説明

アンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体

【課題】連結具及びこれを備えるアンテナの提供。
【解決手段】連結具及びこれを備えるアンテナ。携帯用電子装置に対して引出し及び引込みが行われ、下端の内部が中空であるパイプ状のアンテナを前記携帯用電子装置に連結する連結具において、前記携帯用電子装置のケースの内部に固定されるブッシングと、前記ブッシングに摺動されつつ、前記アンテナの引込み時に前記ケースの内部に引き込まれ、前記アンテナの引出し時に上端部が前記ケースの外部に引き出される回動支持部と、上端が前記アンテナの下端の内部に挿着される係合部材と、上側は前記係合部材と螺合され、下側は前記回動支持部の上端に回動自在に取設される回動部材とを備えるアンテナ用連結具。連結具付きアンテナは、前記アンテナ用連結具と、前記係合部材の上端に取設されるアンテナとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体に関し、さらに詳しくは、電子装置に用いられ、多段式であり、引出しまたは引込みされるアンテナを電子装置に組み付ける際に一緒に組み付けられる連結具及びこれを備えるアンテナ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活を営む中で頻繁に用いられる携帯電話、PMP(Portable Multimedia Player)などの携帯用端末には、ほとんどの場合、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)受信機能が内蔵されており、ユーザーは、この機能を用いて、上述の端末を用いて移動中にテレビまたはラジオを視聴することができる。このとき、良好な放送を受信するために、上述の端末にはアンテナが取り付けられる。
【0003】
上記の端末に取り付けられるアンテナは、一般に、直径が異なる複数のロッドが多段に形成され、互いに引出し及び引込みされつつ、一方の端は外部に露出されて外部の電波を受信し、他方の端は端末受信部と結合されるブッシング(bushing)に摺動されて外部の電波を受け渡す役割を果たすようになっている。
【0004】
しかしながら、上述の端末のアンテナは外部に突出するように構成されて電波が捕捉され易い方向に回動させて使用するようになっており、かようなアンテナは、ユーザーの取り扱いの不注意によってアンテナが破損したり折れたりすることが頻発している。このように破損されたアンテナはASセンターを用いて修理可能であり、修理のためには、端末の全体を分解してアンテナを交替した後、組み立て直す方法が通常のAS方法の一つである。
【0005】
ところが、上記のように、端末の修理中に、作業者の不注意によって、部品を欠落して組み立てをする場合が頻繁に起こり、この場合、ユーザーはASセンターを再訪問することを余儀なくされるため、手間が取られてしまうという大きな問題点があった。
【0006】
また、修理中に、接着されている部品を引き剥がす過程で、部品の破損を来たす場合が頻発し、これによって、部品を新たに交替せねばならず、これは、資源の無駄使いにつながるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述の問題を解消するためになされたものであり、本発明の一実施の形態は、各種の電子装置のアンテナの破損時に、機器全体を分解することなく、破損されたアンテナの部分だけを取り外して新たなアンテナを取り付けることができ、しかも、既存のアンテナ組立体に適用し易いアンテナ用連結具を提供することに関する。
【0008】
また、電子装置に設けられるアンテナが破損される場合に交換し易くして作業工程を省き、修理に際してミスによる部品のロスを極力抑えることに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の好適な実施形態に係るアンテナ用連結具は、携帯用電子装置に対して引出し及び引込みが行われ、下端の内部が中空であるパイプ状のアンテナを前記携帯用電子装置に連結する連結具において、前記携帯用電子装置のケースの内部に固定されるブッシングと、前記ブッシングに摺動されつつ、前記アンテナの引込み時に前記ケースの内部に引き込まれ、前記アンテナの引出し時に上端部が前記ケースの外部に引き出される回動支持部と、上端が前記アンテナの下端の内部に挿着される係合部材と、上側は前記係合部材と螺合され、下側は前記回動支持部の上端に回動自在に結合される回動部材とを備える。
【0010】
また、本発明の好適な実施形態に係るアンテナ用連結具は、前記回動部材と回動支持部とを結合するヒンジピンをさらに備える。
【0011】
さらに、前記アンテナ用連結具において、前記係合部材の下端部は雌ネジ状に形成され、前記回動部材の上端部は推ネジ状に形成される。
【0012】
これとは異なり、前記アンテナ用連結具において、前記係合部材の下端部は推ネジ状に形成され、前記回動部材の上端部は雌ネジ状に形成されてもよい。
【0013】
本発明の好適な実施形態に係るアンテナ用連結具において、前記回動支持部には、前記回動部材と係合部材との間の着脱が容易に行われるように、外周面の一方の側に、工具が係合される係合溝が凹設される。
【0014】
ここで、前記係合溝は、前記回動支持部の両側面に対称状に形成される。
【0015】
本発明の他の好適な実施形態に係る連結具付きアンテナは、前記アンテナ用連結具と、前記係合部材の上端に取設されるアンテナとを備える。
【0016】
ここで、前記アンテナは、多段アンテナである。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るアンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体によれば、携帯用端末などの電子装置のアンテナが破損されてアンテナの修理が必要となる場合、携帯用端末を分解してアンテナ組立体の全体を交換することなく、携帯用端末の外部に露出されるアンテナ部分だけを交替することが可能になり、これにより、作業時にかかる時間を短縮して作業の効率を増大させることができ、携帯用端末の分解組立過程が不要になるので、端末の寿命を最大限に延ばすことができるという多大な効果が得られる。
【0018】
また、回動支持部の上方から、ネジによる脱着が行われるので、前記回動支持部の上端の露出長さを最小限に留めることができ、回動支持部とブッシングとの間の安定した結合を保証することができる他、既存のアンテナ組立体に容易に適用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体を示す斜視図。
【図2】図1のアンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体を示す分解斜視図。
【図3】図1に示すアンテナ用連結具において、係合部材と回動部材との結合が解放された状態を示す斜視図。
【図4】本発明の他の実施形態に係るアンテナ用連結具及びこれを備えるアンテナ組立体を示す分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明を十分に理解するために、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づき説明する。本発明の実施形態は種々に変形可能であり、本発明の範囲が後述する実施形態に限定されると解釈されてはならない。本実施の形態は、当業界において通常の知識を持った者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。よって、図中の要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されている場合がある。各図中、同じ部材には同じ参照符号を付していることに留意すべきである。なお、本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる公知機能及び構成についての詳細な説明は省く。
【0021】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態を説明することにより、本発明のアンテナ用連結具10及びアンテナ組立体1を詳述する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態に係るアンテナ用連結具10及びこれを備えるアンテナ組立体1を示す斜視図であり、図2は、図1のアンテナ用連結具10及びこれを備えるアンテナ組立体1を示す分解斜視図であり、図3は、図1に示すアンテナ用連結具10において、係合部材301と回動部材302とが取り外された状態を示す斜視図である。
【0023】
本発明は、電子装置に取設されて使われるアンテナ用連結具10及びこれを備えるアンテナ組立体1に関するものであり、ここで、携帯用電子装置は、持ち運び可能なものであり、ノート型パソコン、電子辞書、PDAなどをはじめとして、通常の携帯用端末などを含む。
【0024】
また、前記携帯用電子装置のケースCは、携帯用電子装置の胴体を構成する部分であり、前記ケースCの一方の側には、視覚的な映像などを表示する液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)などの画像部と、情報を入力するキーパッドなどが設けられていてもよい。前記キーパッドは、タッチスクリーンの形で前記画像部と一体に形成されてもよい。
【0025】
本発明に係るアンテナ組立体1は、前記携帯用電子装置のケースCの内部に完全に引き込まれ、且つ、アンテナ400の引出しに際しては、前記回動支持部200の上端の上部が前記ケースCの外部に露出されるようになっている。
【0026】
また、本発明においては、前記ケースCを基準として前記アンテナ組立体1が引き出されるものであるため、説明の便宜のために、前記ケースCが形成される側を下側とし、前記アンテナ400が形成される側を上側として説明を行うこととする。
【0027】
本発明において、アンテナ組立体1とは、前記アンテナ400とアンテナ用連結具10とを備えるものをいう。また、本発明において、前記アンテナ400は、電波を送受信する部分であって、単一の胴体から構成されてもよいが、より広い範囲の周波数の送受信に適するように、多段アンテナであることが好ましい。
【0028】
ここで、多段アンテナとは、直径が異なる多数のパイプ状のアンテナが結合されたものをいい、大径のパイプ状のアンテナの内部に、小径の他のアンテナが連設されて、アンテナの引出し時にその長さを延ばすことができる。
【0029】
以下、前記アンテナ用連結具10を中心に説明する。
【0030】
図1及び図2を参照すれば、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ用連結具10は、携帯用端末ケースCと、外部の信号を受信する受信部と連結されるブッシング100と、前記ブッシング100に摺動されつつ、携帯用端末の内部から/に引出し/引込みされる回動支持部200と、前記回動支持部200とアンテナ400とを連結する連結手段300と、を備える。前記アンテナ400は、上述したように、直径の異なるパイプが直径順に挿入されて引出し及び引込みが行われる通常の構造のものである。
【0031】
また、図示はしないが、前記回動支持部200の内部には、非伝導性のプラスチック材質であるアセタールから構成される円柱状のインシュレーターと、前記インシュレーターの下部の一部に挿入されて共振周波数を高めて受信効率を向上させ、エナメルなどの導電性材質から構成されるローディングコイルと、前記ローディングコイルの下端部に一部が挿入される仕上材とが内蔵される。
【0032】
さらに、前記ブッシング100は、前記回動支持部200が挿入された状態で摺動され、概ね筒状を呈する。そして、前記ブッシング100の外側面には、携帯用端末と結合されてアンテナの引出し及び引込みを固定的に案内するために、係合孔102付き係合部材101が一体に形成されるか、あるいは貼着される。
【0033】
このように、前記ブッシング100は、前記ケースCの内部に固定される部分であり、本発明に係るアンテナ用連結具10及び前記アンテナ400が、前記ケースCの内部から/に引出し/引込みされるときに支持する役割を果たす。図1には、前記ケースCの外部にアンテナ組立体1が引き出された状態が示してあり、引込み時には、前記ブッシングを基準として前記アンテナ用連結具10及びアンテナ400が下方に摺動して前記ケースCの内部に位置することとなる。
【0034】
一方、前記連結手段300は、前記アンテナ400と結合される係合部材301と、一方の側は前記係合部材301と結合され、他方の側は前記回動支持部200と結合される回動部材302と、前記回動部材302と回動支持部200とを結合するヒンジピン303と、を備えてなる。前記係合部材301は、外側に封止部材(図示せず)などが設けられており、前記アンテナ400の一方の端との締まりばめなどによって挿入されるように構成されてもよい。
【0035】
前記回動部材302と回動支持部200との間の結合は、ヒンジピン303が別設されることなく、前記回動部材302および回動支持部200そのものに突起及び溝が形成されて蝶合によって行われてもよいが、安定した結合及び製造の便宜のために、図2に示すように、ヒンジピン303によって行われることが好ましい。
【0036】
また、前記係合部材301と回動部材302とは螺合されており、これは、前記係合部材301の下端の内周面にネジ山が形成されてナットの役割を果たし、前記回動部材302の上端の外周面にもネジ山が形成されてボルトの役割を果たすことにより可能である。このような形態が図1から図3に示してある。
【0037】
そして、上述のように、前記アンテナ400は、下端の内部が中空であるパイプ状に形成されることが一般的である。本発明においては、このような前記アンテナ400と前記係合部材301との間の結合を容易にし、且つ、前記係合部材301と回動部材302との間の着脱を保証するために、前記係合部材301の上端は前記アンテナ400の下端の内部に挿入され、下端は前記回動部材302と螺合されるようにしている。
【0038】
すなわち、前記係合部材301の上端が前記アンテナ400の下端に挿入されて内部空間を満たすように結合されることにより、前記アンテナ400の下端は安定的に支持され、前記連結手段300及び回動支持部200との強固な連結が行われる。
【0039】
パイプ状に形成される前記アンテナ400そのものにネジ山を形成することは現実的に極めて困難であり、たとえ前記アンテナ400にネジ山を形成することが可能であるとしても、この場合、アンテナ400の耐久性の低下、多段アンテナの形成し難さ及びコストアップなどが来たされるため、本発明においては、前記アンテナ400と回動支持部200とを連結する連結手段300、具体的に、前記係合部材301と回動部材302を形成することにより、製造し易さ、安定した結合及び修理し易さを達成している。
【0040】
さらに、前記回動支持部200は、前記アンテナ400側の部分と蝶合されるものであり、前記携帯用電子装置を基準として前記アンテナ400がユーザー所望の方向に回動できるように許容するが、このような作用のために、前記回動支持部200の上端は前記ケースCの外部に露出される。すなわち、結合されている前記アンテナ400、係合部材301及び回動部材302の回動を許容する範囲内においてのみ、前記回動支持部200の上端の上部が露出されていれば足りる。
【0041】
加えて、前記回動支持部200は、前記ブッシング100の内部において摺動しつつ、前記ブッシング100に取設されるものであるため、下側部は前記ケースCの外部に露出されない。特に、前記回動支持部200が前記ブッシング100から引き出されすぎる場合には、前記回動支持部200とブッシング100との間の連結部分に大きな荷重が働くことがあり、しかも、破損の虞がある。
【0042】
本発明においては、上記事情に鑑みて、前記回動支持部200の上方から、すなわち、前記連結手段300を構成する前記係合部材301と回動部材302とをネジによって互いに着脱しており、前記回動支持部200の上端の露出長さを最小限に留めている。なお、この場合、既存のアンテナ組立体に容易に適用することが可能になる。
【0043】
上述のように、本発明においては、前記係合部材301と回動部材302とを互いにネジによって着脱しており、本発明に係るアンテナ組立体1における前記アンテナ400を携帯用電子装置から取り外し易くしている。
【0044】
すなわち、前記アンテナ400の破損などによって修理もしくは交替が必要となる場合、前記ケースCの全体を分解して前記アンテナ組立体1を修理するのではなく、前記係合部材301と回動部材302との間の螺合を解放するだけで、破損された前記アンテナ4500の部分だけを容易に交替することができる。
【0045】
より具体的に、本発明に係るアンテナ用連結具10において、前記回動支持部200は、前記アンテナ400の引出し時に上端部が前記ケースCの外部に引き出されるものであるため、図3に示すように、前記ケースCの外部に露出される前記係合部材301と回動部材302との間の螺合を解放することにより、前記アンテナ400部分を容易に取り外すことが可能になり、このとき、前記ケースCの分解に伴う問題点の誘発が防がれるだけではなく、前記回動部材302の下側の部品が使用できて修理コストを節減することが可能になる。
【0046】
一方、前記回動支持部200は、前記回動部材302と係合部材301との間の結合が容易に解放されるように、外周面の一方側に、工具500の係合を容易にする、互いに対称となる係合溝211がさらに凹設されてもよい。前記係合部材301および回動部材302は、手を用いて、あるいは、外部の流動によって容易に緩まないように所定の圧力によって結合されており、別途の工具500を使用しない場合には取り外され難いようになっていてもよい。このため、工具500を前記係合溝211に係止し、アンテナ400または係合部材301をレンチなどの修理用工具を用いて回して取り外す。
【0047】
前記係合溝211は、前記回動支持部200の両側面に対称状に形成されてもよく、この場合、前記工具との安定した結合が行われる。
【0048】
図4は、本発明の他の実施形態に係るアンテナ用連結具10及びこれを備えるアンテナ組立体1を示す分解斜視図である。
【0049】
本発明の他の好適な実施形態に係るアンテナ用連結具10は、携帯用端末ケースCと、外部の信号を受信する受信部と連結されるブッシング100と、前記ブッシング100に摺動されつつ、携帯用端末の内部から/に引出し/引込みされる回動支持部200と、前記回動支持部200とアンテナ400とを連結する連結手段600と、を備え、前記連結手段600を構成する係合部材601及び回動部材602を除いては、本発明の実施形態に係るアンテナ用連結具と同じ構造を有する。
【0050】
すなわち、前記係合部材601の下端の外周面にネジ山が形成されてボルトの役割を果たし、前記回動部材602の上端の内周面にもネジ山が形成されてナットの役割を果たすことにより螺合されていてもよい。
【0051】
また、ヒンジピン603は、前記回動部材602と回動支持部200とを蝶合する。
【0052】
本発明の他の好適な実施形態に係るアンテナ用連結具10も、本発明の実施形態に係るアンテナ用連結具と同様に、前記係合部材601と回動部材602とがネジによって互いに着脱され、これにより、本発明に係るアンテナ組立体1における前記アンテナ400が携帯用電子装置から取り外され易くなる。
【0053】
以上述べたように、本発明の実施形態に係るアンテナ用連結具10は単なる例示的なものに過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を持った者であれば、これより各種の変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが理解できるであろう。よって、本発明は、上記の詳細な説明の欄において述べられる形態にのみ限定されるものではないということがよく理解できるであろう。このため、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲における技術的思想によって定められるべきである。なお、本発明は、特許請求の範囲によって定義される本発明の精神とその範囲内にあるあらゆる変形物と均等物及び代替物を含むものと理解さるべきである。
【符号の説明】
【0054】
1:アンテナ組立体、
10:アンテナ用連結具、
100:ブッシング、
101:係合部材、
102:係合孔、
200:回動支持部、
211:係合溝、
300、600:連結手段、
301、601:係合部材、
302、602:回動部材、
303、603:ヒンジピン、
400:アンテナ、
500:工具、
C:ケース、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用電子装置に対して引出し及び引込みが行われ、下端の内部が中空であるパイプ状のアンテナを前記携帯用電子装置に連結する連結具において、
前記携帯用電子装置のケースの内部に固定されるブッシングと、
前記ブッシングに摺動されつつ、前記アンテナの引込み時に前記ケースの内部に引き込まれ、前記アンテナの引出し時に上端部が前記ケースの外部に引き出される回動支持部と、
上端が前記アンテナの下端の内部に挿着される係合部材と、
上側は前記係合部材と螺合され、下側は前記回動支持部の上端に回動自在に取設される回動部材と
を備えるアンテナ用連結具。
【請求項2】
前記回動部材と回動支持部とを結合するヒンジピンを備える請求項1に記載のアンテナ用連結具。
【請求項3】
前記係合部材の下端部は雌ネジ状に形成され、前記回動部材の上端部は推ネジ状に形成される、請求項1に記載のアンテナ用連結具。
【請求項4】
前記係合部材の下端部は推ネジ状に形成され、前記回動部材の上端部は雌ネジ状に形成される、請求項1に記載のアンテナ用連結具。
【請求項5】
前記回動支持部には、
前記回動部材と係合部材との着脱が容易に行われるように、外周面の一方の側に、工具が係合される係合溝が凹設される、請求項1に記載のアンテナ用連結具。
【請求項6】
前記係合溝は、前記回動支持部の両側面に対称状に形成される、請求項5に記載のアンテナ用連結具。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載のアンテナ用連結具と、前記係合部材の上端に取設されるアンテナとを備える、連結具付きアンテナ組立体。
【請求項8】
前記アンテナは、多段アンテナである、請求項7に記載の連結具付きアンテナ組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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