説明

アポリポタンパク質−A1に対する天然アンチセンス転写物の抑制によるアポリポタンパク質−A1関連疾患の治療

アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドおよびそれにコードされる産物の発現および/または機能を調節するオリゴヌクレオチド化合物。Apo-A1天然アンチセンス転写物を抑制するように設計された1つまたは複数のオリゴヌクレオチド化合物を患者に投与するステップを含む、アポリポタンパク質-A1(ApoA1)に関連する疾患を治療する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
in vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節する方法であって、
配列番号2(図8)のヌクレオチド1〜932中の連続した5〜30ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドの逆相補物に少なくとも50%の配列同一性を有する長さ5〜30ヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させ;それによりin vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節するステップ
を含む方法。
【請求項2】
in vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節する方法であって、
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスの逆相補物に少なくとも50%の配列同一性を有する長さ5〜30ヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させ;それによりin vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節するステップ
を含む方法。
【請求項3】
in vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節する方法であって、
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドに少なくとも50%の配列同一性を有する長さ5〜30ヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させ;それによりin vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節するステップ
を含む方法。
【請求項4】
in vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節する方法であって、
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの天然アンチセンスの領域を標的にするアンチセンスオリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させ;それによりin vivoまたはin vitroで患者の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの機能および/または発現を調節するステップ
を含む方法。
【請求項5】
アポリポタンパク質(ApoA1)の発現および/または機能が対照と比較してin vivoまたはin vitroで増大する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
アンチセンスオリゴヌクレオチドがアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの天然アンチセンス配列を標的にする、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
アンチセンスオリゴヌクレオチドがアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのコードおよび/または非コード核酸配列を含む核酸配列を標的にする、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
アンチセンスオリゴヌクレオチドがアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのオーバーラップおよび/または非オーバーラップ配列を標的にする、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
アンチセンスオリゴヌクレオチドが、修飾された糖部分、修飾されたヌクレオシド間結合、修飾されたヌクレオチドおよび/またはそれらの組合せを含む1つまたは複数の修飾を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
修飾された糖部分が2'-O-メトキシエチル修飾糖部分、2'-メトキシ修飾糖部分、2'-O-アルキル修飾糖部分または二環性糖部分を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
修飾されたヌクレオシド間結合がホスホロチオエート、2'-O-メトキシエチル(MOE)、2'フルオロ、アルキルホスホネート、ホスホロジチオエート、アルキルホスホノチオエート、ホスホラミデート、カルバミン酸、炭酸、リン酸トリエステル、アセトアミデート、カルボキシメチルエステルおよび/またはそれらの組合せを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
オリゴヌクレオチドが、ペプチド核酸、ロックド核酸(LNA)分子、アラビノ-核酸(FANA)、ペプチド核酸(PNA)、それらの類似体または誘導体を含む少なくとも1つの修飾されたヌクレオチドを場合により有する、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
アンチセンスオリゴヌクレオチドがコア配列gctagt(配列番号172)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
オリゴヌクレオチドが配列番号81〜173に記載の少なくとも1つのオリゴヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
in vivoまたはin vitroで哺乳動物の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)遺伝子の発現および/または機能を調節する方法であって、
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスおよび/またはセンス核酸分子の少なくとも約5個の連続する核酸の相補配列に少なくとも50%の配列同一性を有する、アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスポリヌクレオチドに特異的な長さ5〜30ヌクレオチドの低分子干渉RNA(siRNA)オリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させるステップ;ならびに
in vivoまたはin vitroで哺乳動物の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)遺伝子の発現および/または機能を調節するステップ
を含む方法。
【請求項16】
前記オリゴヌクレオチドが、アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスおよび/またはセンス核酸分子の少なくとも約5個の連続する核酸の相補配列に少なくとも80%の配列同一性を有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
in vivoまたはin vitroで哺乳動物の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)遺伝子の発現および/または機能を調節する方法であって、
配列番号81〜173に記載の少なくとも1つの核酸配列に少なくとも50%の配列同一性を有する、アポリポタンパク質(ApoA1)分子をコードするポリヌクレオチドのセンスおよび/または天然アンチセンス鎖の非コードおよび/またはコード配列に特異的な長さ5〜30ヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドに、前記細胞または組織を接触させるステップ;および
in vivoまたはin vitroで哺乳動物の細胞または組織におけるアポリポタンパク質(ApoA1)遺伝子の発現および/または機能を調節するステップ
を含む方法。
【請求項18】
少なくとも1つの修飾を含む合成修飾オリゴヌクレオチドであって、修飾がアルキルホスホネート、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、アルキルホスホノチオエート、ホスホラミデート、カルバミン酸、炭酸、リン酸トリエステル、アセトアミデート、カルボキシメチルエステルまたはそれらの組合せのうちの少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含み、アポリポタンパク質(ApoA1)分子にハイブリダイズし、かつ正常対照と比較してin vivoまたはin vitroでアポリポタンパク質(ApoA1)分子の発現および/または機能を調節するアンチセンス化合物であるオリゴヌクレオチド。
【請求項19】
ホスホロチオエートヌクレオチド間結合と、アルキルホスホネート、ホスホロジチオエート、アルキルホスホノチオエート、ホスホラミデート、カルバミン酸、炭酸、リン酸トリエステル、アセトアミデート、カルボキシメチルエステルおよび/またはそれらの組合せからなる群から選択される少なくとも1つのヌクレオチド間結合との組合せを含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項20】
少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項21】
ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の骨格を含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項22】
ペプチド核酸、ロックド核酸(LNA)分子、類似体、誘導体および/またはそれらの組合せを含む少なくとも1つの修飾されたヌクレオチドを場合により含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項23】
2'-O-メトキシエチル修飾糖部分、2'-メトキシ修飾糖部分、2'-O-アルキル修飾糖部分または二環性糖部分を含む修飾された糖部分を含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項24】
長さ少なくとも5〜30ヌクレオチドのアンチセンスオリゴヌクレオチドであり、アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンス鎖および/またはセンス鎖にハイブリダイズし、アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスおよび/またはセンスのコードおよび/または非コード核酸配列の少なくとも約5個の連続する核酸の相補配列に少なくとも約20%の配列同一性を有する、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項25】
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドのアンチセンスおよび/またはセンスのコードおよび/または非コード核酸配列の少なくとも約5個の連続する核酸の相補配列に少なくとも約80%配列同一である、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項26】
少なくとも1つのアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドにハイブリダイズし、かつ正常対照と比較してin vivoまたはin vitroで少なくとも1つのアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの発現および/または機能を調節する、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項27】
コア配列gctagt(配列番号172)を含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項28】
配列番号81〜173に記載の配列を含む、請求項18に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項29】
アンチセンス配列、相補配列、対立遺伝子、相同体、アイソフォーム、変種、誘導体、変異体またはそれらの断片を含むアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドに特異的な1つまたは複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物。
【請求項30】
オリゴヌクレオチドが配列番号81〜173に記載のヌクレオチド配列のいずれか1つと比較して少なくとも約40%のヌクレオチド配列同一性を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
オリゴヌクレオチドが配列番号1〜173に記載のヌクレオチド配列を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
配列番号81〜173に記載のオリゴヌクレオチドが1つまたは複数の修飾されたまたは置換されたヌクレオチドを含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項33】
修飾されたヌクレオチドがホスホロチオエート、メチルホスホネート、ペプチド核酸、ロックド核酸(LNA)分子を含む修飾された塩基を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項34】
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドおよび/またはそれにコードされる産物に関連する疾患を予防または治療する方法であって、
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの天然アンチセンス配列に結合し、かつ前記アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドの発現を調節する少なくとも1つのアンチセンスオリゴヌクレオチドの治療有効量を患者に投与し;それによりアポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドおよび/またはそれにコードされる産物に関連する疾患を予防するまたは治療するステップ
を含む方法。
【請求項35】
アポリポタンパク質(ApoA1)ポリヌクレオチドに関連する疾患が心血管障害、コレステロール、糖尿病、心臓疾患、関節炎、炎症、神経疾患もしくは障害、自己免疫疾患、癌または肥満を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
in vivo投与のためにオリゴヌクレオチドを同定および選択する方法であって、
病態に関連する標的ポリヌクレオチドを選択するステップ;
同定されたポリヌクレオチドに相補的であるまたはアンチセンス方向である少なくとも5個の連続するヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドを同定するステップ;
ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でアンチセンスオリゴヌクレオチドと標的ポリヌクレオチドとの間の結合の熱的融点を測定するステップ;ならびに
in vivo投与のためのオリゴヌクレオチドを同定および選択するステップ
を含む方法。

【図1】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図10】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−504657(P2012−504657A)
【公表日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−530282(P2011−530282)
【出願日】平成21年10月2日(2009.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/059457
【国際公開番号】WO2010/040112
【国際公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(511085219)オーピーケーオー・クルナ・エルエルシー (22)
【Fターム(参考)】