説明

インモールド成形方法、並びに当該成形方法に使用する位置合わせステーションおよびシート材

【課題】シート材からインモールドラベルを打ち抜いて使用するインモールド成形方法において、低コストで、最終製品表面における「ラベル」の位置を正確に位置合わせする。
【解決手段】シート材2からインモールドラベル5を打ち抜いて、打ち抜かれたインモールドラベル5をロボットアームで成形型60内に配置する工程を含むインモールド成形方法に使用するラベル位置合わせステーション30。このラベル位置合わせステーション30は、打ち抜かれたインモールドラベルが置かれるテーブル31と、テーブルの周囲に配置され、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備え、テーブル中心に向かう前進およびテーブル中心から遠ざかる後退が可能な進退壁32とを備える。進退壁32が後退した状態でテーブル面上にインモールドラベル5が置かれた後、進退壁32が前進することで、テーブル面に対するインモールドラベル5の相対位置が所望位置に合わせられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インモールド成形方法に関する。さらに詳しくは、当該方法において使用する位置合わせステーションおよびシート材にも関する。
【背景技術】
【0002】
成形型を使用して、自動車部品、その他の射出成形部品を製造するに際して、インモールド成形方法は、従来から知られている方法である(例えば、特許文献1)。インモールド成形方法では、最終製品の表面に付すべき「注意書」や「説明書」、その他をラベルの形態で、予め成形型内に配置しておく。その後、成形型に材料を導入して射出成形を行うことで、成形部品の表面にラベルが配置・固定される。
【0003】
このように使用されるラベルは、特に「インモールドラベル」と呼ばれており、本明細書でも、この用語を使用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−162763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インモールド成形を利用する生産ラインにおいては、一般的に、複数のインモールドラベルを打抜き可能に保持したシート材のロールを用意し、打抜きステーションにおいて、各インモールドラベルを打ち抜く。そして、打ち抜いたインモールドラベルを、ロボットアーム等を用いて成形型内にまで搬送する。
【0006】
このとき、最終製品表面における「ラベル」の位置を正確に位置合わせするには、打ち抜いたインモールドラベルを、ロボットアームに対してやはり正確な位置精度をもって受け渡す必要がある。
本発明は、このような正確な位置合わせを低コストで実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた「ラベル位置合わせステーション」を提供する。
本発明の「ラベル位置合わせステーション」は、「打ち抜かれたインモールドラベルが置かれるテーブル」と「テーブルの周囲に配置され、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備え、テーブル中心に向かう前進およびテーブル中心から遠ざかる後退が可能な進退壁」とを備える。
進退壁が後退した状態でテーブル面上にインモールドラベルが置かれた後、進退壁が前進することで、テーブル面に対するインモールドラベルの相対位置が所望位置に合わせられる。
【0008】
さらに本発明により、上記「ラベル位置合わせステーション」を使用した「インモールド成形方法」が提供される。
本発明の「インモールド成形方法」は、次の第1から第4のステップを含む。
第1ステップでは、インモールドラベルを打抜き可能に保持したシート材を、打抜きステーションへと供給して打ち抜く。
第2ステップでは、打抜きステーションにて打ち抜いたインモールドラベルをロボットアームで保持して、ラベル位置合わせステーションへ運ぶ。
第3ステップでは、ラベル位置合わせステーションにおいて、運ばれてきたインモールドラベルの位置を調整する。
第4ステップでは、位置調整されたインモールドラベルをロボットアームで保持してラベル位置合わせステーションから取り出し、成形型内に運ぶ。
【0009】
第3ステップにおいて、上記「ラベル位置合わせステーション」が使用される。すなわち、ロボットアームがインモールドラベルをテーブルの上に置いた後、テーブルの周囲に配置され、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備えた進退壁が、テーブル中心に向かって前進することで、テーブル面に対するインモールドラベルの相対位置が所望位置に合わせられる。
【0010】
本発明においては、進退壁がテーブルの側面に当接したとき、インモールドラベルが上記所望位置に合うこととなるように、テーブルの形状を定めておくことが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
上記「ラベル位置合わせステーション」によれば、テーブル面に対して相対移動する進退壁の停止位置を制御することで、種々のサイズのインモールドラベルを、テーブル面に対して相対的に位置決めすることが可能となる。
したがって、当該「ラベル位置合わせステーション」からインモールドラベルを成形型まで運ぶロボットアームとの関係を考慮して進退壁の停止位置を予め決めておくことで、各インモールドラベルの成形型内での位置決めを正確に行うことができる(特に、進退壁がテーブルの側面に当接したときに位置決めが完了することとなるように、テーブルの形状を定めた場合、停止位置の制御はさらに簡単となる)。
すなわち、その前段階でシート材からインモールドラベルを打ち抜く「打抜きステーション」自体の構成に高い精度が不要となり、当該「打抜きステーション」を対象となるインモールドラベルの寸法に対して余裕をもって構成することができる。つまり、製造コスト低減という点で有利である。
特に、複数種類のインモールドラベルを扱う生産ラインでは、ラベルの種類毎に打抜きステーションを交換することが必要となるが、複数存在する打抜きステーションのそれぞれを緩い精度で製造し、1つのラベル位置合わせステーションを汎用的に使用すれば、コスト削減効果がより大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態が適用された製造ラインの全体を示す概略斜視図。
【図2】図1の製造ラインで使用されるシート材を説明する図。
【図3】図1の製造ライン中の打抜きステーションおよび第1ロボットアームを説明する部分断面斜視図。
【図4】図1の製造ライン中のラベル位置合わせステーションを説明する図。
【図5】図1の製造ライン中の受渡しステーションを説明する図。
【図6】図1の製造ライン中の第2ロボットアームおよび成形型を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明を適用した製造ラインの全体を概略的に示している。
【0014】
図1を参照して、製造ラインの全体を簡単に説明すると、実施形態のインモールド成形方法においては、ロール1から引き出したシート材2から、打抜きステーション10において、インモールドラベル5を打ち抜く。打ち抜かれたインモールドラベル5を、第1ロボットアーム20で、ラベル位置合わせステーション30へと運び、ここで、インモールドラベル5の位置調整を行う。
その後、第1ロボットアーム20は、インモールドラベル5を受渡しステーション40へと運び、ここで、インモールドラベル5を第2ロボットアーム50に受け渡す。最後に、第2ロボットアーム50が、インモールドラベル5を成形型60内にセットし、型締めおよび射出成形が行われ、これでインモールド成形が完了する。
【0015】
以下に各工程を詳しく説明するが、最初に、インモールドラベルを保持したシート材について説明する。
【0016】
≪インモールドラベルを保持したシート材≫
図2に拡大して示したように、インモールドラベル5は、シート材2中で、ミシン目6で囲まれていて、シート材2から打ち抜き可能となっている。ミシン目6は、交互に繰り返す貫通スリット6aと連結部(止め)6bとで構成される。図示した例では、シート材の長手方向に沿って2列にインモールドラベル5が配置されていて、これがロール状に巻かれて、生産ラインにセットされる。
シート材における、具体的なミシン目の構造やインモールドラベルの配列は、図示したものに限られず、適宜変更することが可能である。
【0017】
シート材2には、各インモールドラベル5の近傍位置にそれぞれ、光電管マーク3およびトンボ4が付されている。これらは、一般的に知られたもので、光電管マーク3は、シート材の位置合わせ用のセンサ(図示せず)がこれを読み取り、トンボ4は、インモールドラベルの位置(図示の例では、中心位置)を示している。
【0018】
次に、実施形態のインモールド成形方法の各ステップを詳しく説明する。このインモールド成形方法は、大きく分けて、次の4つのステップに分けて考えることができる。
【0019】
≪第1ステップ≫
ロール状にセットしたシート材2を、一般的に知られたコンベヤシステム等で引き出して、図3の打抜きステーション10へと供給する。打抜きステーション10もまた、一般的に知られた構造を有するもので、挟持部11と打抜き上昇台12とを備える。
図3に一部断面図で示しているように、挟持部11は、シート材2を上下から挟み込んで保持する上下の部材11a、11bで構成され、各部材11a、11bには、打ち抜かれるインモールドラベル5の形状に対応した開口15が形成されている。
ロール1から引き出されたシート材2が所定位置に来ると、挟持部11がシート材2を挟持する。このとき、インモールドラベル5は開口15内に位置し、その状態で、打抜き上昇台12が下方から上昇して開口15に入り込み、インモールドラベル5を打ち抜く。図3では、手前側に位置するインモールドラベル5だけが打ち抜かれた状態を図示している。
【0020】
≪第2ステップ≫
打抜きステーション10にて打ち抜いたインモールドラベル5を、ロボットアーム20で保持して、ラベル位置合わせステーション30へ運ぶ。図3では、打ち抜いたインモールドラベル5の上方にロボットアーム20の先端部21を図示している。先端部21は、図中には現れないが、下面に負圧吸引孔を備えており、負圧による吸引力を利用してインモールドラベル5を保持する。
その後、ロボットアーム20は、インモールドラベル5を、図4に示したラベル位置合わせステーション30へと運ぶ。
【0021】
≪第3ステップ≫
ラベル位置合わせステーション30において、運ばれてきたインモールドラベル5の位置を調整する。
図4は、ラベル位置合わせステーション30を拡大して示している。ラベル位置合わせステーション30は、中央のテーブル31とその周囲に配置した進退壁32とで構成される。図示した例では、テーブル31の周囲に4つの進退壁32a〜dが配置されている。各進退壁は、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備えていて、モータ等の駆動機構33a〜dにより可動(進退可能)とされている。
【0022】
各進退壁32a〜dが、テーブル中心から遠ざかる方向に後退した状態で、第1ロボットアーム20がインモールドラベル5をテーブル31上に置く。上述したように第1ロボットアーム20は、その先端部21にインモールドラベル5を負圧吸引により保持しているが、この吸引を開放することで、インモールドラベル5は、テーブル31上に位置することができる。
インモールドラベル5がテーブル31上に置かれた後、進退壁32a〜dがテーブル中心に向かって前進し、これにより、インモールドラベル5は、テーブル面に対する相対位置が調整される(所望位置に合わされる)。
【0023】
テーブル面の形状(面積的な拡がり)は、インモールドラベル5との関係で、次のように定めることが好ましい。すなわち、進退壁32がテーブル31の側面34に当接したとき、インモールドラベル5が上記所望位置に合うこととなるように、テーブル31の形状を定めておく。
例えば、テーブルの形状とインモールドラベル5の形状とが実質的に合同の関係にある場合には、進退壁32がテーブル31の側面34に当接したとき、必然的に、テーブル面に対するインモールドラベル5の相対位置が決まる。また、テーブルの形状とインモールドラベル5の形状とが合同の関係になくても、両者の大まかな輪郭形状が共通していれば同等の効果を得ることができる。
このような構成を採用すれば、進退壁32がテーブル側面34に当接した時点で、インモールドラベル5の位置決めが終了するので、位置制御が簡単となる。
【0024】
なお、インモールドラベル5のサイズがテーブル31をはみ出て存在する場合でも、進退壁32がテーブル側面34からどれだけの距離にあるときに位置決めが完了するのかを計算しておけば、コントローラを用いた位置制御により位置決めは可能となる。しかしながら、制御の簡単さという点で、上に説明したように、進退壁がテーブルの側面に当接したとき、インモールドラベルが上記所望位置に合うこととなるように、テーブルの形状を定めておくことが好ましい。
【0025】
テーブル31の表面にも負圧吸引孔35を形成することが好ましく、その場合には、ロボットアームの先端部21の場合と同様に、負圧による吸引を利用して、インモールドラベル5を吸着することができる。
テーブル31上に置かれたインモールドラベル5が進退壁32a〜dによって位置合わせされるまでは、吸引孔35による負圧吸引はオフとされており、インモールドラベル5の位置合わせが終了した後、負圧吸引がオンとなる。これにより、調整されたインモールドラベル5の位置が固定され、後述するように、さらに第1ロボットアーム20で搬送される。
【0026】
ラベル位置合わせステーション30の存在理由は、次の通りである。すなわち、打抜きステーション10でインモールドラベル5を打ち抜いた時点では、ラベルの位置精度として厳しいものを要求することはせずに、取り敢えず打ち抜いておき、これをラベル位置合わせステーション30において正確に位置合わせする。
このような構成を採用すると、打抜きステーション10自体には高い精度が要求されないので、打抜きステーション10を対象となるインモールドラベルの寸法に対して余裕をもって構成することができる。つまり、製造コスト低減という点で有利である。
上に説明したように、ラベル位置合わせステーション30自体は、中央のテーブルとその周囲の進退(可動)壁とで構成されるもので、それ程の精度は要求されない。
特に、複数種類のインモールドラベルを扱う生産ラインでは、ラベルの種類毎に打抜きステーション10を交換することが必要となるが、複数存在する打抜きステーション10のそれぞれを緩い精度で製造し、1つのラベル位置合わせステーション30を汎用的に使用すれば、コスト削減効果がより大きい。
【0027】
≪第4ステップ≫
ラベル位置合わせステーション30で位置合わせされたインモールドラベル5は、再度第1ロボットアーム20に保持されて、受渡しステーション40へ運ばれる。図5は、ロボットアーム先端部21に吸引保持されたインモールドラベル5が、受渡しステーション40に保持される直前の状態を示している。
受渡しステーション40は、インモールドラベル5を第1ロボットアーム20から、第2ロボットアーム50へ受け渡すための中継点である。第1ロボットアーム20が受渡しステーション40にインモールドラベル5を渡した後、図1に示した第2ロボットアーム50が、受渡しステーション40からインモールドラベル5を受け取る。
受渡しステーション40も、負圧吸引孔45を備えており、負圧による吸引を利用してインモールドラベル5を保持することができる。
【0028】
図6(a)は、第2ロボットアーム50の先端部51が一方の成形型60aに接近した状態を示し、図6(b)は、それを反対側から見た状態を示している。第2ロボットアーム50の先端部51も、第1ロボットアーム20の場合と同様に、吸引孔を用いた負圧吸引により、インモールドラベル5を保持する。
図6(a)、(b)の状態からさらに、アーム先端部51が成形型60aに接近してキャビティ65内に入り込み、インモールドラベル5を配置する。インモールドラベル5は、キャビティ65内の所定位置に、負圧吸引を利用して固定され、その後、型締めおよび射出成形が行われる。
【0029】
≪ロボットアームを1台だけ使用する変形例≫
以上に説明した実施形態では、2台のロボットアーム20および50を使用して、受渡しステーション40において、インモールドラベル5の受け渡しをしていた。すなわち、ラベル位置合わせステーション30からインモールドラベル5を取り出すためのロボットアーム(第1)と、インモールドラベル5を成形型60内に運ぶためのロボットアーム(第2)とが、別々のロボットアームであった。
このような構成を採用する場合には、それぞれに必要な機能に特化したロボットアームを使用できるというメリットがある。また、2台のロボットで作業を分担できるため、成形サイクルの短縮が可能となり、大量生産に適している。
【0030】
しかしながら、受渡しステーション40および第2ロボットアーム50を省略することも可能である。その場合には、ラベル位置合わせステーション30から、直接、1台のロボットアームによって、インモールドラベル5が成形型60へと運ばれることとなる。この場合は、ロボットアームが1台だけで足りるので、設備投資に対するコストパフォーマンスという点で優れる。
【符号の説明】
【0031】
1 ロール
2 シート材
3 光電管マーク
4 トンボ
5 インモールドラベル
6 ミシン目
10 打抜きステーション
11 挟持部
12 打抜き上昇台
15 開口
20 第1ロボットアーム
21 アーム先端部
30 ラベル位置合わせステーション
31 テーブル
32a〜d 進退壁
33a〜d 駆動機構
34 テーブル側面
35 負圧吸引孔
40 受渡しステーション
45 負圧吸引孔
50 第2ロボットアーム
51 アーム先端部
60 成形型
65 キャビティ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート材(2)からインモールドラベル(5)を打ち抜いて、打ち抜かれたインモールドラベル(5)をロボットアームで成形型(60)内に配置する工程を含むインモールド成形方法に使用するラベル位置合わせステーション(30)であって、

当該ラベル位置合わせステーション(30)は、
打ち抜かれたインモールドラベルが置かれるテーブル(31)と、
テーブルの周囲に配置され、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備え、テーブル中心に向かう前進およびテーブル中心から遠ざかる後退が可能な進退壁(32)と、を備え、
進退壁(32)が後退した状態でテーブル面上にインモールドラベル(5)が置かれた後、進退壁(32)が前進することで、テーブル面に対するインモールドラベル(5)の相対位置を所望位置に合わせることを特徴とする、ラベル位置合わせステーション。
【請求項2】
上記進退壁(32)がテーブル(31)の側面(34)に当接したとき、インモールドラベル(5)が上記所望位置に合うこととなるように、テーブル(31)の形状が定められている、請求項1記載のラベル位置合わせステーション。
【請求項3】
インモールドラベル(5)を打抜き可能に保持したシート材(2)を、打抜きステーション(10)へと供給して打ち抜く第1ステップと、
打抜きステーション(10)にて打ち抜いたインモールドラベル(5)をロボットアームで保持して、ラベル位置合わせステーション(30)へ運ぶ第2ステップと、
ラベル位置合わせステーション(30)において、運ばれてきたインモールドラベル(5)の位置を調整する第3ステップと、
位置調整されたインモールドラベル(5)をロボットアームで保持してラベル位置合わせステーション(30)から取り出し、成形型(60)内に運ぶ第4ステップとを含む、インモールド成形方法であって、

第3ステップにおいては、ロボットアームがインモールドラベル(5)をテーブル(31)の上に置いた後、
テーブル(31)の周囲に配置され、テーブル面に対してほぼ直交する壁面を備えた進退壁(32)が、テーブル中心に向かって前進することで、テーブル面に対するインモールドラベル(5)の相対位置が所望位置に合わせられることを特徴とする、インモールド成形方法。
【請求項4】
上記第3ステップにおいて、進退壁(32)がテーブル中心に向かって前進し、当該テーブル(31)の側壁(34)に当接したとき、インモールドラベル(5)が上記所望位置に合わせられる、請求項3記載のインモールド成形方法。
【請求項5】
上記第4ステップにおいて、インモールドラベルをラベル位置合わせステーションから取り出すロボットアーム(20)と、同インモールドラベルを成形型内に運ぶロボットアーム(50)とが、別々のロボットアームであって、
両ロボットアーム(20、50)が、受渡しステーション(40)を介して、インモールドラベル(5)を受け渡しする、請求項3または4記載のインモールド成形方法。
【請求項6】
請求項3〜5のいずれか1つに記載のインモールド成形方法において使用されるシート材(2)であって、
上記インモールドラベル(5)は、シート材(2)中で、交互に繰り返す貫通スリット(6a)と連結部(6b)と構成されるミシン目(6)で囲まれて、シート材(2)から打ち抜き可能に構成されており、
シート材(2)上の各インモールドラベル(5)の近傍位置に、それぞれ、光電管マーク(3)および当該インモールドラベルの位置を示すトンボ(4)が設けられていることを特徴とする、シート材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−103443(P2013−103443A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249809(P2011−249809)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(000106988)シミズ工業株式会社 (4)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】