説明

オゾンマイクロバブルシャワーの頭髪育毛促進効果

【課題】毛髪の育毛および皮膚の活性化に用いられる、新規な組成物の提供。
【解決手段】毛髪の育毛および皮膚の活性化に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物。さらにミネラル類を含む該水性組成物。ならびにこれらの水性組成物を皮膚に適用することを特徴とする動物(ヒトを除く)の育毛方法および皮膚活性化方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は育毛促進技術に関する。詳細には、本発明はオゾンマイクロバブルシャワーを皮膚に適用することによる育毛技術および皮膚活性化技術に関する。
【背景技術】
【0002】
頭髪の育毛は多くの人に望まれており、これまで様々な育毛技術が開発されてきた。これまでの育毛技術は、育毛剤(特許文献1)を皮膚や毛根に適用するものが主流であるが、効果が十分でない場合が多く、適用に際し不快感がある、副作用がある、効能に男女差がある等の問題を有していた。また、生活習慣を改善するアプローチ、具体的には食事療法や精神的な要因を除去するといったアプローチ、あるいはホルモンバランスを変化させるアプローチもあるが、やはり効果が十分でない、面倒である、副作用がある等の問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−265252公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、十分な効果を有し、使用に際して不快感がなく、副作用がなく、しかも効能に男女差がない育毛技術および皮膚活性化技術を開発することであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記課題を解決せんと鋭意研究を重ね、オゾンマイクロバブルシャワーを皮膚に適用することにより、爽快な使用感を伴って育毛効果と皮膚活性化効果が得られ、副作用も認められないこと、効果に男女差がないこと、オゾンマイクロバブルシャワーにミネラル類を含有させるとさらに育毛効果および皮膚活性化効果が高まること等を見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち、本発明は以下のものを提供する:
(1)毛髪の育毛に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物。
(2)ミネラル類をさらに含む(1)記載の組成物。
(3)毛髪が頭髪である(1)または(2)に記載の組成物。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物を動物(ヒトを除く)の皮膚に適用することを特徴とする、毛髪の育毛方法。
(5)皮膚の活性化に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物。
(6)ミネラル類をさらに含む(5)記載の組成物。
(7)皮膚が頭皮である(5)または(6)に記載の組成物。
(8)(5)〜(7)のいずれかに記載の組成物を動物(ヒトを除く)の皮膚に適用することを特徴とする、皮膚の活性化方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、十分な効果を有し、使用に際して不快感がなく、副作用もなく、効能に男女差もない育毛技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は処置14日目の3頭のイヌの表皮の厚さをマイクロバブルシャワー群(M群)とオゾンマイクロバブルシャワー群(O群)とで比較した棒グラフである。横軸はイヌの愛称である。
【図2】図2の左パネルはマイクロバブルシャワー処置14日目の毛根部の組織像である。図2の右パネルはオゾンマイクロバブルシャワー処置14日目の毛根部の組織像である。
【図3】図3は処置30日目の毛乳頭単位面積あたりのRGB解析結果をマイクロバブルシャワー群(M群)とオゾンマイクロバブルシャワー群(O群)とで比較した棒グラフである。
【図4】図4は処置14日目のイヌの皮膚組織のKi−67細胞染色像を示す。ウオンはイヌの愛称である。
【図5】図5は処置14日目のイヌの皮膚組織のKi−67細胞染色像を示す。ポウはイヌの愛称である。
【図6】図6は処置14日目のイヌの皮膚組織のKi−67細胞染色像を示す。フランはイヌの愛称である。
【図7】図7は処置14日目のオゾンマイクロバブルシャワー群、マイクロバブルシャワー群と、処置前におけるKi−67陽性細胞率を比較したグラフである。
【図8】図8はアレルギー性皮膚炎に罹患したイヌに対するオゾンマイクロバブルシャワーの効果を示す写真である。左パネルは、アレルギー性皮膚炎に罹患したイヌのオゾンマイクロバブルシャワー適用前の状態であり、右パネルは同イヌのオゾンマイクロバブルシャワー適用後の状態である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、1の態様において、毛髪の育毛に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物を提供する。本発明による育毛効果は、育毛が望まれる部位の皮膚にオゾンバブルを含む水性組成物を適用することによって達成される。本発明のオゾンマイクロバブルシャワーは、オゾンの有する抗菌効果とマイクロバブルが有する皮膚へのキャビテーション効果による皮膚活性化効果が相俟って、すぐれた育毛効果が得られる。育毛が望まれる部位はいずれの部位であってもよいが、好ましくは頭皮に適用して毛髪の育毛を促進する。本発明のオゾンバブルを含む水性組成物は、オゾンバブルを含む水であってもよく、あるいはオゾンバブルを含む水および他の水溶性物質の混合物であればよい。水溶性物質の例としてはアルコール類などが挙げられる。本発明の水性組成物は、ミノキシジル、アデノシン、センブリエキスなどの公知の育毛成分、ミネラル類、ビタミン類、シャンプー、リンス、香料、整髪料、化粧料などを含んでいてもよい。
【0010】
本発明のオゾンバブルを含む水性組成物の皮膚への適用は、本発明の水性組成物が、育毛を要する動物の皮膚部位と接触するような態様で行えばよく、特に制限はないが、本発明の水性組成物をシャワー状にして適用することが好ましい。本発明の水性組成物をシャワー状として皮膚に適用する場合の適用圧力および水流量は、皮膚や頭皮へのダメージが生じず、使用者が不快に感じない範囲内で適宜増減することができる。通常は、上記範囲内であれば、圧力は強いほうが好ましく、水流も多い方が好ましい。本発明の水性組成物の皮膚への1回あたりの適用時間も動物の種類、皮膚の状態、発毛の状態などを考慮して適宜調節でき、数十秒、数分あるいは数十分であってもよい。例えば、ヒト、イヌ、ネコなどの場合には1回あたり30秒〜30分適用することができ、例えば、1回あたり30秒〜60秒、1分〜3分、3分〜5分、5分〜7分、7分〜10分、10分〜15分、15分〜20分適用してもよい。本発明の水性組成物の適用回数も同様に適宜調節でき、1日1回〜数回、例えば、ヒト、イヌ、ネコなどの場合には1日1回、2回、3回、4回、5回あるいは6回適用してもよい。上記処置を所望の効果が現れるまで継続することができる。通常は数週間〜数ヶ月、例えば1〜2週間ないし1〜2ヶ月で効果が見られる。効果が現れた後も本発明の水性組成物を適用し、効果を維持することができる。
【0011】
本発明の水性組成物中のオゾンバブルの数は多いほど好ましく、バブルのサイズは小さいほど好ましい。その理由は、細かく、しかも大量のオゾンバブルを皮膚に適用すると、バブルが毛穴の奥まで到達し、より多くの老廃物を除去し、加えてオゾンによる殺菌効果も強くなるからである。本発明の水性組成物中のオゾンバブルは通常、オゾンガス流量約1.0〜1.5L/min以上であることが好ましく、好ましくは1.5〜2.0L/min以上である。
【0012】
本発明の水性組成物の温度は特に限定はないが、動物が不快に感じない温度範囲が好ましい。例えば、25〜42℃、30〜33℃、33〜36℃、36〜39℃、39〜42℃などであってもよい。
【0013】
水性組成物中にオゾンバブルを存在せしめる手段・方法は公知であり、オゾンガスをバブリングする方式やエゼクター方式などを用いることができる。
【0014】
本発明のオゾンバブルを含む水性組成物とミネラル類とを併用して皮膚に適用した場合に、さらなる育毛効果が得られる。好ましくは、本発明のオゾンバブルを含む水性組成物にミネラル類を含有させて皮膚に適用する。したがって、本発明は、ミネラル類をさらに含む、オゾンバブルを含む水性組成物を提供する。しかし、本発明のオゾンバブルを含む水性組成物とミネラル類とを一緒に皮膚に適用する必要はない。本発明のオゾンバブルを含む水性組成物の適用前、後、あるいは本発明のオゾンバブルを含む水性組成物の適用の合間にミネラル類を皮膚に適用してもよい。
【0015】
ミネラル類とは、地球上に存在する元素のうち、一般的な有機物に含まれる水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをいい、典型的なものとして、ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素などが挙げられる。本明細書において「ミネラル類」という場合には、上記元素、それらのイオン形態、それらを含む塩をも包含するものとする。一般的には、ミネラル類は塩の形で用いられる。ミネラル類が本発明のオゾンバブルを含む水性組成物に塩の形で含まれていてもよい。
【0016】
本発明のオゾンバブルを含む水性組成物に添加される好ましいミネラル類としては、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、硫黄、塩素、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレニウム、ヨウ素、コバルトなどが挙げられる。より好ましいミネラル類としては亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、鉄、硫黄などが挙げられ、特に好ましいミネラル類としては亜鉛、ヨウ素、鉄、硫黄などが挙げられる。本発明の水性組成物中のミネラル類の濃度も、ミネラルの種類、溶解度、べとつき感や効果を考慮しながら適宜調節できる。
【0017】
本発明は、別の態様において、上記水性組成物を動物の皮膚に適用することを特徴とする、毛髪の育毛方法を提供する。動物はヒトであってもよく、ヒト以外の動物であってもよい。例えば、イヌ、ネコなどのペット動物に本発明の方法を適用することができる。
【0018】
さらに本発明は、育毛を要する動物の皮膚部位において育毛を促進させるための、上記水性組成物の使用を提供する。
【0019】
本発明のオゾンマイクロバブルシャワーは、オゾンの有する抗菌効果とマイクロバブルが有する皮膚へのキャビテーション効果による皮膚活性化効果を有する。したがって、本発明は、さらなる態様において、育毛促進のほかに皮膚の活性化にも効果的である。したがって、本発明は、さらなる態様において、皮膚の活性化に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物を提供する。皮膚の活性化を目的とする場合にも、上記の育毛効果に関する説明があてはまる。当該皮膚の活性化には、表皮細胞の活性化、毛母細胞の活性化など、皮膚表層およびその周辺に存在する細胞の活性化が含まれる。特に、本発明のオゾンマイクロバブルシャワーは頭皮への適用に適する。
【0020】
本発明のオゾンバブルを含む水性組成物とミネラル類とを併用して皮膚に適用した場合、さらなる皮膚活性化効果が得られる。皮膚活性化においても、ミネラル類および併用に関する上記説明があてはまる。
【0021】
本発明は、別の態様において、上記水性組成物を動物の皮膚に適用することを特徴とする、皮膚の活性化方法を提供する。動物はヒトであってもよく、ヒト以外の動物であってもよい。例えば、イヌ、ネコなどのペット動物に本発明の方法を適用することができる。
【0022】
さらに本発明は、皮膚の活性化を要する動物の皮膚部位において皮膚を活性化させるための、上記水性組成物の使用を提供する。
【0023】
以下に実施例を示して本発明をさらに詳細かつ具体的に説明するが、実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
【0024】
実施例1 オゾンマイクロバブルシャワーによる皮膚刺激実験
3頭のイヌ(ビーグル、メス3頭)を用いてオゾンマイクロバブルシャワーによる表皮および毛根への影響について調査した。
【0025】
(a)実験方法
1)実験犬の体幹の背側に正中を境界としてそれぞれ左右に1カ所ずつ、5x5cmの正方形に毛刈りをした(0日とする)。
2)直径5mmのデルマパンチで各剃毛部より1カ所ずつ皮膚を採取し、10%ホルマリン液に浸漬した。
3)毛刈りをした部分より毛髪を数本採取し、毛髪の太さを測定した。
4)左側をマイクロバブルシャワー群(M群)、右側をオゾンマイクロバブルシャワー群(O群)とし、それぞれ5分間シャワーを適用した。シャワーを1日1回適用した。シャワーの圧力はイヌが不快に感じない範囲内で強くした。シャワーの温度は33〜36℃、水圧は1.5〜3.0kg/cmとした。オゾンマイクロバブルは平均1.5〜2.0L/minであった。本処置を1ヶ月間実施した。
5)14および30日目に直径35mmのデルマパンチで各剃毛部より1カ所ずつ皮膚を採取した。またこのとき、毛刈りをした部分より毛髪を数本採取し、毛髪の太さを測定した。
6)10%ホルマリン液に浸漬した組織片の標本を作製し、表皮および毛母細胞の観察を行った。表皮については無作為に5カ所を選び、その表皮層の厚さを測定した。毛母細胞については、毛根部を画像解析し、R,G,Bの色調を数値化して毛根部に占める割合を計測した。
【0026】
(b)結果
1)表皮の厚さ
14日目に表皮断面の組織像を観察したところ、M群に比べてO群のほうが活性化した表皮細胞が多く観察された。図1に14日目の表皮細胞の厚さを示した。3頭ともM群に比べてO群では有意に表皮層が厚くなっていた。
【0027】
2)毛髪の太さ
処置14日目に毛髪の太さを測定した。処置前の毛髪の太さを100とすると、M群では125、O群では150であり(いずれも3頭の平均)、毛髪が太くなっていることが確認された。
【0028】
3)毛根部の密度
図2に14日後の毛根部の組織像を示した。M群に比べてO群のほうが毛根部の細胞密度が高いことが確認できた。また図3に処置30日目の毛根部のRGB画像解析結果を示した。どの色調もM群に比べてO群において数値が有意に低かった。すなわち、どの色調もM群に比べてO群において密度が濃いことが示された。
4)使用感
O群において試験中に不快感を示したイヌは確認されなかった。
【0029】
(c)考察
本実験結果より、オゾンマイクロバブルシャワーを皮膚に適用することにより表皮細胞および毛母細胞が活性化することが明らかとなった。これらの結果は、本発明のオゾンマイクロバブルシャワーを皮膚に適用することによって育毛を促進できること、および皮膚を活性化できることを示すものである。
【実施例2】
【0030】
実施例2 オゾンマイクロバブルシャワーの表皮細胞に及ぼす影響
3頭のイヌ(ビーグル、メス3頭)を用いてオゾンマイクロバブルシャワーの表皮細胞に及ぼす影響を調べた。
(a)実験方法
1)イヌの背部皮膚を6箇所剪毛(10x10cm)した。
2)試験前に剪毛部の組織を実施例1と同様の方法で採取した(処置前)。
3)左側をマイクロバブルシャワー群(M群)、右側をオゾンマイクロバブルシャワー群(O群)とし、それぞれ5分間シャワーを適用した。シャワーを1日1回適用した。シャワーの圧力はイヌが不快に感じない範囲内で強くした。シャワーの温度は33〜36℃、水圧は1.5〜3.0kg/cmとした。オゾンマイクロバブルは平均1.5〜2.0L/minであった。
4)処置14日目の組織を採取した。
5)Ki−67染色により組織検査を行った。Ki−67染色は常法により行った。
【0031】
(b)結果
図4〜6に示すように、いずれのイヌにおいても、本発明のオゾンマイクロバブルシャワーを適用した部分の組織中にKi−67陽性細胞が多く認められた。これらの結果を図7にまとめた。すなわち、Ki−67陽性細胞率は、マイクロバブルシャワー(オゾンのかわりに空気を使用)を適用した部分のKi−67陽性細胞率よりも高かった。
【0032】
(c)考察
上記結果から、本発明のオゾンマイクロバブルシャワーが表皮細胞の増殖を活性化させることが明らかとなった。このことから、本発明のオゾンマイクロバブルシャワーが毛母細胞などの育毛にかかわる細胞の増殖を活性化するものと考えられた。
【実施例3】
【0033】
実施例3 皮膚炎のイヌに対するオゾンマイクロバブルシャワーの効果
皮膚疾患(発赤、かゆみ、フケ等)を有する犬11例に対して、オゾンマイクロバブルシャワーを1回使用した。シャワーの圧力はイヌが不快に感じない範囲内で強くした。シャワーの温度は33〜36℃、水圧は1.5〜3.0kg/cmとした。オゾンマイクロバブルは平均1.5〜2.0L/minであった。本処置を1ヶ月間実施した。5例において皮膚症状の改善が見られた。典型的な症例について以下に説明する。
【0034】
症例は若齢時期よりアレルギー性皮膚炎に罹患し、薬用シャンプー等の内科療法を実施していたが、改善が見られなかった(図8左パネル)。オゾンマイクロバブルシャワーを週1回約5分間実施した。実施直後より臭気が減少し、1週間目には皮膚の発赤も軽減した。処置後1ヶ月目には、臭気、発赤も完全に消失し、脱毛部分には育毛もみられるほどに著しい改善がみられた(図8右パネル)。
【実施例4】
【0035】
実施例4 ヒトにおけるオゾンマイクロバブルシャワーの効果
(a)方法
50代のボランティア(男4名、女2名)に本発明のオゾンマイクロバブルシャワーを使用してもらい、頭髪や頭皮の状態について回答を得た。ボランティアは1日1〜2回約5分間オゾンマイクロバブルシャワーを頭皮に適用した。シャワーの圧力は人ボランテアが不快に感じない範囲内で強くした。シャワーの温度は36〜39℃、水圧は1.5〜3.0kg/cmとした。オゾンマイクロバブルは平均1.5〜2.0L/minであった。本処置を3ヶ月間実施した。
【0036】
(b)結果
1)抜け毛の状況
抜けなくなった 16%
抜け毛が減少 67%
変化なし 17%
悪化 0%

2)髪の量
大幅に増加 0%
少し増加 50%
変化なし 33%
減少 17%

3)ふけの量
大幅に減少 0%
減少 17%
変化なし 83%
少し増加 0%

4)髪のつや
出て来た 83%
変化なし 16%

5)髪の状況(複数回答可能)
しっとりしてきた 83%
さらさら感が出て来た 67%
ぱさぱさ感がない 17%
白髪が黒くなった 17%

6)効果の発現時期
1)〜5)のいずれかにおいてプラスの効果が見られた時期について尋ねた。
1週間以内 17%
2週間以内 17%
1ヶ月以内 17%
1ヶ月以上 49%

7)肌(頭皮)の状況
肌の状態が全体的に改善 50%
乾燥肌が改善 17%
温泉に入ったよう 17%
変化なし 17%
【0037】
今回のアンケート調査結果より、本発明のオゾンマウクロバブルシャワーを使用することにより、抜け毛の減少、髪のつやの発生を感じる被験者が約8割に達することが明らかとなった。髪の状態に関しても、しっとり感、さらさら感を感じる被験者が多かった。頭皮に関しては、8割以上の被験者が何らかのよい印象を感じたことが判明した。これらの効能は男女において偏りはなかった。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、ヘルスケア産業、医薬、化粧品などの分野において利用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
毛髪の育毛に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物。
【請求項2】
ミネラル類をさらに含む請求項1記載の組成物。
【請求項3】
毛髪が頭髪である請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の組成物を動物(ヒトを除く)の皮膚に適用することを特徴とする、毛髪の育毛方法。
【請求項5】
皮膚の活性化に用いられる、オゾンバブルを含む水性組成物。
【請求項6】
ミネラル類をさらに含む請求項5記載の組成物。
【請求項7】
皮膚が頭皮である請求項5または6に記載の組成物。
【請求項8】
請求項5〜7のいずれかに記載の組成物を動物(ヒトを除く)の皮膚に適用することを特徴とする、皮膚の活性化方法。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−87092(P2013−87092A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−229754(P2011−229754)
【出願日】平成23年10月19日(2011.10.19)
【出願人】(504150461)国立大学法人鳥取大学 (271)
【出願人】(507402277)桜川エンジニアリング株式会社 (1)
【Fターム(参考)】