
【請求項23】
前記繊維源サプリメントはビートパルプ、カルボキシメチルセルロースおよび鉱油のブレンドを含む、請求項15記載の方法。
【請求項24】
前記繊維源サプリメントは、ビートパルプとセルロースのブレンドを含む、請求項15記載の方法。
【請求項25】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプおよび約1.5重量%のカルボキシメチルセルロースを含む、請求項15記載の方法。
【請求項26】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプ、約1.5重量%のカルボキシメチルセルロースおよび約2重量%の鉱油を含む、請求項15記載の方法。
【請求項27】
前記繊維源サプリメントは、約6重量%のビートパルプおよび約6.5重量%のセルロースを含む、請求項15記載の方法。
【請求項28】
前記繊維源サプリメントは、約12重量%のビートパルプを含む、請求項15記載の方法。


【公開番号】特開2007−169289(P2007−169289A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−23695(P2007−23695)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【分割の表示】特願2001−551315(P2001−551315)の分割
【原出願日】平成13年1月5日(2001.1.5)
【出願人】(595056859)ザ・アイムス・カンパニー (52)
【氏名又は名称原語表記】The Iams Company
【Fターム(参考)】