説明

エアロゾルバルブの装着カップを製造する方法及び製造されたカップ

好ましくは円形である金属ディスクが、正確な直径に切断され、エアロゾルバルブの装着カップのチャネルとスカートとを備えたプリフォームに絞り加工される。そして、このプリフォームは、プレス加工システムのステーションでさらなる形成動作を受ける。カップの縁のトリミングの必要性をなくし、材料を節約し、注意深く制御されたスカート高さと、イヤリングが最小のほぼ平坦なスカートの縁を得るために、所定のステーションでスカートの縁に「バンピング」が行われる。製造されたカップのスカートの終端縁は、変形された金属により特徴付けられる。さらなるコーキシング又はピンチカット動作が、このカップのスカートに行われることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中にエアロゾルバルブが装着され、エアロゾル製品の容器の上部に装着されるエアロゾルバルブの装着カップに関する。特に、本発明は、このような装着カップの新たな製造方法及び製造されたカップに関する。
【背景技術】
【0002】
周知であり、以前からあるエアロゾルバルブの装着カップは、一般的には、外側の環状のチャネルを有する金属部材であり、エアロゾル缶内への開口を規定しているエアロゾル缶の環状のビード(bead)を覆うようにして置かれる。環状の縁で終端しているチャネルの外側は、装着カップのスカートとして一般に知られており、チャネルと缶のビードとの間に位置された密封媒体(スリーブガスケット、ラミネートされたガスケット、カットガスケット、コーティングされたガスケットなど)で、缶のビードに曲げ接続されている。
【0003】
装着カップの内部領域は、缶の開口内に延びており、エアロゾルバルブ自体に装着され、取り付けられた直立台座部分を有する。雄バルブの場合には、分配バルブステムは、この台座の中央開口を通って上向きに延びている。雌バルブも、これと同じ基本的な装着カップのデザインを使用している。
【0004】
従来技術の装着カップは、通常は、金属のブランクを形成して、装着カップの形状をなすようにこの金属のブランクにプレス/絞り(drawing)動作を行うことにより製造される。装着カップのチャネルのスカート高さは、缶のビードの寸法に関連して、及びスカート高さにより制御されたホッパー供給ボウル及び他のアセンブリ装置により、決定されると考えられる。指定したスカート高さを得るために、装着カップは、まず、外縁に余分な金属材料を残して製造される。そして、装着カップは、終わり頃の段階のトリミングステーションを通過し、このトリミングステーションは、完成した装着カップにおいて指定のかつ必要なスカート高さを得るために、延ばされた外縁から材料を切断する。このような状況下でさえ、スカートの外縁/リップは、イヤリングとして知られている好ましくない平坦さ不足となり得る。
【0005】
毎年製造される装着カップが数億個であるとすると、各装着カップの外縁から切り取られる金属に含まれる余分な材料費は莫大であることが容易に理解され得る。また、各製造ラインには、トリミングステーションの必要性に関連したさらなる費用もかかる。
【0006】
従って、装着カップの縁をトリミングする必要性をなくし、かくして、トリミングステーションの必要性をなくすことが非常に好ましい。また、最終的なカップにおけるイヤリングの存在、又はスカート高さの変化を最小にすることも好ましい。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、前述の最終的なトリミング動作を必要とせず、好ましくは最小にされたイヤリングを備えたほぼ平坦な外縁を有し、注意深く制御されたスカート高さを得られる装着カップを製造する。
【0008】
本発明の方法では、好ましくは円形ディスクであるブランクが、まず、このブランクにラミネートされた又はコーティングされたものを含む1枚の鋼、ブリキ又はアルミニウムから切断される。円形でないブランクが本発明に使用されてもよいが、これは、それほど好ましくない。なぜならば、円形でないブランクは、円形ブランクが使用される場合よりも、ダイのアラインメント(alignment)及び装置のメンテナンスを必要とするより複雑なプレス/絞り装置を必要とし、また、円形でないブランクの形状により余分な材料費がかかる可能性があるからである。
【0009】
円形ディスクは、「バンピング(“bumping”)」動作に関する本発明の他の態様と共に、正確な直径に切断されて、この結果、トリミング動作なしで、注意深く制御された指定のスカート高さを有する、好ましくは、ほぼ平坦なスカートの縁を有する最終的な装着カップとなる。
【0010】
そして、円形ディスクは、第1のプリフォームプレスで装着カップのためにプリフォームに絞り加工される。ディスクの切断(打抜き)は、この第1のプリフォームプレスで打抜型により行われることができる。プリフォームは、本質的には、例えば、形成されたチャネル及びスカートを備えているが、台座はまだ形成されていない「山高帽(“high hat”)」の形態である。プリフォームの(及び最終的な装着カップの)チャネルは、例えば、円形、平坦又は複数の丸みを付けられている(multi-radiused)ことができる。スカートの縁は、波形又はイヤリングを有し、これの範囲は、使用されるカップの材料のグレード、硬度(temper)及び構造、並びにプリフォームのチャネル及びスカートを得るための処理に依存している。
【0011】
そして、プリフォームは、さらなる形成動作、例えば、特に、例えば、穿孔、アップターニング(upturning)、ロールオーバ(roll-over)及びディンプリング(dimpling)を含む通常の及び既知のリバース、変形(reduction)及びサイジング動作のために、別個のプレスであるさらなるプレス/絞りステーションに移動される。これらの動作は、ここに開示されるように、ベルト供給又は供給バー移送プレスの連続したステーションで行われることができるが、他の形態のプレスシステムでも同様に本発明の方法を行うことができる。本発明の必須の「バンピング」動作は、サイジングステーションで、若しくはリバース又はリバース絞りステーションで効果的に行われることができるが、他の形成ステーションで、例えば、上で参照されるように、プレスで、又は別個の専用の「バンピング」ステーションで行われることができる。
【0012】
本発明の方法の第1の実施の形態では、必須のバンピング動作は、プリフォームがリバース及び変形プレスステーションを通過した後、例えば、移送プレスのサイジングステーションで行われる。例えば、ここで加えられた台座部分を備えた部分的に形成された装着カップは、サイジングステーションにベルト供給される。リバース及び変形ステーションは、高さが指定されているプリフォームのスカート高さに影響を与えない。サイジングステーションでは、サイジングダイ、サイジングパッド及びサイジングパンチが、チャネルのスカートの径方向内側の装着カップの寸法及び形態を確立する。このサイジングが起こっているとき、外周縁の近くに切り抜き部を備えた芯出しリング、若しくは別個の(又は一体的な)バンピングリングが、スカート高さを指定した寸法に減らす/制御するように、好ましくは、同時に、イヤリングを最小にする又はなくすためにスカートの縁/リップを指定した寸法で平坦にするように、装着カップのスカートの縁/リップをバンピングする(ここでは、突き当てる、打ち付ける、の意味)ように働く。結果として生じるバンピングされた縁は、変形された金属により特徴付けられることができ、この縁は、バンピングにより生じる光沢(shiny)領域と、わずかに厚い横断面との少なくとも一方を有する。
【0013】
本発明の方法の好ましい第2の実施の形態では、必須のバンピング動作は、例えば、移送プレスのリバース又はリバース絞りステーションで行われる。第1の実施の形態でのように、円形ディスクが使用され、この円形ディスクが、所定の指定した正確な直径に切断されて、(トリミング動作なしで)最終的な装着カップとなる。この装着カップは、注意深く制御された指定のスカート高さを、好ましくは平坦な、又はほぼ平坦なスカートの縁を有する。ディスクは、第1のカッピング(cupping)又はプリフォームプレスで、チャネルと、終端縁/リップを有するスカートと、「山高帽」とを有する装着カップのプリフォームへと絞り加工される。プリフォームのスカートの縁/リップは、必ずしも必要ではないが、通常は、周縁部に凸凹又はイヤリングを有する。装着カップのプリフォームは、移送プレスへと通され、第1のステーション、リバース又はリバース絞り/バンピングステーションでこれが受けられる。このステーションは、スカート高さを指定した寸法に減らす/制御するように、好ましくは、同時に、イヤリングを最小にする又はなくすためにスカートの縁/リップを指定した寸法で平坦にするように、好ましくは、基部の近くの周縁部に延びた上壁を備えたノッチ又は切り抜き部を有する環状の芯出しリング又はバンピングリング、又は別個の(又は一体的な)バンピングリングが、装着カップのプリフォームのスカートの縁/リップを突き当てるとき、「山高帽」を反転する環状の又は他のツーリングを有する。反転された又は絞り加工された装着カップは、例えば、完成した装着カップをなすように通常の金属形成動作を与える変形、サイジング、コーキシング(coaxing)、穿孔、アップターニング、ロールオーバ及びディンプリングステーションへと移送プレスのさらなる形成ステーションを通過する。第1の実施の形態の場合でのように、結果として生じるバンピングされた終端縁は、変形された金属により特徴付けられることができ、縁は、バンピングにより生じる光沢領域と、わずかに厚い横断面との少なくとも一方を有する。他の形態のツーリングが、正確なスカート高さを設定するように、好ましくは、凸凹又はイヤリングをなくす又は最小にするように動作される限り、バンピングのために使用されることができる。その後、適切なスカート高さ及び十分な材料を得るために、トリミングする必要なく使用され、かくして、費用の節約が実現される。
【0014】
「コーキシング」/ピンチカットステーションでは、第1の移送プレスの第1の例で使用される次のサイジング/バンピングステーション、又は、第2の移送プレスの第2の例の次のサイジングステーションが使用されることができる。スカートの縁の近くのスカートは、内向きに角度が付けられており、さらに、スカートの外側の縁に置かれ、圧印加工又はエンボス加工された内角を有する。ばりのない(burr-free)外側のスカートの縁は、後の製造動作で他のカップを傷付けるのを避けるために、圧印加工/エンボス加工により得られ、かくして、内向きに角度が付けられたスカートは、装着カップの形成に続く処理、出荷、バルブの組立て、ガスケットを施すことなどで、隣接している装着カップのスカートと接触する領域が少ない。さらに、装着カップのチャネルに密封材として使用されたとき、内向きに角度が付けられたスカートは、カットガスケットの保持を容易にすることができる。
【0015】
本発明の他の特徴部分並びに効果は、以下の説明、図面並びに特許請求の範囲から明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、単独で、通常の逆さまの位置で示された通常の方法で製造されたエアロゾルバルブの装着カップの側面図である。
【図2】図2は、図1の2−2線に沿った径方向の横断面図である。
【図3】図3は、図1の装着カップを上から見た平面図である。
【図4A】図4Aは、本発明の装着カップを形成するために使用される切断された円形ディスクの上面図である。
【図4B】図4Bは、図4Aの切断された円形ディスクの側面図である。
【図5A】図5Aは、逆さまの位置にある本発明の装着カップのプリフォームの側面図であり、また、イヤリングを備えた平坦でないスカートの縁を示す図である。
【図5B】図5Bは、図5Aの5B−5B線に沿った装着カップのプリフォームの径方向の横断面図である。
【図6】図6は、プリフォームを形成するために使用される第1のプレスと、プリフォームから完全な装着カップを連続して形成するために使用されるさまざまなステーションを備えた第2のベルト供給移送プレスとを示す概略図である。
【図7】図7は、サイジング動作を受ける前に、プリフォームが移送プレスのリバース及び変形絞りステーション通過した後の、部分的に形成された装着カップの径方向の横断面図である。
【図8】図8は、バンピング動作の一実施の形態の断続的な部分と、サイジング/バンピングステーションで行われるツーリングの発明とを示す径方向の横断面図であり、左側は、適切な位置で図7の運搬される部分的に形成された装着カップを備えた開いた位置でのツーリングを示す図であり、さらに、右側は、サイジングされた装着カップ及びバンピングされたカップのスカートの縁を備えた閉じた位置でのツーリングを示す図である。
【図8A】図8Aは、図8に示すカップのチャネルのサイジングと、チャネルのスカートの縁のバンピングとを拡大した断片的な部分を示す図である。
【図9】図9は、代わりのバンピング動作と、サイジングステーションに続く移送プレスのステーションでのツーリングの配置とを示す断片的な径方向の横断面図である。
【図10】図10は、サイジングバンピングステーションに続く移送プレスでのコークス/ピンチカットステーションの断片的な径方向の横断面図であり、装着カップのスカートに始めるようなコーキシング動作を示す図である。
【図11】図11は、装着カップのスカートへのコーキシング/ピンチカット動作の結果を拡大して詳細に示す図である。
【図11A】図11Aは、装着カップのスカートへのコーキシング/ピンチカット動作の結果を拡大して詳細に示す図である。
【図12】図12は、バンピング動作の好ましい一実施の形態の断続的な部分と、リバース/バンピングステーションで行われるツーリングの発明とを示す径方向の横断面図であり、左側は、適切な位置で図5A並びに図5Bの運搬される部分的に形成された、即ち装着カップのプリフォームを備えた開位置でのツーリングを示す図であり、さらに、右側は、反転された装着カップのプリフォームの帽子型及びバンピングされたカップのスカートの縁を備えた閉位置でのツーリングを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1ないし図3を参照すると、環状のチャネル11と、スカート高さxを有するスカート12と、スカートの縁/リップ13と、台座部分14とを有する通常のエアロゾル装着カップ10が示されている。このチャネル11は、缶の上部の開口を規定している既知のエアロゾル缶のビード(図示されない)を覆うようにして装着され、また、既知のエアロゾルバルブ(図示されない)が、エアロゾル装着カップの台座14に装着される。この構造とアセンブリとの全てが、エアロゾルの分野で周知であり、ここにはさらなる説明を必要としない。
【0018】
本発明のエアロゾル装着カップ10は、図4A並びに図4Bに示されるように、好ましくは金属シートから切断された円形の金属ディスク15で形成され始め、切断縁15aを有する。円形の金属ディスクは、所定の切断直径を有し、例えば、48.3mmである。これにより、通常のトリミング動作なしで、本発明の利益が得られる。そして、金属ディスク15は、プリフォームプレス20(図6参照)での標準的な絞り動作によりカップ型のプリフォーム16へと形付けられ、かくして、このプリフォーム16は、図5A並びに図5Bに示されるような、環状のチャネル11と、スカート12と、スカートの縁/リップ13と、「山高帽」17とを有する形状となる。プリフォームのスカートの縁/リップ13は、図5Aに18として誇張して示される周縁部に、平坦でない部分(凸凹)及びイヤリングを有する。
【0019】
そして、図6に概略的に示されるプリフォームプレス20で形成されるようなプリフォーム16は、図6に概略的に示されるベルト供給移送プレス21へと移動される。このベルト供給移送プレス21は、複数の形成ステーションを有する。ステーション22は、リバース絞りステーションであることができ、また、ステーション23は、変形絞りステーションであることができる。変形絞りステーション23を出発すると、プリフォームは、台座部分14を有し、図7に示されるような部分的に形成された装着カップ19となる。この形態で、部分的に形成された装着カップは、移送プレス21のサイジングステーション24に達する。静止支持面に対してインデックスベルト30を動かすことによって、移送プレスのステーションからステーションへと形成された装着カップを移送する。装着カップの形成に使用されるリバース及び変形ステーションは、当業者に周知であり、さらなる説明は必要でないと考えられる。サイジングステーションも、一般的に当業者に周知である。
【0020】
図8を参照すると、図6のサイジング/バンピングステーション24が詳細に示される。図7の部分的に形成された装着カップ19は、静止基板プレート36の上を移動するベルト30によって、ステーション24の開いているツーリング(図8の左側)に与えられる。ベルト30は、図8の面に垂直な方向に動く。図8の環状のツーリングは、サイジングパンチ31と、サイジングダイ34と、サイジングパッド32と、支持リング35と、芯出しリング/サイジングブッシュ33とを含む。そして、ツーリングが、サイジング動作を行うように、図8の右側に示される閉じた位置へと動かされて、部分的に形成された装着カップ19が、図8の右側に示されるような所望の形態及び寸法へと変形される/サイズが合わせられる。
【0021】
本発明の方法の第1の実施の形態では、ツーリングが閉じたとき、サイジング動作中、本発明の必須のバンピング動作が、サイジングステーション24でスカートの縁13に行われる。特に、基部の近くの外径に切り抜きノッチ40を有する芯出しリング/サイジングブッシュ33が図8並びに図8Aに示されている。このノッチ40は、芯出しリング/サイジングブッシュ33の周りに延びている(ノッチ40を示す図8の左側参照)。
【0022】
装着カップへのサイジング動作が図8の右側に示されるように行われたとき、芯出しリング/サイジングブッシュ33は、装着カップのチャネル11の底部に配置される。これが起こる直前に、ノッチ40の上面41が、スカートをカップのために指定されたスカート高さB(図8A参照)へと短くするように、スカートの縁13に対してバンピングする(突き当てる)。このスカート高さBは、例えば、3.3±0.15mmであることができる。このバンピングが起こると、スカートの縁13の余分な金属が、装着カップの中に、即ちスカート12の内面とノッチ40の垂直な側壁との間の図8Aに示される空間42の中に還流することができる。スカート高さは、ステーション24における図8のサイジング動作の前に、最大のスカート高さBをしばしばわずかに超える可能性がある。図8Aの点鉛線13は、バンピング動作が起こる前のスカートの縁13のレベルを誇張して示している。また、上述されたように、バンピング前のスカートの縁13は、凸凹した縁又はイヤリングを有しており、バンピング動作は、好ましくは、スカートの縁13のイヤリングを平坦にするように機能する。従って、本発明のバンピング動作は、装着カップのスカート高さの所望の正確な制御を、好ましくはスカートの縁のイヤリングをなくす又は最小にする。さらに、本発明のバンピング動作は、スカート高さを確立するために一般的に使用される高価なトリミング動作の除去をなくすことにより特徴付けられる。
【0023】
さらに、図8Aを参照すると、芯出しリング/サイジングブッシュ33は、装着カップをリング33と支持リング35との間に捕らえ、スカートの縁13のバンピングが起こったとき、装着カップを軽くクランプ留めすることができる。必要であれば、支持リング35の上部は、サイジング及びバンピング中、装着カップのチャネル部分の後方支持及び支持のために、図8に点線で示されるように丸みを付けられることができる。寸法Aが、リング33の底部とノッチ40の表面41との間の距離として図8Aに示されている。この距離は、スカート高さの仕様を満たすために、所望のバンピングの程度を制御するように、ツーリングで確立される。
【0024】
代わりのさまざまなツーリングのセットアップが、本発明のバンピング動作を得るために使用されることができることが理解される。図9は、このような代わりの形態の1つを示す図である。バンピングのための別個の専用の移送プレスのステーションが、サイジングダイを動作させるステーションに続く。図9では、例えば、装着カップのチャネル11は、カップの歪みを最小にするために、バンピングの前に、下側の支持プレート44と好ましくはばね負荷芯出しリング45との間にクランプ留めされることができる。図9には、芯出しリング45の側壁にバンピングノッチがない。むしろ、別のバンプリング46が、その後、図8Aでノッチの上壁に対して説明されるのと同じようにして、バンピング動作を行うために下ろされる。代わって、図9では、別のバンプリング46が、芯出しリング45がチャネル11の底部に配置される直前に、バンピング動作を行うことができる。
【0025】
また、本発明は、エアロゾルバルブの金属の装着カップを含む。このカップは、内側の台座部分と、外側の環状のチャネル部分と、チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを含む。このスカート部分は、指定したスカート高さと終端縁とを有し、この終端縁は、好ましくは、最小にされた凹凸又はイヤリングを有する。また、この終端縁は、終端縁のところで変形された金属により特徴付けられたバンピングされた縁である。変形された金属は、縁の高い点を突き当てるバンピングによる縁での光沢領域と、バンピングが起こった縁のところでのわずかに厚い横断面との少なくとも一方を明らかにする。
【0026】
移送プレス21のサイジング/バンピングステーションに続いて、ピンチカット動作を行うコークス(coax)ステーション25(図6参照)がある。図10は、ピンチカット/コーキシングステーション25を詳細に示している。このピンチカット/コーキシングステーション25は、下側の支持プレート50(図示されるように上面が平坦であるか、重なっているカップの輪郭を合わせるのに適した半径の輪郭を有するかであることができる)と、ダイブロック51と、芯出しリング52と、コーキシングリング53とを有する。芯出しリング52が下側の支持プレート50に装着カップのチャネル部分を捕らえるのに従って、コーキシングリング53の傾斜部54は、下側に動き、かくして、図11に示されるように角度yで内向きにこの縁13の近くのスカート12の外径を動かす。この角度yは、例えば、3度までのオーダであることができる。図11Aは、図10の傾斜部54により装着カップのスカート13の外縁13aに与えられたさらなる圧印加工又はエンボス加工の角度zを示している。このさらなる角度zは、20度のオーダであることができ、外側の縁のばりをなくす。
【0027】
本発明の方法の好ましい第2の実施の形態を参照すると、必須のバンピング動作は、例えば、移送プレスのリバース又はリバース絞りステーションで行われる。これは、図12に詳細に示されるリバース/「バンピング」ステーション22’(図6のステーション22に等しい)が参照される。サイジングステーションで必須の「バンピング」動作に関する上で説明された第1の実施の形態では、好ましくは、所定の正確な直径、例えば、48.3mmに切断された円形ディスク15が使用され、最終的な装着カップを(トリミング動作なしで)でもたらし、好ましくは、平坦な又はほぼ平坦なスカートの縁を備えた注意深く制御された指定のスカート高さを有する。円形ディスク15(図4A)は、第1のカッピング又はプリフォームプレス(図6の参照符号20)での標準的な絞り動作によって、チャネル11と、終端縁/リップ13を有するスカート12と、「山高帽」17とを有する装着カップのプリフォーム16へと絞り加工される。プリフォームのスカートの縁/リップ13は、周縁部に凸凹又はイヤリング18を有する。
【0028】
装着カップのプリフォーム16は、さらなる形成動作のために、別個の移送プレス21を通過する。この装着カップのプリフォーム16は、リバース又はリバース絞り/バンピングステーション22’である第1のステーションに受けられる。図12に示されるように、リバース/バンピングステーションは、芯出し又はバンピングリング33と、リバースパンチ131と、リバースパッド132と、リバースダイ134と、支持リング135とを含む環状のツーリングを有する。装着カップのプリフォーム16の「山高帽」17は、リバースパッド132及びリバースパンチ131の開いた位置から閉じた位置への下向きの動きによって反転される。「山高帽」のこの反転が起こったとき、この好ましい実施の形態では、外径又は周縁部の近くに上壁又は表面41を備えたノッチ又は切り抜き部40を備え、基部の近くの周縁部に延びている芯出し又はバンピングリング33、若しくは別個の(又は一体的な)バンピングリングが、スカート高さを指定した寸法に減らす/制御するように、好ましくは、同時に、イヤリングを最小にする又はなくすためにスカートの縁/リップ13を平坦にするように、装着カップのスカート12の縁/リップ13をバンピングする(突き当てる、打ち付ける、の意味)ように働く。結果として生じるバンピングされた縁は、変形された金属により特徴付けられることができ、この縁は、バンピングにより生じる光沢領域と、わずかに厚い横断面との少なくとも一方を有する。他の形態のツーリングが、好ましくは、正確なスカート高さを設定するように、好ましくは、イヤリングをなくす又は最小にするように作動する限り、バンピングのために使用されることができる。その後、適切なスカート高さ及び十分な材料を得るために、トリミングする必要なく使用され、かくして、費用の節約が実現される。
【0029】
本発明の必須の「バンピング」動作は、サイジングステーションで、若しくはリバース又はリバースステーションで効果的に行われることができるが、他の形成ステーション、例えば、上で参照されるような、プレスで、又は別の専用の「バンピング」ステーションで行われてもよい。
【0030】
本発明の「バンピング」操作は、一般的に、プリフォーム又はカッピング動作の後に、いかなる形成ステーションでも行われることができる。プリフォーム又はカッピングは、一般的に、バンピング動作に適していない。なぜならば、プリフォームカップのスカートは、バンピングのツーリングのための空間を許容しない2つのダイ部材の間で拭かれるからである。
【0031】
「バンピング」動作を効果的に行うための好ましいステーションは、リバースステーション、変形ステーション及びサイジングステーションである。リバースステーションは、移送プレスにある第1のステーションである。これは、プリフォームカップを受ける。本発明の「バンピング」動作は、少し修正したこのステーション及びリバースのツーリングと共に使用される簡単なツーリングで効果的になされることができる。例えば、移送ベルトにプリフォームを保持するようにプリフォームのスカートの縁を係合させるための抑制レールを使用する自由に流れているプリフォームカップの移送プレスでは、レールは、大きな真空がプリフォームカップを保持し移送するように、また、ここに開示されるような「バンピング」のためのカップのチャネルを入れるために、ノッチが形成された芯出しリング/バンピングリングのような簡単なツーリングのための空間を可能にするように、切断されることができる。チャネルにツーリングを許容する他の方法もあるが、このセットアップがうまく使用されている。リバースステーションで「バンピング」動作を与えることは効果的である。なぜならば、1)他のステーションで必要とされ得るよりも簡単なツーリングの使用が可能である、2)もし余分であれば、バンピングされた材料をスカート本体に流れるようにすることができる、3)プリフォームカップに保持されたより良い真空を与えることができる、4)加えた材料又は本体の壁の歪みが、連続したサイジングステーションで再加工されることができる、からである。
【0032】
「バンピング」動作は、変形ステーションで効果的になされることができる。なぜならば、これは、リバースステーションで使用されるのと同じ簡単なツーリングでなされることができるからである。このステーションでのバンピングの効果は、主要な材料の移動がリバースステーションで既に起こっていることである。この変形ステーションでは、芯出し/バンピングリングがプリフォームのチャネルに入ったとき、本体の側壁が支持されるので、可能な歪み量が減らされる。また、リバースステーションでのように、本体の壁のさらなる材料又は小さな歪みも、サイジングステーションで再加工されることができる。
【0033】
「バンピング」動作は、変形ステーションで効果的になされることができる。なぜならば、これは、最後の主要な形成ステーションであるからである。バンピングリングがチャネルの底部に下がったとき、スカートの縁は「バンピングされている」が、バンピングは、内側のダイが完全なカップの内側の輪郭の部分であるとき、バンピングにより生じる緩い金属及び些細な歪みをなくすことができる。
【0034】
それほど好ましくないが、「バンピング」動作は、穿孔ステーションで行われてもよい。しかし、このステーションは、通常、穿孔のために厳密に設計されている。通常は、ここでは他のタスクは行われない。これを行う目的のための特定のツールを加えることなくさらなるバンピングのタスクが果されることはできない。新しいプレスのセットアップが、バンピング動作を果すようなデザインで始められることができる。新しいセットアップの場合には、利点は、プリフォームのカップがステーションで完全に形成されることである。好ましくない点は、スカートの終端縁の変化が大きければ、カップの歪みを引き起こす可能性があることである。
【0035】
基本的には、穿孔ステーションに関して上で与えられるのと同じコメントが、それほど好ましくないアップターンステーション及びロールオーバステーションについても言える。
【0036】
ディンプリングステーションで「バンピング」動作を行うことは、最も好ましくない。複数の凹部又は凸部から径方向外側に延びて形成されるツーリング(カップの制御を容易にするために、カップ本体の外側の側壁から突出している)は、カップのチャネルで動作し、芯出しリングとバンピングリングとの少なくとも一方の進行経路を塞ぐ。これは、ディンプルツールの欠点を克服するために特別に設計されたツーリングを必要とする。
【0037】
コーキシングとピンチングとの少なくとも一方のステーションが形成ステーションであると考えることができるが、バンピング動作中、又はこの前にこれらの動作を行うのは非実用的である。既にコーキシングされた又は挟まれたスカートの縁をバンピングすることは、外側のスカートの壁を潰すか、これを径方向内側に向けるかであり、かくしてスカート高さ全体に影響するか、カットガスケットのアセンブリをプリフォームチャネル内に制限するかの少なくとも一方であり得る。従って、コーキシングとピンチングとの少なくとも一方のステーションが、「エアロゾル容器の改良された装着カップ」と題された2000年1月4日の米国特許第6,010,040号により完全に開示される装着カップのスカートのさらなる処理のためのコーキシング/バンピングステーションに続くことができ、この全体の内容は、参照としてここに完全に含まれる。コーキシングとピンチングとの少なくとも一方の動作は、移送プレスの最後のステーションで好ましく行われることができる。
【0038】
本発明の必須の「バンピング動作」は、円形ディスクがまずプリフォームのために使用されることを可能にし、装着カップの形成後、スカートの縁のいかなるばりもなくトリミング動作の必要性をもなくす。この「バンピング動作」は、カッピング又はプリフォーム形成ステーションの後に(コーキシング/ピンチングステーションを除いて、又はこの後で)、又は別のバンピングステーションで行われることができる。必須のこの「バンピング動作」は、移送プレスのサイジングステーションで、より好ましくは、移送プレスのリバース又はリバース絞りステーションで効果的に行われることができる。
【0039】
本発明のサイジングステーションで必須の「バンピング」動作を行うことに関して、ここに示された開示内容は、特に、図8、図8A並びに図9に関する開示内容に限定されることなく、リバースステーションに対して、リバース動作に関連して、又はこの最中に適用され、また、ここに開示されるような他の形成ステーション及び動作に関して適用されることが注意されなければならない。
【0040】
本発明の方法が単一の装着カップに対して説明されてきたが、複数の装着カップが同時に高速で形成され得ることが理解される。プリフォームプレス20及び移送プレス21は、供給/インデックス動作で平行して複数のカップを形成するように、複数の並んだ複製ステーションを含む。
【0041】
本発明の意図並びに範囲から逸脱することなく、エアロゾル装着カップを形成する本発明の方法に変形並びに変更がなされ得ることが当業者により理解されるであろう。従って、上記の実施の形態は、例示的であり、限定的に解釈されるべきものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルバルブを装着するための内側の台座部分と、
エアロゾル容器のビードに装着するための外側の環状のチャネル部分と、
指定したスカート高さと終端縁とを有し、前記チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを具備する、エアロゾルバルブの装着カップを製造する方法であって、
金属シートから曲がった周縁部を有する金属ブランクを切断することと、
プリフォームのプレス加工及び絞り加工ステーションで、前記チャネル部分と、指定したスカート高さと終端縁とを有する前記スカート部分とを有する装着カップのプリフォームに前記ブランクをプレス加工及び絞り加工することと、
前記装着カップの形状をさらに形成するように、さらなる複数のステーションで前記装着カップのプリフォームにさらなる形成動作を行うことと、
前記スカート高さを指定の寸法に減らすように、前記複数のステーションの1つで、前記スカート部分の終端縁にこのスカートの終端部を突き当てるバンピング動作を行うこととを具備する方法。
【請求項2】
前記切断された金属ブランクは、円形ディスクである請求項1の方法。
【請求項3】
前記装着カップの周縁部は、前記金属ディスクからこの装着カップを形成している間、前記周縁部から余分なばりのない材料をトリミングするいかなる切断動作も必要としない請求項2の方法。
【請求項4】
前記バンピング動作中、さらに、カップの前記環状のチャネル部分内に延びた環状の芯出しリングを使用し、
この芯出しリングは、このリングの外径に上方ノッチ壁を備えたノッチを有し、また、
カップの前記チャネル部分に前記芯出しリングの底部に配置される直前に、前記上方ノッチ壁を備えた前記スカート部分の終端縁をバンピングすることをさらに具備する請求項2の方法。
【請求項5】
前記バンピング動作中、カップの前記環状のチャネル部分内に延びた環状の芯出しリングをさらに具備し、
隣接バンピングリングを有し、また、
カップの前記チャネル部分に前記芯出しリングの底部に配置される直前に、前記バンピングリングを備えた前記スカート部分の終端縁をバンピングすることをさらに具備する請求項2の方法。
【請求項6】
前記バンピング動作中、カップの前記環状のチャネル部分内に延びた環状の芯出しリングをさらに具備し、また、
前記芯出しリングと下方支持リングとの間で前記チャネル部分をクランプ留めして、その後、別のバンピングリングを備えた前記スカート部分の終端縁をバンピングすることをさらに具備する請求項2の方法。
【請求項7】
前記バンピング動作は、前記スカートの終端縁の凸凹を最小にするように、このスカートの終端縁を突き当てることを含み、
前記さらなる複数のステーションは、リバースステーションを含み、
このリバースステーションで前記バンピング動作を行うことを含む請求項1の方法。
【請求項8】
エアロゾルバルブを装着するための内側の台座部分と、
エアロゾル容器のビードに装着するための外側の環状のチャネル部分と、
前記チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを具備する、エアロゾルバルブの金属の装着カップであって、
前記スカート部分は、指定したスカート高さと終端縁とを有し、
前記終端縁は、この終端縁のところで金属を変形させることによって特徴付けられるバンピングされた縁である装着カップ。
【請求項9】
前記終端縁は、バンピング動作により生じた凸凹を最小にしている請求項8の装着カップ。
【請求項10】
前記終端縁は、バンピング動作により生じた光沢領域を有する請求項8又は9の装着カップ。
【請求項11】
前記終端縁は、バンピング動作により生じたわずかに厚い横断面を有する請求項8又は9の装着カップ。
【請求項12】
エアロゾルバルブを装着するための内側の台座部分と、
エアロゾル容器のビードに装着するための外側の環状のチャネル部分と、
指定したスカート高さと終端縁とを有し、前記チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを具備する、エアロゾルバルブの装着カップを製造する方法であって、
金属シートから曲がった周縁部を有する金属ブランクを切断することと、
プリフォームのプレス加工及び絞り加工ステーションで、前記チャネル部分と、指定したスカート高さと終端縁とを有する前記スカート部分とを有する装着カップのプリフォームに前記ブランクをプレス加工及び絞り加工することと、
前記装着カップの形状をさらに形成するように、さらなる複数のステーションで前記装着カップのプリフォームにさらなる形成動作を行うことと、
前記スカート高さを指定の寸法に減らすように、及び前記スカートの終端縁の凸凹をなくすように、前記複数のステーションの1つで、前記スカート部分の終端縁にこのスカートの終端部を突き当てるバンピング動作を行うこととを具備する方法。
【請求項13】
エアロゾルバルブを装着するための内側の台座部分と、
エアロゾル容器のビードに装着するための外側の環状のチャネル部分と、
所定のスカート高さと終端縁とを有し、前記チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを具備する、エアロゾルバルブの金属の装着カップを製造する方法であって、
製造される装着カップの前記スカート部分の所定のスカート高さを指定することと、
前記外側のチャネル部分と、前記スカート部分と、前記終端縁とを有する装着カップのプリフォームを与えることと、
前記スカート高さを指定の寸法に減らすように、前記スカート部分の終端縁を突き当てるバンピング動作を行うこととを具備する方法。
【請求項14】
前記スカート部分の終端縁を突き当てるバンピング動作は、このスカート部分の終端縁の凸凹を最小にする請求項13の方法。
【請求項15】
エアロゾルバルブを装着するための内側の台座部分と、
エアロゾル容器のビードに装着するための外側の環状のチャネル部分と、
所定のスカート高さと終端縁とを有し、前記チャネル部分の外壁を形成しているスカート部分とを具備する、エアロゾルバルブの金属の装着カップを製造する方法であって、
製造される装着カップの前記スカート部分の所定のスカート高さを指定することと、
前記外側のチャネル部分と、前記スカート部分と、前記終端縁とを有する装着カップのプリフォームを与えることと、
前記スカート高さを指定の寸法に減らすように、及びイヤリングを最小にするために前記スカートの縁を指定の寸法に平坦にする又はほぼ平坦にするように、前記スカート部分の終端縁を突き当てるバンピング動作を行うこととを具備する方法。
【請求項16】
前記さらなる複数のステーションは、リバースステーションを含み、
このリバースステーションで前記バンピング動作を行うことを含む請求項1、2、12のいずれか1の方法。
【請求項17】
プリフォームの前記スカート部分の終端縁を突き当てるバンピング動作は、リバースステーションで行われる請求項13ないし15のいずれか1の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図8A】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図11A】
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【図12】
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【公表番号】特表2011−524841(P2011−524841A)
【公表日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−514569(P2011−514569)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2008/087225
【国際公開番号】WO2009/154653
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(509190004)プレシジョン・バルブ・コーポレーション (4)
【Fターム(参考)】