説明

インクカートリッジ

【課題】インクカートリッジの使用期限を的確に管理できるようにする。
【解決手段】インクカートリッジにEEPROMが搭載されている。そのEEPROMには、インクカートリッジ11の製造年月日と、その製造年月日からの有効期間と、インクカートリッジ11の使用開始年月日からの有効期間と、を決定するための情報が記録されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリントシステム、及びインクジェットプリンタの改良技術に関し、特に、インクジェットプリンタに用いられるインクカートリッジのインクの品質を保証するためのメンテナンス技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタ用のインクカートリッジは、開封後、例えば6ヶ月ぐらいの期間が過ぎると、インクの品質が落ちて高画質を発揮できなくなったり、ヘッドに悪影響を与えるおそれがある。この対策技術として、例えば、特開平3−278963号公報に、開封後の経過時間を表示できるインクカートリッジが開示されている。このインクカートリッジは、タイマと表示部とを有し、カートリッジ開封後の経過時間を表示する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、インクカートリッジにタイマや表示部を設けると、カートリッジ自体が高価なものとなってしまい、ユーザのランニングコストが増大してしまう。また、インクの品質に関しては、開封後の経過期間だけでなく、製造後の経過期間も重要である。例えば、一般に、製造後2年間位が過ぎるとインクの品質を保証できなくなってくる。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで、インクカートリッジの使用期限を的確に管理できるようにしたインクカートリッジを提供し、もって、印刷システム及びこのシステムに用いられるプリンタの信頼性の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の側面に従えば、印刷システムは、交換可能なインクカートリッジを搭載したプリンタと、前記プリンタと通信可能なホスト装置とを備える。インクカートリッジは、プリンタがアクセスすることのできる、インクの有効期限を決定するための情報を記録するための記憶媒体を有する。そして、ホスト装置及びプリンタの一方又は両者が協働して、カートリッジの記憶媒体から前記情報を読み、読んだ情報に基づいてインクカートリッジの有効期限を決定する。
【0006】
好適な実施形態では、インクカートリッジの記憶媒体には、インクカートリッジの製造年月日、製造年月日からの有効期間、開封年月日からの有効期間などが工場出荷時に記録されている。また、新品のカートリッジがプリンタに装着されたとき、プリンタがその装着年月日(つまり、開封年月日)をインクカートリッジの記憶媒体に書き込む。そして、ホスト装置またはプリンタの少なくとも一方が、そのインクカートリッジについて、上述した製造年月日、製造年月日からの有効期間、開封年月日、開封年月日からの有効期間に基づいて、製造年月日からの有効期限と、開封年月日からの有効期限とを計算し、そして、早く到達する方の有効期限を選択して、現在の年月日と比較して、その有効期限を過ぎたか否かを判断する。
【0007】
このようにして、インクカートリッジには有効期限を決定するための情報を書いておくだけで、プリンタとホスト装置が、その情報から有効期限を決定してこれを管理するので、インクカートリッジのコストを低く抑えつつ、インクカートリッジの有効期限を的確に管理できる。
【0008】
好適な実施形態では、有効期限が過ぎたか稲かをシステムが判断して、ユーザに報知する。
【0009】
本発明の第2の側面に従えば、インクカートリッジの記憶媒体には、インクカートリッジの製造時ベースの有効期限を決定するための製造時ベース情報(例えば、製造年月日)と、開封時ベースの有効期限を決定するための開封時ベース情報(例えば、開封年月日)とが記録されている。そして、ホスト装置及びプリンタの一方又は両者が協働して、記憶媒体から製造時ベース情報と開封時ベース情報とを読み、読んだ製造時ベース情報に基づいて製造時ベースの有効期限を決定し、読んだ開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定し、これらの有効期限のうち早い方の有効期限を選択する。
【0010】
本発明の第3の側面に従えば、インクカートリッジの記憶媒体には、工場出荷時において、少なくとも、上述した製造時ベース情報(例えば、製造年月日)が記録されている。そして、ホスト装置及びプリンタの一方又は両者が協働して、以下の使用期限管理処理を行う。
【0011】
(1) インクカートリッジがプリンタに装着されたとき、上述した開封時ベース情報(例えば、開封年月日)が記憶媒体に既に記録されているか否かを調べる。
【0012】
(2-1) 開封時ベース情報が記憶媒体に既に記録されていれば、記憶媒体から開封時ベース情報と製造時ベース情報とを読み、読んだ開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定し、かつ読んだ製造時ベース情報に基づいて製造時ベースの有効期限を決定する。
【0013】
(2-2) 開封時ベース情報が記憶媒体に未だ記録されていなければ、記憶媒体から製造時ベース情報を読み、インクカートリッジがプリンタに装着されたときの年月日に基づいて開封時ベース情報を生成して記憶媒体に書き込むとともに、生成した開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定し、かつ読んだ製造時ベース情報に基づいて製造時ベースの有効期限を決定する。
【0014】
本発明の第4の側面に従えば、ホスト装置及びプリンタの一方又は両者が協働して、以下の使用期限管理処理を行う。
【0015】
(1) インクカートリッジがプリンタに装着されたとき、上述した開封時ベース情報が記憶媒体に既に記録されているか否かを調べる。
【0016】
(2-1) 開封時ベース情報が記憶媒体に既に記録されていれば、記憶媒体に記録されている開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定する。
【0017】
(2-2) 開封時ベース情報が記憶媒体に未だ記録されていなければ、インクカートリッジがプリンタに装着されたときの年月日に基づいて開封時ベース情報を生成して記憶媒体に書き込むとともに、生成した開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定する。
【0018】
本発明の第5の側面に従えば、プリンタは、次の動作を行う。
【0019】
(1) インクカートリッジがプリンタに装着されたとき、カートリッジの開封時ベースの有効期限を決定するための開封時ベース情報が記憶媒体に既に記録されているか否かを調べる。
【0020】
(2-1) 開封時ベース情報が記憶媒体に既に記録されていれば、記憶媒体に記録されている開封時ベース情報を読み込んで、ホスト装置と通信可能に接続したときに、読み込んだ開封時ベース情報をホスト装置へ送信する。
【0021】
(2-2) 開封時ベース情報が記憶媒体に未だ記録されていなければ、インクカートリッジがプリンタに装着された時からの経過期間のカウントを行い、ホスト装置と通信可能に接続したときに、カウントした経過期間をホスト装置へ送信する。
【0022】
また、ホスト装置は、次の動作を行う。
【0023】
(3-1) プリンタから開封時ベース情報を受信した場合、その開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定する。
【0024】
(3-2) プリンタから上記経過期間を受信した場合、その経過期間に基づいて開封時ベース情報を生成してプリンタへ送信するとともに、生成した開封時ベース情報に基づいて開封時ベースの有効期限を決定する。
【0025】
さらに、プリンタは、次の動作を行う。
【0026】
(4) ホスト装置から上記開封時ベース情報を受信した場合、その開封時ベース情報を記憶媒体に書き込む。
【0027】
本発明の第6の側面に従えば、インクカートリッジの記憶媒体には、少なくとも、インクカートリッジの製造年月日又は開封年月日に関連する期日情報と、インクカートリッジの種別を示す種別情報とが記録されている。そして、プリンタは、カートリッジの記憶媒体から上記期日情報と種別情報とを読んでホスト装置へ送信する。ホスト装置は、各種別ごとの有効期間を予め記憶しており、プリンタから受信した種別に対応した有効期間を選択し、選択した有効期間と、プリンタから受信した期日情報とから、インクカートリッジの有効期限を決定する。
【0028】
なお、本発明のホスト装置は、例えばプリンタドライバやプリンタモニタなどと呼ばれるコンピュータプログラムを用いて実施することができるが、このプログラムは、ディスク型ストレージや半導体メモリや通信回線信号などの種々の形態の媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0029】
上述したホスト装置の機能を、プリンタが行うようにしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態にかかるインクカートリッジが適用される印刷システムの全体構成図である。同図において、パーソナルコンピュータなどのホスト装置1に接続されているインクジェットプリンタ3に、インクカートリッジ5が装着されている。ホスト装置1には、プリンタ3に印刷命令を出すプリンタドライバ7がある。プリンタ3は、プリンタドライバからの印刷命令を受け、これを解釈して印刷イメージを作成するコントローラ9と、コントローラ9の作成した印刷イメージを受け、インクカートリッジ5から供給されるインクを用いてその印刷イメージを所定の用紙に印刷する印刷機構11とがある。
【0032】
図2(a)は、インクカートリッジ5の外観斜視図であり、図2(b)はプリンタ3がもつカートリッジホルダ17の外観斜視図である。
【0033】
インクカートリッジ5にはインクを吸収した多孔質材が収容されており、また、インクカートリッジ5の外面には不揮発性の記憶媒体、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)13が搭載されていて、EEPROM13のアクセス端子15が外部に露出している。また、カートリッジホルダ17は、その内側にインクカートリッジ5が装着されたときに、カートリッジ5のインク供給口に刺さってインクを吸入するニードル19と、インクカートリッジ5のEEPROM13のアクセス端子15に接触して、EEPROM13とプリンタ1のコントローラ9との間で電気信号を送受信可能にする接触端子21などを有する。
【0034】
再び図1を参照されたい。プリンタ3のコントローラ9は、上述した機能の他に、インクカートリッジ5のEEPROM13にアクセスして、以下に説明するようなインクカートリッジ5の有効期限を管理するための処理を行う機能をもつ。また、ホスト装置1のプリンタドライバ7も、以下に説明するようなインクカートリッジ5の有効期限を管理するための処理を行う機能をもつ。インクカートリッジ5の有効期限を管理するための処理の概要は次の通りである。
【0035】
インクカートリッジ5がプリンタ3に装着されると、プリンタ3のコントローラ9が、インクカートリッジ5に搭載されたEEPROM13から有効期限を決定するための所定の情報を読み出したり書き込んだり更新したりする。この情報は、詳細は後述するが、製造や開封からの有効期限や開封年月日や現在の年月日などである。そして、この情報から、ホスト装置1のプリンタドライバ7またはプリンタ3のコントローラ9が、装着されたインクカートリッジ5は現在有効期限内にあるか否かを判断し、その結果をユーザに報知する。なお、インクカートリッジ5にはタイマや電池などを設ける必要はない。
【0036】
図3は、インクカートリッジ5のEEPROM13に記録される有効期限を決定するための情報の具体例を示す。
図示のように、EEPROM13に記録される情報の項目には、このインクカートリッジ5の製造年月日31と有効期限を示す3種類の項目33、35、37とがある。製造年月日は、工場出荷時に既にEEPROM13に書き込まれている。有効期限を示す第一の項目33は、製造年月日からの有効期間、又は製造年月日にその有効期間を加えた製造時ベースの有効期限である。例えば、「製造から2年」又は「〇年〇月〇日まで」というものである。これも工場出荷時に既に書き込まれている。製造時ベースの有効期間と有効期限の双方が書き込まれていてもよい。二番目の項目35は、開封後の有効期間であり、例えば「開封から6ヶ月」というものである。これも、工場出荷時に予め書き込まれている。三番目の項目37は、インクカートリッジ5の開封年月日、又はその開封年月日に上記の開封後有効期間を加えた開封時ベースの有効期限である。これは、ホスト装置1またはプリンタ3が決定してEEPROM13に書き込むものである。開封時ベースの有効期間と有効期限の双方が書き込まれていてもよい。
【0037】
なお、変形として、上述した有効期間22、25(例えば2年、6ヶ月)の代わりに、インクカートリッジ5の種別(又は、インクの種別)がEEPROM13に記録されていてもよい。この場合には、各インクカートリッジ種別(又はインク種別)ごとの有効期間が、ホスト装置1のプリンタドライバ7にプログラムされている。そして、インクカートリッジ装着時に、プリンタドライバ7がインクカートリッジ5のEEPROM13からその種別を読み込み、その種別に応じた有効期間又は有効期限を決定して、インクカートリッジ5のEEPROM13に書き込む。
【0038】
次に、図4〜図6のフローチャートを用いてプリンタ3とホスト装置1のカートリッジ有効期限管理のための動作を詳細に説明する。なお、以下に説明する動作は、前提として、インクカートリッジのEEPROM13には工場出荷時において、製造年月日31と有効期間33、35(例えば、製造から2年、開封から6ヶ月)が既に書き込まれており、開封年月日37は未記入であり、そして、プリンタ3のコントローラ9はEEPROM13に対するデータの読み書きを主に行い、ホスト装置1のプリンタドライバ7が有効期限管理の主要な処理を行うものとする。この前提が異なれば、当然、それに伴って以下の動作も変わってくる。
【0039】
図4は、インクカートリッジ5がプリンタ1に装着された時(つまり、インクカートリッジ交換直後)にプリンタ1のコントローラ9が行う処理の流れを示すフローチャートである。。
【0040】
先ず、プリンタ3にインクカートリッジ5が装着されると(ステップS1)、プリンタ3は、インクカートリッジ5に搭載されたEEPROM13から、製造年月日と製造時ベース有効期間と開封時ベース有効期間と開封年月日とを読み込む(S2)。そして、読み込んだ情報を記憶し(S3)、開封年月日が既にメモリ13に書かれているか否かを判断し(S4)、開封年月日がメモリに書かれていなければ(S4、NO)、新品のインクカートリッジ5が装着されたと判断して、インクカートリッジ5の装着または開封からの経過期間のカウントを開始し(S5)、プリンタ処理の待機状態に入る(S6)。一方、ステップS4において、もし開封年月日が書かれていれば(S4,YES)、新品ではなく、既に他のプリンタ3などで使われたことのあるインクカートリッジ5が装着されたと判断し、プリンタ処理の待機状態に入る(S6)。
【0041】
ここで、ステップS5において、インクカートリッジ5が新品の場合に、装着または開封からの経過期間のカウントを開始する理由は、ホスト装置1がプリンタ3につながっていない場合を考慮し、ホスト装置1がつながるまでの間、その時間をカウントしておいて、ホスト装置1がつながったら、カウントした時間をホスト装置1に知らせることにより、ホスト装置1での開封年月日の計算を正確に行わせるためである。
【0042】
次に、図5を参照して、インクカートリッジ5の装着が終わった後のプリンタ待機時の処理について説明する。図5は、図4のフローチャートに続いて、待機時においてプリンタが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
プリンタ3のコントローラ9は、待機時において(S7)、ホスト装置1からインクカートリッジ5に関する情報の要求が来ると(S8、YES)、既に図4のステップS2、S3でインクカートリッジ5のEEPROM13から読み込んで記憶しておいた製造年月日、製造時ベース有効期間及び開封時ベース有効期間をホスト装置1へ通知する(S9)。さらに、インクカートリッジ5のEEPROM13に開封年月日も書いてあった場合は、その開封年月日もホスト装置1に通知し、一方、開封年月日が書いてなかった場合は、現時点までカウントした装着後(開封後)の経過期間をホスト装置1に通知する(S10)。
【0044】
その後、プリンタ3のコントローラ9は、ホスト装置1から開封年月日の通知が来ると(S11、YES)、通知された開封年月日をインクカートリッジ5のEEPROM13に書き込み、(S12)、待機状態となる(S13)。一方、ホスト装置1から開封年月日の通知が来なければ(S11、NO)、プリンタ3のコントローラ9は待機状態となる(S13)。
【0045】
次に、図6を参照して、ホスト装置1のプリンタドライバ7が行う処理について説明する。
【0046】
プリンタドライバ7は、起動すると(S21)、必要に応じて、インクの有無などのプリンタ3の状態のチェックを行ない(S22)、プリンタ3に対して製造年月日や開封年月日などのカートリッジ5に関する情報を要求する(S23)。そして、プリンタドライバ7は、プリンタ3から製造年月日、製造時ベースと開封時ベースの有効期間、及び開封年月日または開封からの経過期間を受け取る(S24)。次に、プリンタドライバ7は、開封年月日または開封からの経過期間の何れを受け取ったかを判定し(S25)、経過期間を受け取った場合は、現在の年月日から経過期間を引いて、開封年月日を割り出し、これをプリンタ3へ通知してカートリッジ6のEEPROM13に書き込ませる(S26)。
【0047】
続いて、プリンタドライバ7は、製造年月日に製造時ベース有効期間を加算して製造時ベースの有効期限を計算し、また、開封年月日に開封時ベース有効期間を加算して開封時ベースの有効期限を計算し、何れか早く到達する方の有効期限を選択する(S27)。
【0048】
次に、プリンタドライバ7は、選択した有効期限と現在の年月日とを比較し(S28)、有効期限が過ぎていないか否かを判定する(S29)。そして、有効期限が過ぎていればその旨の文字又は音声メッセージをユーザインタフェース画面に表示したりスピーカから出力したりし(S30)、一方、有効期限が過ぎてなければそのままの状態で、待機状態となる(S31)。
【0049】
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、図6に示した処理をプリンタが行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態のインクカートリッジが適用される印刷システムの全体構成図である。
【図2】インクカートリッジの外観斜視図(a)及びカートリッジホルダの外観斜視図(b)である。
【図3】インクカートリッジのEEPROMに書かれている、有効期限を決定するための情報の例を示す図である。
【図4】インクカートリッジ装着時にプリンタのコントローラが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに続いて、待機時においてプリンタのコントローラが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】ホスト装置のプリンタドライバが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
1 ホスト装置
3 プリンタ
5 インクカートリッジ
7 プリンタドライバ
9 コントローラ
11 印刷機構
13 EEPROM(メモリ)
15 アクセス端子
17 カートリッジホルダ
19 ニードル
21 接触端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクジェットプリンタのための交換可能なインクカートリッジにおいて、
記憶媒体を備え、この記憶媒体に、前記インクカートリッジの製造年月日と、前記製造年月日からの有効期間と、前記インクカートリッジの開封年月日からの有効期間と、を決定するための情報が記録されているインクカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−261283(P2007−261283A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−184483(P2007−184483)
【出願日】平成19年7月13日(2007.7.13)
【分割の表示】特願2005−327339(P2005−327339)の分割
【原出願日】平成11年8月16日(1999.8.16)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】