説明

カンプトテシン高分子誘導体及びその用途

【課題】カンプトテシンの副作用を軽減し、より高い薬効を発揮させることを課題とする。
【解決手段】ポリエチレングリコール類とポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体のカルボキシル基と、カンプトテシンの水酸基がエステル結合したカンプトテシン高分子誘導体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カンプトテシンの高分子誘導体及びその用途に関する。
【背景技術】
【0002】
カンプトテシンは、中国原産の旱蓮木より抽出・単離されたアルカロイドで、高い抗腫瘍活性と広い抗腫瘍スペクトルを示す抗腫瘍活性物質である。化学療法剤として使用するため、1970年台の初頭に、米国において臨床試験が実施されたが、強い副作用により中止された。しかしながら、臨床試験が実施された当時はトポイソメラーゼIが発見されていなかったため、カンプトテシンの作用機作も明らかとされておらず、更に、カンプトテシンの水溶性の低さの理由から、開環した状態である、カンプトテシンナトリウム(sodium camptothecine)が使用されていた。その後の研究によって、開環した状態のカンプトテシンはトポイソメラーゼIに対して弱い阻害活性しか持たないことが解明されていることなどから、当時の臨床試験は恐らく不適切だったとされている(非特許文献1)。しかしながら、上記の臨床試験の結果から、種々のカンプトテシン誘導体が開発され、既に、塩酸イリノテカンとノギテカン塩酸塩が臨床で使用されている。
【0003】
近年になって、水溶性の低い薬物を可溶化する方法が試みられている。たとえば、親水性セグメントと疎水性セグメントを有するブロック共重合体を用い、疎水性相互作用によってタキサン系抗がん剤を高分子ミセル内に封入し水溶性を改善する方法が開発されている(特許文献1及び2)。また、特許文献3には、ポリエチレングリコールとポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体に塩酸ドキソルビシンをアミド結合させることによって薬物の水溶性を向上させることができることが示されている。また、特許文献4には、ポリエチレングリコールとポリグルタミン酸からなるブロック共重合体にSN-38のフェノール性水酸基をエステル結合させた高分子誘導体が開示されている。特許文献5には、カンプトテシン類をポリグルタミン酸に結合させたカンプトテシン誘導体が開示されている。
【0004】
【特許文献1】EP1127570号公報
【特許文献2】WO2004/082718号公報
【特許文献3】特開平02−300133号公報
【特許文献4】WO2004/039869号公報
【特許文献5】WO01/70275号公報
【非特許文献1】Slichenmyer et al. The Current Status of Camptothecin Analogues as Antitumor Agent. Journal of the National Cancer Institute, Vol. 85, No. 4 (1993)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、カンプトテシンの副作用を軽減し、より高い薬効を発揮させる為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らはより有用な抗がん剤を開発すべく鋭意努力した結果、ポリエチレングリコールとポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体の、ポリアスパラギン酸側鎖のカルボキシル基にカンプトテシンの水酸基をエステル結合させ、副作用が低く、より効果の高い新規カンプトテシン高分子誘導体を見出し、本発明を完成させた。
【0007】
従って、本発明は、以下の態様を含む。
(1)ポリエチレングリコール類とポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体のカルボキシル基と、カンプトテシンの水酸基がエステル結合したカンプトテシン高分子誘導体;
(2)カンプトテシン高分子誘導体が、下記一般式(I)
【化1】

(式中、R1は水素原子又はC1〜C6のアルキル基を示し、L1は連結基を示し、Rは水酸基又は以下の構造を表し、
【化2】

nは40〜450の整数を示し、m+xは20〜80の整数を示し、xは、m+xのうちの0%〜90%を占め、xが存在する場合、(COCHNH)のユニットと(COCH2CHNH)のユニットはランダムに存在する)で表される(1)に記載のカンプトテシン高分子誘導体;
(3)(1)又は(2)に記載のカンプトテシン高分子誘導体を含有する抗がん剤;
に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のカンプトテシン高分子誘導体は、ポリエチレングリコール類とポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体の、ポリアスパラギン酸側鎖のカルボキシル基と、カンプトテシンの水酸基がエステル結合した構造であることを特徴とする。
【0009】
本発明の一般式(I)において、nは40〜450の整数であるが、60〜410の整数が好ましく、特に110〜340の整数が好ましい。また、m+xは20〜80の整数であるが、特に25〜50の整数であることが好ましい。これらn、m及びxの数値は平均値である事はいうまでも無い。
【0010】
また、本発明の一般式におけるL1連結基は、ポリエチレングリコールとポリアスパラギン酸を連結しうる限り特に限定されないが、好ましくは、R5(CH2p6であり、R5はOであり、R6はNHであり、そしてpは1〜6の整数である。
【0011】
本発明のカンプトテシン高分子誘導体は水中でポリエチレングリコールを外殻とした高分子ミセルを形成しても良い。高分子ミセルを形成した場合の粒子径は、人体に投与される事を考慮すれば、10μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。特に、静脈内投与で用いる場合は、200nm以下であることが好ましく、100nm以下であることがより好ましい。
【0012】
カンプトテシンを結合させるための基本となるブロック共重合体の合成方法は所望のブロック共重合体が得られる限り特に限定されないが、特許文献3に記載の方法、即ち、例えば、MeO−PEG−CH2CH2CH2−NH2を開始剤として、脱水の有機溶媒中で、N−カルボキシ−β−ベンジル−L−アスパルテート(BLA−NCA)を所望の重合度(アミノ酸ユニット数、即ち、式のm+x)となるように添加して反応させ、アルカリ加水分解によりベンジル基を除去することにより得ることができる。
【0013】
本発明のカンプトテシン高分子誘導体の製剤としては、液剤、凍結乾燥製剤などが挙げられ、特に凍結乾燥製剤が好ましい。いずれの場合も、製剤化のために一般に用いられる希釈剤、賦形剤、等張剤、pH調整剤などを用いることができる。
【0014】
本発明のカンプトテシン高分子誘導体の投与ルートとしては、特に限定されないが、皮下、静脈、動脈、局所などの非経口投与が好ましく、特に静脈内注射が好ましい。
【0015】
本発明のカンプトテシン高分子誘導体の投与量は、用法、患者の年齢、性別、患者の程度およびその他の条件により適宜選択される。限定されるものではないが、通常、カンプトテシン換算で、1日当たり、0.1〜1000mg/m2、好ましくは、1〜500mg/m2、より好ましくは、5〜100mg/m2を投与する。
【実施例】
【0016】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。尚、以下カンプトテシンをCPT、カンプトテシン高分子誘導体をPEG−pAsp−CPTと記載することがある。
【0017】
実施例1
PEG−pAsp−CPTの合成
特許文献3に記載の方法に従い合成した、メトキシポリエチレングリコール−ポリアスパラギン酸ブロック共重合体(但し、ポリアスパラギン酸の片末端をアセチル化したもの)、PEG−pAsp−Ac(PEGの平均分子量:12kDa、アスパラギン酸平均残基数:40、アスパラギン酸はカルボン酸型)1gを無水DMF 80mLに溶解後、カンプトテシン(和光純薬)を387mg添加した。続いて、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(国産化学)823mg、ジメチルアミノピリジン(和光純薬)136mgを順に添加した。4℃で3日間攪拌し、室温に昇温してさらに一晩攪拌した。反応液を透析チューブ(Spectrum Laboratories、Spectra/Por(登録商標)分子量カットオフ3500)に移し、精製水3Lに対し、4℃にて一晩透析した。沈殿を除いた後、得られた黄色溶液を0.8μmフィルター(ミリポア、MILLEX(登録商標)-AA)でろ過した。ろ液を凍結乾燥し、淡黄色粉末を920mg得た。その中から5mgを秤量し、精製水1mLに溶解した。その溶液の370nmにおける吸光度からカンプトテシン含量は5.4%(カンプトテシン高分子誘導体に対するカンプトテシンの重量比)と計算された。
【0018】
血漿中濃度推移
実施例2
PEG−pAsp−CPTを用いたラット血中動態試験
1)高分子ミセルの調製
実施例1で得た複合体50mgをサンプルバイアルに精秤し、精製水を1mL添加して、ポリマーを懸濁した。一昼夜4℃で撹拌した後、バイオディスラプター(日本精機製作所High Power Unit)を用いて、氷冷下で10分間超音波処理し、0.22μmのフィルター(ミリポア、MILLEX(登録商標)GP PES)でろ過し、ろ液を回収した。そのろ液をゲルろ過[GEヘルスケアバイオサイエンス、PD-10、溶離液:20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)/5%グルコース]し、回収したミセル画分(平均粒子径80nm)を以下の実験に用いた。
【0019】
2)動物実験
雄性Wistarラット(日本チャールス・リバー(株)、6週齢)に上記の高分子ミセルを以下の条件でエーテル麻酔下、尾静脈内投与した(n=1)。ヘパリンコートしたシリンジを用いて採取した血液を4℃で遠心分離後、血漿を回収し測定まで−30℃で保存した。
【0020】
投与量:PEG−pAsp−CPT(CPT換算として)1mg/kg
採血時間:投与後5分,1,3時間
採血量:0.2〜0.25mL/回(頸静脈から)
なお、比較としてカンプトテシン(和光純薬)のDMSO溶液も上記に倣い、投与、採血した。
【0021】
3)血漿中CPT濃度の測定
a)総CPT濃度の測定
回収したラット血漿50μLに対し、6N HClを2倍容(100μL)添加し、クライオチューブ(家田化学)にて100℃で1時間加熱した。反応液を75μL回収し、6N NaOHを50μL添加して中和後、0.22μmフィルター(ミリポア、MILLEX(登録商標)-GV)でろ過した。ろ液を25mMギ酸アンモニウム緩衝液(pH3.0)で10倍希釈し、この処理サンプル液をHPLCサンプルバイアルに充填し、HPLC分析により、血漿中総CPT濃度を決定した。
【0022】
b)遊離CPT濃度の測定
回収したラット血漿30μLに対し、アセトニトリル100μL、10mM HCl 20μLを順に加えて攪拌した。続いて、4℃にて遠心分離(フナコシ、チビタン、10,000rpm、10分間)を行い、上清を50μL回収した。この上清50μLに対し、25mM ギ酸アンモニウム緩衝液(pH3.0)を100μL加えた後、0.22μmフィルター(ミリポア、MILLEX(登録商標)-GV)でろ過した。ろ液をHPLCサンプルバイアルに充填し、HPLC分析により、血漿中遊離CPT濃度を決定した。
【0023】
c)分析条件
HPLC条件は以下の通りである。特に記載がない場合、CPTに関するHPLC分析は、すべて同条件で行った。
システム:Waters Alliance System
カラム:Tosoh TSK-gel ODS-80TM(4.6Ф×150mm)(40℃)
移動相:25mM ギ酸アンモニウム(pH3.0)/アセトニトリル=70/30
流速:1mL/min
検出:蛍光(Ex:370nm、Em:420nm)
インジェクション体積:20μL
【0024】
4)血漿中濃度時間推移の測定結果
溶液投与の場合、血漿中濃度は速やかに減衰した。PEG−pAsp−CPTの場合、総CPTに関しては、高濃度で血漿中に滞留することが明らかとなった。遊離CPTは、総CPT濃度より低い濃度で推移するものの、溶液投与時の数倍から10倍であった。結果を図1に示す。
【0025】
薬効評価
実施例3
ヒト前立腺癌PC−3細胞を用いた薬効試験−1
PC−3細胞(住商ファーマインターナショナル株式会社を介し、ATCCから購入。以下同様)をRPMI1640+10%FBS培地を用い、5%CO2下、37℃にて培養し、移植に必要とする細胞数になるまで増殖させた。細胞を生理食塩水に懸濁し、雄性ヌードマウス[Balb nu/nu、8週齢、日本チャールス・リバー(株)]1匹当たり3×106個/100μLになるよう背部皮下に接種した。その後7日間ヌードマウスを飼育し、腫瘍体積が83.3±6.2mm3(平均±SE。但しSEは標準誤差を表わす。以下も同様とする。)になったところで薬剤の投与を開始した。投与スケジュールは4日おきに計3回の尾静脈内投与とし、(1)コントロール(無処理)、(2)CPT DMSO溶液 7mg/kg、(3)PEG−pAsp−CPT 3mg/kg(但し、投与量はカンプトテシン換算量mg/kg/注射)の3群(n=7)で腫瘍体積および体重の経時変化を測定した。腫瘍体積は電子ノギス[(株)ミツトヨ]で腫瘍の長径(a mm)と短径(b mm)を測定し、下式に基づき、計算した。
【0026】
腫瘍体積(mm3)=a×b2/2
検体投与開始後の腫瘍体積の時間推移を図2に、体重変化を図3にそれぞれ示す。CPT溶液投与時はコントロール群と比較して、ほとんど腫瘍増殖抑制効果が認められなかったが、体重は最大で10%以上減少した。一方、PEG−pAsp−CPTは溶液の半分以下の投与量にも拘わらず、腫瘍の増殖を抑制し、体重の減少は認められなかった。以上の結果から、溶液に比べ、PEG−pAsp−CPTは優れた治療効果を有することが明らかとなった。
【0027】
実施例4
ヒト前立腺癌PC−3細胞を用いた薬効試験−2
PC−3細胞をRPMI1640+10%FBS培地を用い、5%CO2下、37℃にて培養し、移植に必要とする細胞数になるまで増殖させた。細胞を生理食塩水に懸濁し、雄性ヌードマウス[Balb nu/nu、5週齢、日本チャールス・リバー(株)]1匹当たり3×106個/100μLになるよう背部皮下に接種した。その後15日間ヌードマウスを飼育し、腫瘍体積が81.6±5.0mm3(平均±SE)になったところで薬剤の投与を開始した。投与スケジュールは4日おきに計3回の尾静脈内投与とし、以下の3群(n=8)で腫瘍体積および体重の経時変化を測定した。(1)コントロール(無処理)、(2)PEG−pAsp−CPT 7mg/kg、(3)PEG−pAsp−CPT 10mg/kg((1)及び(2)の投与量はCPT換算量mg/kg/注射)。
【0028】
検体投与開始後の腫瘍体積の時間推移を図4に、体重変化を図5にそれぞれ示す。PEG−pAsp−CPTの7mg/kgの投与群では、効果的に腫瘍の増殖を抑制した。加えて、体重の減少は最大で約10%であり、投与開始から15日後にはコントロール群と同等にまで回復し、死亡例は認められなかった。投与量が10mg/kgの時、さらに腫瘍を縮小するものの、体重が減少し、8例中5例が死亡した。以上の結果から、CPT高分子誘導体、PEG−pAsp−CPTは副作用が低く、大変に優れた治療効果を有することが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】CPT高分子誘導体(PEG−pAsp−CPT)及びCPT溶液をラットの静脈内へ投与した後の薬物の血漿中濃度の推移を示すグラフである。黒丸は、PEG−pAsp−CPTを投与したラットにおける、CPTの総濃度、白丸はPEG−pAsp−CPTから遊離されたCPT濃度、黒三角は、溶液のCPTを投与したラットにおける薬物の血漿中濃度をそれぞれ示す。
【図2】ヒト前立腺がん細胞PC−3担がん動物に対するCPT高分子誘導体(PEG−pAsp−CPT)の抗がん活性を示すグラフである。矢印は投与したタイミングを示し、縦軸は投与開始時からの相対的な腫瘍体積を示し、横軸は時間(日)を示す。黒丸は対照群(無処理)、黒四角はCPT溶液の投与群、白丸はCPT高分子誘導体投与群をそれぞれ示す。
【図3】ヒト前立腺がん細胞PC−3担がん動物に対するCPT高分子誘導体(PEG−pAsp−CPT)投与後の体重の変化を示すグラフである。矢印は投与したタイミングを示し、縦軸は投与開始時からの体重の変化率を示し、横軸は時間(日)を示す。黒丸は対照群(無処理)、黒四角はCPT溶液の投与群、白丸はCPT高分子誘導体投与群をそれぞれ示す。
【図4】ヒト前立腺がん細胞PC−3担がん動物に対するCPT高分子誘導体(PEG−pAsp−CPT)の抗がん活性を示すグラフである。矢印は投与したタイミングを示し、縦軸は投与開始時からの相対的な腫瘍体積を示し、横軸は時間(日)を示す。黒丸は対照群(無処理)、黒四角は10mg/kgのCPT高分子誘導体(CPT換算)投与群、黒三角は7mg/kgのCPT高分子誘導体(CPT換算)投与群をそれぞれ示す。
【図5】ヒト前立腺がん細胞PC−3担がん動物に対するCPT高分子誘導体(PEG−pAsp−CPT)投与後の体重の変化率を示すグラフである。矢印は投与したタイミングを示し、縦軸は投与開始時からの体重の変化を示し、横軸は時間(日)を示す。黒丸は対照群(無処理)、黒四角は10mg/kgのCPT高分子誘導体(CPT換算)投与群、黒三角は7mg/kgのCPT高分子誘導体(CPT換算)投与群をそれぞれ示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリエチレングリコールとポリアスパラギン酸からなるブロック共重合体のポリアスパラギン酸側鎖のカルボキシル基に、カンプトテシンの水酸基がエステル結合したカンプトテシン高分子誘導体。
【請求項2】
カンプトテシン高分子誘導体が、下記一般式(I)
【化1】

(式中、R1は水素原子又はC1〜C6のアルキル基を示し、L1は連結基を示し、Rは水酸基又は以下の構造を表し、
【化2】

nは40〜450の整数を示し、m+xは20〜80の整数を示し、xは、m+xのうちの0%〜90%を占め、xが存在する場合、(COCHNH)のユニットと(COCH2CHNH)のユニットはランダムに存在する)で表される請求項1に記載のカンプトテシン高分子誘導体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のカンプトテシン高分子誘導体を含有する抗がん剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−162569(P2011−162569A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−135926(P2008−135926)
【出願日】平成20年5月23日(2008.5.23)
【出願人】(597144679)ナノキャリア株式会社 (8)
【Fターム(参考)】