説明

インターネットバンキングにおける利用者登録システム

【課題】勘定系システム(含むATMなどの端末)を利用して、インターネットバンキングの顧客登録作業の煩雑さを減らすシステムを提供する。
【解決手段】ATM、または営業店端末、またはキオスク端末などの端末装置を利用し、キャッシュカードとキャッシュカード暗証番号または生体認証、すなわち、一般のサービス(勘定系システムでの)の認証情報を用いる事で、本人確認手段として代用し、またその際に利用者の用いる(携帯)端末固有IDを取得し、利用者情報と(携帯)端末固有IDを紐付けて利用登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを利用して取引を行ういわゆるインターネットバンキングにおいて、その利用者を登録するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットの普及に伴い、銀行等の金融機関での取引をインターネットを介して行うインターネットバンキングサービスが提供されている。このインターネットバンキングを行うためには、そのための登録や契約を行う必要がある。この登録については、申込書などの書面を利用した手続きが一般的である。このように書面を利用する場合、利用者および金融機関側で、様々な手間が掛かってしまう。
【0003】
また、書面での手続きを省略するための従来技術として、特許文献1がある。特許文献1では、インターネットバンキングの新規契約受付をインターネット上で行なえ、即時利用可能にすることを目的に、以下の構成を採っている。インターネット上に公開されたインターネットバンキング用サーバに接続し、契約用ソフトウエアプログラムをダウンロードさせ、このインターネットバンキング用サーバとの接続を切断する工程と、前記契約用ソフトウエアプログラムを実行させ、インターネット上に公開されていない契約用サーバに接続してインターネットバンキング利用申込情報を送信し、この利用申込情報に基づいてインターネットバンキングの契約可否を判断し、契約が可能な場合、インターネットバンキング利用IDを特定し、これに関連付けられたインターネットバンキング契約を生成し、前記インターネット利用IDを通知する利用ID通知し、前記契約用サーバとの接続を切断する工程とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−350918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、「契約用ソフトウエア」との専用プログラムをダウンロードが必要であり、手続きの煩雑さは残ってしまう。
【0006】
ここで、一般にインターネットバンキングの顧客情報は、勘定系システムとは分かれていることが多く、利用希望者は勘定系システムに登録されており、一般のサービスを受けられることが多い。そこで、本発明では、このような前提に立ち、勘定系システム(含むATMなどの端末)を利用して、インターネットバンキングの顧客登録作業の煩雑さを減らすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明では、ATM、または営業店端末、またはキオスク端末などの端末装置を利用し、キャッシュカードとキャッシュカード暗証番号または生体認証、すなわち、一般のサービス(勘定系システムでの)の認証情報を用いる事で、本人確認手段として代用し、またその際に利用者の用いる(携帯)端末固有IDを取得し、利用者情報と(携帯)端末固有IDを紐付けて利用登録するものである。なお、(携帯)端末には、携帯電話、携帯端末の他、いわゆるPCが含まれる。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、モバイルバンキングの利用開始までの期間を短縮し、また初回利用時の契約者IDの入力作業を省略させることで、モバイルバンキングを利用するまでの作業を軽減し、利用開始までに煩雑な手続きや作業が必要と敬遠されがちな、モバイルバンキングの利用を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施例1のシステム構成図。
【図2】実施例2および3のシステム構成図。
【図3】本発明の一態様における登録の流れを示すフローチャート。
【図4】固有IDを取得する処理の流れを示すフローチャート(その1)。
【図5】固有IDを取得する処理の流れを示すフローチャート(その2)。
【図6】固有IDを取得する処理の流れを示すフローチャート(その3)。
【図7】利用者の登録の可否を判断する流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の各実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0011】
図1に、本発明の実施例1のシステム構成図を表す。各構成要件(装置)は、いわゆる情報処理装置で実現でき、プログラムに従って以降記載する処理を実現する。
また、図3、図4、図5、図6、図7は、取引開始から登録完了までの処理の流れを示す図である。
【0012】
まず、ステップ50において、第1のコンピュータ3であるATMで取引を開始する。ステップ51において第1のコンピュータ3であるATMは、キャッシュカード1より、キャッシュカード情報を取得し、ステップ52において、第1のコンピュータ3であるATMにキャッシュカード暗証番号の入力、または生体認証情報を読み取らせ、またはその両方の情報を取得し、キャッシュカード暗証番号データまたは、生体認証情報またはその両方を取得する(1)。
【0013】
次に、ステップ53にて、第1のコンピュータ3であるATMは、第2のコンピューター4であるATMホストと(2)、第3のコンピューター5であるマルチチャネル連携システムとを介して(3)、第4のコンピュータ6である勘定系ホストの利用者情報DBに登録してある利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報を利用者情報管理DBより照会し(4)、ステップ54にて利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報整合すれば本人認証が正常に行われた(正当な利用者を判断)として、本人認証を完了し、ステップ56にて第3のコンピューター5であるマルチチャネル連携システムと(5)、第2のコンピューター4であるATMホストを介して(6)、第1のコンピュータ3であるATMに本人認証の完了を通知する(7)。
【0014】
次に、ステップ57にて、第1のコンピュータ3であるATMは、モバイルバンバンキングの登録申込(携帯固有ID登録)、及びインターネットバンキングの利用登録申し込、または既に登録されている登録携帯電話情報である携帯固有IDの更新手続きを行うのかを画面上に表示を行い、利用者に選択させる。
【0015】
次に、ステップ58にて、第1のコンピュータ3であるATMにて、所定の通信方式での無線通信により、携帯電話2より携帯固有ID情報を取得し71(8)、第2のコンピューター4であるATMホストと(9)、第3のコンピューター5であるマルチチャネル連携システムとを介して(10)、第4のコンピュータ6が持っていた利用者情報とを合わせて、第3のコンピュータ5から第5のコンピュータ7へ送信する72(11)。こして、第5のコンピュータ7は、携帯固有ID情報及び利用者情報を取得する73。
【0016】
次に、ステップ100で、インターネットバンキング利用者登録判定及びモバイルバンキングの利用登録および携帯固有ID登録判定を行う。
【0017】
ここでは、利用者情報と、携帯固有IDを第5のコンピュータであるIBシステムに登録する際には、ステップ101にて、不正利用者でないかの判定を行い、不正利用者であればステップ102にて利用登録を中止とする。
【0018】
次に、ステップ101の判定がYESの場合、ステップ103にてインターネットバンキングの利用者登録が第5のコンピュータ7の利用者情報DBに既にされているかを判定し、登録がなければステップ104にてインターネットバンキング登録と同時に、モバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDの登録を行う判定結果を出す。
次に、ステップ103の判定がYESの場合、ステップ105にて第5のコンピュータ7の利用者情報DBにインターネットバンキングの利用者登録が既に完了していて、且つモバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDの登録が完了しているかを判定し、モバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDの登録がなければステップ106にて、モバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDの登録を行う判定結果を出す。
次に、ステップ105の判定がYESの場合、ステップ107にて第5のコンピュータ7の利用者情報DBにインターネットバンキングの利用者登録及びモバイルバンキングの利用登録が既に完了していて、且つ登録されているモバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDが同じかどうかを判定し、モバイルバンキングの利用登録および携帯固有IDの登録データが異なれば、ステップ108にて、携帯固有IDの登録内容更新を行うか、または携帯固有IDの追加登録の判定結果を出す。
【0019】
次に、ステップ107の判定がYESの場合、ステップ109にて第5のコンピュータ7の利用者情報DBにインターネットバンキングの利用者登録が既に完了していて、且つ登録されているモバイルバンキングの利用登録内容及び携帯固有IDが同じであるので、登録済とした結果を出力する。
次に、ステップ60により、判定結果に従って、登録作業す中止するか、インターネットバンキングの利用者登録及びモバイルバンキング利用登録及び携帯固有IDを登録するか、モバイルバンキングの利用登録及び携帯固有IDの登録を行うか、登録済みの携帯固有ID情報を更新するか、携帯固有IDを追加登録をするか、登録済みとして終了するかのいずれかの形において、利用者情報と携帯固有IDとを紐付けてインターネットバンキングの利用者情報DBに、インターネットバンキングの利用者登録及びモバイルバンキング利用登録及び携帯固有IDとして必要な情報を登録する(12)。
【0020】
次に、ステップ61にて、上記登録結果を、第3のコンピューター5であるマルチチャネル連携システムと(13)、第2のコンピューター4であるATMホストを介して(14)、第1のコンピュータ3であるATMに登録判定結果を通知し、画面に表示する(15)。
【0021】
これら手順により、モバイルバンキングの登録が完了し、モバイルバンキングの利用開始(16)までの期間を短縮し、また初回利用時の契約者IDの入力作業を省略を可能とすることで、モバイルバンキングを利用するまでの作業を軽減し、利用開始までに煩雑な手続きや作業が必要と敬遠されがちな、モバイルバンキングの利用を促進できる。
【0022】
なお、第4のコンピュータ6である勘定系ホストの利用者情報DBに登録してある利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報を利用者情報管理DBのデータと、利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報整合するのは、第4のコンピュータ6である勘定系ホストでも構わないし、第3のコンピュータ5であるマルチチャネル連携システムでも構わないし、第2のコンピュータ4であるATMホストでも構わないし、第1のコンピュータ3であるATMでも構わない。またステップ101、103、105、107の順序は、ステップの判定順序を入れ替えても構わない。
【0023】
また、携帯固有IDを取得する際の通信手段は、非接触ICカードで用いられる通信方式、NFC(Near Field Communication)、または近距離無線通信、または赤外線、または無線LAN、またはWiMAX、またはそれらに順ずるワイヤレス通信でも構わない。つまり、本発明の一態様としては、利用者の端末装置に固有IDを保持するICカードを用い、これから通信して固有IDを取得する。
【0024】
また、第1のコンピュータは営業店端末、またはキオスク端末、または情報連携端末でもよく、第1のコンピュータ3と第2のコンピュータ4が同じコンピュータでも構わず、また第2のコンピュータ4と第3のコンピュータ5が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ5と第4のコンピュータ6が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ5と第5のコンピュータ7が同じコンピュータでも構わないものとする。
【実施例2】
【0025】
図2に、本発明の実施例2のシステム構成図を示す。これを構成する各構成要件(装置)は、実施例1の構成に準じるものである。
【0026】
本実施例では、携帯固有ID取得手段及び利用者情報取得手段として、第4のコンピュータ16である勘定系ホストが、利用者情報DBに持つ利用者情報を、第3のコンピュータ15であるマルチチャネル連携システムから、第5のコンピュータ17であるIBシステムへ送信する81。
【0027】
第1のコンピュータ13であるATMに、第5のコンピュータ17であるIBシステムにワンタイムで作成したWebサイトのURLに関する情報を送信情報として作成する82。第1のコンピュータ13であるATMは、携帯電話12の携帯電話ブラウザソフトを起動する通信手段を有し(23)、起動したソフトにより携帯電話12を第5のコンピュータ17であるIBシステムにワンタイムで作成したWebサイトにアクセスさせ83(24)、第5のコンピュータ17であるIBシステムは、アクセス記録から携帯電話12の固有IDを取得し84、第5のコンピュータ17であるIBシステムはそれら情報を紐付けし、インターネットバンキングの利用者情報DBに、インターネットバンキングの利用者登録及びモバイルバンキング利用登録及び携帯固有IDとして必要な情報を登録する(59)。
【0028】
また、第5のコンピュータ17であるIBシステムのWebサイトに携帯電話12でアクセスさせた際に(24)、第1のコンピュータ13であるATMの画面にパスワードを表示させ、第5のコンピュータ17であるIBシステムにワンタイムで作成したWebサイトにアクセスさせた際に、前記パスワードを入力させる事で、セキュリティを確保することも想定する。
【0029】
また、第5のコンピュータ17であるIBシステムは、ワンタイムで作成したWebサイトを作成し、第1のコンピュータ13であるATMが、携帯電話12の携帯電話ブラウザソフトを起動させ、起動したソフトにより携帯電話12を第5のコンピュータ17であるIBシステムアクセスさせるワンタイムで作成したWebサイトのURL情報は、第1のコンピュータ13であるATMが、第5のコンピュータ17であるIBシステムとURLの情報を通信せずに同期的に自動生成することも想定する。
【0030】
また、第1のコンピュータ13であるATMが表示するパスワードは、第5のコンピュータ17であるIBシステムと通信せずに同期的にパスワードを自動生成する方法も想定する。以上、いわゆるワンタイムパスワードを生成する技術で実現できる。
【0031】
なお、第5のコンピュータ17である勘定系ホストの利用者情報DBに登録してある利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報を利用者情報管理DBのデータと、利用者情報及びキャッシュカード暗証番号情報、または利用者固有の生体情報、またはその両方の情報整合するのは、第4のコンピュータ16である勘定系ホストでも構わないし、第3のコンピュータ15であるマルチチャネル連携システムでも構わないし、第2のコンピュータ14であるATMホストでも構わないし、第1のコンピュータ3であるATMでも構わない。
【0032】
また、携帯固有IDを取得する際の通信手段は、非接触ICカード通信方式、またはNFC、または近距離無線通信、または赤外線、または無線LAN、またはWiMAX、またはそれらに順ずるワイヤレス通信でも構わない。
【0033】
また、第1のコンピュータ13は営業店端末、またはキオスク端末、または情報連携端末でもよく、第1のコンピュータ13と第2のコンピュータ14が同じコンピュータでも構わず、また第2のコンピュータ14と第3のコンピュータ15が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ15と第4のコンピュータ16が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ15と第5のコンピュータ17が同じコンピュータでも構わないものとする。
【実施例3】
【0034】
本実施例のシステム構成図は、実施例2と同様に図2である。
本実施例では、携帯固有ID取得手段及び利用者情報取得手段として、第4のコンピュータ16である勘定系ホストが、利用者情報DBに持つ利用者情報を、第3のコンピュータ15であるマルチチャネル連携システムから、第5のコンピュータ17であるIBシステムへ送信する91。
【0035】
第1のコンピュータ13であるATMに、第5のコンピュータ17であるIBシステムにワンタイムで作成したWebサイトのURLに関する情報を表示情報として作成する92。第1のコンピュータ13であるATMの画面に前記WebサイトのURL情報を示したQRコードの表示、若しくはURLを表示する手段を有し93、第5のコンピュータ17であるIBシステムのWebサイトに携帯電話12でアクセスさせ(24)、第5のコンピュータ17であるIBシステムはアクセス記録から携帯電話の携帯固有IDを取得し94、第4のコンピュータ16である勘定系ホストが利用者情報DBに持つ利用者情報を、第2のコンピュータ14であるATMホスト又は第4のコンピュータ16である勘定系ホストから第5のコンピュータ17であるIBシステムへ送信する手段を有し、第5のコンピュータであるIBシステムはそれら情報を紐付けし、インターネットバンキングの利用者情報DBに、インターネットバンキングの利用者登録及びモバイルバンキング利用登録及び携帯固有IDとして必要な情報を登録する(59)。
【0036】
また、第5のコンピュータ17であるIBシステムのWebサイトに携帯電話12でアクセスさせた際に、第1のコンピュータ13であるATMの画面にパスワードを表示させ、第5のコンピュータ17であるIBシステムにワンタイムで作成したWebサイトにアクセスさせた際に、前期パスワードを入力させる事で、セキュリティを確保する。
【0037】
また、第5のコンピュータ17であるIBシステムは、ワンタイムで作成したWebサイトを作成し、第1のコンピュータ13であるATMの画面に前記WebサイトのURL情報を示したQRコードの表示、若しくはURLを表示する手段として、第1のコンピュータ13であるATMが、第5のコンピュータ17であるIBシステムとQRコード情報、またはURLの情報を通信せずに同期的に自動生成することも想定する。
【0038】
また、第1のコンピュータ13であるATMが表示するパスワードは、第5のコンピュータ17であるIBシステムと通信せずに同期的にパスワードを自動生成する方法も想定する。
【0039】
また、第1のコンピュータ13は営業店端末、またはキオスク端末、または情報連携端末でもよく、第1のコンピュータ13と第2のコンピュータ14が同じコンピュータでも構わず、また第2のコンピュータ14と第3のコンピュータ15が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ15と第4のコンピュータ16が同じコンピュータでも構わず、第3のコンピュータ15と第5のコンピュータ17が同じコンピュータでも構わないものとする。
【符号の説明】
【0040】
1…キャッシュカード、2…携帯電話、3…第1のコンピュータ(ATMホスト等)、4…第2のコンピュータ(ATMホスト等)、5…第3のコンピュータ(マルチチャネル連携システム)、6…第4のコンピュータ(勘定系システム)、7…第5のコンピュータ(IBシステム)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットバンキングの利用者を登録するためのインターネットバンキングにおける利用者登録システムにおいて、
前記利用者についての認証を行うための情報を含む利用者情報を記憶している手段と、
前記利用者の操作に応じて、利用者を認証するための情報を受け付ける手段と、
受け付けられた前記情報と前記利用者情報を用いて前記認証を実行する手段と、
前記認証の結果、正当な利用者と判断された場合、前記利用者が前記インターネットバンキングで用いる端末装置を特定する固有IDを取得する手段と、
前記固有IDと、前記利用者を識別する利用者IDを対応付けて登録する手段とを有することを特徴とするインターネットバンキングにおける利用者登録システム。
【請求項2】
請求項1に記載のインターネットバンキングにおける利用者登録システムにおいて、
前記認証を実行する手段は、前記利用者の生体情報を用いた生体認証および前記利用者情報に含まれ、前記利用者がサービスを受けるために用いられる暗証番号と前記利用者から入力された暗号番号の照合のうち、少なくとも一報を用いて、前記認証を実行することを特徴とするインターネットバンキングにおける利用者登録システム。
【請求項3】
請求項1または2のいずれかに記載のインターネットバンキングにおける利用者登録システムにおいて、
さらに、前記認証の結果、正当な利用者と判断された場合、前記固有IDを取得し、予め記憶されたデータに基づいて、取得された固有IDが不正取得されたものか、既に利用者IDと対応付けて登録されているものかを判断する手段を有し、
前記登録する手段は、前記判断の結果、不正取得されず、既に登録されたものでないと判断した場合、前記登録を実行することを特徴とするインターネットバンキングにおける利用者登録システム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のインターネットバンキングにおける利用者登録システムにおいて、
前記端末装置は、前記固有IDを保持するICカードを有し、
前記取得する手段は、前記ICカードから前記固有IDを、無線通信で取得することを特徴とするインターネットバンキングにおける利用者登録システム。
【請求項5】
請求項4に記載のインターネットバンキングにおける利用者登録システムにおいて、
前記端末装置は、携帯電話であり、前記インターネットバンキングとしてモバイルバンキングを実現可能とすることを特徴するインターネットバンキングにおける利用者登録システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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