アンジオポエチン−1およびアンジオポエチン−2に対する抗体、ならびに、その利用
アンジオポエチン1および/またはアンジオポエチン−2に結合する、完全ヒト抗体のような特異的結合剤を開示する。また、前記抗体の重鎖断片、軽鎖断片、およびCDR、ならびに、前記抗体を作製および使用する方法も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、および配列番号7からなる群から選択される配列を有する重鎖可変ドメインを含む単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項2】
配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、および配列番号17からなる群から選択される配列を有する軽鎖可変ドメインを含む単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項3】
重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインを含み、前記重鎖が3つのCDRを含み、ならびに前記軽鎖が3つのCDRを含み、前記抗体の前記CDRの配列が、
(a)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号19、27、33、
(b)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号19、27、33、
(c)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、27、36、
(d)HCの配列番号18、26、37に加えてLCの配列番号19、27、33、
(e)HCの配列番号18、26、38に加えてLCの配列番号19、27、33、
(f)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号19、27、33、
(g)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号21、27、33、
(h)HCの配列番号18、28、39に加えてLCの配列番号19、27、33、
(i)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号22、27、33、
(j)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号22、27、33、
(k)HCの配列番号18、29、39に加えてLCの配列番号19、27、33、
(l)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号23、27、33、
(m)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、27、40、
(n)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号21、27、33、
(o)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号24、27、33、
(p)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号21、27、33、
(q)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号23、27、33、
(r)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、30、33、
(s)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号25、27、33、
(t)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、30、33、
(u)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、27、40、および
(v)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、31、33
からなる群から選択される単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項4】
請求項3の単離抗体であって、H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される、前記抗体。
【請求項5】
完全ヒト抗体である、請求項4の単離抗体。
【請求項6】
配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号32、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、および配列番号40からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するCDR領域を含む、請求項3の抗体の抗体断片。
【請求項7】
請求項1または請求項6の抗体または抗体断片をコードする単離核酸分子。
【請求項8】
請求項7の核酸分子を含むベクター。
【請求項9】
請求項8のベクターを含む宿主細胞。
【請求項10】
CHO細胞である、請求項9の宿主細胞。
【請求項11】
請求項4の抗体を作製する方法であって、前記抗体を宿主細胞内で発現させることを含む方法。
【請求項12】
前記宿主細胞がCHO細胞である、請求項11の方法。
【請求項13】
H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される抗体のいずれか1つを、薬理学的に許容可能な担体と共に含む医薬組成物。
【請求項14】
レポーター分子、水溶性ポリマー、抗体のFc領域、および細胞毒性剤からなる群から選択される分子をさらに含む、請求項13の医薬組成物。
【請求項15】
前記薬理学的に許容可能な担体が医薬製剤化剤である、請求項14の医薬組成物。
【請求項16】
望ましくない血管新生を阻害する方法であって、前記阻害を必要とする患者に、H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される抗体のいずれか1つを有効量投与することを含む方法。
【請求項17】
前記望ましくない血管新生が癌である、請求項16の方法。
【請求項1】
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、および配列番号7からなる群から選択される配列を有する重鎖可変ドメインを含む単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項2】
配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、および配列番号17からなる群から選択される配列を有する軽鎖可変ドメインを含む単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項3】
重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインを含み、前記重鎖が3つのCDRを含み、ならびに前記軽鎖が3つのCDRを含み、前記抗体の前記CDRの配列が、
(a)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号19、27、33、
(b)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号19、27、33、
(c)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、27、36、
(d)HCの配列番号18、26、37に加えてLCの配列番号19、27、33、
(e)HCの配列番号18、26、38に加えてLCの配列番号19、27、33、
(f)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号19、27、33、
(g)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号21、27、33、
(h)HCの配列番号18、28、39に加えてLCの配列番号19、27、33、
(i)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号22、27、33、
(j)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号22、27、33、
(k)HCの配列番号18、29、39に加えてLCの配列番号19、27、33、
(l)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号23、27、33、
(m)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、27、40、
(n)HCの配列番号18、26、32に加えてLCの配列番号21、27、33、
(o)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号24、27、33、
(p)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号21、27、33、
(q)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号23、27、33、
(r)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、30、33、
(s)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号25、27、33、
(t)HCの配列番号18、26、35に加えてLCの配列番号20、30、33、
(u)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、27、40、および
(v)HCの配列番号18、26、34に加えてLCの配列番号20、31、33
からなる群から選択される単離抗体であって、Tie2受容体のAng1リガンドおよびAng2リガンドの少なくとも1つに特異的に結合する、前記単離抗体。
【請求項4】
請求項3の単離抗体であって、H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される、前記抗体。
【請求項5】
完全ヒト抗体である、請求項4の単離抗体。
【請求項6】
配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号32、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、および配列番号40からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するCDR領域を含む、請求項3の抗体の抗体断片。
【請求項7】
請求項1または請求項6の抗体または抗体断片をコードする単離核酸分子。
【請求項8】
請求項7の核酸分子を含むベクター。
【請求項9】
請求項8のベクターを含む宿主細胞。
【請求項10】
CHO細胞である、請求項9の宿主細胞。
【請求項11】
請求項4の抗体を作製する方法であって、前記抗体を宿主細胞内で発現させることを含む方法。
【請求項12】
前記宿主細胞がCHO細胞である、請求項11の方法。
【請求項13】
H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される抗体のいずれか1つを、薬理学的に許容可能な担体と共に含む医薬組成物。
【請求項14】
レポーター分子、水溶性ポリマー、抗体のFc領域、および細胞毒性剤からなる群から選択される分子をさらに含む、請求項13の医薬組成物。
【請求項15】
前記薬理学的に許容可能な担体が医薬製剤化剤である、請求項14の医薬組成物。
【請求項16】
望ましくない血管新生を阻害する方法であって、前記阻害を必要とする患者に、H6L7、H5L7、H4L13、H11L7、H10L7、H4L7、H5L6、H2L7、H5L8、H6L8、H3L7、H5L4、H4L12、H6L6、H4L2、H4L6、H4L4、H5L11、H5L1、H4L11、H5L12、およびH5L9からなる群から選択される抗体のいずれか1つを有効量投与することを含む方法。
【請求項17】
前記望ましくない血管新生が癌である、請求項16の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2011−525104(P2011−525104A)
【公表日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−547650(P2010−547650)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/001122
【国際公開番号】WO2009/105269
【国際公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/001122
【国際公開番号】WO2009/105269
【国際公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
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