説明

カラオケ装置及びカラオケシステム

【課題】 広く普及している営業用のカラオケ装置を利用してデジタル写真データを処理することにより、特に営業用のカラオケ装置が保持している種々の映像及びBGMとしても利用可能な曲データを利用することにより、写真データの処理を容易にする。
【解決手段】 複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とをHD12及び43に記憶しており、メモリスロット21、CD−RWドライブ23又は電子メールで写真データを取得し、HD12及び43が記憶している楽音情報及び/又は映像情報を利用して加工し、加工した写真データをプリンタ22、CD−RWドライブ23又は電子メールで外部へ出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信センタのサーバと接続されており、カラオケ用の種々の映像データ、曲データ(楽音データ及び歌詞データ)等をサーバから定期的に、またはリクエストがあった場合にダウンロードして保持しているカラオケ装置に関し、より具体的にはそのようなカラオケ装置が保持している種々のデータを利用してデジタル写真データを処理することを可能としたカラオケ装置に関し、またそのようなカラオケ装置と前述した通信センタのサーバとを含むカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラの普及に伴なって携帯電話機にもデジタルカメラ機能が付属するようになり、従来の銀塩フィルムを使用したカメラに比して非常に手軽に写真を撮ることが可能になっている。しかしそのようなデジタルカメラで撮影された写真の利用に関しては、パーソナルコンピュータで処理してモニタ上で楽しむか又はパーソナルコンピュータに接続しているプリンタからプリントアウトするか、DPE店に処理を依頼するか、またはDPE店等に備えられている専用の装置でユーザ自身がプリントアウトするか、更には携帯電話機で撮影したデジタル写真に関してはメール送信することにより知人、友人に見せる等の方法が一般的である。
【0003】
ところで、パーソナルコンピュータでデジタル写真データを処理する場合には、種々の加工、たとえば人物の画像を任意の背景に合成したり、任意のフレーム内に人物の画像を合成したりすることができる他、複数の写真データを記録可能なCD,DVD等の記録媒体に記録したアルバムを作成することも可能であり、その場合にはBGMを付加することも可能である。しかし、パーソナルコンピュータを利用してこのような処理を行なうためには、ある程度の能力のパーソナルコンピュータに専用のアプリケーションソフトウェアをインストールする必要があり、その操作にはある程度の熟練が必要である。また、背景、フレーム、BGM等のデータに関しては、専用のアプリケーションソフトウェアに添付されている場合もあるが、ユーザが別途用意しなければならない場合もあり得る。
【0004】
以上のように、近年のデジタルスチルカメラ及びカメラ機能付き携帯電話機の普及に伴なって、それらにより撮影されたデジタル写真データの処理に関しては必ずしも十分な体制が整っているとは言い難く、単に写真を撮るのみに終わる場合も多いというのが実情である。
【0005】
このような事情からたとえば特許文献1には、携帯電話機又はパーソナルコンピュータ等の情報端末装置からインターネットを利用してデジタル写真データをユーザが送信することにより、その画像をユーザが希望する画像と合成し、更には音楽(BGM)を付加してユーザの携帯端末へ返送するサービスに関する発明が開示されている。
【特許文献1】特開2003−157326号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に開示されている発明では、サーバからはデジタルデータが送信されてくるため、顧客はそのデータを自身のパーソナルコンピュータ又は携帯電話機等に記憶させる必要があり、またインターネットを介してデータの送受信が行なわれるため、たとえば定額制の契約をしているパーソナルコンピュータであればそれほどの問題は生じないが、携帯電話機を使用する場合には通信経費が必要になる、等の問題がある。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、広く普及している営業用のカラオケ装置を利用してデジタル写真データを処理することにより、特に営業用のカラオケ装置が保持している種々の映像及びBGMとしても利用可能な曲データを利用することにより、上述したような種々の問題点の解決を図るためのカラオケ装置及びカラオケシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明に係るカラオケ装置は、複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ装置において、写真データを取得する写真データ取得手段と、該写真データ取得手段が取得した写真データを、前記記憶手段が記憶している楽音情報及び/又は映像情報を利用して加工する写真データ加工手段と、該写真データ加工手段が加工した写真データを外部へ出力する写真データ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
このような第1の発明に係るカラオケ装置では、写真データが取得され、取得された写真データが、記憶手段が記憶している楽音情報及び/又は映像情報を利用して加工され、加工された写真データが外部へ出力される。
【0010】
また第2の発明に係るカラオケ装置は、複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ装置において、写真データを取得する写真データ取得手段と、該写真データ取得手段が取得した写真データを、前記記憶手段が記憶している映像情報と合成する写真データ合成手段と、前記写真データ取得手段が取得した写真データ、又は前記写真データ合成手段が合成したデータに、前記記憶手段が記憶している楽音情報を関連付ける楽音情報付加手段と、前記写真データ取得手段が取得した写真データ、前記写真データ合成手段が合成したデータ、又は前記楽音情報付加手段が楽音情報を関連付けたデータを外部へ出力する写真データ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
このような第2の発明に係るカラオケ装置では、写真データが取得され、取得された写真データが記憶手段が記憶している映像情報と合成され、取得された写真データ、又は合成されたデータに、記憶手段が記憶している楽音情報が関連付けられ、取得された写真データ、合成されたデータ、又は楽音情報が関連付けられたデータが外部へ出力される。
【0012】
また第3の発明に係るカラオケ装置は上記の第1又は第2の発明において、前記写真データ取得手段は、脱着可能な記録媒体から写真データを読み込む手段であることを特徴とする。
【0013】
このような第3の発明に係るカラオケ装置では上記の第1又は第2の発明において、固体メモリ、ディスク媒体等の脱着可能な記録媒体から写真データが読み込まれることにより取得される。
【0014】
また第4の発明に係るカラオケ装置は上記の第1又は第2の発明において、前記写真データ取得手段は、外部装置から通信回線を介して写真データを受信する手段であることを特徴とする。
【0015】
このような第4の発明に係るカラオケ装置では上記の第1又は第2の発明において、外部装置から通信回線を介して写真データが受信されることにより取得される。
【0016】
また第5の発明に係るカラオケ装置は上記第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、前記写真データ出力手段は、写真データをハードコピー出力するプリンタであることを特徴とする。
【0017】
このような第5の発明に係るカラオケ装置では上記第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、写真データがプリンタによりハードコピーされて出力される。
【0018】
また第6の発明に係るカラオケ装置は上記第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記写真データ出力手段は、脱着可能な記録媒体に写真データを記録する手段であることを特徴とする。
【0019】
このような第6の発明に係るカラオケ装置では上記第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、写真データが脱着可能なたとえば固体メモリ、ディスク媒体等の記録媒体に記録されることにより出力される。
【0020】
また第7の発明に係るカラオケ装置は上記第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記写真データ出力手段は、写真データを電子メール化して外部へ送信する手段であることを特徴とする。
【0021】
このような第7の発明に係るカラオケ装置では上記第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、写真データが電子メール化されて外部へ送信されることにより出力される。
【0022】
更に第8の発明に係るカラオケシステムは、複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ端末装置と、該カラオケ端末装置に前記楽音情報と映像情報とを送信して前記記憶手段に記憶させる中央装置とを含むカラオケシステムにおいて、前記中央装置は、電子メールにより写真データを受信して保管する機能を有し、前記カラオケ端末装置は、前記中央装置が保管する写真データを通信回線を介して受信する写真データ受信手段と、該写真データ受信手段が受信した写真データを、前記記憶手段が記憶している映像情報と合成する写真データ合成手段と、前記写真データ受信手段が受信した写真データ、又は前記写真データ合成手段が合成したデータに、前記記憶手段が記憶している楽音情報を関連付ける楽音情報付加手段と、前記写真データ受信手段が受信した写真データ、前記写真データ合成手段が合成したデータ、又は前記楽音情報付加手段が楽音情報を関連付けたデータを外部へ出力する写真データ出力手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
このような第8の発明に係るカラオケシステムでは、中央装置が電子メールにより写真データを受信して保管しており、この中央装置が保管している写真データをカラオケ端末装置が通信回線を介して受信し、受信された写真データが記憶手段が記憶している映像情報と合成され、受信された写真データ、又は合成されたデータに記憶手段が記憶している楽音情報が関連付けられ、受信された写真データ、合成されたデータ、又は楽音情報が関連付けられたデータが外部へ出力される。
【0024】
また第9の発明に係るカラオケシステムは上記の第8の発明において、前記写真データ出力手段は、写真データをハードコピー出力するプリンタであることを特徴とする。
【0025】
このような第9の発明に係るカラオケシステムでは上記の第8の発明において、写真データがプリンタによりハードコピーされることにより出力される。
【0026】
また第10の発明に係るカラオケシステムは上記の第8の発明において、前記写真データ出力手段は、脱着可能な記録媒体に写真データを記録する手段であることを特徴とする。
【0027】
このような第10の発明に係るカラオケシステムでは上記の第8の発明において、写真データが脱着可能なたとえば固体メモリ、ディスク媒体等の記録媒体に記録されることにより出力される。
【0028】
また第11の発明に係るカラオケシステムは上記の第8の発明において、前記写真データ出力手段は、写真データを電子メール化して外部へ送信する手段であることを特徴とする。
【0029】
このような第11の発明に係るカラオケシステムでは上記の第8の発明において、写真データが電子メール化されて外部へ送信されることにより出力される。
【発明の効果】
【0030】
第1の発明に係るカラオケ装置によれば、カラオケ装置自身が有する楽音情報及び/又は映像情報を利用して写真データを加工して外部へ出力することが可能になるので、多様な加工が可能になる。
【0031】
また第2の発明に係るカラオケ装置によれば、カラオケ装置自身が有する映像情報を利用して写真データを合成し、またカラオケ装置自身が有する楽音情報を写真データに関連付けて外部へ出力することが可能になるので、多様な加工が可能になる。
【0032】
更に第3の発明に係るカラオケ装置によれば上記の第1又は第2の発明において、固体メモリ、又はディスク媒体等の脱着可能な記録媒体ら写真データが読み込まれることにより取得されるので、メモリカード、CD−R等から容易に写真データを取得することが可能である。
【0033】
また更に第4の発明に係るカラオケ装置によれば上記第1又は第2の発明において、外部装置から通信回線を介して写真データが受信されることにより取得されるので、予め外部装置へ写真データを電子メール等で送信しておくことにより、容易に写真データを取得することが可能である。
【0034】
また第5の発明に係るカラオケ装置によれば上記の第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、写真データがプリンタによりハードコピーされることにより出力されるので、その場で直ちに写真として見ることが可能になる。
【0035】
また第6の発明に係るカラオケ装置によれば上記第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、写真データが脱着可能なたとえば固体メモリ、ディスク媒体等に記録されることにより出力されるので、その場で直ちに電子データとして記録して持ち帰ることが可能になる。
【0036】
また第7の発明に係るカラオケ装置によれば上記の第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、写真データが電子メール化されて外部へ送信されることにより出力されるので、その場で直ちに電子メールとして送信することが可能になる。
【0037】
更に第8の発明に係るカラオケシステムによれば、中央装置が電子メールにより写真データを受信して保管しており、この中央装置が保管している写真データをカラオケ端末装置が通信回線を介して受信し、受信された写真データが記憶手段が記憶している映像情報と合成され、受信された写真データ、又は合成されたデータに記憶手段が記憶している楽音情報が関連付けられ、受信された写真データ、合成されたデータ、又は楽音情報が関連付けられたデータが外部へ出力される。従って、予め中央装置に保管させておいた写真データをカラオケ端末装置へダウンロードし、カラオケ端末装置自身が有する楽音情報及び/又は映像情報を利用して写真データを加工して外部へ出力することが可能になるので、多様な加工が可能になると共に、携帯電話機等で撮影した写真データを携帯電話機内に保管する必要がなくなる。
【0038】
また第9の発明に係るカラオケシステムによれば上記の第8の発明において、写真データがプリンタによりハードコピーされることにより出力されるので、その場で直ちに写真として見ることが可能になる。
【0039】
また第10の発明に係るカラオケシステムによれば上記の第8の発明において、写真データが電子メール化されて外部へ送信されることにより出力されるので、その場で直ちに電子メールとして送信することが可能になる。
【0040】
また第11の発明に係るカラオケシステムによれば上記の第8の発明において、写真データが電子メール化されて外部へ送信されることにより出力されるので、その場で直ちに電子メールとして送信することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明に係るカラオケ装置、及びこのカラオケ装置をカラオケ端末装置とし、中央装置としてのサーバとを含むカラオケシステムの一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係るカラオケシステムの構成及びカラオケ装置の構成例を示すブロック図であり、端末装置10と映像再生部40とを主要な構成要素としており、更に端末装置10は通信回線を介して通信センタの中央装置であるサーバ50と接続されている。
【0042】
端末装置10は、CPU又はMPU及びROM,RAM等を内蔵する制御部11により全体が制御される。制御部11にはバスを介して、ハードディスク装置(HD)12、楽音再生部13、ビデオミキサ14、モデム15、操作パネル16、映像再生部40との間のデータの授受のための入出力部(I/O)17等が接続されている。
【0043】
モデム15は通信回線を介して通信センタのサーバ50と接続されている。サーバ50からは定期的に、又は必要に応じて、映像データ及び曲データ(歌詞データ及び楽音情報)が端末装置10へ送信される。端末装置10ではこれらのデータを受信すると、映像データを後述する映像再生部40のハードディスク装置(HD)43へ格納させ、歌詞データをHD12へ格納させる。
【0044】
HD12には、上述のようにしてサーバ50から受信した複数のカラオケ曲の楽音データが格納されており、曲名又は曲を特定する番号等のコードが指定されることにより、対応する曲データの歌詞データ及び楽音データが読み出され、歌詞データはビデオミキサ14へ、楽音データは楽音再生部13へそれぞれ送られる。
【0045】
楽音再生部13にはミキサアンプ31が接続されている。ミキサアンプ31にはマイクロフォン32が接続されている。楽音再生部13は上述のようにしてHD12から送られてくる楽音データをアナログオーディオ信号に変換してミキサアンプ31へ出力する。ミキサアンプ31にはマイクロフォン32が接続されているので、楽音再生部13から与えられるアナログオーディオ信号(カラオケ曲の伴奏)と、マイクロフォン32から入力された顧客の音声とをミキシングしてスピーカ33から再生する。ビデオミキサ14は映像再生部40から出力される映像信号と、HD12に格納されている歌詞データとを合成してモニタ34へ出力する。
【0046】
操作パネル16は顧客が曲の指定を行なったり等の通常のカラオケ装置としての動作を行なわせるために利用される。操作パネル16が操作された場合、操作状態に応じた所定の信号がバスへ出力される。なお詳細は後述するが、操作パネル16は従来一般的なカラオケ装置の操作パネルとしての機能の他に、デジタル写真データの処理に際しても利用される。また、操作パネル16を直接操作する以外に、リモートコントロール装置(以下、リモコンという)161を利用しても同様の操作が可能である。リモコン161の操作状態はたとえば赤外線信号等に変換されて無線送信され、受信部160で受信される。受信部160で受信されたリモコン160からの信号は操作パネル16が操作された場合と同様の信号に操作パネル16において変換されてバスへ出力される。
【0047】
以上のような端末装置10に備えられている構成要素は従来の一般的なカラオケ装置の端末装置と同様であるが、本発明に係るカラオケ装置では、端末装置10に更にメモリスロット21、プリンタ22、CD−RWドライブ23等が備えられている。
【0048】
メモリスロット21はこれに装着された種々のメモリカードとの間でデータを送受するためのものであり、インタフェイス(I/O)20を介してバスに接続されている。プリンタ22もバスに接続されており、制御部11による制御に応じてハードコピーを出力する。また、CD−RWドライブ23もバスに接続されており、制御部11による制御に応じてCD−R,CD−RW等へのデータの書き込み及び逆にそれらかのデータの読み込みを行なう。なお、CD−RWドライブ23に代えてDVD−RWドライブを備えていてもよい。
【0049】
映像再生部40は、CPU又はMPU及びROM,RAM等を内蔵する制御部41により全体が制御される。制御部41にはバスを介して、映像再生部42、ハードディスク装置(HD)43、端末装置10との間のデータの授受のための入出力部(I/O)44等が接続されている。
【0050】
映像再生部42は前述したように、HD43にたとえばMPEG2等の圧縮データの形で格納されている映像信号をアナログの映像信号に再生して前述した如くビデオミキサ14へ送出する。なおI/O44は端末装置10のI/O17と接続されており、端末装置10がサーバ50から受信した映像信号をHD43に格納するために受信したり、また顧客が指定した楽音に応じた映像信号をHD43から映像再生部42に再生させてビデオミキサ14へ出力させるための制御信号等を受信する。
【0051】
サーバ50は通信センタに設置されており、上述した端末装置10とはたとえばインターネット等を介して接続されている。なお、サーバ50は汎用のコンピュータシステム(サーバシステム)が利用される。また、サーバ50は顧客の携帯電話機55との間でも通信可能に構成されている。これは詳細は後述するが、顧客が予めサーバ50へ写真データをメール送信(アップロード)して保管させておき、端末装置10からサーバ50へアクセスすることによりその写真データをダウンロードして利用することを可能にするためである。
【0052】
なお、端末装置10のHD12には、端末装置10及び映像再生部40を従来同様のカラオケ装置として動作させるために必要なソフトウェアが予めインストールされているが、本実施の形態ではHD12には更に、画像処理(合成)用ソフトウェア、電子アルバム作成用ソフトウェア、メーラ(電子メール処理用ソフトウェア)、プリンタ22用のプリンタドライバ、メモリスロット21用ソフトウェア、CD−RWドライブ23用のソフトウェア等も予めインストールされている。
【0053】
次に、上述のような構成の本発明のカラオケ装置の動作について、カラオケ装置としての本来の機能は従来の一般的なそれと基本的には同様であるので、デジタル写真データの処理を行なう際の動作について主として説明する。
【0054】
図2及び図3は本発明のカラオケ装置により行なわれる写真データの処理の手順のメインルーチンを示すフローチャートである。まず最初にこの図2及び図3のメインルーチンのフローチャートを参照して全体の処理手順について説明する。
【0055】
端末装置10の制御部11は操作パネル16(又はリモコン161、以下同様)が操作されて何らかの指示が与えられるのを待機しており(ステップS11)、顧客が写真の処理を指示した場合(ステップS11でYES)、写真データの取り込み処理を行なう(ステップS13)。この処理はサブルーチンとして用意されている。
【0056】
なお、顧客が他の処理を指示した場合、たとえば通常のカラオケ装置としての機能を指示した場合には制御部11はその処理を実行する(ステップS12)。この場合の処理に付いては従来公知であるので省略する。
【0057】
制御部11は取り込んだ写真データを一旦HD12に格納すると共に、写真データをモニタ34に画像として一覧表示する(ステップS14)。この状態で制御部11はモニタ34上に写真の加工を行なうか否かを顧客に指示させるメッセージを表示し、顧客がそれに応じて操作パネル16を操作することにより、いずれかを選択する。顧客が写真を加工することを選択した場合(ステップS15でYES)、制御部11は写真データの加工処理を行なう(ステップS16)。この処理はサブルーチンとして用意されている。
【0058】
顧客が写真を加工することを選択しなかった場合(ステップS15でNO)、制御部11はモニタ34に一覧表示している写真の画像の内の一枚を顧客に選択させるメッセージを表示し、顧客がそれに応じて一枚の写真を選択するまで待機する(ステップS17でNO)。顧客が一枚の写真を選択した場合(ステップS17でYES)、又はステップS16での写真データの加工が終了した場合、制御部11は次にプリントアウトを行なうか否かを顧客に指示させるメッセージをモニタ34に表示する。これに応じて顧客がプリントアウトを指示した場合(ステップS18でYES)、制御部11は加工された写真データ、又は加工されていない一枚の写真データをプリンタ22でプリントアウトする(ステップS19)。
【0059】
顧客がプリントアウトを指示しなかった場合(ステップS18でNO)、又はプリントアウトが終了した場合、制御部11は次にCD−Rに書き込みを行なうか否かを顧客に指示させるメッセージをモニタ34に表示する。これに応じて顧客がCD−Rへの書き込みを指示した場合(ステップS20でYES)、制御部11は加工された写真データ、又は加工されていない一枚の写真データをCD−RWドライブ23でCD−R(又はCD−RWでもよい)に書き込む(ステップS21)。
【0060】
顧客がCD−Rへの書き込みを指示しなかった場合(ステップS20でNO)、又はCD−Rへの書き込みが終了した場合、制御部11は次にメール送信を行なうか否かを顧客に指示させるメッセージをモニタ34に表示する。これに応じて顧客がメール送信を指示した場合(ステップS22でYES)、制御部11は加工された写真データ、又は加工されていない一枚の写真データを指定された宛先へメール送信する(ステップS23)。メール送信した場合、及びメール送信しない場合(ステップ22でNO)のいずれでも、他に処理したい写真データがある場合は(ステップS24でNO)、ステップS14へ処理を戻すが、他に処理したい写真データがない場合は処理を終了する(ステップS24でYES)。
【0061】
以上が本発明に係るカラオケ装置により実行される写真データの処理の全体の手順であるが、次にステップS13での写真データの取り込み処理について、その詳細な手順を示す図4のサブルーチンのフローチャートを参照して説明する。
【0062】
写真データの取り込みに際して制御部11はまず最初に写真データの取り込み方法を顧客に指定させる。本実施の形態では、顧客が携帯電話機55(パーソナルコンピュータからでもよい)から予めサーバ50へ送信してアップロードしておいた写真データを端末装置10へダウンロードする方法、メモリスロット21へメモリカードを装着して写真データを端末装置10に読み込ませる方法、及びCD−R(CD−RWでもよい)に記録されている写真データをCD−RWドライブ23により読み込ませる方法、の3通りの方法が用意されている。
【0063】
但し、これ以外にも、たとえばカメラ機能付き携帯電話機又はデジタルカメラと端末装置10とを直接、または適宜のケーブルで接続して写真データを端末装置10へ読み込ませる方法、あるいはPDA等の携帯情報処理装置からBluetooth 、赤外線通信等で端末装置10へ写真データを無線送信する方法等、種々の方法が利用可能であることは言うまでもない。
【0064】
制御部11はまずモニタ34にいずれの方法で写真データの取り込みを行なうかを顧客に指示させるメッセージを表示する。これに応じて顧客がたとえばサーバ50に既にアップロードしてある写真データをダウンロードすることを選択した場合(ステップS31でYES)、制御部11は次にパスワードの入力を求めるメッセージをモニタ34に表示し、これに応じて顧客がパスワードを入力するまで待機する(ステップS32でNO)。顧客が操作パネル16を操作してパスワードを入力すると(ステップS32でYES)、制御部11は入力されたパスワードをモデム15からサーバ50へ送信する(ステップS33)。
【0065】
サーバ50では端末装置10から送信されてきたパスワードに対応して保管している写真データを端末装置10へ送信するので、端末装置10の制御部11はモデム15を介してそれらの写真データを受信し(ステップS34)、HD12に一時保管する。
【0066】
一方、顧客がサーバ50からのダウンロードではなくメモリスロット21からの写真データの取り込みを指示した場合(ステップS31でNO、S41でYES)、制御部11はメモリスロット21にメモリカードが装着されるまで待機し(ステップS42でNO)、装着されれば(ステップS42でYES)、メモリスロット21に装着されたメモリカードから写真データを読み込み(ステップS43)、HD12に一時保管する。
【0067】
更に、顧客がCD−R(又はCD−RW)からの写真データの読み込みを指示した場合(ステップS31でNO、S41でNO)、制御部11はCD−RWドライブ23にCD−R(又はCD−RW)が装着されるまで待機し(ステップS51でNO)、装着されれば(ステップS51でYES)、CD−RWドライブ23に装着されたCD−R(又はCD−RW)から写真データを読み込み(ステップS52)、HD12に一時保管する。
【0068】
以上のように、本実施の形態では、予め携帯電話機55等からメールでサーバ50へアップロードしておいた写真データを端末装置10へダウンロードする方法、メモリスロット21に装着したメモリカードから写真データを読み込む方法、CD−RWドライブ23によりCD−R(又はCD−RW)から写真データを読み込む方法の3通りの方法で端末装置10に写真データを取り込ませることが可能である。
【0069】
次に、メインルーチンのステップS16の写真データの加工処理についてその詳細を示す図5のサブルーチンのフローチャートを参照して説明する。
【0070】
まず、顧客が写真データを加工することを指示した場合には、制御部11はアルバムの作成を行なうのか、単に一枚の写真の加工を行なうのかのいずれであるのかを顧客に指示させるメッセージをモニタ34に表示する。顧客がアルバムの作成を指示した場合(ステップS61でYES)、制御部11は後述するアルバム作成のサブルーチンを実行する(ステップS62)。
【0071】
一方、顧客がアルバムの作成を指示しなかった場合(ステップS61でNO)、換言すれば、一枚の写真の加工を選択した場合、制御部11はモニタ34に一覧表示している写真の内のいずれを加工対象として選択するかを指示させるメッセージをモニタ34に表示して待機状態になる(ステップS63でNO)。これに応じて顧客が一枚の写真を選択する指示を操作パネル16を操作して入力すると(ステップS63でYES)、制御部11は次に映像信号との合成を行なうか否かを顧客に指示させるメッセージをモニタ34に表示する。
【0072】
顧客が映像信号との合成を指示した場合は(ステップS64でYES)、制御部11は顧客に映像信号を選択させるメッセージをモニタ34に表示して待機状態になる(ステップS65でNO)。これに応じて顧客が映像信号を選択すると(ステップS65でYES)、制御部11は選択された映像信号と写真データとを合成する画像処理を行ない、その結果として得られる画像をモニタ34に表示する(ステップS66)。なお、映像信号は、映像再生部40のHD43に予め格納されているカラオケ曲の背景用の画像から選択される。その具体的な方法としては種々の方法が可能ではあるが、たとえば映像再生部40のHD43に格納されている全ての画像信号の特徴的な画面をモニタ34上にサムネイル表示することにより顧客に画像信号を特定させ、その画像信号を最初からモニタ34上に再生して顧客が望む画像が表示された時点で操作パネル16の所定のスイッチをオンする等により選択するようにすればよい。
【0073】
このようにして映像信号との合成が行なわれた場合又は先のステップS64において映像信号との合成を顧客が望まなかった場合、制御部11は次にBGMを付加するか否かを顧客に選択させるメッセージをモニタ34に表示する。顧客がBGMの付加を指示した場合は(ステップS67でYES)、制御部11は顧客にBGMを選択させるメッセージをモニタ34に表示して待機状態になる(ステップS68でNO)。これに応じて顧客がBGMにしたい曲を選択すると(ステップS68でYES)、制御部11は選択された曲データと写真データとを関連付ける処理を行なう(ステップS69)。なお、BGMは、端末装置10のHD12に予め格納されているカラオケ曲の曲データから選択される。その具体的な方法としては、端末装置10に対して曲の指定を行なう通常の操作方法、たとえば曲名又は曲に付与されているコード等を操作パネル16の操作により入力すればよい。
【0074】
本実施の形態では、上述のステップS69の処理で写真データの合成処理を終了してメインルーチンへリターンするが、上述以外の種々の加工を行なうことも勿論可能である。
たとえば顧客の写真データに顧客が望むフレームを付加したり、またはアイドルと並んでいる状態の画像を合成したり、等の処理も勿論可能である。但しこの場合には、HD12にそれらの用途に使用するためのデータを格納しておく必要がある。
【0075】
ところで、上述のステップS61においてアルバム作成を顧客が選択した場合に制御部11が行なう処理について、図6に示すサブルーチンのフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0076】
顧客がアルバムの作成を指示した場合、制御部11はまず種々のアルバムのフォームをモニタ34に一覧表示し(ステップS81)、顧客にいずれか一つを選択させるメッセージをモニタ34に表示する。なお、アルバムのフォームはHD12に予め格納されている。モニタ34に表示された種々のアルバムのフォームから顧客が一つのフォームを選択するまでは制御部11は待機状態になり(ステップS82でNO)、顧客が一つのフォームを選択すると(ステップS82でYES)、制御部11は取り込まれてている写真データの画像を再度モニタ34に一覧表示し、アルバムに入れる写真を選択させるメッセージをモニタ34に表示する。これに応じて顧客が写真を選択している間(ステップS83)、制御部11は待機状態になり(ステップS84でNO)、顧客が選択終了を意味する操作を操作パネル16上で行なうと(ステップS84でYES)、所定の手順に従ってアルバムを作成する(ステップS85)。
【0077】
なお、アルバム作成の処理はHD12に予めインストールされているアルバム作成用ソフトウェアに従って行なわれるが、そのようなソフトウェアは種々公知のものが存在するので、それらの内のいずれかを利用すればよいことはいうまでもない。また、上述のようにして作成されたアルバムはいわゆる電子アルバムであり、この時点でモニタ34上で順次ページをめくる操作等を行ないつつ閲覧することも可能である。
【0078】
以上のようにしてアルバムが作成されると、制御部11は次に作成されたアルバムにBGMを付加するか否かを顧客に選択させるメッセージをモニタ34に表示する。これに応じて顧客がBGMを付加することを指示した場合(ステップS86でYES)、制御部11は顧客にBGMを選択させるメッセージをモニタ34に表示して待機状態になる(ステップS87でNO)。これに応じて顧客がBGMにしたい曲を選択すると(ステップS87でYES)、制御部11は選択された曲データとアルバムのデータとを関連付ける処理を行なう(ステップS88)。なお、BGMは、端末装置10のHD12に予め格納されているカラオケ曲の曲データから選択可能である。その具体的な方法としては、端末装置10に対して曲の指定を行なう通常の操作方法、たとえば曲名又は曲に付与されているコード等を操作パネル16の操作により入力すればよい。
【0079】
以上のようにしてアルバムにBGMが付加された場合又は先のステップS86で顧客がBGMの付加を選択しなかった場合は(ステップS86でNO)、図5のサブルーチンへ一旦リターンするが、更に直ちにメインルーチンへリターンする。
【0080】
以上により、一枚の写真データが選択されてそのまま、または加工されて、更には複数の写真データからアルバムが作成されて、プリンタ22でプリントされ(ステップS19)、又はCD−RWドライブ23によりCD−R(又はCD−RW)に書き込まれ(ステップS21)、あるいはメール送信される(ステップS23)。
【0081】
プリントした場合には、顧客が選択した一枚の写真がそのまま、または加工されて、あるいは複数の写真から作成されたアルバムがプリンタ22でプリントアウトされるので、顧客は予め撮影した写真をプリントアウトすることは勿論のこと、本発明のカラオケ装置を本来の目的で利用している間にデジタルカメラ又はカメラ機能付き携帯電話機で撮影した写真をその場で直ちにプリントアウトすることも可能になる。但しこの場合、BGMが付加されていたとしても、画像のみがプリントアウトされる。
【0082】
CD−R(又はCD−RW)に書き込んだ場合には、顧客が選択した一枚の写真がそのまま、または加工されて、あるいは複数の写真から作成された電子アルバムがCD−RWドライブ23によりCD−R(又はCD−RW)に書き込まれるので、顧客は予め撮影した写真は勿論のこと、本発明のカラオケ装置を本来の目的で利用している間にデジタルカメラ又はカメラ機能付き携帯電話機で撮影した写真をその場で直ちにCD−R(又はCD−RW)に書き込んで持ち帰ることも可能になる。勿論、複数枚のCD−R(又はCD−RW)に書き込むことも可能であるので、その場に居た全ての人物にCD−R(又はCD−RW)を持ち帰らせることも可能になる。
【0083】
更に、メール送信した場合には、顧客が選択した一枚の写真がそのまま、または加工されて、あるいは複数の写真から作成されたアルバムがメール送信されるので、顧客は予め撮影した写真は勿論のこと、本発明のカラオケ装置を本来の目的で利用している間にデジタルカメラ又はカメラ機能付き携帯電話機で撮影した写真をその場で直ちにメール送信することも可能になる。
【0084】
以上に詳述したように本発明に係るカラオケ装置によれば、カラオケ装置として本来有しているカラオケ曲の背景用の種々の映像信号を利用して顧客の写真と合成したり、またカラオケ装置として本来有しているカラオケ曲の曲データの楽音データ(伴奏音楽)をBGMとして付加したりすることが容易に行なえる。
【0085】
また、従来であれば、カラオケ装置を利用している間にカメラ機能付き携帯電話機で撮影した写真はその場ではそのままメール送信できるのみであったが、本発明に係るカラオケ装置ではその場で種々の加工を行なってメール送信することも、プリントアウトすることも、更にはCD−R(又はCD−RW)等の可搬タイプの記録媒体に記録してその場に居る全ての人物にその場で持ち帰らせることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明に係るカラオケシステムの構成及びカラオケ装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のカラオケ装置により行なわれる写真データの処理の手順のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図3】本発明のカラオケ装置により行なわれる写真データの処理の手順のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】メインルーチンの写真データの取り込み処理についての詳細な手順を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図5】メインルーチンの写真データの加工処理についての詳細を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図6】アルバム作成を顧客が選択した場合のサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
【0087】
10 端末装置
40 映像再生部
50 サーバ
11 制御部
12 ハードディスク装置(HD)
15 モデム
16 操作パネル
161 リモートコントロール装置
21 メモリスロット
22 プリンタ
23 CD−RWドライブ
41 制御部
42 映像再生部
43 ハードディスク装置(HD)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ装置において、
写真データを取得する写真データ取得手段と、
該写真データ取得手段が取得した写真データを、前記記憶手段が記憶している楽音情報及び/又は映像情報を利用して加工する写真データ加工手段と、
該写真データ加工手段が加工した写真データを外部へ出力する写真データ出力手段と
を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
【請求項2】
複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ装置において、
写真データを取得する写真データ取得手段と、
該写真データ取得手段が取得した写真データを、前記記憶手段が記憶している映像情報と合成する写真データ合成手段と、
前記写真データ取得手段が取得した写真データ、又は前記写真データ合成手段が合成したデータに、前記記憶手段が記憶している楽音情報を関連付ける楽音情報付加手段と、
前記写真データ取得手段が取得した写真データ、前記写真データ合成手段が合成したデータ、又は前記楽音情報付加手段が楽音情報を関連付けたデータを外部へ出力する写真データ出力手段と
を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
【請求項3】
前記写真データ取得手段は、脱着可能な記録媒体から写真データを読み込む手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
【請求項4】
前記写真データ取得手段は、外部装置から通信回線を介して写真データを受信する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
【請求項5】
前記写真データ出力手段は、写真データをハードコピー出力するプリンタであることを特徴とする請求項1乃至4に記載のカラオケ装置。
【請求項6】
前記写真データ出力手段は、脱着可能な記録媒体に写真データを記録する手段であることを特徴とする請求項1乃至5に記載のカラオケ装置。
【請求項7】
前記写真データ出力手段は、写真データを電子メール化して外部へ送信する手段であることを特徴とする請求項1乃至5に記載のカラオケ装置。
【請求項8】
複数のカラオケ曲の楽音情報と、これらの楽音情報の再生時に表示される映像情報とを記憶する記憶手段を備えたカラオケ端末装置と、該カラオケ端末装置に前記楽音情報と映像情報とを送信して前記記憶手段に記憶させる中央装置とを含むカラオケシステムにおいて、
前記中央装置は、電子メールにより写真データを受信して保管する機能を有し、
前記カラオケ端末装置は、
前記中央装置が保管する写真データを通信回線を介して受信する写真データ受信手段と、
該写真データ受信手段が受信した写真データを、前記記憶手段が記憶している映像情報と合成する写真データ合成手段と、
前記写真データ受信手段が受信した写真データ、又は前記写真データ合成手段が合成したデータに、前記記憶手段が記憶している楽音情報を関連付ける楽音情報付加手段と、
前記写真データ受信手段が受信した写真データ、前記写真データ合成手段が合成したデータ、又は前記楽音情報付加手段が楽音情報を関連付けたデータを外部へ出力する写真データ出力手段と
を備えること
を特徴とするカラオケシステム。
【請求項9】
前記写真データ出力手段は、写真データをハードコピー出力するプリンタであることを特徴とする請求項8に記載のカラオケシステム。
【請求項10】
前記写真データ出力手段は、脱着可能な記録媒体に写真データを記録する手段であることを特徴とする請求項8に記載のカラオケシステム。
【請求項11】
前記写真データ出力手段は、写真データを電子メール化して外部へ送信する手段であることを特徴とする請求項8に記載のカラオケシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−3842(P2006−3842A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−183037(P2004−183037)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】