説明

カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のための建築部材システム、およびこの種のシステムに含まれる建築部材、ならびに枠付き平面部品を製造するための方法。

本発明の建築部材システムは、支柱構造材70、保持構造材16、枠付き平面部品20,22を含む。この場合に保持構造材は、断面が長方形の四面体の中空構造材であり、保持部品54を収容するための収容開口部56を持つ。この内の保持部品54によって、枠付き平面部品20,22を保持構造材に固定できる。最良の実施形態では、それぞれの支柱構造材が、複数の構造帯材によって形成され、断面がU字型の収容部82と、断面が長方形の中空室80を少なくとも一つずつ持つ。この場合に、断面が基本的にU字型の収容部44を有する中間構造材84が備えられる。中間構造材84のこの収容部44は、保持構造材16を収容するために形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のための建築部材システム、およびこの種のシステムに含まれる多種の建築部材、ならびにこの種のシステムや構造物のための、枠付き平面部品の製造方法に関するものである。特に本発明は、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のための支柱構造材、保持構造材、中間構造材、保持部品、横木構造材、多部材的な土台、連結部品、外部枠構造材、中央枠構造材、内部枠構造材、枠付き平面部品、およびこれらの建築部材の内、少なくとも数点からなる建築部材システム、またこれらの建築部材の内、少なくとも数点を使用して建造されるファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明で問題とする種類の建築部材と建築部材システムにより、板ガラス等の枠付き平面部品を、特に地震に強い形で、浮動式に支柱構造材に懸架することが可能となる。またファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物について、特に容易に組立てられる構造が実現される。
【0003】
この種の建築部材と建築部材システムを用いることにより、支柱構造材を固定できる鉄鋼製の基礎骨組み等があれば、ホールやその他の建造物を、迅速かつ低いコストによって、また適切な外観で建造することが可能となる。この枠付き平面部品は、ファサードに上張りされるのではなく、自身がファサードを形成する。この場合に、枠付き平面部品は浮動式に懸架されるため、これに対応する形で形成されたファサードは、「カーテンウォール式ファサード」と称される。
【0004】
この種の構造物では、室内側、つまり平面部品によって形成される空間の内側から、支柱構造材が見える。このため構造物には、外観を含めた特別な構造が要求される。
【0005】
本発明で問題とする種類の建築部材システムと、そのシステムの建築部材は、WO02/057559A1によって公知であり、そこでは個々の利用可能性についても包括的に記述されている。当該件の建築部材システムは、いわゆる「二重熱分離」によって、既に非常に良好な断熱数値を有し、また実用面での真価も実証されている。この際に、当該件で記述されている建築部材システムと、これに対応する建築部材は、EP0447508B1によって公知の建築部材システムを、さらに発展させたものとなっている。当該件においては、ファサードに上張りするための枠付き平面部品が、支柱構造材に浮動式に懸架される。この場合、平面部品の枠は、二部材からなる構造材枠によって達成される。
【0006】
DE3626194A1によって公知の建築部材システムでは、室内側から見える枠部材が非常に幅広く、さらに枠部材は、目立つ隙間によって、本来的な支柱構造材から分離される。平行に配置される二枚の板ガラスを縁取る枠構造材は、製造技術上、製造が非常に困難であり、建築部材システムのコストを上昇させてしまう。当該件の建築部材システムにおいては、隣合う形か、上下に配置される二枚の枠付き平面部品の間に、ガスケットを挟み込まなくてはならない。しかしながらこのガスケットは、通常アルミニウムから製造される枠構造材の熱膨張によって、強い応力に晒される。つまりガスケットは持続的に圧縮され、また引伸ばされるため、劣化が早まり、またいつかは脱落してしまう事態に至るのである。
【0007】
DE19526671によって、いわゆる支柱・横木構造を形成するための、建築部材システムが公知となっている。この建築部材システムにおいては、いわゆる横木によって平面部品が、常に水平方向において支持され、浮動式に懸架されることはない。このため、この種の建築部材システムは、本発明で問題とするシステムに比肩するものではない。DE19526671A1によって公知のシステムの組立ては、本発明のシステムと比較して、負荷の高いものである。これは、当該件で意図される平面部品、つまり相互に対して並行に配置される二枚の板ガラスに、あらかじめ枠が備えられないため、組立て時にこれを容易に掛けることができず、現場において支柱と横木の間に挟み込まなくてはならないためである。
【0008】
これに加えて古典的な支柱・横木構造では、規定通りの構築状態において、通常垂直に延びる支柱だけでなく、支柱から横方向に分岐し、通常水平方向に延びる横木(横桟と呼ばれることもある)も、ファサードの外側から完全に見えてしまう。これに対して、本発明で問題とする種類の建築部材システムでは、支柱部品が枠付き平面部品によって実質的に覆われ、また横木は、必要に応じて完全に取り除くことができる。完成したファサードにおいて、枠構造は視覚的にほとんど知覚されないので、この形成はガラスによってファサードを上張りする、いわゆる「構造用グレージング」において利点となる。
【0009】
DE29915574U1では、枠付きの平面部品がカーテンウォール式に配置されず、対応する支柱構造材にねじ固定される、建築部材システムが提案されている。当該のシステムは、外観上にも、技術上にも欠点がある。とりわけ、枠付き平面部品と支柱構造材の間に接続される構造材と、支柱構造材の間の移行部が、室内側から美しくない形で目に付くのである。その上、当該のシステムでは、平面部品の枠形成にも問題がないわけでない。つまり、通常アルミニウムによって押出成形される枠構造材が、平面部品を直接把持するため、アルミニウム等がガラスの上に乗ってしまうのである。
【0010】
DE3540385により、平面部品の室内側に保持構造材が接着されるタイプの、建築部材システムが公知となっている。しかしながらこの内の保持構造材は、二重グレージングを構成する二枚の平面部品を囲むものではない。とりわけ、平面部品を屋外で迅速に組立てなければならない場合、枠のない板ガラスの組み立てと取り付けは並大抵の作業ではない。また組立て作業員にとっては、負傷の危険性が大きい。これに加えて枠のない平面部品は、周縁領域が損傷しやすくなってしまう。
【0011】
あらかじめ枠を備える平面部品において、平面部品の枠形成は通常、二部材からなる構造材枠によって達成される。この公知の二部材的な構造材枠においては、縁取られる二枚の板ガラスを封入した後に、内部枠構造材と外部枠構造材が、あるいはこれらの構造材によって形成される枠が、相互に掛止めされる。これにより、枠で囲まれる部品が、枠構造材同士の間で挟み込まれるのである。
【0012】
二部材的な構造材枠では、建造物に平面部品を規定通りに取付けた状態において、平面部品の建造物外側の面を囲む枠構造材は、「外部枠構造材」と称される。この一方で、平面部品の建造物内部側の面を囲む枠構造材は、「内部枠構造材」と称される。しかしながらこの点については、強調しておかねばならない事柄がある。それはつまり、見本市建造物内や閉鎖された空間での分離壁を建造する場合等、本発明の建築部材システムの多くの使用目的においては、「内」あるいは「外」といった区分が、容易には適切な表現となりえない、という事柄である。しかしいずれにしても、規定通りの取付け状態において、枠付き平面部品の、支柱構造材とは反対側を囲む枠構造材が「外側の」枠構造材と称され、この一方で枠付き平面部品の、支柱構造材側の面を囲む枠構造材が「内側の」枠構造材と称されている、と言える。この方法によって「内」と「外」を定義するならば、類似の方法によって、本発明で記述される建築部材の「室内側」についても、つまり内側に配置されるか内側から見える端部や面についても定義することができる。
【0013】
本発明で問題とする種類の建築部材システムでは、一般的に「枠構造材」と称される構造材は、板ガラス等の一般的に平面部品と称される部品の周囲を囲んだり、平面部品を保持するために働くものである。この場合の平面部品の枠形成および保持は、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物を形成する上で、適切な構造物に平面部品を固定するために行われる。特にこの枠構造材は、俯瞰で見ると長方形の平面部品、とりわけ二枚の板ガラスが、相互に対して並行にはめ込まれる種類の平面部品を製造するために働くものである。
【0014】
この種の枠構造材は通常、特に「構造用グレージング」において、板ガラスを枠で保持するために働くものではあるが、その都度の上張りに適する他の様々な平面部品を、囲んで保持することもできる。ここで言うその他の平面部品とは、アクリル板ガラスやその他のプラスチックプレート、石材プレート、大理石プレート、木材プレート、金属プレート等である。
【0015】
上述のWO02/057559A1によって公知の建築部材システムと、その建築部材は、この種の建築部材の使用に関連して生じる多様な問題を解決するものである。つまり、当該件で記述される枠構造材等は、二重機能を満たすのである。これは当該の枠構造材が、枠付き平面部品の、支柱構造材とは反対側の面を囲むだけではなく、これと同時に支柱構造材に懸架するためにも働くことを意味している。ただしこの形態では、外部枠構造材を二種類備えなくてはならない。つまり鉤等の部品を有し、枠付き平面部品を支柱構造材に固定するために働き、規定通りの取付け状態において、多くの場合垂直方向に延びる枠構造材と、鉤等に対応する部品を持たず、規定通りの取付け状態において、通常水平方向に延びる枠構造材とを、備えなくてはならないのだ。
【0016】
現代の建築発展により、木材等の伝統的な建築材料を、アルミニウムと特殊鋼からなる建築部材と組み合わせたい、という願望が広がってきている。これは例えば木製の支柱構造材を使用し、これにWO02/057559A1によって公知の、枠付きの平面部品を固定したい、というような願望である。しかし、前述のWO02/057559A1で記述される建築部材システムは、特殊に形成される金属製の支柱構造材を提供するだけで、当該の保持構造材は、木製の支柱構造材に固定するためには適さないのである。
【0017】
さらに環境側面から言えば、公知の建築部材システムの絶縁作用を改善することは、重要かつ公共の利益に寄与する進歩である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のために、建築部材システムと、これに含まれる枠付き平面部品等の建築部材を提供することを課題とする。本発明の建築部材システムとその建築部材は、上述の諸問題を解決し、美的な品質を損なうことなく、公知の建築部材システムおよび建築部材を、特に熱絶縁作用について改善するものである。この場合に、枠付き平面部品のために、有利な製造方法を提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
この課題は、請求項1あるいは請求項2の特徴を備える建築部材システムによって解決される。独立形式の諸請求項は、この種のシステムの様々な建築部材に関わるものである。またそれぞれの従属形式請求項は、それぞれの部品の、有利な形態に関わるものである。独立形式の請求項32は、枠付きの平面部品を製造するための方法に関わるものである。独立形式の請求項34から40は、本発明の建築部材を使用して建造されるファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫に関わるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下では本発明の建築部材システムの建築部材について、様々な実施例を図と関連付けて、全く例示的に、制限を設けずに記述する。この場合に、図1から3、図4から6、図8から12、図13から14、図15から21をそれぞれグループとして、並列に扱う。図22は、図4から6と直接に関連づけて扱う。
【実施例1】
【0021】
図1は、規定通りに取付けた状態において垂直方向に直立する、本発明の建築部材システムの支柱構造材10と並んで、その他の建築部材の断面図を示す説明図である。この実施例において、支柱構造材10は中実なものとして形成される。
【0022】
図示される支柱構造材10は、木材等から製造されるもので、断面がU字型の収容経路12を有する。収容経路12の中には、ガスケット14と保持構造材16が配置され、これらは数本のねじ18によって固定される。ねじ18は、図1および図3では、一本だけしか図示されていない。
【0023】
ガスケット14の断面は帽子型である。ガスケット14は、枠付き平面部品20,22側の面に、それぞれ数個のシールリップ24を持つ。整然さを保つために、これらのシールリップ24の内、数個のものにしか部材番号が付されていない。
【0024】
この実施例において枠付き平面部品20,22は、外側の板ガラス26;28と内側の板ガラス30;32を備える、二重板ガラスとして形成される。発明の説明の導入部で既に述べた通り、ここで言う内側の板ガラスとは、支柱構造材に近い側の板ガラスを指す。この「内」、「外」という概念の使用法は、枠構造材にも適用される。またこの概念の使用法は、他の箇所でも使用される。これは、本発明の建築部材システムの多くの使用方法において、外側の建築部材が、つまり外部枠構造材や外側の板ガラスが、完成した取付け状態において、実際に建造物や構造物の外面を形成するためである。
【0025】
外側の板ガラス26,28と、これらに割り当てられる内側の板ガラス30;32の間には、公知の方法でスペーサ34が配置される。これらの板ガラスは、枠によって周囲を囲まれる。この内の枠は、外部枠構造材36、中央枠構造材38、内部枠構造材40によって形成される。
【0026】
平面部品20,22同士の間には、ガスケット42が配置される。ガスケット42は、図示される実施例において、図中右側の、中央枠構造材38に固定される。このため本実施例においては、中央枠構造材38に、二本の鳩尾形の溝44が設けられる。整然さを保つために二本の溝44の内、一本だけに、つまり図中左側の枠構造材の、上方の鳩尾形溝だけに、部材番号が付されている。
【0027】
ガスケット42は、溝44のために、少なくとも部分的に相補的な実(さね)を持つ。これによりガスケットは、実を対応する溝に押し込むか、挿入させることによって、確実でありながら交換可能な形で、容易に中央枠構造材に固定することができる。
【0028】
中央枠構造材38は、少なくとも終端領域に、しかし好ましくは連続的に、断面が中空となる中空室46を持つ。整然さを保つために、これらの中空室46の内、中央枠構造材の、図1で右側に示される中空室だけに部材番号が付されている。この中空室は、ここには図示されていないが、後に図13および図14との関連で記述される、コーナ部材を収容するために働く。
【0029】
中央枠構造材38はさらに、外部枠構造材36および内部枠構造材40を密着式に固定するための部品を持つ。本実施例では、外部枠構造材を固定するための部品は、鳩尾形の実(さね)48として形成される。この実48は、これに対応する、外部枠構造材36の鳩尾形の溝にはまり込むものである。
【0030】
中央枠構造材38において内部枠構造材40を密着式に固定するための部品は、掛止め部分として形成される。この掛止め部分は、二本の構造帯材50,52によって形成される。内部枠構造材40は、それぞれ掛止め部分53(図4内にのみ部材番号を付す)を持つ。掛止め部分53は、中央枠構造材38の掛止め部分に対して、少なくとも部分的に相補的なものである。
【0031】
外部枠構造材36は、好ましくはアルミニウムから製造される。この外部枠構造材36は、遮光性と耐候性を持つと同時に、極めて高い美的要求を満たすものである。ただしアルミニウムの熱伝導率は、依然として非常に高いものである。これは、本発明で問題とする種類の枠付き平面部品のための、公知の多くの枠において、悪影響を及ぼすものであった。これは外部枠構造材が、規定通りの取付け状態において、支柱構造材に向けて、部分的に大きく内側へ張り出すためであった。これに対して本発明の枠では、外部枠構造材が比較的小さく保たれ、実質的には外向きの化粧張りを形成するだけで、内側に向けて(支柱構造材に向けて)大きく張り出さない形で延びる。
【0032】
中央枠構造材はプラスチックによって、つまり非常に熱伝導率の低い材料から製造される。中央枠構造材は特に、グラスファイバ補強される硬質ポリ塩化ビニル(PVC)から製造されるため、非常に高い絶縁作用を有する利点を持つ。この利点は、上述の中空室46が中央枠構造材の全長に渡って延びることにより、さらに強化される。この中空室46は、これにより三つの機能を果たす。つまり、中央枠構造材38の絶縁作用を高める上に、枠構造材38の強度を大きく損なうことなく、製造時の材料節約に寄与し、さらには既述のコーナ部材を収容するために働くのである。材料の節約は、製品コストの削減だけでなく、とりわけ中央枠構造材38の軽量化を達成する。これは、本発明の建築部材システムを大面積的に装入する際に、特に重要な効果となる。
【0033】
内部枠構造材もプラスチックによって、特にグラスファイバ補強される硬質PVCから製造される。このため外部、中央、内部それぞれの枠構造材によって形成される枠の、外から中および中から外に向けての熱伝導率は、非常に低いものとなる。
【0034】
枠付き平面部品20,22は、それぞれ数個の保持部品54によって、保持構造材16に固定される。このために保持構造材16は、規則的に間隔をあけて配置される収容開口部56を持つ。
【0035】
保持部品54は、独立した鉤として形成される。この鉤は現場で組み立てる際に、枠付き平面部品内に設けられる、対応する収容開口部に装入できる。図示されている実施例では、中央枠構造材38が、鉤54を収容するために形成される。独立した鉤を備えるこの形成方法により、枠付き平面部品の周囲に枠を巡らせるために、それぞれ同一の内部、中央、外部枠構造材を使用できる、という大きな利点が得られる。これに対し例えばWO02/057559A1によって公知の枠では、異なる種類の構造物、つまり鉤を備えるものと、鉤を備えないものを使用する必要がある。これに加えて、独立した鉤を備える形態は、枠付き平面部品の輸送時に鉤が張り出さない、という利点もある。これにより枠付き平面部品は、平滑な支持面をそれぞれ二つ有し、問題なく輸送できることとなる。
【0036】
この鉤54は、好ましくは特殊鋼から製造され、それぞれ一つの収容部58を有する。この収容部58は、枠付き平面部品の一部を収容するために働くものである。図示される実施例ではつまり、中央枠構造材38の一部を収容するために働くのである。鉤54はさらに、固定部分60を有する。固定部品60は、保持構造材に鉤を掛けるために働くものである。この際に固定部分60は、斜面62を持つ。この斜面62の働きにより負荷がかかると、鉤と鉤によって掛けられる枠付き平面部品が、保持構造材16に向けて引張られる。
【0037】
懸架による負荷を分散させるために、負荷分散止め具64が備えられる。負荷分散止め具64は、好ましくはアルミニウムから製造される。この種の負荷分散止め具は、建築部材システムを取付ける際に、保持構造材16の収容開口部56に押し込まれる。この内の収容開口部56には、後に鉤54が掛けられることとなる。
【0038】
図3では詳しく図示されない支柱構造材10に保持構造材16を固定するねじ18によって、負荷分散止め具64も貫かれることは、図3に示すとおりである。つまり、鉤54によって掛けられる平面部品から及ぼされる負荷は、保持構造材16の開口部56の、鉤側の縁に作用するだけでなく、負荷分散止め具64を介して分散し、ねじ18と支柱構造材10にも作用するのである。
【0039】
枠付き平面部品を保持構造材に懸架するための、本発明で記述される種類の方法は、WO02/057559A1によって公知のシステムと比較して、利点を有する。つまり本発明ではガスケット14が損傷されないのである。これに対して前述件によって公知のシステムでは、ガスケットを貫く形でボルトが差し込まれたり、打ち込まれてしまい、このボルトに枠付き平面部品が懸架されるのである。
【0040】
本発明の建築部材システムのさらなる利点は、通常アルミニウムから製造される保持構造材を、図1で示す通りに、木材等の伝統的な材料からなる支柱構造材と、問題なく組み合わせられる点にある。このために支柱構造材は、単純な収容経路12を一つだけ備える。木材とアルミニウムの組合せは、美的に魅力ある構造物を実現する。しかし本発明の保持構造材16は、押出成形されるアルミニウム製の支柱構造材と使用することもできる。これは図4において、支柱構造材70として示される。
【実施例2】
【0041】
図4に示される支柱構造材70は、押出成形されるアルミニウム製の中空室構造材である。この支柱構造材70は基本的に、四つの構造帯材72,74,76,78によって形成される。この場合に、構造帯材72,78同士は相互に対して平行に延び、構造帯材74,76同士も平行に延びる。構造帯材76は、構造帯材72,78の端部領域に配置され、また構造帯材72,78に対して直角をなして延びる。構造帯材74も、構造帯材72,78に対して直角をなす形で延びるが、構造帯材72,78のほぼ中央に配置される。これにより、一方においては断面が長方形の中空室80が形成されるが、他方においては断面がU字型の収容部82が形成されるのである。
【0042】
図4を理解し易くするために、図2と図3で示された建築部材が、再び図5および図6においても示される。再度示されるのはつまり、保持構造材16、保持構造材を固定するためのねじ18、負荷分散止め具64、鉤54として形成される保持部品である。
【0043】
支柱構造材70の、断面がU字型の収容部82は、保持構造材16を収容するために働くと同時に、中間構造材84を収容するためにも働く。この中間構造材84も、断面が基本的にU字型となる収容部を持つ。この収容部の中に、保持構造材16が収容される。この場合に収容部には、ガスケット86が封入される。ガスケット86は、図1で示されるガスケットに相当するが、二つの固定部分88,90を有する。これらの固定部分88,90により、ガスケット86は、中間構造材84に形成される鳩尾形の溝の中で固定される。
【0044】
本実施例においては、この中間構造材84も、いわゆる中空室構造材として形成され、中空室92を持つ。この中空室92の中には、中実の保持部分94が配置される。中実の保持部分94には、取付け時に、保持構造材16と負荷分散止め具64を固定するためのねじ18が、ねじ込まれる。勿論この種の、中間構造材の全長に渡って延びる中実の保持部分(これは中間構造材の補強にも貢献する)を使用する代わりに、ねじ18がねじ込まれることとなる箇所にだけ、適切な合わせ部品を備えることも可能である。適切な合わせ部品とは、中実なねじ収容部であったり、あるいはあらかじめ穿孔をあけたり、ねじ穴を備えたりするねじ収容部である。中間構造材が保持構造材16と同様に、熱伝導率の低い材料、特に硬質PVCから構成されると、有利となる。
【0045】
支柱構造材70だけでなく、中間構造材84も、それぞれ短い構造帯材を数個持つ。これらの構造帯材の内、ここではいくつかについてのみ述べる。支柱構造材70に備えられる短い構造帯材96,98は、支柱構造材をさらに補強するために働くが、同時に装飾レール100用の収容部も形成する。構造帯材72;78に形成される構造帯材102,104は、中間構造材84に形成される二本の溝のための、保持つめを形成する。
【0046】
図4から6で示される残りの部材は、既に図1から3との関連で上述している。このため、この限りにおいては上の記述を指摘するにとどめたい。
【0047】
図4で十分に認識できる通り、本発明の建築部材の形態により、取付け状態においては多数の中空室が形成される。これらの中空室はそれぞれ、熱的な絶縁作用を有するものである。この場合に中空室同士は部分的に、自身を形成する構造帯材によってだけではなく、追加的にガスケット86によっても、相互から分離される。
【実施例3】
【0048】
表現上から言えば、図22は図4および図1に対応する。この場合に図22は、支柱構造材70’、中間構造材84’、ガスケット42’、内部枠構造材40’、中央枠構造材38’、外部枠構造材36’といった実施変種を示すものである。しかしながら図22の建築部材は、根本的な構造と機能において、図4で示される建築部材に対応する。このため以下では、差異についてのみ短く取り上げ、その他のものについては図4の記述を指摘するにとどめる。この場合に、共通点を明確にするために、同一の作用は持つが構造的にはやや変化した部材については、図4あるいは図1においても使用される部材番号に、それぞれ補足的にアポストロフィをつけた部材番号を付与してある。
【0049】
本実施例において、中間構造材84’は、中空室構造材としては形成されない。このために保持部分94’は、中間構造材を一つの構造帯材において支持するため、つまり支柱構造材70’の中央の構造帯材74’で中間構造材を支持するためにも働く。この場合に、支柱構造材70’の室内側の端部は、装飾レール100’によって閉鎖される。
【0050】
枠付き平面部品20’および22’は、本実施例においても、内部枠構造材40’、中央枠構造材38’、外部枠構造材36’によって周囲を囲まれる。しかしながらこの場合に、コーナ部材を収容するための中空室46’は、ここでは中央枠構造材ではなく、外部枠構造材36’の中に備えられる。
【0051】
連結部の強度を上昇させるために、本実施例においては、中央枠構造材と外部枠構造材はそれぞれ、二つの鳩尾形の実(さね)48’か、これに対応する鳩尾形の溝を持つ。
【0052】
本実施例においては、内部枠構造材40’も、図4で示される実施例からはやや変化させられる。つまり枠構造材40’が掛止め部分53’を一つ持つものの、図1や図4で見られるような、この掛止め部分53’に対して平行な部分は持たないのである。この内の掛止め部分53’は、中央枠構造材38’の掛止め部分に対して、少なくとも部分的に相補的なものである。図1あるいは図4で示される実施例においては、内部枠構造40の掛止め部分53と、これに対して平行な掛止め部分53の間で、中央枠構造材の構造帯材50が収容される。
【0053】
規定通りの取付け状態において、枠付き平面部品20’,22’同士の間に備えられるガスケット42’は、本実施例において、断面が中空円筒形の端部部分を持つ。この端部部分は、中央枠構造材から外部枠構造材に至る移行領域に沿って延びるものである。
【実施例4】
【0054】
図7では、その全体が部材番号110で表示される、横木構造材が示される。横木構造材には、二つの枠付き平面部品20,22が接する。枠付き平面部品20,22の部材については、上で既に、図1との関連で詳述してある。
【0055】
横木構造材110は、二本の支柱構造材を横方向に連結するために、希望する箇所に、つまり支柱構造材の基礎側の端部領域に装入できる。これにより横木構造材110は、建築部材システムを規定通りに取り付けた状態で、垂直方向に直立する二本の支柱構造材の間において、基本的に水平方向に延びる。様々な補強部分112の他に、横木構造材110はとりわけ、二つの保持部分114を持つ。これらの保持部分114は、外側の構造帯材116のそれぞれと共に、鳩尾形の溝を形成する。この溝には、対応する保持部分を備えるガスケット118が挿入されたり、押し込められる。補強部分112は同時に、装飾レール120用の収容部も形成する。
【0056】
横木構造材110の独自性は、ここでは詳しく表されていないボルトのための、縦長のガイド122にある。このガイド122は、片側にスリットを備える管として形成される。この種のボルトは、適切な工具によりガイド122に沿って変位させられる形で、ガイド122内で保持される。この内の適切な工具とは、刃厚の薄いマイナスドライバ等である。この種のボルトは、二本の支柱構造材の間で、横木構造材110を固定するために働く。これらの支柱構造材は、ボルトのために、適切な収容開口部を持つものである。横木構造材110が二本の支柱構造材の間で心出しされると、あらかじめガイド122に差し込まれるボルトが、隣に位置する支柱構造材の、対応する収容開口部に差し込まれる。この収容開口部においてボルトは締め付けられ、これにより横木構造材110は確実に保持される。次いで、ガイド122は装飾レール120によって覆われる。
【実施例5】
【0057】
図8から12においては、多部材からなる土台の様々な部材が示される。この場合に図8においては追加的に、中空支柱構造材130、保持構造材132、枠付き平面部品20,22が示される。この内の枠付き平面部品20,22は、適切な保持部品54によって、保持構造材に固定される。支柱構造材130の下部領域に示されるT字型のクリアランス134は、WO02/057559A1で記述されるように、連結部品を掛けるために働く。しかしながらこの種の公知の連結部品は、本申請の対象ではないため、ここでこれ以上深く立ち入ることはしない。
【0058】
支柱構造材130は、支柱接続部品136によって、スタンドレール138上で固定される。この際に支柱接続部品136は、その都度使用される支柱構造材に対して少なくとも部分的に相補的な面と、スタンドレール138に対して少なくとも部分的に相補的な面を有する。
【0059】
長く延びるスタンドレール138は通常、複数本の支柱構造材を越えて延びる。このスタンドレール138は、その都度使用される枠付き平面部品の幅の、数倍に相当する長さを有する。スタンドレールは、全体が部材番号144で表示される連結部品の、プレート142を収容するために、鳩尾形の溝140を持つ。この際に連結部品144は、先のプレート142と、ねじ146によって構成される。ねじ146は、プレートを貫く形でねじ留めされる。ねじ146の頭は、規定通りに取り付けた状態において、底部部品148の鳩尾形の溝の中でガイドされる。
【0060】
底部部品148は、二つの縦穴150,152を持つ。これらの縦穴150,152を通じて、二本のねじが直接基礎にねじ込まれる。この場合にこれらの縦穴は、底部部品をある程度心出しさせられるものである。この際に、後に支柱構造材が配置される位置において、底部部品がそれぞれ基礎に固定される。
【0061】
底部部品148、連結部品144、スタンドレール138の三点を差し込み合わせると、ねじ146を回転させることにより、スタンドレール138を高さ調整し、基礎が平坦でなくても、多少であればそれを補正できる。このためにねじ146は、スタンドレール138内の開口部154を抜けて突出する端部に、工具用の収容部156を持つ。この内の工具は、マイナスドライバやプラスドライバ、あるいは図示される実施例に見られるような、六角レンチ等である。
【0062】
スタンドレール138は、二つのアルミニウム構造材158,160によって構成される。これらのアルミニウム構造材158,160は、二本のプラスチック製ウェブ162,164を介して相互に連結されるが、同時に熱的には相互から分離される。構造材160は、鳩尾形の溝を持つ。この溝には、被覆遮蔽具166が挿入されるか、あるいは押し込まれる。構造材158,160は共に、さらに鳩尾形の溝168,170を持つ。これらの溝168,170は、保持部分を収容するために、適切に形成されるガスケット172,174を持つ。
【0063】
図8および図9では、ストッパ部品178も示される。ストッパ部品178は、保持構造材132と多部材からなる土台の間で、望ましい間隔を設定するために働く。保持構造材は、現場での取付けを容易にするために、既に、その都度使用される枠付き平面部品の長さに適合させられているため、これ以上保持構造材を現場で切断する必要がない。保持構造材の長さはつまり、使用される枠付き平面部品の長さを数倍したものに、二枚の枠付き平面部品の間隔を加えたものに相当するのである。より高い構造物においては、複数の保持構造材を上下につなげて据える。この際にそれぞれの保持構造材を、このために特別に切断する必要はない。通常基礎領域には、一番下の平面部品の下縁と基礎の間に、より大きな間隔をとりたいものであるが、このためにストッパ部品178が働く。ストッパ部品の形状は、その都度使用される支柱構造材に適合させられ、またその都度使用される支柱構造材の、U字型収容部に挿入される。
【実施例6】
【0064】
図13と図14では、全体が部材番号20で表示される、枠付き平面部品が示される。枠付き平面部品は、本実施例において、二枚の板ガラス26,30を含む。これらの板ガラス26,30は、相互に対して平行に配置され、適切なスペーサ34によって相互から間隔をあけて配置される。
【0065】
板ガラス26,30は、枠構造材によって形成される枠により、周囲を囲まれる。この場合に、異なる三種類の構造材が使用される。つまり外部枠構造材36、中央枠構造材38、内部枠構造材40の三種類である。図14の分解図において、外部枠構造材36は既に、中央枠構造材38とそれぞれ連結される。これは、図1との関連において詳述した通りである。枠を形成するために、中央枠構造材38に設けられる収容部46には、金属製のコーナ部材180が差し込まれる。このコーナ部材は、二本の腕木182,184によって構成される。これらの腕木182,184には溝が付けられる。つまり腕木182,184は、浮彫状の特徴を持つ表面を備えるものである。枠付けの完成した部品は、鉤54によって、対応する保持構造材に掛けられる。
【0066】
上述の、中央枠構造材はプラスチックによって、特に好ましくはグラスファイバ補強される硬質PVCから製造されるため、この枠構造材と金属製のコーナ部材180との持続的な連結は容易ではなく、従来の溶接方式は持続的な連結を達成するのに適さない。このため本発明では、まず外部枠構造材36が、中央枠構造材38と共に「ローラにかけられる」。つまり、中央枠構造材38の鳩尾形の実(さね)48が、これに対して少なくとも部分的に相補的な、外部枠構造材の鳩尾形の溝に押し込まれるのである。その後、コーナ部材180の腕木は、それぞれ中央枠構造材36の収容部46に差し込まれる。その後、中央枠構造材の、少なくともコーナ部材が差し込まれた領域が加熱され、これによりプラスチックが軟化する。その後、コーナ部材が差し込まれた領域内で中央枠構造材に圧力がかけられ、プラスチックの形状が、コーナ部材の腕木の浮彫状の構造に適合させられる。冷却され、中央枠構造材のプラスチックが硬化すると、中央枠構造材とコーナ部材の間に、密着式の連結部が産出される。このように形成された枠の中に平面部品が封入され、これに枠が付けられる。最終的にはその後、内部枠構造材が、中央枠構造材と掛止めされる。
【実施例7】
【0067】
ここでは、図15から21に関して、二つの中空室構造材200,202;202’が、連結部品204あるいは204’によって、相互に対して直角に連結される様子が記述される。これらの中空室構造材200,202;202’は、図4あるいは図22で示される支柱構造材70;70’であってもよい。(この際に、アポストロフィ付きの部材番号は、図18から21に関するものである。)
【0068】
中空室構造材202(図15の部材番号による)、あるいは中空室構造材202’(図21の部材番号による)は、二つの外側の構造帯材206;206’,208;208’と、中央の構造帯材210;210’、さらに奥側の構造帯材212;212’を含む。(奥側の構造帯材212;212’とは、規定通りの取り付け状態において、室内側に向くものである。)これらの構造帯材は、相互の間に、中空室214;214’を形成する。中央と奥側の構造帯材には、開口部216があけられる。
【0069】
中空室構造材200も同様に、二つの外側の構造帯材218,220、中央の構造帯材222、奥側の(規定通りの取付け状態において、室内側に向く)構造帯材224を含む。これらの構造帯材は、相互の間に、中空室を形成する。外側の構造帯材218の内、少なくとも一つには開口部226が設けられる。
【0070】
連結部品204;204’は、二部材によって構成され、基礎部品とスライド式のロック部品240;240’を含む。前者の基礎部品は、構造帯材228,230,232,234,236,238;238’によって形成される。この場合に構造帯材230,232,236の三点は、相互の間に、ロック部品240;240’用の収容部を形成する。この収容部の中では、二つの掛止め張出部242,244が、ロック部品240;240’のための、二つの位置を規定する。ここで言う二つの位置とはつまり、起点位置とロック位置である。図18内で示される状況において、ロック部品240’は起点位置にあり、図16で示される状況において、ロック部品240は、ロック位置にある。
【0071】
構造帯材234,236,238;238’は、相互の間に引掛け部分を形成する。引掛け部分は、中空室構造材200内の開口部226に、連結部品を掛けるために働く。
【0072】
この種の連結部品によって、二つの中空室構造材を連結するために、まず中空室構造材200内の開口部226に、連結部品204;204’が掛けられる。その後マイナスドライバ等によって、ロック部品240;240’が、起点位置からロック位置にスライドさせられる。ロック位置において、ロック部品240;240’は、開口部226内に残るフリースペースを遮断する。これにより、連結部品が外れなくなる。この際に、ロック部品の前面縁241;241’を斜めに切っておくと、開口部226内へのロック部品の引掛けが容易となる。
【0073】
その後、連結部品204;204’の基礎部品が、相互に連結される中空室構造材202;202’の、相手側の中空室214;214’に挿入される。そのために、基礎部品が連結部品の挿入部分を形成する、といえる。この場合の挿入は、引掛け部分が中空室214;214’から外へ張り出すことによって、達成される。
【0074】
この中空室214;214’の中で、連結部品204;204’は偏心ボルト242;242’によって固定される。このためには、少なくとも二枚の偏心板244を持つ偏心ボルト242;242’を、中空室構造材と基礎部品を貫く形で差し込み、その縦軸を中心として回転させる。これにより各偏心板244が、開口部216内において、図16および図18の破線で示される通りに、中空室構造材202;202’の中で締め付けられる。また、これによって同時に、中空室構造材202;202’が相手側の中空室構造材200の方向に向けて、引っ張られるのである。
【0075】
本発明の考察の枠内では、多数の変更と発展形が可能である。それは例えば、個々の構造材および構造帯材の形態に関するものである。このため例えば横木構造材において、円形断面を有する、図示したボルトガイドの代わりに、多角形断面を備えるボルトガイドを備えること等が可能である。コーナ部材としては、図示した浮彫状の構造の代わりに、腕木に複数の穿孔を設けることもできる。この場合でも、中央枠構造材とコーナ部材を、加熱と加圧によって、密着的に連結することが可能である。これらの、またその他の変更は、本発明考察の枠を離れるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本建築部材システムとその建築部材の、産業上の利用可能性は明らかにある。ちなみにこの際に指摘しておきたいのは、本発明が新たな業務上の方法を含意していること、つまりカーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物を迅速に、かつ低いコストによって建造方法を含意していることである。ここに明文をもって、本方法を発明に相応しいものとして表し、国内法がこれを許可する諸国内において保護されるべく出願する。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明のシステムの様々な建築部材を示す断面図である。特に規定通りの取付け状態において垂直方向に延び、この実施例では中実である支柱構造材に、保持構造材を装入し、これに枠付き平面部品を固定したものの断面図が示される。この内の平面部品は、二重板ガラスの形で形成されるが、部分的にのみ図示されるものである。
【図2】保持構造材の一部を示す斜視図である。
【図3】図2の保持構造材の断面図を、より図式的に示す説明図である。この保持構造材は、ここでは詳しく示されない枠付き平面部品を保持するための引掛け式の保持部品と、負荷分散止め具を装入した状態で表されている。
【図4】図1と同等の断面図を示す説明図である。しかしここでは、支柱構造材は中実ではなく、中空室構造材によって形成される。この場合、支柱構造材と保持構造材の間に、追加的な中間構造材が備えられる。
【図5】図4を理解し易くするために、図2の保持構造材を示す説明図である。
【図6】図4を理解し易くするために、図3の負荷分散止め具、保持部品と並んで保持構造材を示す説明図である。
【図7】規定通りの取付け状態において、通常水平方向に延びる横木を示す断面図である。この内の横木は、自身に接する二つの枠付き部品と共に示される。
【図8】とりわけ、多部材からなる土台レール上に直立する支柱構造材を示す断面図である。この内の支柱構造材には保持構造材が備えられ、これに懸架される形で枠付き平面部品と、ストッパ部品が接続される。
【図9】図8のストッパ部品を示す俯瞰図である。
【図10】図8の多部材からなる土台レールの、スタンドレールの一部を示す説明図である。
【図11】図10のスタンドレールを、図12の底部部品と連結するための、連結部品を示す説明図である。
【図12】図10のスタンドレールを基礎において固定するための、底部部品を示す説明図である。
【図13】枠付きの平面部品を示す斜視図である。
【図14】図13の枠付き平面部品を示す分解図である。
【図15】二つの中空室構造材と、両者を連結するための連結部品を示す斜視図である。
【図16】図15の連結部品を示す側面図である。
【図17】図15の連結部品によって相互に連結される中空室構造材の中で、連結部品を固定するための偏心ボルトを示す説明図である。
【図18】二つの中空室構造材を連結するための連結部品の、実施変種を示す側面図である。
【図19】図15あるいは図18の連結部品を、相互に連結される中空室構造材内で固定するための偏心ボルトの、実施変種を示す俯瞰図である。
【図20】図17あるいは図19の偏心ボルトの、偏心板を示す説明図である。
【図21】中空室構造材に規定通りに組み込んだ状態の、図19の偏心ボルトを示す説明図である。ただし、連結部品を除くものである。
【図22】図4と同等の断面図を示す説明図である。ここでは、支柱構造材、中間構造材、ガスケット、内部枠構造材、中央枠構造材、外部枠構造材の、別の実施形態を備えるものが示される。
【符号の説明】
【0078】
10支柱構造材
12支柱構造内の収容経路
14ガスケット
16保持構造材
18ねじ
20,20’枠付き平面部品
22,22’枠付き平面部品
24シールリップ
26外側の板ガラス
28外側の板ガラス
30内側の板ガラス
32内側の板ガラス
34スペーサ
36,36’外部枠構造材
38,38’中央枠構造材
40,40’内部枠構造材
42,42’ガスケット
44鳩尾形の溝
46,46’中空室
48,48’鳩尾形の実(さね)
50構造帯材
52構造帯材
53掛止め部分
54保持部品(ここでは鉤の形で形成される)
56収容開口部
58収容部
60固定部分
62斜面
64負荷分散止め具
70,70’支柱構造材
72構造帯材
74,74’ 構造帯材
76構造帯材
78構造帯材
80中空室
82U字型の収容部
84,84’中間構造材
86ガスケット
88固定部分
90固定部分
92中空室
94,94’保持部分
96構造帯材
98構造帯材
100,100’装飾レール
102構造帯材
104構造帯材
110横木構造材
112補強部分
114保持部分
116構造帯材
118ガスケット
120装飾レール
122ガイド
130支柱構造材
132保持構造材
134クリアランス
136支柱接続部品
138スタンドレール
140鳩尾形の溝
142プレート
144連結部品
146ねじ
148底部部品
150縦穴
152縦穴
154開口部
156工具用の収容部
158構造材
160構造材
162プラスチック製ウェブ
164プラスチック製ウェブ
166被覆遮蔽具
168鳩尾形の溝
170鳩尾形の溝
172ガスケット
174ガスケット
178ストッパ部品
180コーナ部材
182腕木
184腕木
200中空室構造材
202,202’中空室構造材
204,204’連結部品
206,206’ 構造帯材
208,208’ 構造帯材
210,210’ 構造帯材
212,212’ 構造帯材
214,214’中空室
216開口部
218構造帯材
220構造帯材
222構造帯材
224構造帯材
226開口部
228構造帯材
230構造帯材
232構造帯材
234構造帯材
236構造帯材
238,238’ 構造帯材
240,240’ロック部品
241,241’斜めに切られる前面縁
242偏心ボルト
244偏心板


【特許請求の範囲】
【請求項1】
保持構造材、保持部品54および枠付き平面部品20,22からなり、前記保持構造材が長方形断面を備える四面体の中空構造材16であり、前記保持部品を収容するための収容開口部56を保持構造材16が有し、前記枠付き平面部品20,22が保持部品54によって、保持構造材に固定されることを特徴とする、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、支柱構造材10;70、保持構造材16、枠付き平面部品20,22を含む建築部材システム。
【請求項2】
中間構造材84、支柱構造材、保持構造材、保持部品54および枠付き平面部品20,22からなり、前記中間構造材84がU字型断面の収容部44を有し、前記支持構造材に中間構造材84を収容するための、U字型断面の収容部82が形成され、前記保持構造材が長方形断面を持つ四面体の中空構造材であり、この場合に保持構造材16が保持部品54を収容するための収容開口部56を持ち、前記枠付き平面部品20,22が保持部品54により保持構造材に固定され、中間構造材のU字型断面の収容部が、保持構造材16を収容するために形成されることを特徴とする、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、この場合に多数の構造帯材によって形成される各支柱構造材が、U字型断面の収容部82と長方形断面の中空室80を持つ、特に好ましくは請求項1記載の建築部材システム。
【請求項3】
中間構造材84,84’が、保持構造材16を固定するためのねじ18を収容するために、保持部分94,94’を持つことを特徴とする、請求項2記載の建築部材システム。
【請求項4】
中間構造材84’の保持部分94’が、支柱構造材70’の構造帯材74’で中間構造材84’を支持するための支持部分として形成されることを特徴とする、請求項3記載の建築部材システム。
【請求項5】
中空構造材84が中空室構造材として形成されることを特徴とする、請求項2から4のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項6】
保持部品54が独立した鉤であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項7】
保持構造材の収容開口部56に装入される、負荷分散止め具64を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項8】
枠付き平面部品20,22のそれぞれの有する枠が、外部枠構造材36、中央枠構造材38、内部枠構造材40を持つことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項9】
一本以上のスタンドレール138、支柱接続部品136、数個の連結部品144および数個の底部部品148を含む多部材的な土台が、支柱構造材70を据え付けるために備えられることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項10】
二つの中空室構造材200,202および連結部品204からなり、前記中空室構造材200,202が特に好ましくは支柱構造材70,70’と同様に形成され、前記連結部品204が中空室構造材を直角に連結するために働き、この場合に各連結部品が、連結される一方の中空構造材202の中空室に挿入するための挿入部分、連結される第二中空構造材200の開口部226に掛けるための引掛け部分、および引掛け部分を開口部に掛けた後に、第二中空構造材200の開口部226内で連結部品をロックするための、スライド式ロック部品240を持つことを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項11】
保持構造材、保持部品54および枠付き平面部品20,22からなり、前記保持構造材が長方形断面を備える四面体の中空構造材16として形成され、前記保持部品54を収容するための収容開口部56が保持構造材16に備えられ、前記枠付き平面部品20,22が保持部品54によって保持構造材に固定されることを特徴とする、支柱構造材10;70用の保持構造材16、保持構造材、枠付き平面部品20,22を含む、請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項12】
プラスチック、特に好ましくはグラスファイバ補強される硬質ポリ塩化ビニル(PVC)から製造されることを特徴とする、請求項11に記載の保持構造材16。
【請求項13】
断面が基本的にU字型の収容部82を有し、前記収容部82が保持構造材16を収容するために形成されることを特徴とする、支柱構造材70、保持構造材16、枠付き平面部品20,22用の中間構造材84,84’を含む、ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、特に好ましくは請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項14】
保持部分94’が、支柱構造材70’の構造帯材74’において中間部品84’を支持するための支持部分として形成されることを特徴とする、請求項13に記載の中間構造材84,84’。
【請求項15】
保持部分94’が、支柱構造材70’の構造帯材74’において中間構造材84’を支持するための支持部分として形成されることを特徴とする、請求項14に記載の中間構造材84’。
【請求項16】
中空室構造材として形成されることを特徴とする、請求項13から15のいずれかに記載の中間構造材84。
【請求項17】
プラスチック、特に好ましくはグラスファイバ補強される硬質PVCから製造されることを特徴とする、請求項13から16のいずれかに記載の中間構造材84。
【請求項18】
特殊鋼鉤として形成され、枠付き平面部品20,22に掛けるための収容部58と、保持構造材に自身を掛けるための固定部分60を持ち、この場合に固定部分が斜面を持ち、負荷を受けると鉤が保持構造材に向けて引張られることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システムおよび請求項11または請求項12に記載の保持構造材のための、保持部品54。
【請求項19】
外部枠構造材36、中央枠構造材38、内部枠構造材40を持つ枠および平面部品からなり、前記外部枠構造材がアルミニウムから製造され、前記中央枠構造材および前記内部枠構造材がプラスチック、特に好ましくはグラスファイバ補強されるプラスチックから製造され、この場合に外部枠構造材と中央枠構造材は密着式に連結され、内部枠構造材と中央枠構造材は掛け止めされ、それぞれ二つの中央枠構造材あるいはそれぞれ二つの外部枠構造材がコーナ部材180によって相互に連結され、前記平面部品が特に好ましくは二重板ガラスとして形成されて、内部枠構造材と外部枠構造材の間に挟み込まれることを特徴とする、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、特に好ましくは請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システムのための、枠付き平面部品20,22。
【請求項20】
中央枠構造材と密着式に連結するために鳩尾形の溝か、鳩尾形の実(さね)を持つことを特徴とする、請求項19に記載の枠付き平面部品のための、外部枠構造材36。
【請求項21】
自身と同種の外部枠構造材と連結するためのコーナ部材180を収容するために、中空室46’を持つことを特徴とする、請求項20に記載の外部枠構造材36’。
【請求項22】
外部枠構造材36と密着式に連結するための鳩尾形の溝か、鳩尾形の実48を持つことを特徴とする、枠付き平面部品のための、請求項19に記載の中央枠構造材38。
【請求項23】
ガスケット14を保持するために、鳩尾形の溝を一本以上、あるいは鳩尾形の実48を一つ以上持つことを特徴とする、請求項22に記載の中央枠構造材38。
【請求項24】
内部枠構造材の掛止め部分に対して少なくとも部分的に相補的な掛止め部分を持ち、自身の掛止め部分と内部枠構造材の掛止め部分とが掛け止めされることを特徴とする、請求項22あるいは請求項23に記載の中央枠構造材。
【請求項25】
自身と同種の中央枠構造材38と連結するためのコーナ部材180を収容するために、中空室46を持つことを特徴とする、請求項22から24のいずれかに記載の中央枠構造材38。
【請求項26】
プラスチック、特に好ましくはグラスファイバ補強される硬質PVCから製造されることを特徴とする、請求項22から25のいずれかに記載の中央枠構造材。
【請求項27】
中央枠構造材の掛止め部分に対して少なくとも部分的に相補的な掛止め部分を持ち、自身の掛止め部分と中央枠構造材の掛止め部分とが掛け止めされることを特徴とする、請求項19に記載の枠付き平面部品のための内部枠構造材40。
【請求項28】
プラスチック、特に好ましくはグラスファイバ補強される硬質PVCから製造されることを特徴とする、請求項27に記載の内部枠構造材。
【請求項29】
数個の底部部品148、数個の連結部品144、スタンドレール138および支柱接続部品136からなり、前記底部部品がねじによって直接基礎上で固定され、前記連結部品がねじ146とプレート142を含み、規定通りの取付け状態においてねじがプレートを貫く形でねじ込まれ、前記スタンドレール内でプレートが、底部部品内でねじがガイドされ、あるいは逆の組合せでそれぞれガイドされ、ねじを回転させることによりスタンドレールの高さ調節が達成でき、前記支柱接続部品が支柱構造材とスタンドレールを連結するために形成されることを特徴とする、支柱構造材70、保持構造材16、枠付き平面部品20,22を含む、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、特に好ましくは請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システム。
【請求項30】
ガイド122を持ち、このガイドの中に変位できる形でボルトが保持されることを特徴とする、支柱構造材10;70、保持構造材16、枠付き平面部品20,22を含む、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための、特に好ましくは請求項1から6のいずれかに記載の横木構造材110。
【請求項31】
挿入部分、引掛け部品およびスライド式のロック部品240からなり、前記挿入部分が、相互に連結される中空室構造材202の一方の中空室214に挿入するために働き、前記引掛け部品が、相互に連結される中空室構造材の、第二中空室構造材の開口部226に掛けるために働き、前記ロック部品が、引掛け部品を第二中空室構造材内の開口部226に掛けた後に、この開口部226内で連結部品をロックするために働くことを特徴とする、二つの中空室構造材200,202を直角に連結するための、特に好ましくは請求項1から10のいずれかに記載の建築部材システムのための、連結部品204。
【請求項32】
外部枠構造材、中央枠構造材、金属製のコーナ部材および平面部品について、前記外部枠構造材と前記中央枠構造材のそれぞれに鳩尾形の溝か実(さね)が割り当てられ、この場合に中央枠構造材がプラスチックによって構成され、外部枠構造材がアルミニウムによって構成され、両者がローラ加圧によって相互に連結され、前記コーナ部材が二つの中央枠構造あるいは外部枠構造のいずれかに差し込まれ、各枠構造材が差し込まれたコーナ部材と共に加圧されて枠を形成し、前記平面部品が特に好ましくは二枚の板ガラスからなり、形成される枠に周囲を囲まれ、場合によってはガスケットやスペーサといった他の部品と共に封入され、内部枠構造材が中央枠構造材と掛止めされることを特徴とする、カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫のための枠付き平面部品を製造するための、特に好ましくは請求項1から6のいずれかに記載の建築部材システムのために、枠付き平面部品を製造するための方法。
【請求項33】
コーナ部材と中央枠構造材について、前記コーナ部材が前記中央枠構造材に差し込まれた後に、両者共に加圧する前に、コーナ部材を差し込まれた中央枠構造材の領域が加熱されることを特徴とし、この場合にコーナ部品が二つの中央枠構造材のそれぞれに差し込まれる、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、カーテンウォール式ファサード。
【請求項35】
請求項1から31のいずれか一項記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、ファサード上張。
【請求項36】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、採光屋根。
【請求項37】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、冬園。
【請求項38】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、防音壁。
【請求項39】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、見本市建造物。
【請求項40】
請求項1から31のいずれかに記載の建築部材システム、あるいは建築部材を使用して建造されることを特徴とする、簡易車庫。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2007−517148(P2007−517148A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−545919(P2006−545919)
【出願日】平成16年12月31日(2004.12.31)
【国際出願番号】PCT/DE2004/002842
【国際公開番号】WO2005/064096
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(506226234)
【Fターム(参考)】