説明

エアゾール歯みがき剤

本発明は、液化ガスが2-8重量%の非炭化水素と2-6重量%の炭化水素の噴射剤を含有することを特徴とする、高含水率の水系システム、特定の粒径の研磨剤および液化ガス噴射剤を含むエアゾール歯みがき剤を提供する。本発明は、液化ガス噴射剤および粒状研磨剤を含有する流動性混合物を含み、粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、歯みがき剤を提供する。本発明の別の態様では、水、粒状研磨剤および液化ガス噴射剤を含み、噴射剤が2-8重量%の非炭化水素および2-6重量%の液化炭化水素の噴射剤を含み、粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、エアゾール歯みがきを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯みがき剤、特に安定でかつ制御可能な泡として歯ブラシ上に歯みがき剤を小出しすることが可能な加圧容器内に貯蔵され得る歯みがき剤に関する。
【背景技術】
【0002】
歯みがきは、通常、歯みがきを押し出すことができる押しつぶし可能な容器内に入れた練り粉、即ち練り歯みがきとして提供されている。例えば、DE-A-100 08 834、DE-A-100 08 836およびDE-A-100 08 837に開示されているように、泡として歯みがき剤を提供することも公知である。このような歯みがき剤は、一般に、歯みがきを容器から押し出し、発泡させて泡を形成する周囲温度未満の沸点を有する噴射剤(通常は液化ガス)とともに、1種以上の研磨剤、増粘剤、香料等を含有する流動性混合物からなる。これら従来技術の歯みがき剤に含まれる噴射剤は、後発泡効果(post-foaming effect)を示す。
【0003】
この種の歯みがき剤を用いて、実用的であるだけでなく、小出しの際に即時の視覚効果を奏する発泡性歯みがきを提供することは、特に重要である。日本特許出願公告51-12593は、速潰性泡沫(rapidly collapsing foam)エアゾール製品用の二相水中油型エマルジョン剤を開示する。このエマルジョン剤は基本成分ならびに70-95重量%のジメチルエーテル(DME)と30-5重量%の水に不溶性の液化ガス(例えばフルオロカーボン、LPガス、塩化ビニルおよび塩化メチル等)を含有する混合噴射液を含む。この噴射液システムは、マニキュア液またはヘヤースプレーのような速潰性泡沫を必要とする製品にとって重要である。
【0004】
エアゾール歯みがき剤を用いて、特に表面積が小さい歯ブラシのヘッド上で制御可能となるように泡の生成と発泡を制御することは非常に重要である。また、多くのエアゾール製品でみられるアクチュエータ上およびアクチュエータ周囲における後垂れの影響により、使用できなくなる魅力のない製品が得られる可能性がある。したがって、重要なこととして、いったん歯ブラシの上に小出しされたらその製品は著しく膨らんではならず、後垂れを起こしてはいけない。この制御と審美的な魅力によって、製品はユーザーに喜ばれ、受け入れられることになる。
【0005】
歯みがき剤は一般に水を多く含み、より一般的に使用されている多くの噴射剤、例えば炭化水素噴射剤は水とたいして混和しないため、許容可能な発泡性歯みがき製品の処方は当業者にとって難題となる。その結果、多くの噴射液で、許容可能な発泡性歯みがき剤、特に水系の単一相である歯みがき剤は得られない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、非常に安定な泡を生成し、上記の問題を全て回避する適切な噴射剤システムを伴う発泡性歯みがき剤を提供することにある。
【0007】
本明細書において「泡」という用語は、噴射剤の非常に多くの小さい蒸気の泡が分散した粘性のある液体物質を意味する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、水、粒状研磨剤および噴射剤を含み、当該噴射剤が2-8重量%の非炭化水素および2-6重量%の炭化水素の噴射剤を含むことを特徴とするエアゾール歯みがき剤を提供する。
【0009】
本発明の別の態様では、水、液化ガス噴射剤および粒状研磨剤を含み、当該粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンで、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、流動性混合物であるエアゾール歯みがき剤を提供する。
【0010】
本発明の第3の態様では、水、粒状研磨剤および液化ガス噴射剤を含み、当該噴射剤が2-8重量%の非炭化水素および2-6重量%の炭化水素の噴射剤を含み、当該粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンで、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、エアゾール歯みがきを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
適切な液化ガス噴射剤には、非炭化水素および炭化水素の噴射剤が含まれる。これら噴射剤は、エアゾール剤の当業者に周知である。
【0012】
適切な非炭化水素噴射剤には、ジメチルエーテル(DME)、クロロフルオロカーボン(CFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)、ヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、窒素、二酸化炭素、亜酸化窒素および圧縮空気が含まれる。好ましい非炭化水素噴射剤はDMEである。DMEは、水系製品に溶解するために噴射剤として有用である。
【0013】
適切な炭化水素の噴射剤は、約16-105 psiの範囲にある圧力を生じさせる。この圧力を生じさせることができる多くの噴射剤が公知であるが、n-ブタン、i-プロパンおよびn-プロパンの混合物を含む商品「ブタン(Butane) 30」が好適である。実験結果から、歯みがき剤がn-ブタン等の炭化水素噴射剤と非炭化水素噴射剤のDMEとの混合物を含む場合には、泡の著しい膨らみや潰れが全くない、特に安定な泡を有する最適化された製品が実現することが判明している。
【0014】
適切な液化炭化水素の噴射剤には、1種以上のC3〜C5炭化水素(HC)、例えばプロパン、n-ブタンまたはブタン 22が含まれる。
【0015】
一般に、最大総重量が8重量%、より好ましくは5重量%の噴射剤を用いる。好ましくは、本発明の歯みがき剤は、2-5重量%の液化ガスのような噴射剤を含み得る。
【0016】
歯みがき剤は、一般に、貯蔵温度で液化噴射剤の蒸気圧に対応する圧力下にて、放出弁装着容器内に貯蔵されており、弁が開くと歯みがき剤が泡として、例えば歯ブラシのヘッド上に放出される。
【0017】
一般に、弁を開き、歯みがき剤の流れを管理することができるアクチュエータ装置を容器に備え付けることができる。
【0018】
研磨剤は、一般に、全混合物の1-10重量%であり、粒径は5-40ミクロンの範囲にある。好ましくは、歯みがき剤は、9重量%以下、例えば3-7重量%の研磨剤、特に好ましくは4.5-6重量%、典型的には約5重量%である。研磨剤の粒径は5-40ミクロン、好ましくは30ミクロン以下、より好ましくは10ミクロン以下の範囲である。好適には、少なくとも1種のより硬質でない、および少なくとも1種のより硬質の粒状研磨剤混合物が用いられ、一般に、より硬質のものとより硬質でないものとの割合は1:1-5の範囲、好適には1:2.5-3.5の範囲にある。好適には、研磨剤の材料は、1種のシリカまたは複数のシリカの組合せであってもよい。また、より硬質でないおよびより硬質の研磨剤は、軟質のおよび硬質の研磨剤と呼ぶこともでき、これは研磨剤粒子の硬度を明確に言及することになるであろう。適切なシリカには、Zeodent 124TM(硬質の)およびZeodent 623TM(軟質の)として公知のものが含まれる。研磨剤の当該割合と粒径で、弁を通る歯みがき剤の流れ出し適性と効果的な歯の洗浄との組合せが最適になる。
【0019】
また歯みがき剤は、好ましくは、下記のものを1種以上含む。
【0020】
1種以上の湿潤剤。一般に、その割合は25-75重量%、好ましくは、45-55重量%、特に好ましくは50+2重量%である。乾燥から歯みがき剤を守り、粘稠性(consistency)を付与し、寒さから守るために湿潤剤を添加する。適切な湿潤剤には、ソルビトールおよびグリセロールが含まれる。好適には、ソルビトールとグリセロールの混合物が用いられ、例えばソルビトールとグリセロールの割合は1:1.5-1.5:1の範囲にある。用いられ得る他の湿潤剤には、キシリトール、マンニトール、1,2-プロピレングリコールまたはこれらのポリオール混合物が含まれる。
【0021】
1種以上のスラリー化剤/沈殿防止(懸濁)剤。一般に、その割合は1-5重量%、好ましくは、2-3重量%である。好ましいスラリー化剤は、例えば分子量が200-800の範囲、典型的には約300であるポリエチレングリコールである。
【0022】
1種以上の表面活性剤。一般に、発泡が表面活性剤の一特性であるために発泡剤として表面活性剤を用いることができる。この点で表面活性剤は発泡剤と呼ばれることがある。適切な表面活性剤には、例えば、アルキル鎖中に12-18個の炭素原子を有するアルキル硫酸ナトリウム等(例えばラウリル硫酸ナトリウム等)のアニオン性表面活性剤が含まれる。双極性イオンの、両性のおよび非イオン性表面活性剤も用いることができる。複数の表面活性剤の混合物を用いることができる。好適には、表面活性剤は歯みがき剤の0.1-3.0重量%、好ましくは1-2重量%で含まれ得る。
【0023】
1種以上の増粘剤。一般に、増粘剤により泡に粘性(body)が加わる。一般的な増粘剤には、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)およびヒドロキシメチルセルロース(HMC)およびアクリルポリマー Carbopolが含まれる。好ましい増粘剤には、多糖であるキサンタン・ガムおよび/または増粘シリカであるZeodent 163が含まれる。一般に、増粘剤は歯みがき剤の0.1-4.0重量%、典型的には0.2-3.0重量%で含まれる。キサンタン・ガムおよびZeodent 163を使用すると、改良された流れ性と質感を備えた、よりクリーミーな泡となり得る。
【0024】
1種以上のpH 調整剤。調整剤により、好ましくはpHが6.0-10.0、特に好ましくは約 pH 8.0に保持される。このような歯みがき剤を入れておくために通常用いられるブリキ板の、アルミニウムのまたはラッカー塗りがされていてもよい容器の腐食を回避するためにこのようなpHは適していることが見出されている。適切なpH 調整剤は水酸化ナトリウムである。
【0025】
1種以上の他の添加剤。例えば、甘味料、着色剤、保存料、香料、染料等がある。一般に、この添加剤は歯みがき剤に対して最大約 2重量%まで含有される。
【0026】
本発明のこのような組成物には、歯みがき組成物中に従来用いられている他の活性剤も含まれていてもよく、例えば:抗菌剤、抗プラーク剤(例えばクロルヘキシジンまたはトリクロサン等);抗歯石剤(例えばテトラ-またはジ-アルカリ金属ピロリン酸塩、またはそれらの混合物、アルカリ金属トリポリリン酸塩またはアザシクロヘプタンジホスホン酸塩);神経デポラライザ(nerve depolariser)、細管オクルダー(tubule occluder)または鉱化剤として作用する抗刺激剤(anti-sensitivity agent)がある。これらの薬剤には、例えば、酢酸ストロンチウム、塩化ストロンチウムまたはカリウム塩(例えば硝酸カリウム、塩化カリウムまたはクエン酸カリウム等); 鉱物成分再補給剤、白色化剤(例えばテトラ-またはジ-アルカリ金属ピロリン酸塩またはリン酸塩または過酸化物等)、ビタミン、フッ化物(例えば、フッ化ナトリウム)が含まれ、一般に、歯みがき剤の最大約 0.5重量%まで含まれる。このような薬剤は、所望の治療効果を提供する水準で含まれる。
【0027】
これら材料種の他の多くの例は、従来技術、例えば、DE-A-100 08 837にて公知であり、当該出願の内容は単に実例としての目的で本明細書に組み込まれる。
【0028】
歯みがき剤が流動性混合物となるためには、歯みがき剤の残りには水が含まれ、一般に、歯みがき剤は、歯みがき剤の約 25-50重量%、好ましくは30-40重量%の水を含有する。
【0029】
したがって、本発明の典型的な歯みがき剤は以下のものを含む: 1種以上の湿潤剤(45-55重量%)、スラリー化剤(2-3重量%)、表面活性剤(1-2重量%)、研磨剤(3-7重量%、好ましくは3-5重量%)、増粘剤(0.2-0.5重量%)、香料、活性化剤および甘味料(0-2重量%)、適宜8.5+/- 0.2のpHを付与するためのpH 調整剤、水(30-40重量%、好ましくは35 +/- 1重量%)。中間生成物歯みがき剤としても公知である流動性歯みがき剤は、好ましくは、小出し用の弁を備えた金属製またはプラスチック製の容器に充填される。ここで歯みがき剤と、25-70、好ましくは40-60 psiの圧力を付与する噴射剤との割合は95-97重量%:3-5重量%である。
【0030】
上記の好ましい材料とそれらの割合も、歯みがき剤の流れおよびハンドリングを改良する一因となる。
【0031】
最終生成物の観察結果を以下に示した:
【表1】

【0032】
「ごくわずかに脹れる泡」は、歯ブラシのヘッド上に小出しにしたときに、小さいがほんのわずかな脹れを示すかもしれない泡として定義することができる。
【0033】
本発明の歯みがき剤を製造するための典型的な方法には、下記の工程が含まれ得る:
1. 適切な量の水を混合容器に添加する工程、
2. 甘味料および活性剤を当該添加した水に添加し、溶解または縣濁するまで攪拌する工程、
3. 湿潤剤を添加し、均一になるまで攪拌する工程、
4. 研磨剤を篩にかけ、あらゆる塊りを粉砕する工程(500ミクロン篩が一般に適切である)、
5. 混合しながら混合物に研磨剤をゆっくり添加する工程、
6. 増粘剤およびスラリー化剤をスラリーにし、混合物に添加し、均一になるまで攪拌する工程、
7. 混合する工程(適宜、ミキサーに移送する工程)、
8. 香料、染料および発泡剤をスラリーにし、混合物に添加し、均一になるまで混合する工程、
9. pHを調整する工程、ならびに、
10. 均一になるまで混合する工程。
【0034】
その後、この流動性混合物を、適切な量の噴射剤と一緒に適切な弁装着容器に充填することができる。
【0035】
内圧により歯ブラシ上に歯みがき剤を放出することが可能となるように容器の弁を開くことを必要とする一般的な従来の方法で歯みがき剤を用いることができる。また、本発明は、上記歯みがき剤が入っている弁装着容器も提供する。
【実施例】
【0036】
実施例により本発明を記載する。
【0037】
実施例 1
下記組成を有する歯みがき剤を調製した:
機能 成分 重量%
湿潤剤 ソルビトール 70%(非結晶) 28.000
湿潤剤 グリセリン 22.00
沈殿防止剤 PEG 6 2.500
発泡剤 Empicol 0303 30%溶液 5.000
甘味料 サッカリンナトリウム 0.300
活性剤 フッ化ナトリウム 0.306
香料 香料 1.000
研磨剤(硬質) Zeodent 124* 1.330
研磨剤(軟質) Zeodent 623* 3.670
増粘剤 キサンタン(Keltrol F) 0.250
pH 調整剤 35% NaOH溶液 0.250
染料 染料 0.003
水 合計が100.000になるまでの残量
噴射剤 ブタン 2.000
噴射剤 DME 3.000
*Zeodent 124およびZeoent 623は、Huber社(アメリカ)の商標名である。
【0038】
実施例 2
下記組成を有する歯みがき剤を調製した:
機能 成分 重量%
湿潤剤 ソルビトール 70%(非結晶) 28.000
湿潤剤 グリセリン 22.00
沈殿防止剤 PEG 6 2.500
発泡剤 Empicol 0303 30%溶液 5.000
甘味料 サッカリンナトリウム 0.300
活性剤 フッ化ナトリウム 0.306
香料 香料 1.000
研磨剤(硬質) Zeodent 124 1.330
研磨剤(軟質) Zeodent 623 3.670
増粘剤 Zeodent 163 3.000
pH 調整剤 35% NaOH溶液 0.250
染料 染料 0.003
水 合計が100.000になるまでの残量
噴射剤 ブタン 3.000
噴射剤 DME 2.000
*Zeodent 124およびZeoent 623およびZeodent 163 は、Huber社(アメリカ)の商標名である。
【0039】
実施例 3
下記組成を有する歯みがき剤を調製した:
機能 成分 重量%
湿潤剤 ソルビトール 70%(非結晶) 28.000
湿潤剤 グリセリン 22.00
沈殿防止剤 PEG 6 2.500
発泡剤 Empicol 0303 固体 1.500
甘味料 サッカリンナトリウム 0.300
活性剤 フッ化ナトリウム 0.306
香料 香料 1.000
研磨剤(硬質) Zeodent 124 1.330
研磨剤(軟質) Zeodent 623 3.670
増粘剤 Zeodent 163 3.000
増粘剤 キサンタン(Keltrol F) 0.250
染料 染料 0.003
水 合計が100.000になるまでの残量
噴射剤 ブタン 3.000
噴射剤 DME 2.000
*Zeodent 124およびZeoent 623およびZeodent 163 は、Huber社(アメリカ)の商標名である。
【0040】
下記工程を含む上記方法により流動性歯みがき剤を製造した。
【0041】
1. 適切な量の水を混合容器に添加する工程、
2. 甘味料および活性剤を当該添加した水に添加し、Heidolphサーキュラーパドルスターラーを用いて溶解するまで混合する工程、
3. グリセロールおよびソルビトールを当該バッチに添加し、該Heidolphサーキュラーパドルスターラーを用いて溶解するまで混合する工程、
4. 研磨剤を篩にかけ、あらゆる塊りを粉砕する工程(500ミクロン篩が一般に適切である)、
5. Heidolphサーキュラーパドルスターラーを用いて混合しながら、混合物に研磨剤をゆっくり添加する工程、
6. 増粘剤およびスラリー化剤をスラリーにし、混合物に添加し、均一になるまで攪拌する工程、
7. Ultra Turruxミキサーに移送し、5分間混合する工程、
8. 香料および発泡剤をスラリーにし、該混合物に添加し、Heidolphサーキュラーパドルスターラーを用いて均一になるまで混合する工程、
9. NaOHを用いてpHが8(+/- 0.5)になるまで調整する工程、
10. Heidolphで均一になるまで混合する工程。
【0042】
この流動性混合物と噴射剤を95:5または97:3 w/w 比にて弁装着容器中に充填した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水、粒状研磨剤および噴射剤を含み、当該噴射剤が2-8重量%の非炭化水素および2-6重量%の炭化水素の噴射剤を含むことを特徴とする、エアゾール歯みがき剤。
【請求項2】
非炭化水素噴射剤が、ジメチルエーテル(DME)、クロロフルオロカーボン(CFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)またはヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、窒素、二酸化炭素、亜酸化窒素または圧縮空気を含む、請求項1に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項3】
非炭化水素噴射剤がジメチルエーテル(DME)を含む、請求項2に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項4】
炭化水素噴射剤が、1種以上の例えばプロパン、n-ブタンまたはブタン 22等のC3〜C5炭化水素(HC)を含む、請求項1に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項5】
噴射剤が95:5または97:3 w/w比の非炭化水素と液化炭化水素の噴射剤を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項6】
水、液化ガス噴射剤および粒状研磨剤を含み、当該粒状研磨剤が当該混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、流動性混合物であるエアゾール歯みがき剤。
【請求項7】
より硬質のおよびより硬質でない研磨剤が1:1-5の割合である、請求項6に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項8】
粒状研磨剤がシリカである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項9】
研磨剤の粒径が30ミクロン未満である、請求項8に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項10】
研磨剤の粒径が10ミクロン未満である、請求項9に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項11】
水、粒状研磨剤および液化ガス噴射剤を含み、当該噴射剤が2-8重量%の非炭化水素および2-6重量%の炭化水素の噴射剤を含み、当該粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質のおよびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、エアゾール歯みがき剤。
【請求項12】
水が歯みがき剤の25-50重量%で含まれる、上記請求項1〜11のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項13】
湿潤剤をさらに含む、請求項12に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項14】
沈殿防止剤をさらに含む、請求項13に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項15】
表面活性剤をさらに含む、請求項14に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項16】
キサンタン・ガムおよびZeodent 163をさらに含む、上記請求項1〜15のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項17】
45-55重量%の湿潤剤、0.1-4重量%の沈殿防止剤、1-5重量%の表面活性剤、3-7重量%の研磨剤、残りが水および3-5重量%の噴射剤を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項18】
上記歯みがき剤入りの弁装着容器を含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水、粒状研磨剤および噴射剤を含むエアゾール歯みがき剤であって、歯みがき剤の2-8重量%である非炭化水素および歯みがき剤の2-6重量%である炭化水素の噴射剤を含む4-14重量%の噴射剤を含有することを特徴とする、当該エアゾール歯みがき剤。
【請求項2】
非炭化水素噴射剤が、ジメチルエーテル(DME)、クロロフルオロカーボン(CFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)またはヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、窒素、二酸化炭素、亜酸化窒素または圧縮空気からなる、請求項1に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項3】
非炭化水素噴射剤がジメチルエーテル(DME)からなる、請求項2に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項4】
炭化水素噴射剤が、1種以上の例えばプロパン、n-ブタンまたはブタン 22等のC3〜C5炭化水素(HC)からなる、請求項1に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項5】
25-70 psiの圧力を提供する3-5重量%の噴射剤を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項6】
水、液化ガス噴射剤および粒状研磨剤を含む流動性混合物であり、粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質およびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、エアゾール歯みがき剤。
【請求項7】
より硬質およびより硬質でない研磨剤が1:1-5の割合である、請求項6に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項8】
粒状研磨剤がシリカである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項9】
研磨剤の粒径が30ミクロン未満である、請求項8に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項10】
研磨剤の粒径が10ミクロン未満である、請求項9に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項11】
水、粒状研磨剤および液化ガス噴射剤を含み、当該歯みがき剤が、歯みがき剤の2-8重量%である非炭化水素および歯みがき剤の2-6重量%である炭化水素の噴射剤を含む4-14重量%の噴射剤を含み、粒状研磨剤が混合物の1-10重量%で含まれ、粒径が5-40ミクロンの範囲にあり、より硬質およびより硬質でない研磨剤の組合せを含むことを特徴とする、エアゾール歯みがき剤。
【請求項12】
水が歯みがき剤の25-50重量%で含まれる、請求項1〜11のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項13】
湿潤剤をさらに含む、請求項12に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項14】
沈殿防止剤をさらに含む、請求項13に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項15】
表面活性剤をさらに含む、請求項14に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項16】
キサンタン・ガムおよびZeodent 163をさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項17】
45-55重量%の湿潤剤、0.1-4重量%の沈殿防止剤、1-5重量%の表面活性剤、3-7重量%の研磨剤、残りの水、および3-5重量%の噴射剤を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。
【請求項18】
当該歯みがき剤入りの弁装着容器を含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載のエアゾール歯みがき剤。

【公表番号】特表2006−500329(P2006−500329A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−522331(P2004−522331)
【出願日】平成15年7月22日(2003.7.22)
【国際出願番号】PCT/GB2003/003150
【国際公開番号】WO2004/009049
【国際公開日】平成16年1月29日(2004.1.29)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】