エアフィルタ
【課題】本発明はエアフィルタに関するもので、複数の種類のプリーツからなるエアフィルタのコストを低減することを目的とするものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、第1のプリーツ2と、2つの第2のプリーツ3とから形成し、第1のプリーツ2をプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段4を設け、この第1の形状保持手段4は第1のプリーツ2の表面に備え、第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設け、この第2の形状保持手段8は第2のプリーツの通風路端面部7の両側に備え、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの第2のプリーツ3の第2の形状保持手段8とを連結する連結手段14を設け、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定する固定手段18を備えたものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、第1のプリーツ2と、2つの第2のプリーツ3とから形成し、第1のプリーツ2をプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段4を設け、この第1の形状保持手段4は第1のプリーツ2の表面に備え、第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設け、この第2の形状保持手段8は第2のプリーツの通風路端面部7の両側に備え、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの第2のプリーツ3の第2の形状保持手段8とを連結する連結手段14を設け、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定する固定手段18を備えたものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機などに組み込まれるエアフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のエアフィルタの構成は以下のようになっていた。
【0003】
すなわち、複数のフィルタエレメントを、同じフィルタホルダに同一平面上に並べて個別に着脱可能に保持し、1つのユニットにしたものであった(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献1に記載されている)。
【特許文献1】特開2002−204914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例における課題は、エアフィルタのコストが高いということであった。
【0005】
すなわち、従来の物においては、複数の機能の異なるフィルタをフィルタエレメントとしてフィルタホルダ内に保持しているものであった。つまり、機能の異なるフィルタをそれぞれ個別のフィルタエレメントとして組み上げ、更に、別部品であるフィルタホルダに固定していたので、材料および組み立て工数が増え、エアフィルタのコストが高くなるという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、エアフィルタのコストを低減することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そしてこの目的を達成するために本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備え、これにより、初期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0008】
以上のように本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備えたものであり、複数の種類の濾材からなるエアフィルタを安価に提供することができる。
【0009】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部の両側に、第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設けているので、この第2の形状保持手段が第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの第2のプリーツの第2の形状保持手段とを連結する部分であると共に、エアフィルタの外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0010】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施形態のエアフィルタ1は、2種類のプリーツであるガラス濾材で構成する第1のプリーツ2と、静電濾材で構成する第2のプリーツ3とが並列に連結し形成されているものである。つまり、空気が流れると第1のプリーツ2または第2のプリーツ3のどちらか一方を通過するものである。
【0013】
以下に、このエアフィルタ1の組立方法、および構成について説明する。
【0014】
まず、図2(a)に示すように、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材をプリーツ形状に折り、第1の形状保持手段4であるプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持する。つまり、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に接着剤A6を流し込み、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との所定の距離を維持するものである。また、図2(b)に示すように、第2のプリーツ3に使用する静電濾材をプリーツ形状に折り、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を第2の形状保持手段8である接着剤B9と形状保持枠10とで固定する。つまり、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で形状保持枠10に固定するものである。これにより、ガラス濾材のプリーツ形状の第1のプリーツ2と、静電濾材のプリーツ形状の第2のプリーツ3とが形成される。
【0015】
なお、第1のプリーツ2と第2のプリーツ3との寸法関係は、プリーツ形状の折り目方向5の長さが、第2のプリーツ3より第1のプリーツ2の方が長いものであり、プリーツ形状の折り目方向5に直交した方向の長さと、プリーツ形状の折り高さ11が、第1のプリーツ2と第2のプリーツ3とではほぼ同じ長さである。
【0016】
次に、図2(c)に示すように、この第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結する。つまり、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを連結手段14によって連結する。これにより、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となる。この連結手段14は、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13に塗布した接着剤B9で、その接着剤B9によって形状保持枠10と第1のプリーツの通風路端面部12の両側とを固定するものである。
【0017】
これにより、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17が同一面に連結されることとなる。なお、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17とは、プリーツ形状の折り目方向5と平行な外周側面でプリーツの表面が位置し、第1のプリーツの通風路端面部12と第2のプリーツの通風路端面部7とは、プリーツ形状の折り目方向5に対して垂直方向の外周側面でプリーツの端面が位置するものである。
【0018】
最後に、図3(a)、(b)に示すように、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定手段18によって固定する。この固定手段18は、2つの固定枠19と、この固定枠19に塗布した接着剤B9とから形成されている。この固定枠19は、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を覆う横長四角形状である。この固定枠19に接着剤B9を塗布し、この接着剤B9が乾燥しないうちに、第1のプリーツ2および2つの第2のプリーツ3の一方の側面部を押し当て固定する。そして、他方の側面部も同様に、固定枠19と接着剤B9とで固定する。
【0019】
以上の構成において、本実施形態の特徴は、第1のプリーツ2と、2つの第2のプリーツ3とから形成し、前記第1のプリーツ2をプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段4を設け、この第1の形状保持手段4は前記第1のプリーツ2の表面に備え、前記第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設け、この第2の形状保持手段8は前記第2のプリーツの通風路端面部7の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの前記第2のプリーツ3の前記第2の形状保持手段8とを連結する連結手段14を設け、前記第1のプリーツ2および2つの前記第2のプリーツ3の両側の側面部を固定する固定手段18を備えたものである。
【0020】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に、第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設けているので、この第2の形状保持手段8が第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの第2のプリーツ3の第2の形状保持手段8とを連結する部分であると共に、エアフィルタ1の外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0021】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【0022】
また、第1のプリーツ2に使用する濾材はガラス濾材で、第2のプリーツ3に使用する濾材は静電濾材で構成されたものである。具体的には、第1のプリーツ2に使用する濾材はガラス繊維とバインダーから成るものである。第2のプリーツ3に使用する濾材は基材部分の層と帯電加工した層から成るものである。
【0023】
すなわち、静電濾材はガラス濾材より分厚く、硬いため濾材自体に強度があり、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を固定することにより、1つの第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とを連結した連結プリーツ部材15の外側が、内側に比べて丈夫になる。つまり、新たな補強部品を設けること無く、連結プリーツ部材15の強度を向上することができる。
【0024】
また、図2(a)に示すように、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目ピッチの長さは、第2のプリーツ3のプリーツ形状の折り目ピッチの長さより短く、第1の形状保持手段4は、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤で形成したものである。具体的には、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材をプリーツ形状に折り、複数の第1の形状保持手段4であるプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持するものである。
【0025】
すなわち、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材は第2のプリーツ3に使用する静電濾材より薄く、濾材の弾力性で劣るものであるが、第2のプリーツ3に使用する静電濾材でのプリーツ形状の折り目ピッチの長さより短いピッチで第1のプリーツ2に使用するガラス濾材を折り、第1の形状保持手段4である複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持するので、新たな補強部品を設けること無く、プリーツ形状としての第1のプリーツ2の強度を向上することが出来る。
【0026】
また、図2(b)、(c)に示すように、第2のプリーツ3のプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目方向5の長さより短く、第2の形状保持手段8は、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に接着剤B9で固定した形状保持枠10で形成したものである。具体的には、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結し、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となっている。ここで、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5は、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5と同じであるが、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さより短いものである。例えば、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さと、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さとの比は、約5対1である。そして、プリーツ形状の折り目方向5の長さが短い第2のプリーツ3でのプリーツ形状を保持する第2の形状保持手段8を、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に接着剤B9で固定した形状保持枠10で形成したものである。
【0027】
すなわち、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さより短く、第2のプリーツ3に使用する静電濾材は第1のプリーツ2に使用するガラス濾材より分厚く、濾材に弾力性があるので、例えば、第1の形状保持手段4のように複数列に塗布された接着剤A6を、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に流し込み、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との所定の距離を維持し、プリーツ形状を保持するのではなく、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で形状保持枠10に固定することにより、第2のプリーツ3でのプリーツ形状を保持することができる。結果として、第1の形状保持手段4のように複数列に塗布された接着剤A6を、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に流し込む作業が無いので、組立工数を低減することができる。
【0028】
また、図2(b)、(c)および図3に示すように、連結手段14は、接着剤B9で形成し、固定手段18は、固定枠19と接着剤B9で形成したものである。具体的には、連結手段14は、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結する。つまり、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを連結手段14によって連結する。これにより、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となる。この連結手段14は、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13に塗布した接着剤B9で、その接着剤B9によって形状保持枠10と第1のプリーツの通風路端面部12の両側とを固定するものである。そして、固定手段18は、連結プリーツ部材15である第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定手段18によって固定する。この固定手段18は、2つの固定枠19と、この第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部とから形成されている。この固定枠19は、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を覆う横長四角形状である。この固定枠19に接着剤B9を塗布し、この接着剤B9が乾燥しないうちに、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3の一方の側面部を押し当て固定する。そして、他方の側面部も同様に、固定枠19接着剤B9とで固定するものである。
【0029】
すなわち、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを接着剤B9で固定し、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を接着剤B9を塗布した固定枠19で固定するので、どちらも接着剤B9で固定するので、隙間無く確実に固定することができる。
【0030】
なお、第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13は不職布やパッキンなどが付いたものであれば、第1のプリーツの通風路端面部12の両側との連結に接着剤B9を必要としなくなり、より材料と工数低減が可能となる。
【0031】
なお、第1のプリーツの通風路端面部12の両側にも第2の形状保持手段8のような形状保持枠10を貼り付けてもよい。
【0032】
なお、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3の側面部を片側につき1枚の固定枠19にて固定する、すなわち同時に固定するとしているが、第1のプリーツの側面部16あるいは第2のプリーツの側面部17を別々の固定枠19にて固定してもよい。
【0033】
また、接着剤B9はホットメルトやボンドなどである。これにより、接着剤B9の乾燥時間を調整できるので、更に、隙間無く確実に固定することができる。
【0034】
また、図4に示すように、固定手段18と形状保持枠10とを囲むように固定する外枠部20を設け、この外枠部20は、折り返し部21を備えたものである。具体的には、連結プリーツ部材15の側周部、つまり連結プリーツ部材15である第1のプリーツの側面部16および第2のプリーツの側面部17の両側を固定する固定手段18と、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で固定する形状保持枠10の一方とを外枠部20で囲むように固定するものである。この外枠部20には折り返し部21を備え、この折り返し部21は、連結プリーツ部材15である第1のプリーツ2および第2のプリーツ3と、固定手段18および形状保持枠10の一方とからなる辺部を覆うものである。
【0035】
すなわち、外枠部20の折り返し部21は、第1のプリーツ2および第2のプリーツ3と、固定手段18および形状保持枠10の一方とからなる辺部を覆うので、この辺部から接着剤B9が溢れている場合にも、その接着剤B9を外枠部20の折り返し部21が覆い隠すので、接着剤B9の量がばらつき、隙間ができた場合にも、その隙間でのリークを低減することができる。
【0036】
また、外枠部20の色はダーク系の色である。具体的には、外枠部20の色は黒色である。これにより、外枠部20は黒色でありプリーツ部は白色であるため境界が視覚的に明確になり、組立時に誤ってプリーツ部を触るのを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの両側の側面部を固定する固定手段を備えたものであり、複数の種類のプリーツからなるエアフィルタを安価に提供することができる。
【0038】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部の両側に、第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設けているので、この第2の形状保持手段が第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの第2のプリーツの第2の形状保持手段とを連結する部分であると共に、エアフィルタの外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0039】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【0040】
従って、家庭用や事務所用などの、空気調和機などに組み込まれるエアフィルタして活用が期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態1のエアフィルタの概略図
【図2】本発明の実施の形態1のエアフィルタの概略図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図、(c)同エアフィルタの概略図、)
【図3】本発明の実施の形態1のエアフィルタを示す図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図)
【図4】本発明の実施の形態1のエアフィルタを示す図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図)
【符号の説明】
【0042】
1 エアフィルタ
2 第1のプリーツ
3 第2のプリーツ
4 第1の形状保持手段
5 折り目方向
6 接着剤A
7 第2のプリーツの通風路端面部
8 第2の形状保持手段
9 接着剤B
10 形状保持枠
11 折り高さ
12 第1のプリーツの通風路端面部
13 外側面部
14 連結手段
15 連結プリーツ部材
16 第1のプリーツの側面部
17 第2のプリーツの側面部
18 固定手段
19 固定枠
20 外枠部
21 折り返し部
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機などに組み込まれるエアフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のエアフィルタの構成は以下のようになっていた。
【0003】
すなわち、複数のフィルタエレメントを、同じフィルタホルダに同一平面上に並べて個別に着脱可能に保持し、1つのユニットにしたものであった(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献1に記載されている)。
【特許文献1】特開2002−204914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例における課題は、エアフィルタのコストが高いということであった。
【0005】
すなわち、従来の物においては、複数の機能の異なるフィルタをフィルタエレメントとしてフィルタホルダ内に保持しているものであった。つまり、機能の異なるフィルタをそれぞれ個別のフィルタエレメントとして組み上げ、更に、別部品であるフィルタホルダに固定していたので、材料および組み立て工数が増え、エアフィルタのコストが高くなるという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、エアフィルタのコストを低減することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そしてこの目的を達成するために本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備え、これにより、初期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0008】
以上のように本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備えたものであり、複数の種類の濾材からなるエアフィルタを安価に提供することができる。
【0009】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部の両側に、第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設けているので、この第2の形状保持手段が第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの第2のプリーツの第2の形状保持手段とを連結する部分であると共に、エアフィルタの外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0010】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施形態のエアフィルタ1は、2種類のプリーツであるガラス濾材で構成する第1のプリーツ2と、静電濾材で構成する第2のプリーツ3とが並列に連結し形成されているものである。つまり、空気が流れると第1のプリーツ2または第2のプリーツ3のどちらか一方を通過するものである。
【0013】
以下に、このエアフィルタ1の組立方法、および構成について説明する。
【0014】
まず、図2(a)に示すように、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材をプリーツ形状に折り、第1の形状保持手段4であるプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持する。つまり、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に接着剤A6を流し込み、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との所定の距離を維持するものである。また、図2(b)に示すように、第2のプリーツ3に使用する静電濾材をプリーツ形状に折り、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を第2の形状保持手段8である接着剤B9と形状保持枠10とで固定する。つまり、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で形状保持枠10に固定するものである。これにより、ガラス濾材のプリーツ形状の第1のプリーツ2と、静電濾材のプリーツ形状の第2のプリーツ3とが形成される。
【0015】
なお、第1のプリーツ2と第2のプリーツ3との寸法関係は、プリーツ形状の折り目方向5の長さが、第2のプリーツ3より第1のプリーツ2の方が長いものであり、プリーツ形状の折り目方向5に直交した方向の長さと、プリーツ形状の折り高さ11が、第1のプリーツ2と第2のプリーツ3とではほぼ同じ長さである。
【0016】
次に、図2(c)に示すように、この第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結する。つまり、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを連結手段14によって連結する。これにより、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となる。この連結手段14は、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13に塗布した接着剤B9で、その接着剤B9によって形状保持枠10と第1のプリーツの通風路端面部12の両側とを固定するものである。
【0017】
これにより、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17が同一面に連結されることとなる。なお、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17とは、プリーツ形状の折り目方向5と平行な外周側面でプリーツの表面が位置し、第1のプリーツの通風路端面部12と第2のプリーツの通風路端面部7とは、プリーツ形状の折り目方向5に対して垂直方向の外周側面でプリーツの端面が位置するものである。
【0018】
最後に、図3(a)、(b)に示すように、第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定手段18によって固定する。この固定手段18は、2つの固定枠19と、この固定枠19に塗布した接着剤B9とから形成されている。この固定枠19は、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を覆う横長四角形状である。この固定枠19に接着剤B9を塗布し、この接着剤B9が乾燥しないうちに、第1のプリーツ2および2つの第2のプリーツ3の一方の側面部を押し当て固定する。そして、他方の側面部も同様に、固定枠19と接着剤B9とで固定する。
【0019】
以上の構成において、本実施形態の特徴は、第1のプリーツ2と、2つの第2のプリーツ3とから形成し、前記第1のプリーツ2をプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段4を設け、この第1の形状保持手段4は前記第1のプリーツ2の表面に備え、前記第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設け、この第2の形状保持手段8は前記第2のプリーツの通風路端面部7の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの前記第2のプリーツ3の前記第2の形状保持手段8とを連結する連結手段14を設け、前記第1のプリーツ2および2つの前記第2のプリーツ3の両側の側面部を固定する固定手段18を備えたものである。
【0020】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に、第2のプリーツ3をプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段8を設けているので、この第2の形状保持手段8が第1のプリーツの通風路端面部12の両側と2つの第2のプリーツ3の第2の形状保持手段8とを連結する部分であると共に、エアフィルタ1の外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0021】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【0022】
また、第1のプリーツ2に使用する濾材はガラス濾材で、第2のプリーツ3に使用する濾材は静電濾材で構成されたものである。具体的には、第1のプリーツ2に使用する濾材はガラス繊維とバインダーから成るものである。第2のプリーツ3に使用する濾材は基材部分の層と帯電加工した層から成るものである。
【0023】
すなわち、静電濾材はガラス濾材より分厚く、硬いため濾材自体に強度があり、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を固定することにより、1つの第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とを連結した連結プリーツ部材15の外側が、内側に比べて丈夫になる。つまり、新たな補強部品を設けること無く、連結プリーツ部材15の強度を向上することができる。
【0024】
また、図2(a)に示すように、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目ピッチの長さは、第2のプリーツ3のプリーツ形状の折り目ピッチの長さより短く、第1の形状保持手段4は、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤で形成したものである。具体的には、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材をプリーツ形状に折り、複数の第1の形状保持手段4であるプリーツ形状の折り目方向5に直交して複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持するものである。
【0025】
すなわち、第1のプリーツ2に使用するガラス濾材は第2のプリーツ3に使用する静電濾材より薄く、濾材の弾力性で劣るものであるが、第2のプリーツ3に使用する静電濾材でのプリーツ形状の折り目ピッチの長さより短いピッチで第1のプリーツ2に使用するガラス濾材を折り、第1の形状保持手段4である複数列に塗布された接着剤A6で、プリーツ形状を保持するので、新たな補強部品を設けること無く、プリーツ形状としての第1のプリーツ2の強度を向上することが出来る。
【0026】
また、図2(b)、(c)に示すように、第2のプリーツ3のプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2のプリーツ形状の折り目方向5の長さより短く、第2の形状保持手段8は、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に接着剤B9で固定した形状保持枠10で形成したものである。具体的には、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結し、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となっている。ここで、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5は、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5と同じであるが、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さより短いものである。例えば、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さと、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さとの比は、約5対1である。そして、プリーツ形状の折り目方向5の長さが短い第2のプリーツ3でのプリーツ形状を保持する第2の形状保持手段8を、第2のプリーツの通風路端面部7の両側に接着剤B9で固定した形状保持枠10で形成したものである。
【0027】
すなわち、第2のプリーツ3でのプリーツ形状の折り目方向5の長さは、第1のプリーツ2でのプリーツ形状の折り目方向5の長さより短く、第2のプリーツ3に使用する静電濾材は第1のプリーツ2に使用するガラス濾材より分厚く、濾材に弾力性があるので、例えば、第1の形状保持手段4のように複数列に塗布された接着剤A6を、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に流し込み、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との所定の距離を維持し、プリーツ形状を保持するのではなく、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で形状保持枠10に固定することにより、第2のプリーツ3でのプリーツ形状を保持することができる。結果として、第1の形状保持手段4のように複数列に塗布された接着剤A6を、プリーツ形状の折り目と隣合う折り目との空間に流し込む作業が無いので、組立工数を低減することができる。
【0028】
また、図2(b)、(c)および図3に示すように、連結手段14は、接着剤B9で形成し、固定手段18は、固定枠19と接着剤B9で形成したものである。具体的には、連結手段14は、第1のプリーツ2の両側に第2のプリーツ3を連結する。つまり、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを連結手段14によって連結する。これにより、横長箱形状の1つの連結プリーツ部材15となる。この連結手段14は、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13に塗布した接着剤B9で、その接着剤B9によって形状保持枠10と第1のプリーツの通風路端面部12の両側とを固定するものである。そして、固定手段18は、連結プリーツ部材15である第1のプリーツの側面部16および2つの第2のプリーツの側面部17の両側を固定手段18によって固定する。この固定手段18は、2つの固定枠19と、この第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部とから形成されている。この固定枠19は、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を覆う横長四角形状である。この固定枠19に接着剤B9を塗布し、この接着剤B9が乾燥しないうちに、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3の一方の側面部を押し当て固定する。そして、他方の側面部も同様に、固定枠19接着剤B9とで固定するものである。
【0029】
すなわち、第1のプリーツの通風路端面部12の両側と、2つの第2のプリーツ3の一方側の第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13とを接着剤B9で固定し、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3とが同一面に連結された側面部を接着剤B9を塗布した固定枠19で固定するので、どちらも接着剤B9で固定するので、隙間無く確実に固定することができる。
【0030】
なお、第2の形状保持手段8である形状保持枠10の外側面部13は不職布やパッキンなどが付いたものであれば、第1のプリーツの通風路端面部12の両側との連結に接着剤B9を必要としなくなり、より材料と工数低減が可能となる。
【0031】
なお、第1のプリーツの通風路端面部12の両側にも第2の形状保持手段8のような形状保持枠10を貼り付けてもよい。
【0032】
なお、第1のプリーツ2と2つの第2のプリーツ3の側面部を片側につき1枚の固定枠19にて固定する、すなわち同時に固定するとしているが、第1のプリーツの側面部16あるいは第2のプリーツの側面部17を別々の固定枠19にて固定してもよい。
【0033】
また、接着剤B9はホットメルトやボンドなどである。これにより、接着剤B9の乾燥時間を調整できるので、更に、隙間無く確実に固定することができる。
【0034】
また、図4に示すように、固定手段18と形状保持枠10とを囲むように固定する外枠部20を設け、この外枠部20は、折り返し部21を備えたものである。具体的には、連結プリーツ部材15の側周部、つまり連結プリーツ部材15である第1のプリーツの側面部16および第2のプリーツの側面部17の両側を固定する固定手段18と、第2のプリーツの通風路端面部7の両側を接着剤B9で固定する形状保持枠10の一方とを外枠部20で囲むように固定するものである。この外枠部20には折り返し部21を備え、この折り返し部21は、連結プリーツ部材15である第1のプリーツ2および第2のプリーツ3と、固定手段18および形状保持枠10の一方とからなる辺部を覆うものである。
【0035】
すなわち、外枠部20の折り返し部21は、第1のプリーツ2および第2のプリーツ3と、固定手段18および形状保持枠10の一方とからなる辺部を覆うので、この辺部から接着剤B9が溢れている場合にも、その接着剤B9を外枠部20の折り返し部21が覆い隠すので、接着剤B9の量がばらつき、隙間ができた場合にも、その隙間でのリークを低減することができる。
【0036】
また、外枠部20の色はダーク系の色である。具体的には、外枠部20の色は黒色である。これにより、外枠部20は黒色でありプリーツ部は白色であるため境界が視覚的に明確になり、組立時に誤ってプリーツ部を触るのを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように本発明は、第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの両側の側面部を固定する固定手段を備えたものであり、複数の種類のプリーツからなるエアフィルタを安価に提供することができる。
【0038】
すなわち、第2のプリーツの通風路端面部の両側に、第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設けているので、この第2の形状保持手段が第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの第2のプリーツの第2の形状保持手段とを連結する部分であると共に、エアフィルタの外周部も兼ねているので、材料を削減することができる。
【0039】
これらの結果により、エアフィルタのコストを低減することができる。
【0040】
従って、家庭用や事務所用などの、空気調和機などに組み込まれるエアフィルタして活用が期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態1のエアフィルタの概略図
【図2】本発明の実施の形態1のエアフィルタの概略図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図、(c)同エアフィルタの概略図、)
【図3】本発明の実施の形態1のエアフィルタを示す図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図)
【図4】本発明の実施の形態1のエアフィルタを示す図((a)同エアフィルタの概略図、(b)同エアフィルタの概略図)
【符号の説明】
【0042】
1 エアフィルタ
2 第1のプリーツ
3 第2のプリーツ
4 第1の形状保持手段
5 折り目方向
6 接着剤A
7 第2のプリーツの通風路端面部
8 第2の形状保持手段
9 接着剤B
10 形状保持枠
11 折り高さ
12 第1のプリーツの通風路端面部
13 外側面部
14 連結手段
15 連結プリーツ部材
16 第1のプリーツの側面部
17 第2のプリーツの側面部
18 固定手段
19 固定枠
20 外枠部
21 折り返し部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備えたエアフィルタ。
【請求項2】
前記第1のプリーツはガラス濾材で、前記第2のプリーツは静電濾材で構成された請求項1に記載のエアフィルタ。
【請求項3】
第1のプリーツの折り目のピッチの長さは、第2のプリーツの折り目のピッチの長さより短く、第1の形状保持手段は、前記第1のプリーツの折り目方向に直交して複数列に塗布された接着剤で形成した請求項1または2のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項4】
第2のプリーツの折り目方向の長さは、第1のプリーツの折り目方向の長さより短い第2の形状保持手段は、前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に接着剤で固定した形状保持枠で形成した請求項1〜3のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項5】
連結手段は、接着剤で形成し、固定手段は、固定枠と接着剤で形成した請求項1〜4のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項6】
接着剤はホットメルトやボンドである請求項3〜5のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項7】
固定手段と形状保持枠とを囲むように固定する外枠部を設け、この外枠部は、折り返し部を備えた請求項1〜6のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項8】
外枠部の色はダーク系の色である請求項1〜7のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項1】
第1のプリーツと、2つの第2のプリーツとから形成し、前記第1のプリーツをプリーツ形状に保持する第1の形状保持手段を設け、この第1の形状保持手段は前記第1のプリーツの表面に備え、前記第2のプリーツをプリーツ形状に保持する第2の形状保持手段を設け、この第2の形状保持手段は前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に備え、前記第1のプリーツの通風路端面部の両側と2つの前記第2のプリーツの前記第2の形状保持手段とを連結する連結手段を設け、前記第1のプリーツおよび2つの前記第2のプリーツの側面部の両側を固定する固定手段を備えたエアフィルタ。
【請求項2】
前記第1のプリーツはガラス濾材で、前記第2のプリーツは静電濾材で構成された請求項1に記載のエアフィルタ。
【請求項3】
第1のプリーツの折り目のピッチの長さは、第2のプリーツの折り目のピッチの長さより短く、第1の形状保持手段は、前記第1のプリーツの折り目方向に直交して複数列に塗布された接着剤で形成した請求項1または2のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項4】
第2のプリーツの折り目方向の長さは、第1のプリーツの折り目方向の長さより短い第2の形状保持手段は、前記第2のプリーツの通風路端面部の両側に接着剤で固定した形状保持枠で形成した請求項1〜3のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項5】
連結手段は、接着剤で形成し、固定手段は、固定枠と接着剤で形成した請求項1〜4のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項6】
接着剤はホットメルトやボンドである請求項3〜5のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項7】
固定手段と形状保持枠とを囲むように固定する外枠部を設け、この外枠部は、折り返し部を備えた請求項1〜6のいずれかに記載のエアフィルタ。
【請求項8】
外枠部の色はダーク系の色である請求項1〜7のいずれかに記載のエアフィルタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2010−214269(P2010−214269A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−62332(P2009−62332)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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