説明

アルファ−オレフィンの生成

アルファ−オレフィンを生成するための方法。この方法は、アルファ−オレフィンをベータ−オレフィンの混合物に選択的に異性化すること、およびエテノリシスによりベータ−オレフィンの混合物の少なくとも一部をアルファ−オレフィンにすることを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アルファ−オレフィン(α−オレフィン)を生成するための、特に、α−オレフィンをベータ−オレフィン(β−オレフィン)の混合物に選択的に異性化し、エテノリシスによりβ−オレフィンの少なくとも一部をα−オレフィンにするための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
偶数個の炭素原子を有するアルファ−オレフィン、例えば、1−オクテン(C16)、1−ヘキセン(C12)などは、奇数個の炭素原子を有するα−オレフィン、例えば、1−ノネン(C18)、1−ヘプテン(C14)などよりも市場価値が高い。偶数のα−オレフィンは、例えば、重合によってポリオレフィンとなる好ましい工業用のモノマーであるので市場価値が高く、多くの供給元から購入可能である。対照的に、奇数のα−オレフィンは、工業的有用性が限定される。しかしながら、奇数のα−オレフィンは、例えば、炭化水素の研究など、いくつもの分野において使用される。したがって、本開示で記載したように、奇数のα−オレフィンを炭素原子が1つ少ない偶数のα−オレフィンに転換するための方法、および偶数のα−オレフィンを炭素原子が1つ少ない奇数のα−オレフィンに転換するための方法が有用である。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、第1のα−オレフィンを第1のα−オレフィンのβ−オレフィン異性体に選択的に異性化する特定の触媒錯体を記載する。αからβオレフィンへの異性化反応に続き、エテノリシス、例えば、過剰なエチレン(C)とのメタセシスにより、第2のα−オレフィンを生成するためにβ−オレフィン異性体から末端のメチル基(−CH)を除去することによって、第2のα−オレフィンがプロピレン(C)とともに生成する。第2のα−オレフィンは、第1のα−オレフィンよりも1つ少ない炭素原子を有する。例えば、市場価値が低い1−ノネンは2−ノネン異性体に選択的に異性化され、次いで2−ノネン異性体のエテノリシスにより、市場性の高いCとともに、より価値が高い1−オクテンが生成する。
【0004】
本開示は、α−オレフィンを異性化して、末端ではなく内部の位置に二重炭素結合を有するオレフィンを生成する触媒群を利用する方法を提供する。この触媒群は、2位で異性化を選択的に引き起こし、β−オレフィンのシスおよびトランス異性体、例えば、2−ノネン、2−オクテン、2−ヘプテンなどの混合物を生成する、予想外の能力を有する。β−オレフィンのシスおよびトランス異性体の混合物のエテノリシスにより、1つ少ない炭素原子を有する相当する第2のα−オレフィン、例えば、1−オクテン、1−ヘプテン、1−ヘキセンなどが生成する。したがって、第2のα−オレフィンは、第1のα−オレフィンよりも1つ少ないメチレン基(−CH)を有する。
【0005】
記載した方法を利用する利点には、摂氏20度(℃)から120℃の範囲内の温度で、αからβオレフィンへの異性化反応の好ましい速度を維持することが含まれる。記載した触媒群を使用し、20〜120℃の温度範囲内で異性化反応の温度を上げると、オレフィンの1位から2位への二重結合の異性化の選択性を著しく低下させることなく、異性化速度が上昇する。オレフィンの1位から2位への二重結合の異性化の選択性が20〜120℃の温度範囲内でこのように安定であることは、種々の他の触媒の場合に起こる、120℃を超える温度で生じる異性化選択性の低下と対照をなす。例えば、周期表の第VIII族遷移金属、例えば、鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、および白金から成る9つの元素の群の種々の塩ならびに/またはアルミナもしくはシリカに含浸させたナトリウムもしくはカリウムは、120℃を超える温度を必要とし、かつ/または2位でのα−オレフィンの異性化について非選択的である。
【0006】
別の利点は、αからβオレフィンへの異性化反応の好ましい速度が、触媒錯体を均一に、例えば溶液中で、α−オレフィンが基質でありβ−オレフィンが生成物である場合に利用することによって促進されることである。かかる均一系触媒錯体はさらに、例えば、不均一系触媒の固定層と対照的に、α−オレフィン基質に対する触媒の好ましい濃度を、濃度の調節によって容易に達成することを可能にする。例えば、第1のα−オレフィンを均一系触媒錯体に曝露する場合、例えば、以下に詳述するように、第1のα−オレフィンのモル数に対して0.001%から10.0%の範囲内のモル百分率(mol%)で均一系触媒錯体を利用する。代替として、αからβオレフィンへの異性化は、例えば、α−オレフィンを固定層の固相触媒錯体に曝露する場合は不均一に行うことができる。
【0007】
αからβオレフィンへの異性化反応の選択性に加えて、均一系錯体を用いたα−オレフィンから相当するβ−オレフィンへの転換率は、ある条件下でモル%ベースで測定すると少なくとも90%である。この選択性と転換率により、エテノリシス反応を引き起こすのに十分な濃度のエチレンに曝露する前に、第1のα−オレフィンの未反応の部分および望まれない異性体を分離する必要性が、第1のα−オレフィンを記載した均一系触媒錯体に曝露しない場合と比較して、減少する。
【0008】
均一系触媒錯体は、擬ハロゲン化物(pseudo-halide groups)、アルコキシド、メシレート、トリフレート、ジヒドロカルビルアミド(dihydrocarbylamide)、アルキル、および水素化物によるハロゲン化物部分の置換を含む、2つのシクロペンタジエニル環を有する有機金属ハロゲン化物;2つのシクロペンタジエニル環を有するメタロセン;いくつかのヒドロカルビル基で独立に置換されているシクロペンタジエニル環を有するメタロセンおよび有機金属ハロゲン化物の誘導体;ならびに2つのシクロペンタジエニル環間に分子内架橋を有する、メタロセンの誘導体である、アンサメタロセンの少なくとも1つである。ヒドロカルビル基を有することには、メチル基および/またはフェニル基を有することが含まれ、隣接するヒドロカルビル基は、インデニド(indenide)基および/またはテトラヒドロインデニド(tetrahydroindenide)基を含む環状の環を形成する。メタロセンの誘導体には、エチレンビス(インデニル)金属ハロゲン化物およびジメチルシリルビス(インデニル)金属ハロゲン化物を有することが含まれる。
【0009】
メタロセンは、サンドイッチ化合物としても知られる、より広範な部類の有機金属化合物のサブセットである。メタロセンは(CMの一般式を有し、2つの環の間の金属原子(M)に結合した2つのシクロペンタジエニルアニオン、例えば、1つの(C)環に相当するCpから成る。Cp環は、5つの炭素原子間に二重結合が非局在化する場合に芳香族安定性を示す。
【0010】
均一系触媒錯体は、鉄(Fe)、ニオブ(Nb)、およびチタン(Ti)の少なくとも1つをベースとする金属部分を含む。したがって、方法は、2,6−ビス[1−(2,6−ジ−イソプロピルフェニルイミノ)エチル]ピリジン鉄(II)二塩化物(The Dow Chemical Company(TDCC)で調製された)、ビス−シクロペンタジエニルニオブ(IV)二塩化物(TDCCで調製された)、およびビス−シクロペンタジエニルチタン二塩化物(Strem Chemicals,Inc.によって生成された)を利用することを含む。
【0011】
方法は、不活性溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、Isopar、ヘキサンなどとの混合物である第1のα−オレフィンか、または溶媒および反応物としての両方の役目をする第1のα−オレフィンのどちらかである場合に、第1のα−オレフィンをβ−オレフィンに選択的に異性化することを含む。
【0012】
方法は、均一系触媒錯体を、イソブチルアルミニウムおよび他のアルミニウムアルキル、アルミニウム水素化物、有機亜鉛化合物、有機マグネシウム化合物、トリアルキルボラン、ならびにホウ化水素を含む群から選択される少なくとも1つの化合物で活性化する先行ステップを含む。これらの化合物の少なくとも1つの十分な濃度に曝露することにより、かかる活性化がない場合に得られる速度と比較して、均一系触媒錯体の異性化速度が上昇する。触媒を活性化して好ましい速度でα−オレフィンを異性化するために、例えば、均一系触媒錯体に対してトリイソブチルアルミニウム(TIBA)を例えば、1〜10モル当量加えて、均一系触媒錯体と反応させる。TIBAを均一系触媒錯体と混合することによって活性化された触媒錯体をその場で(in situ)形成する代替法として、TIBAおよび均一系触媒錯体の混合物を、異性化反応への導入の前に、調製し単離することができる。いくつかの均一系触媒錯体、例えば、構造の一部として水素化物を含むものは、これらの化合物に曝露しなくても、異性化活性が十分であることがすでに実証されている。
【実施例1】
【0013】
α−オレフィン、この場合1−オクテンを用いて、300メガヘルツNMR機器を使用した核磁気共鳴(NMR)実験を行う。1.5ml NMR管中で、100ミリリットル(ml)の1−オクテン(20ミリグラム(mg))および50mlのTIBA(10mg)を、溶媒として使用される、水素原子が重水素原子で置き換えられている(C)、ベンゼン(C)約1.0mlと混合する。NMR分析により、これらの構成成分の相互作用/反応がないことが確認され、溶媒が不活性であると実証される。触媒量のビス−シクロペンタジエニルNb(IV)二塩化物(1mg、3.4マイクロモル(μmol))をNMR管に加え、振盪して均一系溶液を作製する。NMR管をグローブボックス内で周囲温度、例えば、20〜25℃で一晩、放置し、その後反応生成物についてNMR分析を行う。
【0014】
NMRスペクトルの分析により、1−オクテン末端オレフィンに相当するピークが、内部オレフィンを示すピークと大部分は置き換わることが示される。つまり、1.59ppm(百万分率)の二重線のピークがより小さい1.57ppmの二重線のピークとともに、2−オクテンのシスおよびトランス異性体の両方と一致する。オクチル基、例えば、8つの炭素原子を有する分子の、アルミニウム(Al)への著しい結合はないと考えられる。なぜなら、TIBAに相当する0.27ppmピークは、反応前に分析したTIBAから変化しないからである。
【0015】
反応をメタノール(CHO)でクエンチし、試薬および生成物の混合物をガスクロマトグラフィー(GC)によって分析する。Alltech Econo−Cap(商標)EC−1 30メートルカラムで、1.0ml/minの流速、40〜45℃で20分間維持し、次いで20℃/minで250℃まで上げ、EZ Chrom(商標)プログラムを使用してGCを行う。NMRスペクトルおよびGCヒストグラムデータは、Nb錯体触媒実験の生成物が、元の1−オクテンから2−オクテンのシスおよびトランス異性体に転換されたものである場合に一致する。
【実施例2】
【0016】
2,6−ビス[1−(2,6−ジ−イソプロピルフェニルイミノ)エチル]ピリジンFe(II)二塩化物触媒錯体(8.3mg、13.7μmol)を、テフロンコートされた撹拌子とともに20mlのガラスバイアルに入れる。バイアルにトルエン(CCH)(1.5ml)を加え、続いて1−オクテン(0.25ml、1.59ミリモル(mmol))を加える。次いで、バイアルにTIBA(30mg、0.16mmol)を加える。バイアルに蓋をし、グルーブボックス内で70℃で2.75時間(hrs)撹拌する。反応(reaction)を冷却し、ヘプタン(C16)(0.25ml、1.71mmol)を内部標準として加える。CHOをゆっくり加え、反応をクエンチする。バイアルから一定分量を取り出し、塩化メチレン(CHCl)を有するシリカ(SiO)ゲルのプラグを通して濾過する。生成混合物を、GCによって分析すると、モル%で、2−オクテン=65%、1−オクテン=11%、オクタン(C18)=8.9%、ならびに3−および4−オクテン=4.1%の収率を示す。
【実施例3】
【0017】
市販の1−ノネン(Trust Chemical Industries(TCI)から購入した)は、GCによって分析すると、以下のノネン異性体のモル%を示す:ノナン(C20)=2.1%、1−ノネン=97%、2−ノネン=0.24%、3−ノネン=0.23%、および4−ノネン=0.39%。20mlのノネンを、ナトリウム/カリウム合金に曝露し、SiO上の11%トリエチルアルミニウム((CAl)を通して濾過し、潜在的な水(HO)および微量の極性不純物を除去する。得られた精製されたノネンを、0.45ミクロンのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)シリンジフリットを通して濾過し、残りのシリカ粒子を除去する。ビス−シクロペンタジエニルチタン二塩化物触媒錯体(2.2mg、8.8μmol)を、20mlのガラス反応バイアルに入れる。PTFEコートされた撹拌子を加える。固体の触媒錯体を、内部標準としてのドデカン(CH(CH10CH)(0.25ml、1.10mmol)と混合する。別個のバイアル中で、TIBA(18mg、0.10mmol)を1−ノネン(2.2ml、12.7mmol)に溶解する。TIBAおよび1−ノネン溶液を、反応バイアルに加え、得られた混合物を均一になるまで撹拌する。混合物をPTFEライナーキャップで密封し、窒素(N)パージしたグルーブボックス内のAl加熱ブロック内で90℃で撹拌する。
【0018】
反応の一定分量を15、45、60、および80分(min)で取り出す。各一定分量をCHClで希釈し、CHOでクエンチする。45分の一定分量中の生成混合物をGCによって分析すると、モル%で、ノナン=2.1%、1−ノネン=3.6%、2−ノネン=92%、3−ノネン=0.54%、および4−ノネン=0.48%の収率を示す。
【実施例4】
【0019】
異性化反応を、Nパージしたグルーブボックス内で行う。液体を、活性化アルミナ(例えば、Al)およびアルミナ担持酸化銅(CuO)を通過させることによって、HOおよび酸素(O)を1−オクテンから除去する。ジシクロペンタジエニルチタン二塩化物(4.0mg、16.1μmol)触媒錯体を、20mlのガラス反応バイアルに入れ、1−オクテンに懸濁させる。TIBA(50mg、0.28mmol)を、反応バイアルに加える。PTFEコートされた撹拌子を加え、反応バイアルを、PTFEライナーキャップで密封する。反応を、75℃でAl加熱ブロックに置き、一晩撹拌し、触媒を溶液中に置く。15時間後、溶液を冷却する。一定分量を、GCバイアルへ移し、CCHで希釈し、0.1mlのCHOでクエンチする。一定分量をGCによって分析する。合計8つの炭素種のモル%としてのGCパーセンテージは、オクタン=3.1%、1−オクテン=2.8%、シス−2−オクテン=8.6%、トランス−2−オクテン=83%、3−オクテン=0.73%、4−オクテン=0.06%である。したがって、2−オクテンのシスおよびトランス異性体の混合物の累積モル%は、91.6%である。
【0020】
精製によって金属、例えば、触媒錯体およびTIBAを除去した後、低O、例えば、1ppm未満のOのグルーブボックスを使用して試薬を導入し、反応を行う。Cラインに配管された、80mlのガラス圧力容器に、0.575gの2−オクテン異性体の混合物および20mlのCCHを導入する。磁気撹拌子により混合物を撹拌し、混合物を加熱ブロックで85℃まで加熱する。混合物を、85℃で15分間撹拌する。次いでCCH中の0.010gの酢酸プロピル(C10)を、反応器に導入する。CCH中の6mgのオキシ塩化タングステン(WOCl)−ジエチルエーテル(CHCH−O−CHCH)触媒およびCCH中の13mgの25%二塩化エチルアルミニウム(CAlCl)も、反応器に導入する。反応器を、Cで380キロパスカル(kPa)まで加圧する前に、Cで3回洗い流す。混合物を、C圧力下で2時間撹拌する。
【0021】
2時間の反応時間後、反応器の圧力は、400kPaである。次いで、反応器をベントし、反応を5mlの2−プロパノール((CHCHOH)でクエンチする。得られた溶液を、希釈し、GCによって分析する。分析は、これらの条件下での27%の転換で1−ヘプテンの形成を示す。他のヘプテン異性体は、混合物中に検出されない。WOCl−CHCH−O−CHCH触媒以外の触媒は、27%より高い転換をもたらす可能性を有する。他の潜在的な触媒の中で、これらの触媒には、均一系触媒として六塩化タングステン(WCl)、CAlCl、およびエタノール(COH)の混合物、不均一系触媒としてAlOまたはSiOの担体上の酸化タングステン(WO)、酸化コバルト−酸化モリブデン(CoO−MoO)、および/または酸化レニウム(Re)などの金属酸化物が含まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルファ−オレフィンを生成するための方法であって、a)アルファ−オレフィンをベータ−オレフィンの混合物に選択的に異性化するステップと、b)エテノリシスによりベータ−オレフィンの混合物の少なくとも一部をアルファ−オレフィンにするステップと
を含む方法。
【請求項2】
ステップa)において均一系触媒錯体を使用する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
均一系触媒錯体が、
擬ハロゲン化物、アルコキシド、メシレート、トリフレート、ジヒドロカルビルアミド、アルキル、および水素化物によるハロゲン化物部分の置換を含む、2つのシクロペンタジエニル環を有する有機金属ハロゲン化物;
2つのシクロペンタジエニル環を有するメタロセン;
いくつかのヒドロカルビル基で独立に置換されたシクロペンタジエニル環を有する、有機金属ハロゲン化物およびメタロセンの誘導体;
ならびにアンサメタロセン、
の少なくとも1つである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
いくつかのヒドロカルビル基が、メチル基およびフェニル基を含み、隣接するヒドロカルビル基が、インデニド基およびテトラヒドロインデニド基を含む環状の環を形成する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
2つのシクロペンタジエニル環間に分子内架橋を有するメタロセンの誘導体が、エチレンビス(インデニル)金属ハロゲン化物およびジメチルシリルビス(インデニル)金属ハロゲン化物を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
均一系触媒錯体が、鉄、ニオブ、およびチタンの少なくとも1つをベースとする金属部分を含む、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
均一系触媒錯体を
イソブチルアルミニウムおよび他のアルミニウムアルキル;
アルミニウム水素化物;
有機亜鉛化合物;
有機マグネシウム化合物;
トリアルキルボラン;ならびに
ホウ化水素
を含む群から選択される少なくとも1つの化合物で活性化する先行ステップa)1)をさらに含む、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ステップa)におけるアルファ−オレフィンが、不活性溶媒との混合物である、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ステップa)が、20℃から120℃の範囲内の温度で異性化速度を維持することを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。

【公表番号】特表2013−515770(P2013−515770A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547059(P2012−547059)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/003160
【国際公開番号】WO2011/081650
【国際公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(502141050)ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー (1,383)
【Fターム(参考)】