説明

インターネット端末装置、コンピュータプログラム、及び登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システム

【課題】 登録済みのウェブサイトにリンクした「登録名」を一覧表示する「お気に入り」をユーザの時間別、居所別等に応じた行動パターン,ウェブサイトへのアクセスパターン等に応じて自動的に分類可能にする。
【解決手段】 操作部14が「お気に入り」の表示の指示を受け付けた場合に、計時部15が計時している現在時刻が含まれる時間帯区分が時間帯区分テーブル191から読み出され、読み出された時間帯区分が対応付けられていることを検索条件として操作履歴DB194に記憶されているURLIDを検索し、検索結果として得られたURLIDに対応する登録名を「お気に入り」としてリスト表示する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はウェブサイトをアクセスするためにリスト表示される登録済みのウェブサイトリンクを表示するためのシステム、より具体的には登録済みのウェブサイトリンクの登録名の一覧を見易くするために、ユーザの行動パターン,ウェブサイトへのアクセスパターン等に応じて自動的に分類して表示するためのシステムに関する。またそのようなシステムを単独のインターネット端末装置内で実現したインターネット端末装置及びそのためのコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットに接続可能な種々の端末装置(インターネット端末装置)、たとえばパーソナルコンピュータ,携帯電話機,PDA等において、ユーザが頻繁に閲覧するウェブサイトを予め登録しておくことにより、ウェブサイトのURLをその都度実際に入力することなしにワンクリックで接続可能にするいわゆる「お気に入り」(「ブックマーク」ともいうが、以下においては「お気に入り」という)と称される機能が知られている。「お気に入り」は具体的には、ユーザが予め登録したウェブサイトのURLがリンクされた「登録名」をリスト表示することにより、いずれかの「登録名」をユーザがマウスのクリック等で指定するとそれにリンクしているURLがアクセスされるように構成したリストである。
【0003】
パーソナルコンピュータ用のウェブサイト閲覧用のソフトウェアであるブラウザの場合では、多数のウェブサイトを「お気に入り」に登録してあったとしても表示画面が比較的広いことからかなりの数のウェブサイトの「登録名」を一画面に同時に一覧表示することが可能である。また、パーソナルコンピュータ用のブラウザでは複数のウェブサイトの「登録名」を一つのグループにまとめてサブリスト表示することも可能である。しかし、表示画面が狭い携帯電話機,PDA等の携帯端末装置では一画面に同時に表示可能なウェブサイトの「登録名」の数が限られ、必然的にスクロール機能を利用せざるを得ない。但し、同時に表示可能なウェブサイトの「登録名」の数は表示画面の大きさの面から自ずと限度が有ることは本質的にはパーソナルコンピュータであっても同様である。従って、上述したような携帯電話機における問題は本質的にはパーソナルコンピュータにおいても存在する。
【0004】
ところで、一般的なインターネットユーザがウェブサイトにアクセスする場合、時間帯に応じて特定のウェブサイトへアクセスする傾向があることは容易に理解されることである。たとえば、一般的な勤労者であれば、朝の出勤前の未だ自宅に居る時間帯にはその日の気象情報、ニュース、交通情報等のウェブサイトをアクセスし、昼間の職場に居る時間帯には仕事に関係するウェブサイト、あるいは職場近辺での飲食、ショッピング等の情報に関係するウェブサイトをアクセスし、夕方の退勤時以降の職場でもなく自宅でもない場所に居る時間帯には帰宅のための電車,バスの時刻表(出勤時の電車,バスは毎朝同じであることが多いが帰宅の際は決まっておらず、特に遅くなった場合の終電車,終バス等の時刻を知りたいことが多い)、種々の娯楽のための案内、プロ野球の途中経過/結果等のウェブサイトにアクセスする、という一定のパターンが存在する。
【0005】
このことは時間帯別に限らず、インターネット接続可能な携帯端末装置の位置、より具体的にはそれを携帯するユーザの居所に関しても同様である。たとえば、同じ電車,バスの時刻に関しても、ユーザが自宅に居る場合には自宅の最寄駅,バス停の時刻表のウェブサイトに、職場に居る場合には職場の最寄駅,バス停の時刻表のウェブサイトに、更には通勤の途中で電車,バスの乗換えをするのであればその際には乗換駅,バス停の時刻表のウェブサイトにアクセスする、というパターンが考えられる。なお、乗換駅,バス停の時刻表のウェブサイトにアクセスする場合を考えると、同一の場所(駅,バス停)であっても時間帯によって方向が異なる、即ち朝の時間帯と夜の時間帯とでは乗換の方向が逆になるので、アクセスする時刻表のウェブサイトも異なることになる。
【0006】
このように、多くのインターネットユーザにとっては、時間帯に応じて高頻度でアクセスするウェブサイトがほぼ決まっており、また携帯電話機等のインターネット接続可能な携帯端末装置のユーザにとっては時間帯と現在位置との組み合わせによってほぼ決まっている、というようにパターン化されていることが多い。このようなインターネットユーザのウェブサイトへのアクセス先が時間帯(及び現在位置)によって特定の傾向があることに基づいてユーザの嗜好を学習する装置が特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2002−108918号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら上記の特許文献1に開示されている発明では、たとえばユーザが昼間の時間帯にファストフード店へ頻繁に出入りすることを携帯端末装置の位置情報及び時刻情報から検出し、その時間帯にユーザの現在地近辺のファストフード店の情報(ウェブサイトのコンテンツ)を提供するための発明であり、ユーザにとっては未知のウェブサイトを紹介してもらえるという利点はあるものの、ユーザがその時点でその場所で実際にアクセスしたいウェブサイトへアクセスすることは考慮されてはいない。
【0008】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、登録済みのウェブサイトにリンクした「登録名」を一覧表示する「お気に入り」をユーザの時間別、居所別等に応じた行動パターン,ウェブサイトへのアクセスパターン等に応じて自動的に分類するためのシステム、即ち登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムの提供を目的とする。またそのようなシステムを単独のインターネット端末装置内で実現したインターネット端末装置及びそのためのコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は端的には、ユーザの時間帯別、あるいは居所別のウェブサイトへのアクセスパターンに従って、登録済みのウェブサイトにリンクした「登録名(リンク)」を分類しておき、「お気に入り」を表示するように指示された時点の時間帯又は位置(ユーザの居所)に応じて、分類してある「登録名」を「お気に入り」としてリスト表示することを特徴とする。
【0010】
本発明の第1の発明は、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、絶対時刻を計時する計時手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段と、該時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また本発明の第5の発明は、インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶装置に記憶させる手順と、前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出す手順と、読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の第9の発明は、表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、時刻を計時する計時手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段と、該時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備え、前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記時間帯区分記憶手段と、前記計時手段と、前記時間帯区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする。
【0013】
上述のような本発明の第1の発明に係るインターネット端末装置では、登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻(現在時刻)が含まれる時間帯区分が時間帯区分記憶手段から読み出され、この読み出された時間帯区分と操作部の操作に応じて指定されたリンクとが対応付けられて操作履歴記憶手段に記憶される。そして、リンクの一覧表示の指示が受け付けられると、計時手段が計時している時刻(現在時刻)が含まれる時間帯区分が時間帯区分記憶手段から読み出され、この時間帯区分が対応付けられていることを検索条件として操作履歴記憶手段に記憶されているリンクが検索され、検索条件が一致するリンクが表示手段に一覧表示される。
【0014】
また本発明の第5の発明に係るコンピュータプログラムでは、そのようなコンピュータプログラムをインターネット端末装置にインストールすることにより、第1の発明のインターネット端末装置が実現される。
【0015】
また本発明の第9の発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムでは、第1の発明のインターネット端末装置が備える構成要素のいくつかがインターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置に備えられており、両者間でインターネット通信を行なうことにより、インターネット端末装置が第1の発明のインターネット端末装置と同様のリンクを表示する。
【0016】
本発明の第2の発明は、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、位置を検出する位置検出手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、該位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また本発明の第6の発明は、インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、複数の位置区分の範囲を前記記憶装置に記憶させる手順と、前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出す手順と、読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明の第10の発明は、表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、前記インターネット端末装置の位置を検出する位置検出手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、該位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備え、前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記位置区分記憶手段と、前記位置区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする。
【0019】
上述のような本発明の第2の発明に係るインターネット端末装置では、登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、位置検出手段が検出している位置(現在位置)が含まれる位置区分が位置区分記憶手段から読み出され、この読み出された位置区分と操作部の操作に応じて指定されたリンクとが対応付けられて操作履歴記憶手段に記憶される。そして、リンクの一覧表示の指示が受け付けられると、位置検出手段が計時している位置(現在位置)が含まれる位置区分が位置区分記憶手段から読み出され、この位置区分が対応付けられていることを検索条件として操作履歴記憶手段に記憶されているリンクが検索され、検索条件が一致したリンクが表示手段に一覧表示される。
【0020】
また本発明の第6の発明に係るコンピュータプログラムでは、そのようなコンピュータプログラムをインターネット端末装置にインストールすることにより、第2の発明のインターネット端末装置が実現される。
【0021】
また本発明の第10の発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムでは、第2の発明のインターネット端末装置が備える構成要素のいくつかがインターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置に備えられており、両者間でインターネット通信を行なうことにより、インターネット端末装置が第2の発明のインターネット端末装置と同様のリンクを表示する。
【0022】
本発明の第3の発明は、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、絶対時刻を計時する計時手段と、複数位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、位置を検出する位置検出手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段及び前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、前記時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分及び前記位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
また本発明の第7の発明は、インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶装置に記憶させる手順と、複数の位置区分の範囲を前記記憶装置に記憶させる手順と、前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出す手順と、読み出した時間帯区分と読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
本発明の第11の発明は、表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、時刻を計時する計時手段と、複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、前記インターネット端末装置の位置を検出する位置検出手段と、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段及び前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、前記時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分及び前記位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段とを備え、前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記時間帯区分記憶手段と、前記計時手段と、前記時間帯区分読出手段と、前記位置区分記憶手段と、前記位置区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする。
【0025】
上述のような本発明の第3の発明に係るインターネット端末装置では、登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻(現在時刻)が含まれる時間帯区分が時間帯区分記憶手段から読み出され、位置検出手段が検出している位置(現在位置)が含まれる位置区分が位置区分記憶手段から読み出され、この読み出された時間帯区分と位置区分と操作部の操作に応じて指定されたリンクとが対応付けられて操作履歴記憶手段に記憶される。そして、リンクの一覧表示の指示が受け付けられると、計時手段が計時している時刻(現在時刻)が含まれる時間帯区分が時間帯区分記憶手段から読み出され、位置検出手段が計時している位置(現在位置)が含まれる位置区分が位置区分記憶手段から読み出され、読み出された時間帯区分及び位置区分が共に対応付けられていることを検索条件として操作履歴記憶手段に記憶されているリンクが検索され、検索条件が一致したリンクが表示手段に一覧表示される。
【0026】
また本発明の第7の発明に係るコンピュータプログラムでは、そのようなコンピュータプログラムをインターネット端末装置にインストールすることにより、第3の発明のインターネット端末装置が実現される。
【0027】
また本発明の第11の発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムでは、第3の発明のインターネット端末装置が備える構成要素のいくつかがインターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置に備えられており、両者間でインターネット通信を行なうことにより、インターネット端末装置が第3の発明のインターネット端末装置と同様のリンクを表示する。
【0028】
本発明の第4の発明は第1乃至第3のインターネット端末装置の発明のいずれかにおいて、前記検索手段は、同一リンクが抽出された回数を計数し、前記表示制御手段は、前記検索手段が計数した回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示するようにしてあることを特徴とする。
【0029】
本発明の第8の発明は第5乃至第7のコンピュータプログラムの発明のいずれかにおいて、前記抽出する手順は、同一リンクが抽出された回数を計数する手順を更に含み、前記一覧表示させる手順は、計数回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示する手順を更に含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の第12の発明は第9乃至第11の登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムの発明のいずれかにおいて、前記検索手段は、同一リンクが抽出された回数を計数し、前記表示制御手段は、前記検索手段が計数した回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示するようにしてあることを特徴とする。
【0031】
上述のような本発明の第4の発明に係るインターネット端末装置では第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、登録済みウェブサイトリンク記憶手段に登録されている回数が多い順にリンクが表示手段に一覧表示される。
【0032】
また本発明の第8の発明に係るコンピュータプログラムでは、そのようなコンピュータプログラムをインターネット端末装置にインストールすることにより、第4の発明のインターネット端末装置が実現される。
【0033】
また本発明の第12の発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムでは、第4の発明のインターネット端末装置と同様に、登録済みウェブサイトリンク記憶手段に登録されている回数が多い順にリンクが表示手段に一覧表示される。
【発明の効果】
【0034】
第1の発明に係るインターネット端末装置によれば、リンクの一覧表示が指示された場合に、現在時刻に対応して過去に同一の時間帯にユーザが頻繁にアクセスしたウェブサイトへのリンクが「お気に入り」として表示手段に表示される。
【0035】
第2の発明に係るインターネット端末装置によれば、リンクの一覧表示が指示された場合に、インターネット端末装置の現在位置に対応して過去に同一の位置近辺においてユーザが頻繁にアクセスしたウェブサイトへのリンクが「お気に入り」として表示手段に表示される。
【0036】
第3の発明に係るインターネット端末装置によれば、リンクの一覧表示が指示された場合に、現在時刻及びインターネット端末装置の現在位置に対応して過去に同一の時間帯及び同一の位置近辺においてユーザが頻繁にアクセスしたウェブサイトへのリンクが「お気に入り」として表示手段に表示される。
【0037】
また第4の発明に係るインターネット端末装置によれば第1乃至第3の発明のインターネット端末装置のいずれかにおいて、リンクの一覧表示が指示された場合に、現在時刻、又はインターネット端末装置の現在位置、あるいはその両方に対応してアクセス頻度が高いリンクから順に配列されて「お気に入り」として表示手段に表示される。
【0038】
更に第5乃至第8の発明に係るコンピュータプログラムによれば、種々のインターネット端末装置にインストールすることにより、上述の第1乃至第4の発明のインターネット端末装置が実現される。
【0039】
また更に第9乃至第12の発明の登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムによれば、インターネット端末装置と、これとインターネット通信可能な中央装置(サーバ)との間でインターネット通信を行ないつつ、インターネット端末装置側で全ての構成要素を備えることなしに、インターネット端末装置側では第1乃至第4の発明のインターネット端末装置と同様のリンクの一覧表示を行なうことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の一実施の形態としての端末装置側で全ての処理を実行するように構成したインターネット端末装置について図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインターネット端末装置の一構成例として携帯電話機の内部構成例を示すブロック図である。
【0041】
携帯電話機1は、CPUにより構成される制御部11,インターネット通信可能な通信部12,たとえばGPS等を利用して現在位置を検出するための位置検出部13,テンキー及び十字キー等で構成される操作部14,現在時刻としての絶対時刻(年月日時分秒)を計時する計時部15,制御部11による携帯電話機1の基本的な制御のためのプログラムを記憶したROM16,制御部11による制御に伴なって発生する種々のデータを一時記憶するRAM17,液晶パネル等を利用した表示部18,書き換え可能であり且つ電源が遮断された場合にもデータを保持することが可能な不揮発性メモリ19,通話のためのスピーカ及びマイクロフォン等(図示せず)で構成される通話部等を備えている。なお、RAM17を不揮発性メモリ19で兼用することも可能であり、更にはROM16及びRAM17を不揮発性メモリ19で兼用することも可能である。
【0042】
ところで、不揮発性メモリ19の適宜の記憶領域には以下のようなテーブル及びデータベース、更には本発明に係るコンピュータプログラムとしての「お気に入り」プログラム195が記憶されている。時間帯区分テーブル191は図2の模式図にその記憶内容を示すように、時間帯IDに対応して時間帯区分とその時刻範囲とが予め登録されている。たとえば、時間帯IDが「01」に対応する時間帯区分は「朝」であり、それに対応する時刻範囲は「午前6時から午前9時」である。他はたとえば時間帯ID「02」、「03」、「04」、「05」にそれぞれ対応して時間帯区分(「昼」、「夕方」、「夜」、「深夜」)とそれぞれの時刻範囲(「午前9時から午後5時(17時)」、「午後5時から午後9時」、「午後9時から午前1次」、「午前1時から午前6時」)等が予め登録されている。なお、時間帯区分及びそれぞれに対応する時刻範囲はユーザが自身の行動パターンに合わせて任意に設定可能である。
【0043】
位置区分テーブル192は図3の模式図にその記憶内容を示すように、位置IDに対応して位置区分とその中心位置と範囲(半径はkmで指定)とが予め登録されている。たとえば、位置IDが「01」に対応する位置区分は「自宅」であり、それに対応する中心位置は経緯度(「東経(E)」及び「北緯(N)」)で記憶されており、範囲は半径「3km」である。他はたとえば位置ID「02」、「03」、「04」…にそれぞれ対応して位置区分(「職場」、「乗換駅」、「実家」…)等と、経緯度で表わされる中心位置と、範囲(「3km」、「2km」、「5km」…等)とが予め登録されている。なお、位置区分及びそれぞれに対応する範囲はユーザが自身の行動パターンに合わせて任意に設定可能である。
【0044】
登録済みURLDB193(以下、DBはデータベースを意味する)は図4の模式図にその登録内容を示すように、登録済みURLIDに対応して実際のURLとそれにリンクされた登録名と更新時刻情報とが予め登録されている。たとえば、登録済みURLIDが「0001」に対応するURLは「www.xx.com」であり、それにリンクされている登録名は「気象情報」である。他はたとえば登録済みURLID「0002」、「0003」、「0004」…にそれぞれ対応してURL(「www.yy.com」、「www.zz.ne 」、「www.xyz.or」…等)とそれぞれにリンクした登録名(「○○駅時刻表」、「今朝のニュース」、「○○駅周辺レストラン情報」…等)とそれぞれの更新時刻情報とが予め登録されている。なお、登録名はURLが最初に登録された時点で自動的に登録されるが、その後にユーザが任意に、たとえば英文表記を日本語に、長い登録名を省略形に、等のように変更可能である。
【0045】
なお、更新時刻情報はそれぞれのURLに実際にアクセスした際にアクセス先のウェブサイトから得られるそのサイトの更新時刻の情報であり、NEWフラグはこの更新情報に基づいてそれぞれのウェブサイトの内容が更新されていると判断された場合に「1」にセットされるフラグであり、共に詳細は後述する。
【0046】
操作履歴DB194は図5の模式図にその登録内容を示すように、ログIDに対応して実際にURLにアクセス操作が行なわれた際の履歴が登録されている。具体的には、ログIDに対応して、登録済みURLDB193の登録済みURLIDと、アクセス時刻(アクセス時の計時部15による計時値)と、これに対応する時間帯区分テーブル191の時間帯IDと、アクセス時の位置情報(アクセス時に位置検出部13が検出している位置情報)と、これに対応する位置区分テーブル192の位置IDとが、実際にURLを指定してアクセス操作が行なわれる都度、登録される。たとえば、ログIDが「01」に対応するURLIDは「0001」であり、それに対応するアクセス時刻は「040801071132(西暦2004年8月1日07時(24時制)11分32秒)」であり、時間帯IDは「01」(図2参照)であり、位置情報が経緯度で登録されており、位置IDは「01」(図3参照)である。
【0047】
操作履歴DB194にはこのような操作履歴が多数(但し、過去1週間、1ヶ月等をユーザが指定することも可能)登録されている。
【0048】
「お気に入り」プログラム195は本発明に係るコンピュータプログラムである。前述した如くROM16には制御部11による携帯電話機1の基本的な制御のためのプログラムが記憶されているが、これとは別に後述するように制御部11が「お気に入り」を表示させるためのコンピュータプログラムである「お気に入り」プログラム195が不揮発性メモリ19に予め記憶されている。但し、不揮発性メモリ19ではなく、携帯電話機1の基本的な制御のためのプログラムと共に「お気に入り」プログラムもROM16に記憶させておいてもよいことはいうまでもない。
【0049】
次に、本発明に係るインターネット端末装置の一構成例としての携帯電話機1の動作について、「お気に入り」プログラム195を実行した場合の制御部11による処理手順を示すフローチャートを参照して説明する。なお、ウェブサイトを「お気に入り」に登録する操作自体は従来のこの種のインターネット接続可能な端末装置による場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0050】
まず、図6を参照して、携帯電話機1がウェブサイトにアクセスした場合の制御部11による処理手順について説明する。但し、この場合のURLの指定は既に登録済みのウェブサイトにリンクした登録名、具体的には後述するようにして作成される「お気に入り」に表示される登録名のリスト中の一つの登録名を指定して行なわれる。なおこの図6に示す処理手順は携帯電話機1の制御部11が主として不揮発性メモリ19に予め記憶されている「お気に入り」プログラム195を実行することにより実現される。
【0051】
制御部11は操作部14の操作入力、即ちユーザが何らかの操作入力を操作部14に対して行なうまで待機しており(ステップS11でNO)、操作入力があった場合には(ステップS11でYES)、それがウェブサイトへのアクセスであるか否かを判断する(ステップS12)。操作入力がウェブサイトへのアクセスではなかった場合は(ステップS12でNO)、制御部11は操作入力に応じた処理を実行し(ステップS13)、ステップS11へ処理を戻して次に操作入力があるまで待機する。操作入力がウェブサイトへのアクセスであった場合は(ステップS12でYES)、制御部11は通信部12を制御して指定されたURLへインターネットを通じてアクセスする(ステップS14)。
【0052】
この際、制御部11は計時部15の計時値(現在時刻)を読み込み、これに対応する時間帯IDを時間帯区分テーブル191から読み出す(ステップS15)。また制御部11は位置検出部13のその時点の検出値(現在位置)を読み込み、これに対応する位置IDを位置区分テーブル192から読み出す(ステップS16)。そして制御部11は、アクセスを指定されたURLと、現在時刻と、これに対応する時間帯IDと、現在位置と、これに対応する位置IDとを操作履歴DB194に登録する(ステップS17)。なおその際のログIDは自動的にインクリメントされて付与される。
【0053】
以上のようにして、ユーザが携帯電話機1を操作することにより「お気に入り」、即ち登録済みのウェブサイトにリンクした登録名を指定してウェブサイトにアクセスする都度、操作履歴DB194には新たな操作履歴が新たなログIDを付与されて登録されてゆく。なお、前述したように、操作履歴DB194への操作履歴の登録数は不揮発性メモリ19の容量の面からも無制限にはできないので、上限を設定しておいてオーバフローした場合には古い履歴を消去するFIFO方式を採用することが好ましい。また、オーバフローしない場合にも、過去1週間分、あるいは1ヶ月分のみ記憶しておくというようにユーザが設定することを可能にしてもよい。
【0054】
次に、携帯電話機1において「お気に入り」を表示部18に表示させる際の制御部11による処理手順について、図7以下のフローチャートを参照して説明する。図7は「お気に入り」を携帯電話機1の表示部18に表示させる際の制御部11による処理手順のメインルーチンを示すフローチャートである。なおこの図7に示す処理手順は携帯電話機1の制御部11が主として不揮発性メモリ19に予め記憶されている「お気に入り」プログラム195を実行することにより実現される。
【0055】
制御部11は操作部14の操作入力、即ちユーザが何らかの操作入力を操作部14に対して行なわれるまで待機しており(ステップS21でNO)、操作入力があった場合には(ステップS21でYES)、それが「お気に入り」を表示させるための操作であるか否かを判断する(ステップS22)。操作入力が「お気に入り」を表示させるための操作ではなかった場合は(ステップS22でNO)、制御部11は操作入力に応じた処理を実行し(ステップS23)、ステップS21へ処理を戻して次に操作入力があるまで待機する。操作入力が「お気に入り」を表示させるための操作であった場合は(ステップS22でYES)、制御部11は表示条件の設定を判断する。
【0056】
なお、表示条件の設定は、「時間帯別」、「位置別」、「時間帯及び位置別」の3通りが可能である。これらの表示条件の設定は図示しない処理ルーチンで適時ユーザが設定することが可能であり、設定された表示条件はたとえば不揮発性メモリ19の適宜の記憶領域に記憶される。
【0057】
表示条件として「時間帯別」が設定されている場合(ステップS24でYES)、詳細は後述するが時間帯別表示処理が実行され(ステップS25)、表示条件として「位置別」が設定されている場合(ステップS24でNO、S26でYES)、詳細は後述するが位置別表示処理が実行され(ステップS27)、表示条件として「時間帯及び位置別」が設定されている場合(ステップS26でNO,S28でYES)、詳細は後述するが時間帯及び位置別表示処理が実行され(ステップS29)、表示条件が設定されていない場合(ステップS28でNO)、一般的な表示処理(通常表示処理)が実行される(ステップS30)。
【0058】
ステップS25,S27、S29、S30のいずれかにおいて「お気に入り」が表示された後は、制御部11はステップS21へ処理を戻して次の操作入力を待機する状態になる。従って、この時点で、表示部18に表示されている「お気に入り」のリスト上でいずれかの登録名をユーザが操作部14を操作して指定すれば、指定された登録名にリンクされているURLに制御部11が通信部12からインターネットINを介してアクセスする。
【0059】
なお、通常表示処理は、「お気に入り」が表示される際に基本的にはユーザが登録した順に登録名を表示部18にリスト表示する処理であるが、表示部18の画面上にリストを表示した状態で操作部14を操作することにより、ユーザが任意に表示順序を変更することも可能である。
【0060】
図8はステップS25の時間帯別表示処理のための制御部11による処理手順を示すフローチャートである。前述したように時間帯別表示処理が設定されている状態でユーザが操作部14を操作することにより「お気に入り」を表示させる指示が入力されると、制御部11はまず計時部15の計時値である現在時刻(時,分,秒)を読み込む(ステップS41)。次に制御部11は、読み込んだ現在時刻で時間帯区分テーブル191をサーチして対応する時間帯IDを読み出し(ステップS42)、更にこの読み出した時間帯IDで操作履歴DB194をサーチし、ヒットしたURLIDを計数することによりヒット数順にURLIDをRAM17に一時記憶する(ステップS43)。そして制御部11は一時記憶したヒット数順のURLIDに対応する登録名をヒット数順に登録済みURLDB193から読み出しつつ表示部18に表示する(ステップS44)。
【0061】
以上のような処理手順を制御部11が実行することにより、携帯電話機1の表示部18には「お気に入り」の表示画面に、現在時刻が含まれる時間帯に過去の1週間又は1ヶ月等の期間において最も多くアクセスされた履歴を有するウェブサイトにリンクした登録名からアクセス回数の多い順に配列されて登録名が表示される。たとえば、毎朝午前7時前後にユーザが「気象情報」と「朝のニュース」のウェブサイトにアクセスしているとすると、毎朝午前7時前後にユーザが携帯電話機1の操作部14を操作して「お気に入り」を表示する指示を与えることにより、表示部18には図9(a)の模式図に示すように、「気象情報」又は「朝のニュース」のいずれか一方が最上位に、他方がその次にそれぞれ配列された「朝」の時間区分の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0062】
なお、同一のユーザが同一の携帯電話機1をたとえば「夜」の時間区分に対応する時刻に操作して「お気に入り」を表示させたとすると、図9(b)の模式図に示すように、「○○駅時刻表」、「××駅バス時刻表」、「○○駅周辺飲食店案内」等の登録名が順に配列された「夜」の時間区分の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0063】
図10はステップS27の位置別表示処理のための制御部11による処理手順を示すフローチャートである。前述したように位置別表示処理が設定されている状態でユーザが操作部14を操作することにより「お気に入り」を表示させる指示が入力されると、制御部11はまず位置検出部13の検出値である現在位置(経緯度)を読み込む(ステップS51)。次に制御部11は、読み込んだ現在位置で位置区分テーブル192をサーチして対応する位置IDを読み出し(ステップS52)、更にこの読み出した位置IDで操作履歴DB194をサーチし、ヒットしたURLIDを計数することによりヒット数順にURLIDをRAM17に一時記憶する(ステップS53)。そして制御部11は一時記憶したヒット数順のURLIDに対応する登録名をヒット数順に登録済みURLDB193から読み出しつつ表示部18に表示する(ステップS54)。
【0064】
以上のような処理手順を制御部11が実行することにより、携帯電話機1の表示部18には、現在位置において過去の1週間又は1ヶ月等の期間において最も多くアクセスされた履歴を有するウェブサイトにリンクした登録名からアクセス回数の多い順に配列されて登録名が表示される。たとえば、出勤前にユーザが毎朝自宅で「気象情報」と「朝のニュース」のウェブサイトにアクセスしているとすると、毎朝自宅でユーザが携帯電話機1の操作部14を操作して「お気に入り」を表示する指示を与えることにより、表示部18には図11(a)の模式図に示すように、「気象情報」又は「朝のニュース」のいずれか一方が最上位に、他方がその次にそれぞれ配列された「自宅」の位置区分の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0065】
なお、同一のユーザが同一の携帯電話機1をたとえば「職場」の位置区分に対応する居所で操作して「お気に入り」を表示させたとすると、図11(b)の模式図に示すように、「○○駅時刻表」、「○○駅周辺飲食店案内」、「YY市公共事業入札案内」等の登録名が順に配列された「職場」の位置区分の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0066】
図12はステップS29の時間帯及び位置別表示処理のための制御部11による処理手順を示すフローチャートである。前述したように時間帯及び位置別表示処理が設定されている状態でユーザが操作部14を操作することにより「お気に入り」を表示させる指示が入力されると、制御部11はまず計時部15の計時値である現在時刻(時,分,秒)及び位置検出部13の検出値である現在位置(経緯度)を読み込む(ステップS61)。次に制御部11は、読み込んだ現在時刻で時間帯区分テーブル191を、現在位置で位置区分テーブル192をそれぞれサーチして対応する時間帯ID及び位置IDを読み出し(ステップS62)、更にこの読み出した時間帯ID及び位置IDのAND条件で操作履歴DB194をサーチし、ヒットしたURLIDを計数することによりヒット数順にURLIDをRAM17に一時記憶する(ステップS63)。そして制御部11は一時記憶したヒット数順のURLIDに対応する登録名をヒット数順に登録済みURLDB193から読み出しつつ表示部18に表示する(ステップS64)。
【0067】
以上のような処理手順を制御部11が実行することにより、携帯電話機1の表示部18には「お気に入り」の表示画面に、現在時刻が含まれる時間帯において現在位置で過去の 1週間又は1ヶ月等の期間において最も多くアクセスされた履歴を有するウェブサイトにリンクした登録名からアクセス回数の多い順に登録名が表示される。たとえば、出勤前の午前7時前後にユーザが毎朝自宅で「気象情報」と「朝のニュース」のウェブサイトにアクセスしているとすると、毎朝午前7時前後に自宅でユーザが携帯電話機1の操作部14を操作して「お気に入り」を表示する指示を与えることにより、表示部18には図13(a)の模式図に示すように、「気象情報」又は「朝のニュース」のいずれか一方が最上位に、他方がその次にそれぞれ配列された「朝・自宅」の時間区分及び位置区分別の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0068】
なお、同一のユーザが同一の携帯電話機1をたとえば「夕方・職場」の時間区分及び位置区分別に対応する時刻及び居所で操作して「お気に入り」を表示させたとすると、図13(b)の模式図に示すように、「○○駅時刻表」、「○○駅周辺飲食店案内」、「○○駅周辺レストラン案内」等の登録名が順に配列された「乗換駅」の位置区分の「お気に入り」が画面18Sに表示されることになる。
【0069】
なお、上述の第1の実施の形態では、携帯電話機1をインターネット端末装置として使用する場合について説明したが、その他に携帯型PC、PAD等のような携帯型のインターネット端末装置であってもGPS等の位置検出装置を位置検出部13として備えていれば、上述した携帯電話機1と同様の機能を実現することが可能であることは言うまでもない。また、GPS等の位置検出装置を有していない携帯型のインターネット端末装置及び据え置き型のパーソナルコンピュータでは位置別表示処理は行なえないが、時間帯別表示処理を行なわせることにより利便性が高まることはいうまでもない。
【0070】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。上述した第1の実施の形態では、インターネット端末装置としての携帯電話機1において全ての手順を処理する構成としてあるが、その内の一部を第2の実施の形態では携帯電話機1とインターネット通信可能なサーバ(中央装置)で処理するように構成する。これにより、本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムが実現される。
【0071】
図14は本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムの一構成例としての携帯電話機の内部構成例及びサーバの内部構成例を示すブロック図である。なお本実施の形態では、携帯電話機1には図1に示した第1の実施の形態の構成例の内の不揮発性メモリ19に操作履歴DB194が存在せず、代わりにサーバ側にユーザ別操作履歴DB331が備えられている。以下、具体的に説明する。
【0072】
図14において、携帯電話機1は上述したように、不揮発性メモリ19に操作履歴DB194が存在しない以外は同一構成である。この携帯電話機1はインターネットINを介してインターネット通信が可能であり、具体的にはサーバ3とインターネット通信を行なう。このサーバ3には、インターネット通信可能な通信部32と、CPU及びROM,RAM等で構成される制御部31と、大規模不揮発性記憶装置、たとえばハードディスク装置33が接続されている。このハードディスク装置33にユーザ別操作履歴DB331が記憶されている。
【0073】
ユーザ別操作履歴DB331には、図15にその登録内容の模式図を示すように、各携帯電話機1のユーザ別に一意に割り当てられたユーザIDに対応して各ユーザの図5に示した操作履歴DB194の登録内容と同一の登録内容がそれぞれ登録されている。即ち、第1の実施の形態においてそれぞれの携帯電話機1がそれぞれの操作履歴をそれぞれの操作履歴DB194に登録していたのを、本実施の形態では全ての携帯電話機1の操作履歴をサーバ3のユーザ別操作履歴DB331にユーザ別に登録するように構成されている。このような構成によって、最も記憶容量が必要と考えられる各携帯電話機1での操作履歴を記憶するための記憶容量をそれぞれの携帯電話機1において節約することが可能になる。
【0074】
図16は、本実施の形態において、携帯電話機1がウェブサイトにアクセスした場合の制御部11による処理手順を示すフローチャートであるが、ステップS71からS76までの処理は前述した第1の実施の形態の図6に示したフローチャートのS11からS16までの処理とそれぞれ同一である。ステップS77において、制御部11は、ユーザIDと、アクセスを指定されたURLと、現在時刻と、これに対応する時間帯IDと、現在位置と、これに対応する位置IDとをサーバ3へ送信する。これを受信したサーバ3では、その制御部31がユーザ別操作履歴DB331の対応するユーザIDの操作履歴に新たなログIDを付与して登録する。
【0075】
図17は、第1の実施の形態の図8に示したフローチャートと同様に、本実施の形態において携帯電話機1で時間帯別表示処理を行なう際の携帯電話機1の制御部11及びサーバ3の制御部31の処理手順を示すフローチャートである。
【0076】
ユーザが携帯電話機1の操作部14を操作することにより「お気に入り」を表示させる指示が入力されると、携帯電話機1の制御部11はまず計時部15の計時値である現在時刻(時,分,秒)を読み込む(ステップS81)。次に携帯電話機1の制御部11は、読み込んだ現在時刻で時間帯区分テーブル191をサーチして対応する時間帯IDを読み出し(ステップS82)、更にこの読み出した時間帯IDとユーザIDとを通信部12からインターネットINを介してサーバ3へ送信する(ステップS83)。
【0077】
このようにして携帯電話機1から送信された時間帯IDとユーザIDとをインターネットINから通信部32でサーバ3が受信すると(ステップS84)、サーバ3の制御部31は受信したユーザIDと時間帯IDとでユーザ別操作履歴DB331をサーチし、ヒットしたURLIDを計数することによりヒット数順のURLIDのリストを生成する(ステップS85)。次にサーバ3の制御部31は、生成したリストをユーザIDに対応する端末装置(携帯電話機1)へ通信部32から送信する(ステップS86)。
【0078】
このようにしてサーバ3から送信されたリストを携帯電話機1が受信すると(ステップS87)、携帯電話機1の制御部11は、受信したリストのURLIDに対応する登録名をリスト順に登録済みURLDB193から読み出しつつ表示部18に表示する(ステップS88)。
【0079】
以上のような処理手順を携帯電話機1の制御部11及びサーバ3の制御部31が実行することにより、携帯電話機1の表示部18には、現在時刻が含まれる時間帯に最も多くアクセスされた履歴を有するウェブサイトリンクからアクセス回数の順にウェブサイトのリンクする登録名が表示される。たとえば、毎朝午前7時前後にユーザが「気象情報」と「朝のニュース」のウェブサイトにアクセスしているとすると、毎朝午前7時前後にユーザが携帯電話機1の操作部14を操作して「お気に入り」を表示する指示を与えることにより、前述の図9(a)に示した模式図と同様に、表示部18には「気象情報」又は「朝のニュース」のいずれか一方が最上位に、他方がその次にそれぞれ配列された「お気に入り」画面が表示されることになる。
【0080】
なお上述の図17に示したフローチャートは「時間帯別表示処理」の処理手順であるが、他の「位置別表示処理」及び「時間帯及び位置別表示処理」に関しても、携帯電話機1からユーザID及び時間帯IDをサーバ3へ送信する代わりに、「位置別表示処理」の場合はユーザID及び位置IDを、「時間帯及び位置別表示処理」の場合はユーザID、時間帯ID及び位置IDをそれぞれサーバ3へ送信すれば、同様に「お気に入り」の表示処理が携帯電話機1において行なわれることはいうまでもない。
【0081】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。上述した第2の実施の形態では、携帯電話機1において「お気に入り」の表示処理が指示された場合に「お気に入り」として表示すべき登録名をサーバ3から携帯電話機1へ送信する構成としてあるが、「お気に入り」として表示すべき登録名を予めバックグラウンド処理としてサーバ3から携帯電話機1へ送信しておくように構成することも可能である。第2の実施の形態の場合では、携帯電話機1において「お気に入り」の表示を指示した時点から実際に表示が行なわれるまでにある程度の時間を要することになるが、以下のような第3の実施の形態においては携帯電話機1で「お気に入り」の表示を指示した時点で直ちに表示部18に表示させることが可能になる。以下、具体的に説明する。
【0082】
図18は「時間帯別表示処理」のためのバックグラウンド処理の携帯電話機1の制御部11及びサーバ3の制御部31による処理手順を示すフローチャートである。
【0083】
携帯電話機1では制御部11が操作部14の操作入力、即ちユーザが何らかの操作入力を操作部14に対して行なうか、計時部15の計時値(現在時刻)と時間帯区分テーブル191に記憶されている各時間帯別の時刻範囲とを比較することにより、時間帯区分が変わるまで待機している(ステップS91及びS92でNO)。時間帯区分が変わると(ステップS91でNO、S92でYES)、携帯電話機1の制御部11は計時部15の計時値(現在時刻)に対応する時間帯IDを時間帯区分テーブル191から読み出し、この時間帯IDとユーザIDとを通信部12からインターネットINを介してサーバ3へ送信する(ステップS93)。
【0084】
このようにして携帯電話機1から送信された時間帯IDとユーザIDとをサーバ3がインターネットINを介して通信部32で受信すると(ステップS94)、サーバ3の制御部31は受信したユーザIDと時間帯IDとでユーザ別操作履歴DB331をサーチし、ヒットしたURLIDを計数することによりヒット数順のURLIDのリストを生成する(ステップS95)。次にサーバ3の制御部31は、生成したリストをユーザIDに対応する端末装置(携帯電話機1)へ通信部32からインターネットINを介して送信する(ステップS96)。
【0085】
このようにしてサーバ3から送信されたリストを携帯電話機1がインターネットINから通信部12で受信すると、携帯電話機1の制御部11は、受信したリストをたとえばRAM17に一時記憶する(ステップS97)。この後、携帯電話機1の制御部11はステップS91へ処理を戻して操作部14の操作入力、又は時間帯区分が変わるまで待機する。
【0086】
一方、操作入力があった場合には(ステップS91でYES)、「お気に入り」の表示を指示する操作であるか否かを判断する(ステップS98)。操作入力が「お気に入り」の表示を指示する操作ではなかった場合は(ステップS98でNO)、携帯電話機1の制御部11は操作入力に応じた処理を実行し(ステップS99)、前述同様にステップS91へ処理を戻す。操作入力が「お気に入り」の表示を指示する操作であった場合は(ステップS98でYES)、携帯電話機1の制御部11はRAM17に一時記憶してあるリストのURLIDに対応する登録名をリスト順に登録済みURLDB193から読み出しつつ表示部18に表示する(ステップS100)。
【0087】
以上のような処理手順を携帯電話機1の制御部11及びサーバ3の制御部31が実行することにより、携帯電話機1のRAM17には時間帯区分が変わる都度、現在時刻に対応する時間帯に応じたURLIDのリストがサーバ3から送信されて記憶されているので、その都度サーバ3へのアクセスを行なう必要なしに直ちに「お気に入り」を表示することが可能になる。
【0088】
なお、上述の実施の形態では、サーバ3から携帯電話機1へ送信されたURLIDのリストをRAM17に記憶しておき、必要に応じて登録済みURLDB193をサーチして登録名を表示するようにしているが、URLIDのリストを受信した時点で登録済みURLDB193をサーチして登録名を読み出し、この読み出した登録名をRAM17に記憶しておくようにしてもよい。
【0089】
なお上述の図18に示したフローチャートは「時間帯別表示処理」の処理手順であるが、「位置別表示処理」に関しては携帯電話機1の現在位置(即ちユーザの所在位置)の変化に伴なって位置区分が変化する都度、ユーザIDと位置IDとをサーバへ送信することにより、また「時間帯及び位置別表示処理」に関しては時間帯区分又は携帯電話機1の現在位置(即ちユーザの所在位置)の変化に伴なって位置区分が変化する都度、ユーザIDと時間帯IDと位置IDとをサーバへ送信することにより、同様に「お気に入り」の表示処理が携帯電話機1において行なわれることはいうまでもない。
【0090】
(他の実施の形態)
上述の第2、第3の実施の形態においては、第1の実施の形態において携帯電話機1側に存在する操作履歴DB194をサーバ3側にユーザ別操作履歴DB331として備えさせることにより、各携帯電話機1での操作履歴DB194に必要な記憶容量を節約するように構成している。しかし、時間帯区分テーブル191、位置区分テーブル192、登録済みURLDB193及び操作履歴DB194の全てをユーザIDに対応付けてサーバ3側に備える構成を採ることも可能である。
【0091】
このような構成を採った場合には、各携帯電話機1でウェブサイトへのアクセスが行なわれる都度、その操作履歴(ユーザID,アクセス時刻,現在位置)がサーバへ送信されて登録され、各携帯電話機1において「お気に入り」を表示させる操作が行なわれた場合にはユーザIDがサーバ3へ送信されて「お気に入り」として表示すべきウェブサイトリンクのリストが上述の各実施の形態のいずれかの処理手順と同様の手順でサーバ3側で生成されて携帯電話機1へ送信される。そして、各携帯電話機1ではサーバ3から受信したウェブサイトリンクのリストを「お気に入り」として表示部18に表示するのみの処理でよいことになるので、各携帯電話機1での処理負担が軽減される。
【0092】
なお、上述した各実施の形態においても、インターネット端末装置として携帯電話機を使用した例を示したが、パーソナルコンピュータ,PDA等を利用することも勿論可能である。また、GPS等の位置検出装置を有していない携帯型のインターネット端末装置及び据え置き型のパーソナルコンピュータでは位置別表示処理は行なえないが、時間帯別表示処理を行なわせることにより利便性が高まることはいうまでもない。
【0093】
ところで、図9(a)の模式図において、「気象情報」及び「朝のニュース」の登録名に「NEW」と付加されている。これは、たとえば「気象情報」のウェブサイトをユーザ、具体的にはユーザが使用している携帯電話機1から前回アクセスした時点以降においてその内容が更新されていることを意味する。より具体的には、ウェブサイト自体がその内容が更新された場合の更新時刻の情報を開示しており、外部からそのウェブサイトにアクセスした場合にそのような更新時刻の情報を取得することが可能なウェブサイトを対象としている。
【0094】
たとえば図4にその登録内容を示した登録済みURLDB193の登録内容には「更新時刻情報」が各URLに対応して登録されている。これらの更新時刻情報は上述したように各ウェブサイトにアクセスすることにより取得可能にそれぞれのウェブサイトが構成されている場合に、携帯電話機1の制御部がバックグラウンド処理として登録済みURLDB193に登録されている各URLを定期的にアクセスして取得し、前回取得した更新時刻情報と異なる場合にはそのウェブサイトの内容が更新されたものと見なして、「NEWフラグ」を「1」にセットしておく。そして、「NEWフラグ」が「1」にセットされているウェブサイトの登録名が「お気に入り」にリスト表示される際には登録名に付加して「NEW」が自動的に付加されるように構成されている。
【0095】
このような構成を採ることにより、ユーザにとっては「NEW」が付加されていることを確認した上でアクセスすることにより、前回閲覧した内容が更新されているウェブサイトのみを閲覧することが可能になり、同一の内容を何度も閲覧するという無駄な行為を行なわずに済むことになる。
【0096】
以上に詳述したように、本発明によれば、多数のウェブサイトへのリンクの登録名をユーザの行動パターンに応じて時間帯別、位置別等に分類してその時点の時間帯、居所に応じて選択的に「お気に入り」として表示することが可能になるので、ユーザは無駄な操作を行なう必要なしにその時点の時間帯、居所に対応してアクセス頻度が高いウェブサイトを容易に選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】本発明に係るインターネット端末装置の一構成例として端末装置側で全ての処理を実行するように構成した場合の端末装置の一例としての携帯電話機の内部構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るインターネット端末装置の時間帯区分テーブルの記憶内容を示す模式図である。
【図3】本発明に係るインターネット端末装置の位置区分テーブルの記憶内容を示す模式図である。
【図4】本発明に係るインターネット端末装置の登録済みURLデータベースの登録内容を示す模式図である。
【図5】本発明に係るインターネット端末装置の操作履歴データベースの登録内容を示す模式図である。
【図6】本発明に係るインターネット端末装置の携帯電話機がウェブサイトにアクセスした場合の携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るインターネット端末装置の「お気に入り」を携帯電話機の表示部に表示させる際の携帯電話機の制御部による処理手順のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るインターネット端末装置の時間帯別表示処理のための携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るインターネット端末装置の時間帯別表示処理による「お気に入り」の表示状態を示す模式図である。
【図10】本発明に係るインターネット端末装置の位置別表示処理のための携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るインターネット端末装置の位置別表示処理による「お気に入り」の表示状態を示す模式図である。
【図12】本発明に係るインターネット端末装置の一覧表示システムの時間帯及び位置別表示処理のための携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係るインターネット端末装置の時間帯及び位置別表示処理による「お気に入り」の表示状態を示す模式図である。
【図14】本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムの一構成例としての携帯電話機の内部構成例及びサーバの内部構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムのユーザ別操作履歴データベースの登録内容を示す模式図である。
【図16】本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、携帯電話機がウェブサイトにアクセスした場合の携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて携帯電話機で時間帯別表示処理を行なう際の携帯電話機の制御部及びサーバの制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて「時間帯別表示処理」のためのバックグラウンド処理の携帯電話機の制御部及びサーバの制御部による処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0098】
1 携帯電話機
3 サーバ
11 制御部
12 通信部
13 位置検出部
14 操作部
15 計時部
16 ROM
17 RAM
18 表示部
19 不揮発性メモリ
31 制御部
32 通信部 33 ハードディスク装置
331 ユーザ別操作履歴データベース
191 時間帯区分テーブル
192 位置区分テーブル
193 登録済みURLデータベース
194 操作履歴データベース
195 「お気に入り」プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、
登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、
絶対時刻を計時する計時手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段と、
該時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするインターネット端末装置。
【請求項2】
登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、
登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、
複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、
位置を検出する位置検出手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、
該位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするインターネット端末装置。
【請求項3】
登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示するインターネット端末装置において、
登録済みウェブサイトを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、
絶対時刻を計時する計時手段と、
複数位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、
位置を検出する位置検出手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段及び前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、
前記時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分及び前記位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするインターネット端末装置。
【請求項4】
前記検索手段は、同一リンクが抽出された回数を計数し、
前記表示制御手段は、前記検索手段が計数した回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインターネット端末装置。
【請求項5】
インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶装置に記憶させる手順と、
前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出す手順と、
読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、
一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、
抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項6】
インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、
複数の位置区分の範囲を前記記憶装置に記憶させる手順と、
前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出す手順と、
読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、
一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、
抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項7】
インターネット通信可能なコンピュータに、記憶装置に記憶されている登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを操作部の操作に応じて表示手段に一覧表示させるコンピュータプログラムにおいて、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶装置に記憶させる手順と、
複数の位置区分の範囲を前記記憶装置に記憶させる手順と、
前記記憶装置に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出す手順と、
読み出した時間帯区分と読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて前記記憶装置に記憶させる手順と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける手順と、
一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記記憶装置から読み出し、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記記憶装置から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記記憶装置に記憶されているリンクから抽出する手順と、
抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示させる手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記抽出する手順は、同一リンクが抽出された回数を計数する手順を更に含み、
前記一覧表示させる手順は、計数回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示する手順を更に含むこと
を特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、
時刻を計時する計時手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段と、
該時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備え、
前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記時間帯区分記憶手段と、前記計時手段と、前記時間帯区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システム。
【請求項10】
表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、
複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、
前記インターネット端末装置の位置を検出する位置検出手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、
該位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した位置区分が対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備え、
前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記位置区分記憶手段と、前記位置区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システム。
【請求項11】
表示部及び操作部を備えた前記インターネット端末装置と、該インターネット端末装置とインターネット通信可能な中央装置とを含み、登録済みウェブサイトにアクセスするためのリンクを記憶した登録済みウェブサイトリンク記憶手段が記憶しているリンクを前記インターネット端末装置が備える前記操作部の操作に応じて前記表示手段に一覧表示する登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システムにおいて、
複数の時間帯区分の開始及び終了時刻を記憶した時間帯区分記憶手段と、
時刻を計時する計時手段と、
複数の位置区分の範囲を記憶した位置区分記憶手段と、
前記インターネット端末装置の位置を検出する位置検出手段と、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段に記憶されているリンクのいずれかが前記操作部の操作に応じて指定された場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出す時間帯区分読出手段及び前記位置検出手段が検出している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出す位置区分読出手段と、
前記時間帯区分読出手段が読み出した時間帯区分及び前記位置区分読出手段が読み出した位置区分と前記操作部の操作に応じて指定されたリンクとを対応付けて記憶する操作履歴記憶手段と、
リンクの一覧表示の指示を受け付ける受付手段と、
該受付手段が一覧表示の指示を受け付けた場合に、前記計時手段が計時している時刻が含まれる時間帯区分を前記時間帯区分記憶手段から読み出し、前記位置検出手段が計時している位置が含まれる位置区分を前記位置区分記憶手段から読み出し、読み出した時間帯区分及び読み出した位置区分が共に対応付けられているリンクを前記操作履歴記憶手段に記憶されているリンクから抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出されたリンクを前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と
を備え、
前記受付手段と、前記表示制御手段とが前記インターネット端末装置に備えられており、
前記登録済みウェブサイトリンク記憶手段と、前記時間帯区分記憶手段と、前記計時手段と、前記時間帯区分読出手段と、前記位置区分記憶手段と、前記位置区分読出手段と、前記操作履歴記憶手段と、前記検索手段とが、前記インターネット端末装置又は前記中央装置のいずれかに備えられていることを特徴とする登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システム。
【請求項12】
前記検索手段は、同一リンクが抽出された回数を計数し、
前記表示制御手段は、前記検索手段が計数した回数の多い順にリンクを前記表示手段に一覧表示するようにしてあること
を特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の登録済みウェブサイトリンクの一覧表示システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate