カウンターにおけるハイユニットと可動仕切パネルの固定装置
【課題】ロー・ハイ兼用タイプの接客用カウンターにおいて、ハイカウンターユニットとこのユニットに装着する仕切パネルの取付けを共通構造とした固定装置を提供する。
【解決手段】椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板1)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板2を備えたハイカウンターユニットHuを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネル8を前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を該第二天板に支持される連結金具9によって連結し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、該第一天板に支持される固定金具10によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板1に固定するようにした。
【解決手段】椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板1)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板2を備えたハイカウンターユニットHuを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネル8を前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を該第二天板に支持される連結金具9によって連結し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、該第一天板に支持される固定金具10によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板1に固定するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金融機関等における受付や接客窓口などに設置される来訪者を接客するためのローカウンターに着脱可能に架装されるハイユニット(ハイカウンターユニットともいう)や仕切パネルの固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば銀行等の受付では、来訪者と行員等の接客者が対面して対応するため、カウンターの天板を挟んで来訪者と接客者とが腰椅子に掛けて対面するローカウンターを置いたり、或は、両者が立姿勢で対面するハイカウンターが設置されている。
【0003】
従来からローカウンターやハイカウンターは、天板の高さが大きく異なるところから、夫々に別仕様,別構造のカウンターとして製造され、使用されて来たが、近時、ローカウンターの天板の上にハイカウンターになる天板ユニット(ハイユニット又はハイカウンターユニット)を着脱可能に載架固定するロー・ハイ兼用タイプのカウンターも製造され使用されるようになった。このような機能が付与されたロー・ハイ兼用カウンターは、特許文献1や2などにより、公知でもある。
【0004】
一方、上記のような接客用カウンターでは、複数の来訪者が隣合ってそれぞれの接客者と対応することも多いが、来訪者相互のプライバシーなどの確保のため、天板上に仕切パネルを設置するようにしたものも特許文献3や4などにより知られている。
【0005】
ここで、従来の接客用のロー・ハイ兼用カウンターにおけるハイカウンターユニットの取付乃至固定構造と、ローカウンター又はハイカウンター或いは兼用カウンターにおいて設置される仕切パネルの取付乃至固定構造とは、夫々に別個の構造として設計,製造されているのが通例である。
【0006】
しかし、兼用カウンターにおけるハイカウンターユニットの取付けとそのユニットに対する仕切パネルの取付構造が、全くの別構造であると、それらの取付構造部分、とりわけ取付のための穴や取付金具がカウンターの天板やハイカウンターユニットの上や下方に露出するなどして見映えが良好でないことは勿論、部品点数も多くなって製造手間のみならず、取付手間も多くなって合理的でないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平9−65943号公報
【特許文献2】特開2010−35935号公報
【特許文献3】特開2009−279035号公報
【特許文献4】特許第4168914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述したロー・ハイ兼用タイプの接客用カウンターにおけるハイカウンターユニットとそのユニットに装着する仕切パネルの固定構造の問題点に鑑み、ハイカウンターユニットとこのユニットに装着する仕切パネルの取付けを共通構造とした固定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明固定装置の構域は、椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)の上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を、当該第一当接面内に形成した係止溝と当該当接面内に収まりかつ前記係止溝に保合する係止爪を備えた連結金具によって固定し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、当該第二当接面内に形成した係止部と当該当接面内に収まりかつ前記係止部に係合される係合部を備えた固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明は、上記構成の連結金具の固定における係止溝と係止爪に代え、第一当接面に係止ピンを設け連結金具に前記ピンに係止される係止穴を設けることができる。また、上記構成の固定金具の固定における係止部と係合部を、第二当接面に係止ピン又は前記係止溝を設け固定金具に前記ピンに対応する係止穴又は前記係止溝に対応する係止爪とすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の第一当接面を該第二天板に支持される連結金具によって連結固定し、前記仕切パネルと第一天板の第二当接面を、該第一天板に支持される固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルを共通金具によって第一天板に固定するようにしたので、ロータイプの接客カウンターに後からハイカウンターユニットを架装して仕切パネル付きのハイカウンターに容易に変更することができる。
【0012】
本発明では、ハイカウンターユニットと仕切パネルの両者を、共通した固定金具によりローカウンターの天板に固定することができるようにし、また、その固定金具は仕切パネルの厚さ内に収まる形態にしたので、従来の個々に固定金具を必要としたものに比べ金具部品の点数が少なくて合理的であり、また、金具の露出も少なくて見映えも良好である。さらに、第一天板にハイカウンターユニットを固定するための取付穴などの加工が不要であり、そのような穴がないのでハイカウンターユニットを外してローカウンターとして使用する場合においても見た目を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明固定装置を適用した接客用カウンターの一例を来訪者側から見た要部の斜視図。
【図2】本発明固定装置を適用した接客用カウンターの一例を接客用側から見た要部の斜視図。
【図3】図1のカウンターにおける仕切パネルの拡大斜視図。
【図4】図3の仕切パネルの下半側を断面にした側面図。
【図5】図4の仕切パネルの一部を断面にした左側面図。
【図6】図1のカウンターを右側から見てカウンター天板を断面にした拡大側面図。
【図7】図6の仕切パネルの固定構造を説明するための側面図。
【図8】連結金具の側面図。
【図9】図8の連結金具の平面図。
【図10】図8の連結金具のための左側面図。
【図11】固定金具の側面図。
【図12】図10の固定金具の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明固定装置は、図1,図2に例示するようなロータイプの高さが低い天板1、すなわち椅子に腰掛けて来訪者と接客者がその天板1を挟んで対峙する接客用カウンターSCにおいて、前記天板1(以下、第一天板1という)の上に、来訪者と接客者が立ち姿勢で対面する高い天板2(以下、第二天板2という)を備えたハイカウンターユニットHu(ハイユニットHuともいう)を設置した状態を例示したもので、図1は来訪者側から見た斜視図、図2は接客者側から見た斜視図である。図1,図2において、3,4は第一天板1の左右両側又は中間部に設置したエンドパネル(又は、中間パネル)によるパネル脚体である。ここで、第一天板1は、後述するが、天板1の下にその長さ方向に沿った幕板を兼ねたセンター脚部7を具備している。また、8Aは第一天板に立設した仕切パネル、CAはエンドパネル脚体3に隣接したキャビネットである。
【0015】
図1,図2のハイカウンターユニットHuは、第二天板2とこの天板2の前端に配置された幕板部5と左右のエンド部材6により、断面がほぼ倒L字状をなしており、第一天板1における左右のパネル脚体3,4の間に配置されている。
【0016】
このハイユニットHuは、第一天板1の上に配置されるとき、その幕板部5が、第一天板1の前端側(来訪者側)に、10〜20cm程度の前後幅を有するロー天板部1aが形成されるように配置される。ロー天板部1aは来訪者のカバン等の手荷物置き場として好適である。
【0017】
上記ハイユニットHuには、第一天板におけるロー天板部1aと第二天板2に跨がる底辺を有する仕切パネル8が取付けられている。仕切りパネル8は、第一天板1(ロー天板部1a)と第二天板2に当接する底辺側の2つの当接面81,82(以下、第一当接面81,第二当接面82という)を利用して、当該第一天板(ローカウンター部1a)と第二天板2とに結合的に固定される。
【0018】
仕切パネル8が上記態様により取付けられることによって、本発明では、仕切パネル8の第二天板2上での設置位置が自由に変更可能であること、並びに、ハイユニットHuと仕切パネル8の両者が共有する連結金具9と固定金具10によって一体化された状態で固定できることとなるので、以下、この点について図3〜図7、並びに、図8〜図12を参照しつつ説明する。
【0019】
仕切パネル8とハイユニットHuとの第一天板1に対する結合は、第一天板1の上に載置されるハイユニットHuに、仕切パネル8を所定の位置にマウントした状態で、仕切パネル8と第二天板2とを当該仕切パネル8の後部側(接客者側)と第二天板2の後端側(接客者側)において連結金具9により結合し、この結合状態の仕切パネル8とハイユニットHuを、仕切パネル8の前端側(来訪者側)下部と第一天板1の前端部(来訪者側)において締緩自在の固定金具10により緊締結合することによりなされる。
【0020】
本発明では上記三つの部材8,Hu(2),1の図6,図7に例示した結合を実現するため、まず、仕切パネル8における第一当接面81の部位と第二当接面82の部位に、図4,図5に例示する構造を付与した。
【0021】
すなわち、仕切パネル8においてハイユニットHuの第二天板2に載せられる第一当接面81の部位には、図8〜図10に例示する連結金具9を装着結合するため、この当接面81の底に、当該金具9の細幅板状の本体部9aの厚さに略等しい浅溝81aを設けると共に、該溝81aの前後の部位に、連結金具9の本体部9aに立設した2つの係止爪9b,9cを受入れる係止溝81b,81cを設けている。(なお、図3,図4の仕切パネル8と図6,図7の仕切パネル8は、パネルの向きが逆である。)
【0022】
上記構成において、係止溝81b,81cと係止爪9b,9cは、次の関係を以て形成されている。第一に、係止溝81b,81cは、第一当接面81の厚さ方向の中心部位にパネル8の幅方向と平行に設けられ、溝の入口の幅w1が、図9に示した係止爪9b,9cの最大部の左右幅w2よりわずかに大きい幅に形成されている。そして、前記溝81b,81cの奥(図4の右方)にはキー溝部81gが形成され、その幅k1が、図9の連結金具9における係止爪9b,9cの上部側に形成されたキー部9kの幅k2よりわずかに大きな幅に形成されている。
【0023】
図8〜図10の連結金具において、9dは、当該金具9の係止爪9b,9cが設けられない側の側端部に、本体部10aを第二天板2の厚さに合せて180度ターン曲げして形成した第二天板2の挟持部である。
【0024】
次に、第一天板1に当接する第二当接面82の部位には、図11,図12に例示する固定金具10の係合部に係合して係止される係止部が形成されているので、以下に説明する。
【0025】
第二当接面82に形成される係止部は、図11,図12に例示する固定金具10の本体部10aを受入れる深さと幅を有して、当該パネル8の左右幅方向に沿って形成された溝82aと、該溝82aの前後両部位に頭部を溝82aの底から浮かせてパネル8に植設した2本の頭付き係止ピン82b,82cにより形成されている、
【0026】
第二当接面82に形成した上記係止部に係合される固定金具10は、図11,図12に例示したように、前記頭付きピン82b,82cを受入れて当該ピン82b,82cの頭部を抜止め係止す抜止め辺10sを有する2つのダルマ穴10b,10cが前後部に設けられると共に、前記当接面82に形成した溝82aに嵌まる幅と長さを有する本体部10aと、この本体部10aの端部が第一天板1をその厚み方向において抱くように180度ターン曲げされた第一天板挟持部10dを備えている。さらにこの固定金具10の挟持部10dは、当該金具10の第一天板1に対する挟持力を緊締,弛緩させるための締緩部11を具備している。
【0027】
前記締緩部11は、下端が第一天板1の下面に当接すると共に、前記挟持部10dを挟む2つの脚部11b,11cを有する略U字状断面の押え金具11aと、この押え金具11aに回転可能で抜去不能に立設したネジ杆11dと一体のノブ11eを備えて成り、前記ネジ杆11dのネジ部が、前記金具10の挟持部10dに設けた雌ネジ部10eに螺装されていることにより、固定金具10の緊締,弛緩部として機能する。
【0028】
すなわち、ノブ11eを回転させると、2つの脚部11b,11cに挟まれた固定金具10の天板挟持部10dが、脚部11b,11cの高さ方向において第一天板1の裏面に接近させられたり、離反させられるので、この金具10の第二天板1の挟持力を強めたり緩めたりすることができる。
【0029】
以上により本発明固定装置の一例を構成するので、以下にこの固定装置の使用態様について説明する。
まず、第一天板1の上にハイユニットHuを載置する。この状態で連結金具9を、その本体部9aと挟持部9dにより第二天板2をその天板2の後方(接客者側)から挟む態様で、当該第二天板2に装着する。同時に、固定金具10を、第一天板1の前端側(来訪者側)から本体部10aと挟持部10dによりこの天板1を挟む態様で装着(仮装着)する。また、固定金具10における締緩部11のノブ11eは締め側載置位置(ロー天板部1aの前後幅)を規める基準器として機能する。
【0030】
2つの金具9と10が第二天板2と第一天板1に装着された状態において、仕切パネル8を、その底辺の2つの当接面81と82が、それらに設けた係止溝81b,81cと頭付きピン82b,82cが、前記連結金具9と固定金具10の係止爪9b,9cとダルマ穴10b,10cに嵌まり合うように、静かに真上から当該天板1,2に対して降ろして行く。
そうすると、仕切パネル8は、係止溝81b,81cにおいてキー溝81gに係止爪9b,9cのキー部9kが入らない状態で、また頭付きピン82c,82cはダルマ穴10b,10cの板止め辺10sの側に届いていない状態で、2つの当接面81,82が2つの天板2と1の上面に当接して載置される。
【0031】
そこで、前記パネル8を、図6,図7ではこれらの図の右方へ押込むと、前記係止爪9b,9cのキー部9kが係止溝81b,81cのキー溝81gに入り、また、頭付きピン82b,82cの頭部がダルマ穴10b,10cの抜止め辺10sに係止される位置に来る。すなわち、仕切パネル8とを連結金具9,固定金具10の位置関係が、図6,図7に示した通りになるので、ここで固定金具10の締緩部11のノブ11eを緊締側に回して仕切パネル8の第二当接面82を第一天板1に緊締密着させるのである。
【0032】
これにより、仕切パネル8の第一当接面81において第二天板2がその奥行き方向の全幅で連結金具9によって当該パネル8と一体に結合されたハイユニットHuは、前記仕切パネル8が第二当接面82の全面において第一天板1に強固に固定されることとなる、
【0033】
上記の本発明固定装置では、締緩部11のノブ11eを緩め方向に回転させて仕切パネル8を図6,図7の左方(来訪者側)に水平に引けば、係止ピン82b,82cも係止爪9b,9cもいずれも抜止めが解除されるから、このパネル8を持上げることができ、この状態で前記金具9,10を天板1,2の上で左右方向にずらせば仕切パネル8の設置位置を容易に変更することができる。
【0034】
本発明固定装置において、仕切パネルの2つの当接面81,82内部に形成する係止部、係合部は、上記実施例に限られるものではなく、例えば、第一当接面81における係止溝81b,81cの構成を第二当接面82に適用すること、或は、第二当接面82における頭付きピン82b,82cの構成を第一当接面81に適用することもできる。この場合、当然、固定金具10、或は、連結金具9の構造は、前記溝81b,81cや前記ピン82b,82cに対応した形態のものが適用されることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は以上の通りであって、接客用カウンターに着脱タイプの仕切パネルを有するハイカウンターユニットを載架するとき、カウンター天板に取付用の穴を設けたり、取付金具をハイユニットと仕切パネルで個別に用意したりせずに、ハイユニットと仕切パネルとの結合をいわゆる共締め構造としたので、部品点数も少なく、見映えも良好な仕切パネルを備えたハイカウンターユニットを提供することができる。勿論、仕切パネルの位置はハイカウンターの天板の上で任意の位置を選択し、変更することは自在である。
【符号の説明】
【0036】
SC 接客用カウンター
1 第一天板
1a ロー天板部
Hu ハイユニット(ハイカウンターユニット)
2 第二天板
3,4 パネル脚体
5 幕板部
6 エンド部材
7 幕板兼用のセンター脚部
8 仕切パネル
81 第一当接面
81a 浅溝
81b,81c 係止溝
81g キー溝部
82 第二当接面
82a 溝
82b,82c 頭付き係止ピン
9 連結金具
9a 本体部
9b,9c 係止爪
9d 挟持部
9k キー部
10 固定金具
10a 本体部
10b,10c ダルマ穴
10d 挟持部
10s 抜止め辺
11 締緩部
11a 押え金具
11b,11c 脚部
11e ノブ
【技術分野】
【0001】
本発明は、金融機関等における受付や接客窓口などに設置される来訪者を接客するためのローカウンターに着脱可能に架装されるハイユニット(ハイカウンターユニットともいう)や仕切パネルの固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば銀行等の受付では、来訪者と行員等の接客者が対面して対応するため、カウンターの天板を挟んで来訪者と接客者とが腰椅子に掛けて対面するローカウンターを置いたり、或は、両者が立姿勢で対面するハイカウンターが設置されている。
【0003】
従来からローカウンターやハイカウンターは、天板の高さが大きく異なるところから、夫々に別仕様,別構造のカウンターとして製造され、使用されて来たが、近時、ローカウンターの天板の上にハイカウンターになる天板ユニット(ハイユニット又はハイカウンターユニット)を着脱可能に載架固定するロー・ハイ兼用タイプのカウンターも製造され使用されるようになった。このような機能が付与されたロー・ハイ兼用カウンターは、特許文献1や2などにより、公知でもある。
【0004】
一方、上記のような接客用カウンターでは、複数の来訪者が隣合ってそれぞれの接客者と対応することも多いが、来訪者相互のプライバシーなどの確保のため、天板上に仕切パネルを設置するようにしたものも特許文献3や4などにより知られている。
【0005】
ここで、従来の接客用のロー・ハイ兼用カウンターにおけるハイカウンターユニットの取付乃至固定構造と、ローカウンター又はハイカウンター或いは兼用カウンターにおいて設置される仕切パネルの取付乃至固定構造とは、夫々に別個の構造として設計,製造されているのが通例である。
【0006】
しかし、兼用カウンターにおけるハイカウンターユニットの取付けとそのユニットに対する仕切パネルの取付構造が、全くの別構造であると、それらの取付構造部分、とりわけ取付のための穴や取付金具がカウンターの天板やハイカウンターユニットの上や下方に露出するなどして見映えが良好でないことは勿論、部品点数も多くなって製造手間のみならず、取付手間も多くなって合理的でないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平9−65943号公報
【特許文献2】特開2010−35935号公報
【特許文献3】特開2009−279035号公報
【特許文献4】特許第4168914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述したロー・ハイ兼用タイプの接客用カウンターにおけるハイカウンターユニットとそのユニットに装着する仕切パネルの固定構造の問題点に鑑み、ハイカウンターユニットとこのユニットに装着する仕切パネルの取付けを共通構造とした固定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明固定装置の構域は、椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)の上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を、当該第一当接面内に形成した係止溝と当該当接面内に収まりかつ前記係止溝に保合する係止爪を備えた連結金具によって固定し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、当該第二当接面内に形成した係止部と当該当接面内に収まりかつ前記係止部に係合される係合部を備えた固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明は、上記構成の連結金具の固定における係止溝と係止爪に代え、第一当接面に係止ピンを設け連結金具に前記ピンに係止される係止穴を設けることができる。また、上記構成の固定金具の固定における係止部と係合部を、第二当接面に係止ピン又は前記係止溝を設け固定金具に前記ピンに対応する係止穴又は前記係止溝に対応する係止爪とすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の第一当接面を該第二天板に支持される連結金具によって連結固定し、前記仕切パネルと第一天板の第二当接面を、該第一天板に支持される固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルを共通金具によって第一天板に固定するようにしたので、ロータイプの接客カウンターに後からハイカウンターユニットを架装して仕切パネル付きのハイカウンターに容易に変更することができる。
【0012】
本発明では、ハイカウンターユニットと仕切パネルの両者を、共通した固定金具によりローカウンターの天板に固定することができるようにし、また、その固定金具は仕切パネルの厚さ内に収まる形態にしたので、従来の個々に固定金具を必要としたものに比べ金具部品の点数が少なくて合理的であり、また、金具の露出も少なくて見映えも良好である。さらに、第一天板にハイカウンターユニットを固定するための取付穴などの加工が不要であり、そのような穴がないのでハイカウンターユニットを外してローカウンターとして使用する場合においても見た目を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明固定装置を適用した接客用カウンターの一例を来訪者側から見た要部の斜視図。
【図2】本発明固定装置を適用した接客用カウンターの一例を接客用側から見た要部の斜視図。
【図3】図1のカウンターにおける仕切パネルの拡大斜視図。
【図4】図3の仕切パネルの下半側を断面にした側面図。
【図5】図4の仕切パネルの一部を断面にした左側面図。
【図6】図1のカウンターを右側から見てカウンター天板を断面にした拡大側面図。
【図7】図6の仕切パネルの固定構造を説明するための側面図。
【図8】連結金具の側面図。
【図9】図8の連結金具の平面図。
【図10】図8の連結金具のための左側面図。
【図11】固定金具の側面図。
【図12】図10の固定金具の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明固定装置は、図1,図2に例示するようなロータイプの高さが低い天板1、すなわち椅子に腰掛けて来訪者と接客者がその天板1を挟んで対峙する接客用カウンターSCにおいて、前記天板1(以下、第一天板1という)の上に、来訪者と接客者が立ち姿勢で対面する高い天板2(以下、第二天板2という)を備えたハイカウンターユニットHu(ハイユニットHuともいう)を設置した状態を例示したもので、図1は来訪者側から見た斜視図、図2は接客者側から見た斜視図である。図1,図2において、3,4は第一天板1の左右両側又は中間部に設置したエンドパネル(又は、中間パネル)によるパネル脚体である。ここで、第一天板1は、後述するが、天板1の下にその長さ方向に沿った幕板を兼ねたセンター脚部7を具備している。また、8Aは第一天板に立設した仕切パネル、CAはエンドパネル脚体3に隣接したキャビネットである。
【0015】
図1,図2のハイカウンターユニットHuは、第二天板2とこの天板2の前端に配置された幕板部5と左右のエンド部材6により、断面がほぼ倒L字状をなしており、第一天板1における左右のパネル脚体3,4の間に配置されている。
【0016】
このハイユニットHuは、第一天板1の上に配置されるとき、その幕板部5が、第一天板1の前端側(来訪者側)に、10〜20cm程度の前後幅を有するロー天板部1aが形成されるように配置される。ロー天板部1aは来訪者のカバン等の手荷物置き場として好適である。
【0017】
上記ハイユニットHuには、第一天板におけるロー天板部1aと第二天板2に跨がる底辺を有する仕切パネル8が取付けられている。仕切りパネル8は、第一天板1(ロー天板部1a)と第二天板2に当接する底辺側の2つの当接面81,82(以下、第一当接面81,第二当接面82という)を利用して、当該第一天板(ローカウンター部1a)と第二天板2とに結合的に固定される。
【0018】
仕切パネル8が上記態様により取付けられることによって、本発明では、仕切パネル8の第二天板2上での設置位置が自由に変更可能であること、並びに、ハイユニットHuと仕切パネル8の両者が共有する連結金具9と固定金具10によって一体化された状態で固定できることとなるので、以下、この点について図3〜図7、並びに、図8〜図12を参照しつつ説明する。
【0019】
仕切パネル8とハイユニットHuとの第一天板1に対する結合は、第一天板1の上に載置されるハイユニットHuに、仕切パネル8を所定の位置にマウントした状態で、仕切パネル8と第二天板2とを当該仕切パネル8の後部側(接客者側)と第二天板2の後端側(接客者側)において連結金具9により結合し、この結合状態の仕切パネル8とハイユニットHuを、仕切パネル8の前端側(来訪者側)下部と第一天板1の前端部(来訪者側)において締緩自在の固定金具10により緊締結合することによりなされる。
【0020】
本発明では上記三つの部材8,Hu(2),1の図6,図7に例示した結合を実現するため、まず、仕切パネル8における第一当接面81の部位と第二当接面82の部位に、図4,図5に例示する構造を付与した。
【0021】
すなわち、仕切パネル8においてハイユニットHuの第二天板2に載せられる第一当接面81の部位には、図8〜図10に例示する連結金具9を装着結合するため、この当接面81の底に、当該金具9の細幅板状の本体部9aの厚さに略等しい浅溝81aを設けると共に、該溝81aの前後の部位に、連結金具9の本体部9aに立設した2つの係止爪9b,9cを受入れる係止溝81b,81cを設けている。(なお、図3,図4の仕切パネル8と図6,図7の仕切パネル8は、パネルの向きが逆である。)
【0022】
上記構成において、係止溝81b,81cと係止爪9b,9cは、次の関係を以て形成されている。第一に、係止溝81b,81cは、第一当接面81の厚さ方向の中心部位にパネル8の幅方向と平行に設けられ、溝の入口の幅w1が、図9に示した係止爪9b,9cの最大部の左右幅w2よりわずかに大きい幅に形成されている。そして、前記溝81b,81cの奥(図4の右方)にはキー溝部81gが形成され、その幅k1が、図9の連結金具9における係止爪9b,9cの上部側に形成されたキー部9kの幅k2よりわずかに大きな幅に形成されている。
【0023】
図8〜図10の連結金具において、9dは、当該金具9の係止爪9b,9cが設けられない側の側端部に、本体部10aを第二天板2の厚さに合せて180度ターン曲げして形成した第二天板2の挟持部である。
【0024】
次に、第一天板1に当接する第二当接面82の部位には、図11,図12に例示する固定金具10の係合部に係合して係止される係止部が形成されているので、以下に説明する。
【0025】
第二当接面82に形成される係止部は、図11,図12に例示する固定金具10の本体部10aを受入れる深さと幅を有して、当該パネル8の左右幅方向に沿って形成された溝82aと、該溝82aの前後両部位に頭部を溝82aの底から浮かせてパネル8に植設した2本の頭付き係止ピン82b,82cにより形成されている、
【0026】
第二当接面82に形成した上記係止部に係合される固定金具10は、図11,図12に例示したように、前記頭付きピン82b,82cを受入れて当該ピン82b,82cの頭部を抜止め係止す抜止め辺10sを有する2つのダルマ穴10b,10cが前後部に設けられると共に、前記当接面82に形成した溝82aに嵌まる幅と長さを有する本体部10aと、この本体部10aの端部が第一天板1をその厚み方向において抱くように180度ターン曲げされた第一天板挟持部10dを備えている。さらにこの固定金具10の挟持部10dは、当該金具10の第一天板1に対する挟持力を緊締,弛緩させるための締緩部11を具備している。
【0027】
前記締緩部11は、下端が第一天板1の下面に当接すると共に、前記挟持部10dを挟む2つの脚部11b,11cを有する略U字状断面の押え金具11aと、この押え金具11aに回転可能で抜去不能に立設したネジ杆11dと一体のノブ11eを備えて成り、前記ネジ杆11dのネジ部が、前記金具10の挟持部10dに設けた雌ネジ部10eに螺装されていることにより、固定金具10の緊締,弛緩部として機能する。
【0028】
すなわち、ノブ11eを回転させると、2つの脚部11b,11cに挟まれた固定金具10の天板挟持部10dが、脚部11b,11cの高さ方向において第一天板1の裏面に接近させられたり、離反させられるので、この金具10の第二天板1の挟持力を強めたり緩めたりすることができる。
【0029】
以上により本発明固定装置の一例を構成するので、以下にこの固定装置の使用態様について説明する。
まず、第一天板1の上にハイユニットHuを載置する。この状態で連結金具9を、その本体部9aと挟持部9dにより第二天板2をその天板2の後方(接客者側)から挟む態様で、当該第二天板2に装着する。同時に、固定金具10を、第一天板1の前端側(来訪者側)から本体部10aと挟持部10dによりこの天板1を挟む態様で装着(仮装着)する。また、固定金具10における締緩部11のノブ11eは締め側載置位置(ロー天板部1aの前後幅)を規める基準器として機能する。
【0030】
2つの金具9と10が第二天板2と第一天板1に装着された状態において、仕切パネル8を、その底辺の2つの当接面81と82が、それらに設けた係止溝81b,81cと頭付きピン82b,82cが、前記連結金具9と固定金具10の係止爪9b,9cとダルマ穴10b,10cに嵌まり合うように、静かに真上から当該天板1,2に対して降ろして行く。
そうすると、仕切パネル8は、係止溝81b,81cにおいてキー溝81gに係止爪9b,9cのキー部9kが入らない状態で、また頭付きピン82c,82cはダルマ穴10b,10cの板止め辺10sの側に届いていない状態で、2つの当接面81,82が2つの天板2と1の上面に当接して載置される。
【0031】
そこで、前記パネル8を、図6,図7ではこれらの図の右方へ押込むと、前記係止爪9b,9cのキー部9kが係止溝81b,81cのキー溝81gに入り、また、頭付きピン82b,82cの頭部がダルマ穴10b,10cの抜止め辺10sに係止される位置に来る。すなわち、仕切パネル8とを連結金具9,固定金具10の位置関係が、図6,図7に示した通りになるので、ここで固定金具10の締緩部11のノブ11eを緊締側に回して仕切パネル8の第二当接面82を第一天板1に緊締密着させるのである。
【0032】
これにより、仕切パネル8の第一当接面81において第二天板2がその奥行き方向の全幅で連結金具9によって当該パネル8と一体に結合されたハイユニットHuは、前記仕切パネル8が第二当接面82の全面において第一天板1に強固に固定されることとなる、
【0033】
上記の本発明固定装置では、締緩部11のノブ11eを緩め方向に回転させて仕切パネル8を図6,図7の左方(来訪者側)に水平に引けば、係止ピン82b,82cも係止爪9b,9cもいずれも抜止めが解除されるから、このパネル8を持上げることができ、この状態で前記金具9,10を天板1,2の上で左右方向にずらせば仕切パネル8の設置位置を容易に変更することができる。
【0034】
本発明固定装置において、仕切パネルの2つの当接面81,82内部に形成する係止部、係合部は、上記実施例に限られるものではなく、例えば、第一当接面81における係止溝81b,81cの構成を第二当接面82に適用すること、或は、第二当接面82における頭付きピン82b,82cの構成を第一当接面81に適用することもできる。この場合、当然、固定金具10、或は、連結金具9の構造は、前記溝81b,81cや前記ピン82b,82cに対応した形態のものが適用されることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は以上の通りであって、接客用カウンターに着脱タイプの仕切パネルを有するハイカウンターユニットを載架するとき、カウンター天板に取付用の穴を設けたり、取付金具をハイユニットと仕切パネルで個別に用意したりせずに、ハイユニットと仕切パネルとの結合をいわゆる共締め構造としたので、部品点数も少なく、見映えも良好な仕切パネルを備えたハイカウンターユニットを提供することができる。勿論、仕切パネルの位置はハイカウンターの天板の上で任意の位置を選択し、変更することは自在である。
【符号の説明】
【0036】
SC 接客用カウンター
1 第一天板
1a ロー天板部
Hu ハイユニット(ハイカウンターユニット)
2 第二天板
3,4 パネル脚体
5 幕板部
6 エンド部材
7 幕板兼用のセンター脚部
8 仕切パネル
81 第一当接面
81a 浅溝
81b,81c 係止溝
81g キー溝部
82 第二当接面
82a 溝
82b,82c 頭付き係止ピン
9 連結金具
9a 本体部
9b,9c 係止爪
9d 挟持部
9k キー部
10 固定金具
10a 本体部
10b,10c ダルマ穴
10d 挟持部
10s 抜止め辺
11 締緩部
11a 押え金具
11b,11c 脚部
11e ノブ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を該第二天板に支持される連結金具によって連結し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、該第一天板に支持される固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板に固定するようにしたことを特徴とするカウンターにおけるハイユニットと可動仕切パネルの固定装置。
【請求項1】
椅子に腰掛けて使用する高さのカウンター天板(以下、第一天板)上に、立ち姿勢で接客と来訪者が対面するための高さと前記天板より小さい前後幅を有する第二天板を備えたハイカウンターユニットを設置すると共に、前記第一と第二の天板に当接する高さが異なる底辺を有する仕切パネルを前記第一と第二の天板を跨ぐように設置する一方、前記仕切パネルと第二天板の当接面(以下、第一当接面)を該第二天板に支持される連結金具によって連結し、前記仕切パネルと第一天板の当接面(以下、第二当接面)を、該第一天板に支持される固定金具によって固定することにより、前記ハイカウンターユニットと仕切パネルをともに第一天板に固定するようにしたことを特徴とするカウンターにおけるハイユニットと可動仕切パネルの固定装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−135373(P2012−135373A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288527(P2010−288527)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【出願人】(390005452)伊藤喜オールスチール株式会社 (35)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【出願人】(390005452)伊藤喜オールスチール株式会社 (35)
【Fターム(参考)】
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